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02.いきなり同棲なんですが!?
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俺の知っている「グランクエスト」の世界はこうだ。
主人公は勇者で、魔王を倒すために旅をする。
ドラゴンにさらわれたお姫様を勇者が助け出し、そのお姫様とアルベール王子が結婚するのだ。
勇者とお姫様が結婚するんじゃないんかい!って思ったのをよく覚えている。
しかし、それには理由があって、勇者は故郷の村に幼馴染のヒロインがいるのだ。
魔王を倒して平和になった後は、勇者はヒロインと結婚してハッピーエンド、というエンディングだった。
2周目以降は勇者がヒロインと結婚しないルートもあるという噂があったが、まだそのルートは見たことがなかった。
そのルートの場合は勇者がお姫様と結婚するんだろうか。でも、そうなったらヒロインとアルベール王子はどうなるんだろうか……。
そんなことを考えていると、大きな扉の部屋の前で王子が立ち止まった。
おそらくここが王子の自室なのだろう。中に入ると、豪華な家具などが置いてある。
「さあ座ってくれ!」
促されるまま椅子に腰掛けた。
「君はどうやってこの世界にやって来たんだい?」
早速王子が質問してくる。
「それがよく分からないんです……。気づいたらここにいました」
「ふむ、不思議なこともあるものだね」
「そうですね……。あの……俺、元の世界に戻れますかね?」
「ふむ……残念ながら、全く見当もつかない。こんなことは初めてのことでね」
やっぱり、そう簡単には戻れないよな……。
「ただ、君のことは私が責任を持って保護しよう。この世界での生活は心配しなくていい」
「ありがとうございます」
とりあえずは安心できそうだ。帰れる目処が立つまでは王子にお世話になろう。
それにしても、俺みたいな得体の知れないやつにこんなに親切にしてくれるとは、なんて優しい王子なんだ。
もし俺が悪いやつだったらどうするつもりなのだろうか。騙されたりしてそうで心配になる。
「さて、それでは君の世界のことを教えてくれないかい?」
「はい、分かりました」
俺は自分の住んでいた世界のことをざっくりと話した。
王子は特に、魔法が使えないということに興味を持っていたようだ。
「なんと、魔法が存在しない世界とは……いったいどうやって生活しているんだ?」
「まあ、生活に必要なものはだいたい揃っていたんで、不自由なく暮らせていました」
「うーむ、一度行ってみたいものだな」
それは面白そうだ。まだ俺が戻れるのかすら分からないが、機会があるなら王子を連れて行ってみたい。
そして、ここがゲームの世界だということを説明すべきかどうかは迷った。
俺が話してしまうことで、本来の流れが変わってしまうなど、影響が出るかもしれない。
今はいったん黙っておくことにした。
「しかし、なぜ君はこの世界に転移してきたのだろうな……」
それは俺が一番知りたいことだ。
「何か心当たりはないのか?」
「いえ、全然ありません……」
「そうか……」
そう言うと王子は黙り込んでしまった。しばらく沈黙の時間が流れる。
「……そうだ、君にこれを渡しておこう」
王子は引き出しから宝石のついた指輪を取り出し、俺に渡してきた。
「この宝石は魔法石と言って、魔力を貯めておくことができるんだ」
俺は受け取って眺めてみる。綺麗な青色の石だ。
「私の魔力を込めてあるから、いざという時は使ってくれたまえ」
どの指につければいいんだろうか。俺は右手の中指にはめてみる。サイズはピッタリだった。
「どうやって使ったらいいんでしょうか?」
「使いたい時に念じれば使えるはずだ。試してみてくれたまえ」
うーむ……よくわからないけどやってみるか……。
とにかく今は疲れているので、体力を回復したい。
俺は目を閉じて「体力回復」をイメージしてみた。すると、身体が光り輝く。
「おおっ!?すごい!身体が少し楽になった!」
「素晴らしい!君は癒しの力を持っているようだね!」
「ええっ!そうなんですかね?」
「ああ、こんなにすぐ使いこなせる者は初めて見たよ!」
王子は興奮している様子だ。すごいことなんだろうか。
「いやいや、でも、この魔力自体は王子のものですよね」
俺は指輪に込められた魔力を使っただけなのだ。すごいのは王子だろう。
「そうだけどね。たしかに、私は魔力が多く様々な魔法が使える。しかし、回復魔法は使えないんだ」
「なるほど……」
「だから、癒しの力を持った君が一緒にいてくれるととても助かるよ」
王子は笑顔で俺の手を握る。俺にも役に立てることがあるようで良かった。これならしばらくは追い出されたりする心配もないだろう。
「さて、そろそろ夕食の時間だ。食堂へ行くとしよう」
王子に連れられて、城の1階の大広間へとやってきた。既に何人かが集まっている。
そこには豪華な料理が並べられていた。
「おお、アルベール王子!そちらが例の異世界人ですかな?」
「はい、ミノルと言います。よろしくお願いします」
「よろしく頼むぞ。わしはこの国の大臣を務めている、オードじゃ。気軽に名前で呼んでくれ」
「ありがとうございます、オードさん。こちらこそよろしくお願いします」
俺は頭を下げた。
「ところで、この世界のことについては何も知らんと聞いておるが、大丈夫なのか?」
「はい、まだよく分からないことが多いですが、なんとかやっていけると思います」
「ははは、まあ分からんことがあったら遠慮せず何でも聞くんじゃよ」
どうやら大臣は気さくな人のようだ。
いくら王子が味方でも、他の人たちがみんないい人とは限らない。油断せずに様子を見ていこうと思う。
王子が席に座ったので、俺も隣に座る。すると、すぐに食事が始まった。
「さあ、どんどん食べてくれ」
王子に促され、食事を口に運ぶ。
美味しい……めちゃくちゃ豪華だ……こんなの食べたことがない……。
「どうした?そんな顔して……もしかすると口に合わなかったか?」
「いえ、すごくおいしいです!最高です!!」
「そ、そうか……なら良かった」
急に声高になった俺に王子は少し戸惑いつつも、微笑んでいた。
ただでさえ、最近は時間がなくてカップラーメンとかそんなものばかり食べていたのだ。こんな豪華な食事を食べられるなんて夢のようだ。
「うむ、なかなか良い食いっぷりだのう」
大臣が感心している。俺は思う存分、豪華な食事を堪能した。
食事を終えると、二人で王子の部屋に戻った。
そういえば、俺の部屋は用意してもらえているのだろうか。
「あの、俺はどの部屋を使ったら良いでしょうか……?」
「ああ、そういえば言ってなかったな。君の部屋はここだ」
「えっ、ここって王子の部屋では……」
「そうだ。私と一緒に暮らすということだ」
「ええっ!?」
まじか!王子様と平民が一緒の部屋でいいのか!?
いや、もしかすると俺の立場は王子の客人という感じで、同室が許されるのだろうか……。
まぁそういうものなのかもしれないなと納得したところで、疑問が湧いてくる。
「でも、ベッドは……?」
どう見ても部屋にはベッドが一つしか無い。
「一緒のベッドで寝ればいいだろう」
「えええっ!?」
いやいや、まずいだろ!さすがにそれは……!!
「いや、それはちょっと……!」
「嫌か?」
「いや、そういうわけじゃないんですけど……緊張するというか……恥ずかしいというか……」
「なんだ、照れているのか。可愛いところもあるんだな」
いやいや、男同士で何を言っているんだ。
しかし、このままだと本当に一緒に寝ることになってしまう。他に何か方法はないか……。
「ええっと……でも、王子は一人で眠る方がいいですよね?」
「なぜだ?」
「だって、もし俺が変なことしたら大変だし……」
王子はきょとんとした顔をしている。
「君が私を襲うのか?」
「ま、まさか!」
「なら別に問題ないじゃないか」
「そうかもしれませんが……」
なんだか上手く言いくるめられてしまった気がする……。
結局押し切られてしまい、俺は王子と一緒に眠ることが決定してしまった。
主人公は勇者で、魔王を倒すために旅をする。
ドラゴンにさらわれたお姫様を勇者が助け出し、そのお姫様とアルベール王子が結婚するのだ。
勇者とお姫様が結婚するんじゃないんかい!って思ったのをよく覚えている。
しかし、それには理由があって、勇者は故郷の村に幼馴染のヒロインがいるのだ。
魔王を倒して平和になった後は、勇者はヒロインと結婚してハッピーエンド、というエンディングだった。
2周目以降は勇者がヒロインと結婚しないルートもあるという噂があったが、まだそのルートは見たことがなかった。
そのルートの場合は勇者がお姫様と結婚するんだろうか。でも、そうなったらヒロインとアルベール王子はどうなるんだろうか……。
そんなことを考えていると、大きな扉の部屋の前で王子が立ち止まった。
おそらくここが王子の自室なのだろう。中に入ると、豪華な家具などが置いてある。
「さあ座ってくれ!」
促されるまま椅子に腰掛けた。
「君はどうやってこの世界にやって来たんだい?」
早速王子が質問してくる。
「それがよく分からないんです……。気づいたらここにいました」
「ふむ、不思議なこともあるものだね」
「そうですね……。あの……俺、元の世界に戻れますかね?」
「ふむ……残念ながら、全く見当もつかない。こんなことは初めてのことでね」
やっぱり、そう簡単には戻れないよな……。
「ただ、君のことは私が責任を持って保護しよう。この世界での生活は心配しなくていい」
「ありがとうございます」
とりあえずは安心できそうだ。帰れる目処が立つまでは王子にお世話になろう。
それにしても、俺みたいな得体の知れないやつにこんなに親切にしてくれるとは、なんて優しい王子なんだ。
もし俺が悪いやつだったらどうするつもりなのだろうか。騙されたりしてそうで心配になる。
「さて、それでは君の世界のことを教えてくれないかい?」
「はい、分かりました」
俺は自分の住んでいた世界のことをざっくりと話した。
王子は特に、魔法が使えないということに興味を持っていたようだ。
「なんと、魔法が存在しない世界とは……いったいどうやって生活しているんだ?」
「まあ、生活に必要なものはだいたい揃っていたんで、不自由なく暮らせていました」
「うーむ、一度行ってみたいものだな」
それは面白そうだ。まだ俺が戻れるのかすら分からないが、機会があるなら王子を連れて行ってみたい。
そして、ここがゲームの世界だということを説明すべきかどうかは迷った。
俺が話してしまうことで、本来の流れが変わってしまうなど、影響が出るかもしれない。
今はいったん黙っておくことにした。
「しかし、なぜ君はこの世界に転移してきたのだろうな……」
それは俺が一番知りたいことだ。
「何か心当たりはないのか?」
「いえ、全然ありません……」
「そうか……」
そう言うと王子は黙り込んでしまった。しばらく沈黙の時間が流れる。
「……そうだ、君にこれを渡しておこう」
王子は引き出しから宝石のついた指輪を取り出し、俺に渡してきた。
「この宝石は魔法石と言って、魔力を貯めておくことができるんだ」
俺は受け取って眺めてみる。綺麗な青色の石だ。
「私の魔力を込めてあるから、いざという時は使ってくれたまえ」
どの指につければいいんだろうか。俺は右手の中指にはめてみる。サイズはピッタリだった。
「どうやって使ったらいいんでしょうか?」
「使いたい時に念じれば使えるはずだ。試してみてくれたまえ」
うーむ……よくわからないけどやってみるか……。
とにかく今は疲れているので、体力を回復したい。
俺は目を閉じて「体力回復」をイメージしてみた。すると、身体が光り輝く。
「おおっ!?すごい!身体が少し楽になった!」
「素晴らしい!君は癒しの力を持っているようだね!」
「ええっ!そうなんですかね?」
「ああ、こんなにすぐ使いこなせる者は初めて見たよ!」
王子は興奮している様子だ。すごいことなんだろうか。
「いやいや、でも、この魔力自体は王子のものですよね」
俺は指輪に込められた魔力を使っただけなのだ。すごいのは王子だろう。
「そうだけどね。たしかに、私は魔力が多く様々な魔法が使える。しかし、回復魔法は使えないんだ」
「なるほど……」
「だから、癒しの力を持った君が一緒にいてくれるととても助かるよ」
王子は笑顔で俺の手を握る。俺にも役に立てることがあるようで良かった。これならしばらくは追い出されたりする心配もないだろう。
「さて、そろそろ夕食の時間だ。食堂へ行くとしよう」
王子に連れられて、城の1階の大広間へとやってきた。既に何人かが集まっている。
そこには豪華な料理が並べられていた。
「おお、アルベール王子!そちらが例の異世界人ですかな?」
「はい、ミノルと言います。よろしくお願いします」
「よろしく頼むぞ。わしはこの国の大臣を務めている、オードじゃ。気軽に名前で呼んでくれ」
「ありがとうございます、オードさん。こちらこそよろしくお願いします」
俺は頭を下げた。
「ところで、この世界のことについては何も知らんと聞いておるが、大丈夫なのか?」
「はい、まだよく分からないことが多いですが、なんとかやっていけると思います」
「ははは、まあ分からんことがあったら遠慮せず何でも聞くんじゃよ」
どうやら大臣は気さくな人のようだ。
いくら王子が味方でも、他の人たちがみんないい人とは限らない。油断せずに様子を見ていこうと思う。
王子が席に座ったので、俺も隣に座る。すると、すぐに食事が始まった。
「さあ、どんどん食べてくれ」
王子に促され、食事を口に運ぶ。
美味しい……めちゃくちゃ豪華だ……こんなの食べたことがない……。
「どうした?そんな顔して……もしかすると口に合わなかったか?」
「いえ、すごくおいしいです!最高です!!」
「そ、そうか……なら良かった」
急に声高になった俺に王子は少し戸惑いつつも、微笑んでいた。
ただでさえ、最近は時間がなくてカップラーメンとかそんなものばかり食べていたのだ。こんな豪華な食事を食べられるなんて夢のようだ。
「うむ、なかなか良い食いっぷりだのう」
大臣が感心している。俺は思う存分、豪華な食事を堪能した。
食事を終えると、二人で王子の部屋に戻った。
そういえば、俺の部屋は用意してもらえているのだろうか。
「あの、俺はどの部屋を使ったら良いでしょうか……?」
「ああ、そういえば言ってなかったな。君の部屋はここだ」
「えっ、ここって王子の部屋では……」
「そうだ。私と一緒に暮らすということだ」
「ええっ!?」
まじか!王子様と平民が一緒の部屋でいいのか!?
いや、もしかすると俺の立場は王子の客人という感じで、同室が許されるのだろうか……。
まぁそういうものなのかもしれないなと納得したところで、疑問が湧いてくる。
「でも、ベッドは……?」
どう見ても部屋にはベッドが一つしか無い。
「一緒のベッドで寝ればいいだろう」
「えええっ!?」
いやいや、まずいだろ!さすがにそれは……!!
「いや、それはちょっと……!」
「嫌か?」
「いや、そういうわけじゃないんですけど……緊張するというか……恥ずかしいというか……」
「なんだ、照れているのか。可愛いところもあるんだな」
いやいや、男同士で何を言っているんだ。
しかし、このままだと本当に一緒に寝ることになってしまう。他に何か方法はないか……。
「ええっと……でも、王子は一人で眠る方がいいですよね?」
「なぜだ?」
「だって、もし俺が変なことしたら大変だし……」
王子はきょとんとした顔をしている。
「君が私を襲うのか?」
「ま、まさか!」
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