8 / 49
08.完全にデートなんですが!?
しおりを挟む
「では、次はどこへ行こうか」
「うーん、特に思いつかないな……」
「それなら、街を案内しようじゃないか」
「うん、頼むよ」
俺達は店を出て、街の中を歩いていく。
「ミノル、手を繋ごう」
王子が手を差し出してきた。
「ええっ!うん……」
俺は恐る恐る王子の手を握る。王子と恋人同士になったとはいえ、未だに緊張してしまう。
「ミノル、もっと力を入れてもいいんだよ?」
「わ、分かった……」
ギュッと手に力を込める。すると、王子は嬉しそうに笑った。
「さあ、一緒に歩こうか」
俺達は手を繋いで歩き出した。こんなの、完全にデートだな……。
2人で街中を歩き回っていると、ふと、王子が立ち止まる。
「ミノル、君は甘いものが好きか?」
「えっ?まあ、普通くらいには好きだよ」
「そうか、それは良かった」
王子は俺を連れてケーキ屋に入った。店内に入ると、美味しそうな匂いが漂ってくる。
「いらっしゃいませ~!」
元気の良い声が聞こえた。店の奥から出てきたのは金髪の女性だった。
「あら、アルベール王子!こんにちは。2名様ですか?」
「ああ、席は空いているかい?」
「はい!こちらのテーブルにどうぞ」
窓際の4人掛けの席へと案内される。
街の人々は私服の王子を見てすぐにアルベール王子だと分かるんだな、と感心した。
しかも、王子だからと言ってかしこまる様子もない。きっと王子の人柄なのだろう。
席に向かい合う形で座ると、王子はメニュー表を開いて見せてきた。
「好きなものを頼んでいいよ」
「本当!?」
俺は思わず身を乗り出した。
「ああ、遠慮はいらない」
(やった!)
俺は心の中でガッツポーズをした。実は俺はかなりの甘党なのである。
ちょっと恥ずかしくて、さっきは普通くらいとはぐらかしていた。
「決まったかい?」
「うーん……、ショートケーキとモンブラン、それにチーズタルトも食べたい……」
どれにするか迷っていると、王子は俺の顔を見てクスっと笑った。
「ミノルは甘いものが好きなんだね」
「ま、まあね。普段はそんなに食べる方じゃないんだけど、たまに無性に食べたくなるんだよ」
「なるほどね。じゃあ、全部頼めばいいんじゃないか?」
「いや、さすがにそこまでは食べられないよ」
「それなら私も手伝ってあげるよ」
「ええ~どうしようかな……」
流石に全部は食べられないと思うが、まあ、王子の好意を無駄にするわけにもいかない。
結局2人で、ショートケーキ、モンブラン、チーズタルト、シュークリームを注文した。
「飲み物はどうする?」
「うーん……、紅茶でお願いします」
「私はコーヒーで」
「かしこまりました」
店員さんは爽やかな笑顔で返事をして、厨房の方へ向かっていった。
王子がニコニコと俺を見つめる。
「ミノル、その服装似合ってるよ」
「そ、そうかな……」
俺は恥ずかしくなり、顔を赤くしながら俯いた。
「ああ、とても可愛い」
「か、可愛くなんかないし……。俺は男だぞ……」
「ふふ、そういうところがまた良いんだ」
「なっ!?」
やっぱり王子の考えはよく分からない。褒められるのは嫌ではないけど……。
俺は照れ隠しのために話題を変えた。
「そういえば、王子はいつもコーヒーを飲んでるの?」
「そうだね。砂糖やミルクは入れないのが好みだな」
「へぇ、王子なのにブラックで飲むなんて珍しいな」
なんとなく、王子様って甘~いカフェオレを飲んでいるイメージがある。
「そうでもないよ。眠気が覚めるから、仕事中は良く飲んでいる」
「王子の仕事って何しているの?」
「ラルジュ王国の政治関係の仕事を主にやっているよ」
「王子様なのに政治関係で働いているのか……。大変そうだな」
「確かに大変なこともあるが、やりがいはあるよ」
「そうなのか……」
「ああ、ミノルはどんな仕事をしていたんだい?」
「俺?俺は普通の会社員だよ」
「カイシャインか……。それは一体どういう職業なんだい?」
「えーと、会社っていうのがあって、そこで皆働いているんだよ」
「なるほど……興味深いね」
そんな話をしているうちにスイーツが運ばれてきた。どれも美味しそうだ。
「では、いただきます!」
俺はフォークを持って、ケーキを食べ始める。とても美味しい。
「ミノル、私の分も少しあげようか?」
「えっ!いいの?」
「もちろんさ。はい、あ~ん」
王子はモンブランをすくって俺の口元まで持ってきた。
「えっ、あ、あーん」
俺は戸惑いながらも口を開ける。すると、王子はモンブランを俺の口に差し入れた。
「むぐっ……、美味しい」
「そうか、それは良かった」
王子は嬉しそうに微笑んでいる。俺もつられて笑みを浮かべた。
「じゃあ……今度は俺が食べさせてあげるよ」
「お、いいのかい?」
「うん。はい、あ~ん」
「あ~ん」
王子は大きく口を開けて待っている。こうして見ると、まるで餌を待つ雛鳥みたいだ。ちょっと面白いかも……。
俺は王子の口の中にショートケーキを入れた。
「んん……、これもなかなかいけるな」
「そうだろ?じゃあ次は……、チーズタルトにしようかな」
俺はタルトを一切れ手に取って、それを王子の目の前に差し出した。
「はい、どうぞ」
「あぁ……、ありがとう」
王子は口を開けて、一口食べる。その後、俺も食べた。
「うむ、これもおいしいな」
「だね!どんどん食べよう」
「じゃあ今度はこのシュークリームをあげよう」
「んむ……」
今度は王子が手に持ったシュークリームを食べさせてくれる。
これは少し食べにくいな……。でも、せっかくだからこぼさないようにちゃんと食べないと……。
「おや、ミノル。顔についているよ」
「えっ?」
王子は人差し指で俺の頬についた生クリームを取る。そして、その生クリームをそのまま舐めた。
「うわっ!?ちょ、何してるんだよ!」
「ふふ、ミノルの顔にクリームがついているのが悪いんだよ」
「そ、そんな理不尽な……」
王子は悪戯っぽい表情をしている。本当に油断も隙もないな……。
「仲良しだねぇ」
「ほんとに」
店員や周りのお客さんが、俺達を見てニコニコしている。しまった、ここは外だった。こんなのどう見てもバカップルじゃないか……。
「は、早く食べようぜ……」
「それもそうだな」
王子は残りのケーキを平らげた。俺はまだ残っているシュークリームを口に運ぶ。やっぱり甘くて美味しいな。
「ミノルが美味しそうに食べてくれて嬉しいよ」
「うん……すごく美味しかった」
「そうか。なら今度一緒にスイーツ巡りでもしようか?」
「いいね!行きたい!」
「分かった。では、また予定を決めよう」
俺はシュークリームを食べ切り、紅茶も飲み干した。
「ふぅ、ごちそうさまでした」
「そろそろ行こうか」
王子も残っていたコーヒーを飲み干し、立ち上がった。
会計を済ませてくれて、店を出る。
「次はどこに行こうか?」
洋服もゲットしたし、スイーツも食べたし……。
もう思い残すことはないけど、まだ帰るには早い。
「そうだな……、公園に行かないか?」
「公園?ああ、いいよ」
王子と一緒に近くの公園に行くことにした。
元の世界でも、気分転換したい時なんかに時々公園を散歩していたな……。俺は懐かしい気持ちになりながら歩く。
異世界の公園は、子供用の遊具はないけれど、自然に囲まれていてとても心地が良い。ほとんど人もいなくて落ち着いている。俺はベンチに座って深呼吸をした。
「良い所だね」
「ああ、ここの空気はとても澄んでいる」
確かに、都会では味わえないような新鮮な感じがする。それに、なんだか心が落ち着くな……。
「ミノル、隣いいかい?」
「えっ?あっ……」
突然、王子が俺の隣に座った。肩が触れ合うくらいの距離になったので、少しずれる。
「ミノル、もっとこっちに来てもいいんだよ?」
「いや、大丈夫だよ……」
「遠慮しないでいいのに……」
王子は不満げな顔をしていた。別に嫌というわけではない。ただちょっと恥ずかしいだけだ。
「まぁ、いいか……。それにしても、今日は久しぶりに街を歩いたな」
「そうなんだ。普段はあまり街に来ないの?」
「ああ。私はあまり外出する機会がないんだ」
「そうなのか……。じゃあ、今日は楽しかった?」
「もちろん!ミノルと一緒だったらどこでも楽しめるさ」
「そっか、嬉しいな」
王子は俺の手をギュッと握ってきた。そして俺を見つめてくる。
「ミノル……、目を閉じてくれるかい?」
「ん……、こうか?」
俺は言われた通りに目を閉じる。すると王子の唇が俺の唇に触れた。
「ん……、王子……?」
「ミノル……、私の事を愛しく思っているかい?」
「えっと……、うん……。愛しく思ってるよ」
お試しで付き合い始めたばかりだが、一緒に過ごせば過ごすほど、俺は王子に惹かれてきていた。
「私も君のことを愛しているよ」
「えへへ、嬉しい……」
王子は俺の頭を撫でてくれた。そして再びキスをする。今度は少し長い時間口づけを交わした。
「ミノル、好きだよ」
「俺も……、好き……」
王子はもう一度俺にキスをしてきた。俺はそのまま王子の胸の中に収まる。
いつの間にか夕方になっていて、公園には俺達以外誰も居なくなっていた。
「ミノル……、帰ろうか……」
「うん……」
2人で手を繋いで帰路につく。夕焼け空は赤く染まっていた。
「うーん、特に思いつかないな……」
「それなら、街を案内しようじゃないか」
「うん、頼むよ」
俺達は店を出て、街の中を歩いていく。
「ミノル、手を繋ごう」
王子が手を差し出してきた。
「ええっ!うん……」
俺は恐る恐る王子の手を握る。王子と恋人同士になったとはいえ、未だに緊張してしまう。
「ミノル、もっと力を入れてもいいんだよ?」
「わ、分かった……」
ギュッと手に力を込める。すると、王子は嬉しそうに笑った。
「さあ、一緒に歩こうか」
俺達は手を繋いで歩き出した。こんなの、完全にデートだな……。
2人で街中を歩き回っていると、ふと、王子が立ち止まる。
「ミノル、君は甘いものが好きか?」
「えっ?まあ、普通くらいには好きだよ」
「そうか、それは良かった」
王子は俺を連れてケーキ屋に入った。店内に入ると、美味しそうな匂いが漂ってくる。
「いらっしゃいませ~!」
元気の良い声が聞こえた。店の奥から出てきたのは金髪の女性だった。
「あら、アルベール王子!こんにちは。2名様ですか?」
「ああ、席は空いているかい?」
「はい!こちらのテーブルにどうぞ」
窓際の4人掛けの席へと案内される。
街の人々は私服の王子を見てすぐにアルベール王子だと分かるんだな、と感心した。
しかも、王子だからと言ってかしこまる様子もない。きっと王子の人柄なのだろう。
席に向かい合う形で座ると、王子はメニュー表を開いて見せてきた。
「好きなものを頼んでいいよ」
「本当!?」
俺は思わず身を乗り出した。
「ああ、遠慮はいらない」
(やった!)
俺は心の中でガッツポーズをした。実は俺はかなりの甘党なのである。
ちょっと恥ずかしくて、さっきは普通くらいとはぐらかしていた。
「決まったかい?」
「うーん……、ショートケーキとモンブラン、それにチーズタルトも食べたい……」
どれにするか迷っていると、王子は俺の顔を見てクスっと笑った。
「ミノルは甘いものが好きなんだね」
「ま、まあね。普段はそんなに食べる方じゃないんだけど、たまに無性に食べたくなるんだよ」
「なるほどね。じゃあ、全部頼めばいいんじゃないか?」
「いや、さすがにそこまでは食べられないよ」
「それなら私も手伝ってあげるよ」
「ええ~どうしようかな……」
流石に全部は食べられないと思うが、まあ、王子の好意を無駄にするわけにもいかない。
結局2人で、ショートケーキ、モンブラン、チーズタルト、シュークリームを注文した。
「飲み物はどうする?」
「うーん……、紅茶でお願いします」
「私はコーヒーで」
「かしこまりました」
店員さんは爽やかな笑顔で返事をして、厨房の方へ向かっていった。
王子がニコニコと俺を見つめる。
「ミノル、その服装似合ってるよ」
「そ、そうかな……」
俺は恥ずかしくなり、顔を赤くしながら俯いた。
「ああ、とても可愛い」
「か、可愛くなんかないし……。俺は男だぞ……」
「ふふ、そういうところがまた良いんだ」
「なっ!?」
やっぱり王子の考えはよく分からない。褒められるのは嫌ではないけど……。
俺は照れ隠しのために話題を変えた。
「そういえば、王子はいつもコーヒーを飲んでるの?」
「そうだね。砂糖やミルクは入れないのが好みだな」
「へぇ、王子なのにブラックで飲むなんて珍しいな」
なんとなく、王子様って甘~いカフェオレを飲んでいるイメージがある。
「そうでもないよ。眠気が覚めるから、仕事中は良く飲んでいる」
「王子の仕事って何しているの?」
「ラルジュ王国の政治関係の仕事を主にやっているよ」
「王子様なのに政治関係で働いているのか……。大変そうだな」
「確かに大変なこともあるが、やりがいはあるよ」
「そうなのか……」
「ああ、ミノルはどんな仕事をしていたんだい?」
「俺?俺は普通の会社員だよ」
「カイシャインか……。それは一体どういう職業なんだい?」
「えーと、会社っていうのがあって、そこで皆働いているんだよ」
「なるほど……興味深いね」
そんな話をしているうちにスイーツが運ばれてきた。どれも美味しそうだ。
「では、いただきます!」
俺はフォークを持って、ケーキを食べ始める。とても美味しい。
「ミノル、私の分も少しあげようか?」
「えっ!いいの?」
「もちろんさ。はい、あ~ん」
王子はモンブランをすくって俺の口元まで持ってきた。
「えっ、あ、あーん」
俺は戸惑いながらも口を開ける。すると、王子はモンブランを俺の口に差し入れた。
「むぐっ……、美味しい」
「そうか、それは良かった」
王子は嬉しそうに微笑んでいる。俺もつられて笑みを浮かべた。
「じゃあ……今度は俺が食べさせてあげるよ」
「お、いいのかい?」
「うん。はい、あ~ん」
「あ~ん」
王子は大きく口を開けて待っている。こうして見ると、まるで餌を待つ雛鳥みたいだ。ちょっと面白いかも……。
俺は王子の口の中にショートケーキを入れた。
「んん……、これもなかなかいけるな」
「そうだろ?じゃあ次は……、チーズタルトにしようかな」
俺はタルトを一切れ手に取って、それを王子の目の前に差し出した。
「はい、どうぞ」
「あぁ……、ありがとう」
王子は口を開けて、一口食べる。その後、俺も食べた。
「うむ、これもおいしいな」
「だね!どんどん食べよう」
「じゃあ今度はこのシュークリームをあげよう」
「んむ……」
今度は王子が手に持ったシュークリームを食べさせてくれる。
これは少し食べにくいな……。でも、せっかくだからこぼさないようにちゃんと食べないと……。
「おや、ミノル。顔についているよ」
「えっ?」
王子は人差し指で俺の頬についた生クリームを取る。そして、その生クリームをそのまま舐めた。
「うわっ!?ちょ、何してるんだよ!」
「ふふ、ミノルの顔にクリームがついているのが悪いんだよ」
「そ、そんな理不尽な……」
王子は悪戯っぽい表情をしている。本当に油断も隙もないな……。
「仲良しだねぇ」
「ほんとに」
店員や周りのお客さんが、俺達を見てニコニコしている。しまった、ここは外だった。こんなのどう見てもバカップルじゃないか……。
「は、早く食べようぜ……」
「それもそうだな」
王子は残りのケーキを平らげた。俺はまだ残っているシュークリームを口に運ぶ。やっぱり甘くて美味しいな。
「ミノルが美味しそうに食べてくれて嬉しいよ」
「うん……すごく美味しかった」
「そうか。なら今度一緒にスイーツ巡りでもしようか?」
「いいね!行きたい!」
「分かった。では、また予定を決めよう」
俺はシュークリームを食べ切り、紅茶も飲み干した。
「ふぅ、ごちそうさまでした」
「そろそろ行こうか」
王子も残っていたコーヒーを飲み干し、立ち上がった。
会計を済ませてくれて、店を出る。
「次はどこに行こうか?」
洋服もゲットしたし、スイーツも食べたし……。
もう思い残すことはないけど、まだ帰るには早い。
「そうだな……、公園に行かないか?」
「公園?ああ、いいよ」
王子と一緒に近くの公園に行くことにした。
元の世界でも、気分転換したい時なんかに時々公園を散歩していたな……。俺は懐かしい気持ちになりながら歩く。
異世界の公園は、子供用の遊具はないけれど、自然に囲まれていてとても心地が良い。ほとんど人もいなくて落ち着いている。俺はベンチに座って深呼吸をした。
「良い所だね」
「ああ、ここの空気はとても澄んでいる」
確かに、都会では味わえないような新鮮な感じがする。それに、なんだか心が落ち着くな……。
「ミノル、隣いいかい?」
「えっ?あっ……」
突然、王子が俺の隣に座った。肩が触れ合うくらいの距離になったので、少しずれる。
「ミノル、もっとこっちに来てもいいんだよ?」
「いや、大丈夫だよ……」
「遠慮しないでいいのに……」
王子は不満げな顔をしていた。別に嫌というわけではない。ただちょっと恥ずかしいだけだ。
「まぁ、いいか……。それにしても、今日は久しぶりに街を歩いたな」
「そうなんだ。普段はあまり街に来ないの?」
「ああ。私はあまり外出する機会がないんだ」
「そうなのか……。じゃあ、今日は楽しかった?」
「もちろん!ミノルと一緒だったらどこでも楽しめるさ」
「そっか、嬉しいな」
王子は俺の手をギュッと握ってきた。そして俺を見つめてくる。
「ミノル……、目を閉じてくれるかい?」
「ん……、こうか?」
俺は言われた通りに目を閉じる。すると王子の唇が俺の唇に触れた。
「ん……、王子……?」
「ミノル……、私の事を愛しく思っているかい?」
「えっと……、うん……。愛しく思ってるよ」
お試しで付き合い始めたばかりだが、一緒に過ごせば過ごすほど、俺は王子に惹かれてきていた。
「私も君のことを愛しているよ」
「えへへ、嬉しい……」
王子は俺の頭を撫でてくれた。そして再びキスをする。今度は少し長い時間口づけを交わした。
「ミノル、好きだよ」
「俺も……、好き……」
王子はもう一度俺にキスをしてきた。俺はそのまま王子の胸の中に収まる。
いつの間にか夕方になっていて、公園には俺達以外誰も居なくなっていた。
「ミノル……、帰ろうか……」
「うん……」
2人で手を繋いで帰路につく。夕焼け空は赤く染まっていた。
46
あなたにおすすめの小説
《本編 完結 続編 完結》29歳、異世界人になっていました。日本に帰りたいのに、年下の英雄公爵に溺愛されています。
かざみはら まなか
BL
24歳の英雄公爵✕29歳の日本に帰りたい異世界転移した青年
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました
よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、
前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。
獣人が支配する貴族社会。
魔力こそが価値とされ、
「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、
レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。
そんな彼を拾ったのは、
辺境を治める獣人公爵アルト。
寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。
溺愛され、守られ、育てられる日々。
だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。
学院での出会い。
貴族社会に潜む差別と陰謀。
そして「番」という、深く重い絆。
レオンは学び、考え、
自分にしかできない魔法理論を武器に、
少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。
獣人と人族。
価値観も、立場も、すべてが違う二人が、
それでも選び合い、家族になるまでの物語。
溺愛×成長×異世界BL。
読後に残るのは、
「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。
魔王に転生したら幼馴染が勇者になって僕を倒しに来ました。
なつか
BL
ある日、目を開けると魔王になっていた。
この世界の魔王は必ずいつか勇者に倒されるらしい。でも、争いごとは嫌いだし、平和に暮らしたい!
そう思って魔界作りをがんばっていたのに、突然やってきた勇者にあっさりと敗北。
死ぬ直前に過去を思い出して、勇者が大好きだった幼馴染だったことに気が付いたけど、もうどうしようもない。
次、生まれ変わるとしたらもう魔王は嫌だな、と思いながら再び目を覚ますと、なぜかベッドにつながれていた――。
6話完結の短編です。前半は受けの魔王視点。後半は攻めの勇者視点。
性描写は最終話のみに入ります。
※注意
・攻めは過去に女性と関係を持っていますが、詳細な描写はありません。
・多少の流血表現があるため、「残酷な描写あり」タグを保険としてつけています。
辺境のスローライフを満喫したいのに、料理が絶品すぎて冷酷騎士団長に囲い込まれました
腐ったバナナ
恋愛
異世界に転移した元会社員のミサキは、現代の調味料と調理技術というチート能力を駆使し、辺境の森で誰にも邪魔されない静かなスローライフを送ることを目指していた。
しかし、彼女の作る絶品の料理の香りは、辺境を守る冷酷な「鉄血」騎士団長ガイウスを引き寄せてしまった。
【完結】気が付いたらマッチョなblゲーの主人公になっていた件
白井のわ
BL
雄っぱいが大好きな俺は、気が付いたら大好きなblゲーの主人公になっていた。
最初から好感度MAXのマッチョな攻略対象達に迫られて正直心臓がもちそうもない。
いつも俺を第一に考えてくれる幼なじみ、優しいイケオジの先生、憧れの先輩、皆とのイチャイチャハーレムエンドを目指す俺の学園生活が今始まる。
2度目の異世界移転。あの時の少年がいい歳になっていて殺気立って睨んでくるんだけど。
ありま氷炎
BL
高校一年の時、道路陥没の事故に巻き込まれ、三日間記憶がない。
異世界転移した記憶はあるんだけど、夢だと思っていた。
二年後、どうやら異世界転移してしまったらしい。
しかもこれは二度目で、あれは夢ではなかったようだった。
再会した少年はすっかりいい歳になっていて、殺気立って睨んでくるんだけど。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる