9 / 49
09.すっかり甘い雰囲気なんですが!?
しおりを挟む
それから俺たちは城へと戻った。
「そろそろ夕食の時間だな。食堂に行こうか」
「もうそんな時間か。結構時間が経っちゃったね……」
「ああ。だが、良い買い物ができたよ」
俺は買ってもらったものを眺める。
「こんなにたくさん……悪いな……」
「いやいや、気にしないでくれ」
「いつかちゃんとお返しするからな」
「別にそんなの必要ないんだけど……」
「いや、絶対お返しするから!」
「ふふ、じゃあ楽しみにしているよ」
「うん!」
俺は笑顔で返事をする。
そんな話をしながら食堂に着くと、ちょうど食事の準備が終わっていたようだ。
「どうぞ、席についてください」
執事に言われて、俺と王子はテーブルについた。
「では、いただきます」
みんなが一斉に食べ始める。俺は目の前にある料理を見た。今日のメニューは肉のステーキのようだ。早速一口食べてみると、柔らかい食感と旨味が口の中に広がった。
「美味しい……」
思わず声に出してしまった。すると、横にいた王子が話しかけてきた。
「口に合ったかい?」
「うん!とっても美味しいよ!」
「それは良かったよ。ミノルは本当に美味しそうに食べるね」
そう言って微笑むと、王子も自分の料理を食べ始めた。俺はその様子をじっと見る。
やっぱりカッコイイな……。食べ方も綺麗だし、なんか優雅っていう感じだな……。
俺は、改めて王子の整った顔立ちに見惚れてしまう。
しばらくして、王子はこちらに視線を向けた。
「どうかしたのかい?」
「あっ、いや、なんでもない……」
俺は慌てて目をそらした。
「そうか……。何かあったら遠慮なく言ってくれ」
「う、うん……」
俺はドキドキしながら食事を続けた。
夕食後、王子はソファーでくつろいでいた。俺はその隣に座っている。
「ミノル、1つお願いがあるのだが、いいだろうか?」
「うん、何?」
「その……、一緒にお風呂に入りたいんだ」
一体どんな頼みごとをされるのかと思ったが、そんなことか。
しかし、王子への気持ちを自覚し始めてしまった今、王子と一緒に入浴は少し恥ずかしい気もする。
俺が照れていると、王子が俺の身体に密着してきた。
「ダメかな……?」
「いや、大丈夫だよ……」
「ありがとう、ミノル」
王子は嬉しそうにしている。
そして、俺達はお風呂場に向かった。
先にお湯を張ってから、服を脱ぎ始める。すると王子がじっと見つめてきた。
「あの……、あんまり見ないでくれるかな?」
「すまない……。つい見惚れてしまってね」
王子は俺の裸を凝視している。恥ずかしいけど、なんか興奮してしまう。
「は、早く入ろうよ……」
「うむ……。そうだね……」
お互いに少し緊張した面持ちで浴室に入った。まずは頭と体を洗う。
「ミノル……。私に背中を流させてくれないか?」
「えっ……そんなことを王子に……」
「私がそうしたいんだよ」
「うん……。分かった……」
俺は椅子に座り、王子はスポンジを手にして俺の背中を洗い始めた。少しくすぐったい。
「痒いところはないかな?」
「うん……、大丈夫だよ」
「そうか……。じゃあ、次は前だね」
「え!?前も!?」
王子は俺の前に回り込み、後ろと同じように全身を丁寧に洗ってくれた。
「よし……。これで綺麗になったよ」
「あ、ありがとな……」
「いえいえ」
お礼を言うと、王子はニコリと笑みを浮かべる。
俺も王子を洗ってあげた方がいいんだろうか?でも、王子の身体を触るのはなんだか恥ずかしいな……。
なんて悩んでいる間に、王子はさっさと自分の体を洗い終えていた。
「じゃあ、湯船に入ろうか」
「あ、ああ……、そうだね」
俺は王子と一緒に浴槽に浸かる。2人だと少し狭いけど、密着できるから悪くないな……。
「ふぅ……気持ちいい……」
「そうだねぇ」
「今日は楽しかったなぁ……」
「うん……。私も楽しい一日だったよ」
「王子とは気が合うし、これからもずっと仲良くしていたいな……」
「もちろんさ……。私も同じ気持ちだよ」
「そっか、良かった……」
「ミノル……、こっちを向いてくれるかい?」
「うん……。どうしたの……んむっ!」
振り向いた瞬間、突然キスされた。舌を入れられ、濃厚なディープキスを交わす。
「んちゅ……ぷはぁ……」
「はぁ……はぁ……」
王子の息遣いが荒い。興奮しているようだ。
「王子……今日は指輪の魔力減ってないんだけど……」
指輪の魔力を回復するためのキスは必要ないはずだ。
「すまない……。ミノルとくっついていたら我慢できなくなってしまった」
「えっ……」
王子の顔が赤くなっている。きっと俺の顔も真っ赤になっているに違いない。
「もう1度だけ……。ダメかな……?」
「うん……いいよ」
「ありがとう、ミノル」
王子は俺に抱き着いて再びキスをした。
「ミノル……、私だけのミノルになってくれて嬉しいよ……」
「えへへ、俺も王子だけのものになれて幸せだよ……」
俺は王子に寄り添いながら言った。この時間がずっと続けば良いのになと思った。
「そろそろ夕食の時間だな。食堂に行こうか」
「もうそんな時間か。結構時間が経っちゃったね……」
「ああ。だが、良い買い物ができたよ」
俺は買ってもらったものを眺める。
「こんなにたくさん……悪いな……」
「いやいや、気にしないでくれ」
「いつかちゃんとお返しするからな」
「別にそんなの必要ないんだけど……」
「いや、絶対お返しするから!」
「ふふ、じゃあ楽しみにしているよ」
「うん!」
俺は笑顔で返事をする。
そんな話をしながら食堂に着くと、ちょうど食事の準備が終わっていたようだ。
「どうぞ、席についてください」
執事に言われて、俺と王子はテーブルについた。
「では、いただきます」
みんなが一斉に食べ始める。俺は目の前にある料理を見た。今日のメニューは肉のステーキのようだ。早速一口食べてみると、柔らかい食感と旨味が口の中に広がった。
「美味しい……」
思わず声に出してしまった。すると、横にいた王子が話しかけてきた。
「口に合ったかい?」
「うん!とっても美味しいよ!」
「それは良かったよ。ミノルは本当に美味しそうに食べるね」
そう言って微笑むと、王子も自分の料理を食べ始めた。俺はその様子をじっと見る。
やっぱりカッコイイな……。食べ方も綺麗だし、なんか優雅っていう感じだな……。
俺は、改めて王子の整った顔立ちに見惚れてしまう。
しばらくして、王子はこちらに視線を向けた。
「どうかしたのかい?」
「あっ、いや、なんでもない……」
俺は慌てて目をそらした。
「そうか……。何かあったら遠慮なく言ってくれ」
「う、うん……」
俺はドキドキしながら食事を続けた。
夕食後、王子はソファーでくつろいでいた。俺はその隣に座っている。
「ミノル、1つお願いがあるのだが、いいだろうか?」
「うん、何?」
「その……、一緒にお風呂に入りたいんだ」
一体どんな頼みごとをされるのかと思ったが、そんなことか。
しかし、王子への気持ちを自覚し始めてしまった今、王子と一緒に入浴は少し恥ずかしい気もする。
俺が照れていると、王子が俺の身体に密着してきた。
「ダメかな……?」
「いや、大丈夫だよ……」
「ありがとう、ミノル」
王子は嬉しそうにしている。
そして、俺達はお風呂場に向かった。
先にお湯を張ってから、服を脱ぎ始める。すると王子がじっと見つめてきた。
「あの……、あんまり見ないでくれるかな?」
「すまない……。つい見惚れてしまってね」
王子は俺の裸を凝視している。恥ずかしいけど、なんか興奮してしまう。
「は、早く入ろうよ……」
「うむ……。そうだね……」
お互いに少し緊張した面持ちで浴室に入った。まずは頭と体を洗う。
「ミノル……。私に背中を流させてくれないか?」
「えっ……そんなことを王子に……」
「私がそうしたいんだよ」
「うん……。分かった……」
俺は椅子に座り、王子はスポンジを手にして俺の背中を洗い始めた。少しくすぐったい。
「痒いところはないかな?」
「うん……、大丈夫だよ」
「そうか……。じゃあ、次は前だね」
「え!?前も!?」
王子は俺の前に回り込み、後ろと同じように全身を丁寧に洗ってくれた。
「よし……。これで綺麗になったよ」
「あ、ありがとな……」
「いえいえ」
お礼を言うと、王子はニコリと笑みを浮かべる。
俺も王子を洗ってあげた方がいいんだろうか?でも、王子の身体を触るのはなんだか恥ずかしいな……。
なんて悩んでいる間に、王子はさっさと自分の体を洗い終えていた。
「じゃあ、湯船に入ろうか」
「あ、ああ……、そうだね」
俺は王子と一緒に浴槽に浸かる。2人だと少し狭いけど、密着できるから悪くないな……。
「ふぅ……気持ちいい……」
「そうだねぇ」
「今日は楽しかったなぁ……」
「うん……。私も楽しい一日だったよ」
「王子とは気が合うし、これからもずっと仲良くしていたいな……」
「もちろんさ……。私も同じ気持ちだよ」
「そっか、良かった……」
「ミノル……、こっちを向いてくれるかい?」
「うん……。どうしたの……んむっ!」
振り向いた瞬間、突然キスされた。舌を入れられ、濃厚なディープキスを交わす。
「んちゅ……ぷはぁ……」
「はぁ……はぁ……」
王子の息遣いが荒い。興奮しているようだ。
「王子……今日は指輪の魔力減ってないんだけど……」
指輪の魔力を回復するためのキスは必要ないはずだ。
「すまない……。ミノルとくっついていたら我慢できなくなってしまった」
「えっ……」
王子の顔が赤くなっている。きっと俺の顔も真っ赤になっているに違いない。
「もう1度だけ……。ダメかな……?」
「うん……いいよ」
「ありがとう、ミノル」
王子は俺に抱き着いて再びキスをした。
「ミノル……、私だけのミノルになってくれて嬉しいよ……」
「えへへ、俺も王子だけのものになれて幸せだよ……」
俺は王子に寄り添いながら言った。この時間がずっと続けば良いのになと思った。
38
あなたにおすすめの小説
《本編 完結 続編 完結》29歳、異世界人になっていました。日本に帰りたいのに、年下の英雄公爵に溺愛されています。
かざみはら まなか
BL
24歳の英雄公爵✕29歳の日本に帰りたい異世界転移した青年
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました
よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、
前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。
獣人が支配する貴族社会。
魔力こそが価値とされ、
「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、
レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。
そんな彼を拾ったのは、
辺境を治める獣人公爵アルト。
寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。
溺愛され、守られ、育てられる日々。
だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。
学院での出会い。
貴族社会に潜む差別と陰謀。
そして「番」という、深く重い絆。
レオンは学び、考え、
自分にしかできない魔法理論を武器に、
少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。
獣人と人族。
価値観も、立場も、すべてが違う二人が、
それでも選び合い、家族になるまでの物語。
溺愛×成長×異世界BL。
読後に残るのは、
「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。
魔王に転生したら幼馴染が勇者になって僕を倒しに来ました。
なつか
BL
ある日、目を開けると魔王になっていた。
この世界の魔王は必ずいつか勇者に倒されるらしい。でも、争いごとは嫌いだし、平和に暮らしたい!
そう思って魔界作りをがんばっていたのに、突然やってきた勇者にあっさりと敗北。
死ぬ直前に過去を思い出して、勇者が大好きだった幼馴染だったことに気が付いたけど、もうどうしようもない。
次、生まれ変わるとしたらもう魔王は嫌だな、と思いながら再び目を覚ますと、なぜかベッドにつながれていた――。
6話完結の短編です。前半は受けの魔王視点。後半は攻めの勇者視点。
性描写は最終話のみに入ります。
※注意
・攻めは過去に女性と関係を持っていますが、詳細な描写はありません。
・多少の流血表現があるため、「残酷な描写あり」タグを保険としてつけています。
【完】心配性は異世界で番認定された狼獣人に甘やかされる
おはぎ
BL
起きるとそこは見覚えのない場所。死んだ瞬間を思い出して呆然としている優人に、騎士らしき人たちが声を掛けてくる。何で頭に獣耳…?とポカンとしていると、その中の狼獣人のカイラが何故か優しくて、ぴったり身体をくっつけてくる。何でそんなに気遣ってくれるの?と分からない優人は大きな身体に怯えながら何とかこの別世界で生きていこうとする話。
知らない世界に来てあれこれ考えては心配してしまう優人と、優人が可愛くて仕方ないカイラが溺愛しながら支えて甘やかしていきます。
【完結】気が付いたらマッチョなblゲーの主人公になっていた件
白井のわ
BL
雄っぱいが大好きな俺は、気が付いたら大好きなblゲーの主人公になっていた。
最初から好感度MAXのマッチョな攻略対象達に迫られて正直心臓がもちそうもない。
いつも俺を第一に考えてくれる幼なじみ、優しいイケオジの先生、憧れの先輩、皆とのイチャイチャハーレムエンドを目指す俺の学園生活が今始まる。
【完結】最強公爵様に拾われた孤児、俺
福の島
BL
ゴリゴリに前世の記憶がある少年シオンは戸惑う。
目の前にいる男が、この世界最強の公爵様であり、ましてやシオンを養子にしたいとまで言ったのだから。
でも…まぁ…いっか…ご飯美味しいし、風呂は暖かい…
……あれ…?
…やばい…俺めちゃくちゃ公爵様が好きだ…
前置きが長いですがすぐくっつくのでシリアスのシの字もありません。
1万2000字前後です。
攻めのキャラがブレるし若干変態です。
無表情系クール最強公爵様×のんき転生主人公(無自覚美形)
おまけ完結済み
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる