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21.正式に付き合ってしまったんですが!?
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2人で密着して湯船に浸かっている。
「やっぱり少し窮屈だよな……」
「でも、私はこの狭さが好きだ……」
王子は笑顔で言うと、ぎゅっと俺のことを抱き締めた。
「そっか……」
俺は嬉しくなって笑みを浮かべ、王子の体に手を回す。
「ミノルがさらわれた時は生きた心地がしなかった……。こうして無事に帰ってきてくれて、本当に良かった……」
王子は震えるような声で呟いた。俺があれだけ心細かったように、王子も不安だったのだろう。
「心配かけてごめんね……。でも、もう大丈夫だから……」
「いや、謝る必要はない……。ミノルが無事で本当に嬉しいんだ……」
王子は嬉しそうに言うと、俺にキスをした。そして、お互いを求め合うように身体を触り始める。
「あっ……」
胸に王子の指が触れ、俺は小さく声を上げた。
「ミノル……。今の声、凄く可愛かったぞ……」
王子は俺の耳元で囁いてくる。
「そ、そう……?」
「ああ……。もっと聞かせてくれないか……?」
王子はさらに激しく攻め始めた。俺は思わず声を上げてしまう。
「んっ……!ああんっ……!」
「ふふ……。やはり可愛いな……」
王子は微笑むと、さらに強く抱きしめてきた。
(やばい……。このままだと我慢できなくなる……)
俺は焦っていた。しかし、王子の手は止まらない。やがて、王子の指が俺の敏感な部分に触れる。
「ひゃっ……!?」
俺は驚いてしまったうえに、すぐ王子と目が合ってしまった。王子は妖しい目つきでこちらを見つめている。
「ミノル……どうかしたのかい?」
「えっと……。あの……」
俺は言葉が出てこなかった。すると、王子は俺の頬に手を添えてくる。そして、唇を重ねられた。そのまま舌を入れられてしまい、頭が真っ白になる。俺は抵抗することなく受け入れることにした。
「ミノル……。愛してるよ……」
王子はそう言うと、より深く口づけをする。舌が絡み合うたびに快感を覚えた。
「はぁ……。はぁ……」
しばらくして王子が口を離すと、俺は息を切らしてしまう。
「すまない……。苦しかったか……?」
心配そうに聞いてくる。
「ううん……」
俺は笑顔で答えた。
「そうか……。良かった……」
王子は安堵すると、再び俺に抱きついてくる。そして、今度は首筋に何度もキスをし始めた。最初は軽いものだったが、次第に強くなっていく。俺はその刺激に夢中になっていた。
(ああ……。気持ち良い……。もっとして欲しい……)
俺は心の中で呟く。
そんなことを考えていた時、突然王子の動きが止まった。不思議に思い、顔を上げる。すると、王子は悲しげな表情をしていた。
「ミノル……。これ以上はダメだ……」
王子は涙声で呟く。
「えっ……?」
俺は困惑してしまった。
(どうして……?)
俺が疑問に思っていると、王子はゆっくりと口を開いた。
「これ以上続けると止まらなくなってしまう……」
「え……」
(どういうことだろう……。もしかして、俺、嫌われた……?)
俺は不安になってしまう。すると、王子は再び俺を強く抱きしめてきた。
「不安にさせてすまない。ミノルのことは大好きだよ……」
王子は優しい声で囁いてくる。俺は安心した。
「じゃあ、どうして……」
「だって、まだ正式に君と付き合っていないだろう……。だから、まだこういうことをするのは良くないと思って……」
「あ……」
そうだった。まだお試し期間なのだ。でも……。
「それって、正式に付き合ったら良いってことだよね……?」
俺は上目遣いに尋ねる。すると、王子は顔を赤くしながら黙ってしまった。
「うん……。そうだね……」
王子は恥ずかしそうに答える。
「じゃあ……、正式に付き合いたい……」
「ミノル……いいのか?本当に……?」
「もちろんだよ……。俺も王子のことが本当に好き……だから……」
俺は少し照れながら言う。
「ミノル……。ありがとう……。私も同じ気持ちだよ……」
王子は優しく答えてくれた。俺は嬉しくなって、つい笑顔になる。王子は俺の頭を撫でると、再びキスをしてきた。
俺は王子の首に腕を巻きつけ、自分からも積極的に舌を動かす。王子もそれに応えて、さらに激しく求めてきた。俺はすっかり興奮してしまい、体の奥が疼いている。
「ねぇ、王子……もう付き合ってるから、問題ないよ……」
「ミノル……!本当に良いんだね?」
王子は真剣な眼差しで尋ねてきた。
「うん……。早く続きをしたいよ……」
俺は甘えるように言う。
「ミノル……。ベッドへ行こうか……」
「うん……」
俺達はお風呂から上がって、寝室へと向かった。
「やっぱり少し窮屈だよな……」
「でも、私はこの狭さが好きだ……」
王子は笑顔で言うと、ぎゅっと俺のことを抱き締めた。
「そっか……」
俺は嬉しくなって笑みを浮かべ、王子の体に手を回す。
「ミノルがさらわれた時は生きた心地がしなかった……。こうして無事に帰ってきてくれて、本当に良かった……」
王子は震えるような声で呟いた。俺があれだけ心細かったように、王子も不安だったのだろう。
「心配かけてごめんね……。でも、もう大丈夫だから……」
「いや、謝る必要はない……。ミノルが無事で本当に嬉しいんだ……」
王子は嬉しそうに言うと、俺にキスをした。そして、お互いを求め合うように身体を触り始める。
「あっ……」
胸に王子の指が触れ、俺は小さく声を上げた。
「ミノル……。今の声、凄く可愛かったぞ……」
王子は俺の耳元で囁いてくる。
「そ、そう……?」
「ああ……。もっと聞かせてくれないか……?」
王子はさらに激しく攻め始めた。俺は思わず声を上げてしまう。
「んっ……!ああんっ……!」
「ふふ……。やはり可愛いな……」
王子は微笑むと、さらに強く抱きしめてきた。
(やばい……。このままだと我慢できなくなる……)
俺は焦っていた。しかし、王子の手は止まらない。やがて、王子の指が俺の敏感な部分に触れる。
「ひゃっ……!?」
俺は驚いてしまったうえに、すぐ王子と目が合ってしまった。王子は妖しい目つきでこちらを見つめている。
「ミノル……どうかしたのかい?」
「えっと……。あの……」
俺は言葉が出てこなかった。すると、王子は俺の頬に手を添えてくる。そして、唇を重ねられた。そのまま舌を入れられてしまい、頭が真っ白になる。俺は抵抗することなく受け入れることにした。
「ミノル……。愛してるよ……」
王子はそう言うと、より深く口づけをする。舌が絡み合うたびに快感を覚えた。
「はぁ……。はぁ……」
しばらくして王子が口を離すと、俺は息を切らしてしまう。
「すまない……。苦しかったか……?」
心配そうに聞いてくる。
「ううん……」
俺は笑顔で答えた。
「そうか……。良かった……」
王子は安堵すると、再び俺に抱きついてくる。そして、今度は首筋に何度もキスをし始めた。最初は軽いものだったが、次第に強くなっていく。俺はその刺激に夢中になっていた。
(ああ……。気持ち良い……。もっとして欲しい……)
俺は心の中で呟く。
そんなことを考えていた時、突然王子の動きが止まった。不思議に思い、顔を上げる。すると、王子は悲しげな表情をしていた。
「ミノル……。これ以上はダメだ……」
王子は涙声で呟く。
「えっ……?」
俺は困惑してしまった。
(どうして……?)
俺が疑問に思っていると、王子はゆっくりと口を開いた。
「これ以上続けると止まらなくなってしまう……」
「え……」
(どういうことだろう……。もしかして、俺、嫌われた……?)
俺は不安になってしまう。すると、王子は再び俺を強く抱きしめてきた。
「不安にさせてすまない。ミノルのことは大好きだよ……」
王子は優しい声で囁いてくる。俺は安心した。
「じゃあ、どうして……」
「だって、まだ正式に君と付き合っていないだろう……。だから、まだこういうことをするのは良くないと思って……」
「あ……」
そうだった。まだお試し期間なのだ。でも……。
「それって、正式に付き合ったら良いってことだよね……?」
俺は上目遣いに尋ねる。すると、王子は顔を赤くしながら黙ってしまった。
「うん……。そうだね……」
王子は恥ずかしそうに答える。
「じゃあ……、正式に付き合いたい……」
「ミノル……いいのか?本当に……?」
「もちろんだよ……。俺も王子のことが本当に好き……だから……」
俺は少し照れながら言う。
「ミノル……。ありがとう……。私も同じ気持ちだよ……」
王子は優しく答えてくれた。俺は嬉しくなって、つい笑顔になる。王子は俺の頭を撫でると、再びキスをしてきた。
俺は王子の首に腕を巻きつけ、自分からも積極的に舌を動かす。王子もそれに応えて、さらに激しく求めてきた。俺はすっかり興奮してしまい、体の奥が疼いている。
「ねぇ、王子……もう付き合ってるから、問題ないよ……」
「ミノル……!本当に良いんだね?」
王子は真剣な眼差しで尋ねてきた。
「うん……。早く続きをしたいよ……」
俺は甘えるように言う。
「ミノル……。ベッドへ行こうか……」
「うん……」
俺達はお風呂から上がって、寝室へと向かった。
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