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26.朝になっても終わらないんですが!?(1) *
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翌朝、目が覚めて起き上がろうとするが、身体中が痛くて動けなかった。隣を見ると、王子はまだ眠っているようだ。
(うわぁ……。全身筋肉痛みたいになってるな……。これはきつい……。まあ、昨日あれだけ激しく動いたら当然か……)
俺は心の中で苦笑する。とりあえず、王子を起こそうと思った。
「おーい。王子~。朝だよ~」
「ん……。うーん……」
王子は小さく反応したが、まだ寝ぼけているらしい。俺はもう一度呼びかけることにした。
「アルベール王子~。王子ってば」
「んん……。ミノル……?おはよう……」
王子はようやく目覚めたらしく、俺の顔を見て挨拶する。俺はそれに答えた。
「おはよ」
「ああ……おはよう」
王子はそう言うと俺の胸に顔を埋めてくる。俺は優しく髪を撫でた。
「ふぅ……。ミノルの匂いがして落ち着く……」
「ははっ……。甘えん坊さんだね……」
俺は笑いながら呟く。すると、王子は顔を上げて言った。
「いいじゃないか……。私は君のことが好きなんだから……」
「うん……。俺も大好きだよ……」
俺は王子にキスをする。王子は満足げに微笑んでまた抱きついてきた。
「ミノル……。もっと……」
「はいはい……。王子は本当にキスが好きなんだね……」
俺は呆れたように言う。すると、王子は少し恥ずかしそうにしていた。
「すまない……。その……ミノルと触れ合っているとすぐにキスしたくなってしまうんだ……」
「んんっ……。別に謝ることじゃないけどさ……」
そんなことをはっきりと言われると恥ずかしくなってしまう。俺は話題を変えることにした。
「ところで、今日は何か予定はあるの?」
俺はベッドの上で仰向けになりながら尋ねる。王子は首を横に振った。
「今日は特にないよ。お休みをもらったから、ミノルと一緒に過ごしたいな……」
「わぁ、良かった……。じゃあ、このままゆっくりしない?」
「そうだね……。じゃあ、もう少しこの体勢のままで……」
王子はそう言って、さらに体を密着させる。
それから1時間ほど、俺達はベッドの上でだらだらしていた。
「はぁ……。幸せだ……。こんなに穏やかな時間を過ごせるなんて……」
「そうだね……。俺も今すごく幸せだよ……」
2人でそう言って笑う。王子は俺の胸の中に顔を押し付けていた。
「ミノル……。本当にありがとう……。私を受け入れてくれて……」
「お礼なんていらないよ……。だって、俺も王子のこと好きなんだもん……」
「ミノル……。愛している……」
「うん……。俺もだよ……」
俺は王子に答える。すると、王子は嬉しそうに頬ずりしていた。俺は王子の背中をポンポン叩く。
「よしよし……。王子は可愛いなぁ……」
「ミノル……。私を子供扱いするのはやめろ……」
「あはは……。だって、実際に王子の方が年下だからね」
俺は王子の頭を撫でながら話す。王子は不服そうな表情をしていた。
「むぅ……。しかし、1つ違いなだけじゃないか……」
ゲーム設定では詳細な年齢が分からなかったので、王子の年齢を聞いてみたのだ。そこで、俺の1つ年下だと判明したのだった。
「まぁそうだけどさぁ……」
俺は笑って返す。王子はため息をついた後に話を続けた。
「まったく……調子の良い奴だ……。まあ、そういうところも好きなんだがな……」
「うう、王子……」
すぐに恥ずかしいことを言ってくる。王子には勝てないな……。
そんなことを考えていると、王子がこちらを見上げてきた。
「ミノル……。またシたい……」
「えっ、今から……!?」
俺は驚いて聞き返してしまう。王子は真剣な眼差しで見つめてきた。
「駄目か?また君と繋がりたいんだ……」
こんな顔で王子に頼まれたら、断ることなんて出来るわけがない。それに……、俺も王子とまたシたい……。
「うーん……じゃあ、次は別の体位でやってみようか?」
王子にやってもらってばかりでは申し訳ないので、提案してみる。すると、王子は満面の笑みを浮かべた。
「本当かい!?」
王子は嬉しそうに声を上げる。そして、勢いよく飛びついてきた。
「わぁっ、王子、いきなりビックリするだろ……」
「ふふっ……。すまなかったな。それで、どんなプレイをしてくれるんだ?」
「えっ!?それはだな……」
俺は王子の言葉に戸惑う。王子は期待した目で俺のことを見ていた。
(参ったな……。まさか、こんな風にせがまれるとは……)
俺は心の中で苦笑する。正直、経験がないので、どういう風にしたらいいか分からないのだ……。
「どうした?ミノル。早く教えてくれないか?」
「いや……。その……。うーん……」
俺は必死で考え込む。すると、王子が不安げに尋ねてきた。
「ミノル……。やっぱり嫌なのか……?」
「違う!全然そんなことない!」
俺は慌てて否定する。王子は安堵の表情を浮かべた。
「良かった……。では、何で悩んでいるんだ?もしかして、私が下手だからか……?」
「それも違うって……」
俺は首を横に振る。それからしばらく悩んだ後、思い切って聞いてみることにする。
「あのさ……、王子……。こういう時、具体的に何をすればいいのかよく分かんなくて……」
「ああ、なるほど……」
王子は納得した様子を見せる。そして、少し考えた後に答えてくれた。
「そうだな……。でも、私はミノルがしてくれることなら、なんでも嬉しいよ」
「王子……。分かったよ……。ちょっと待ってくれ……」
俺は覚悟を決めると、王子を押し倒す。そして、王子の上に馬乗りになった。
「ミノル……。何をするつもりなんだ?」
「今度は俺の好きなようにさせてくれないか?」
「ミノル……。嬉しいぞ……。でも、無理はしないでくれ……」
「分かってるよ……。それじゃあ、いくね……」
俺はそう言うと、王子のモノを握る。既に大きくなっていた。
(うわぁ……。全身筋肉痛みたいになってるな……。これはきつい……。まあ、昨日あれだけ激しく動いたら当然か……)
俺は心の中で苦笑する。とりあえず、王子を起こそうと思った。
「おーい。王子~。朝だよ~」
「ん……。うーん……」
王子は小さく反応したが、まだ寝ぼけているらしい。俺はもう一度呼びかけることにした。
「アルベール王子~。王子ってば」
「んん……。ミノル……?おはよう……」
王子はようやく目覚めたらしく、俺の顔を見て挨拶する。俺はそれに答えた。
「おはよ」
「ああ……おはよう」
王子はそう言うと俺の胸に顔を埋めてくる。俺は優しく髪を撫でた。
「ふぅ……。ミノルの匂いがして落ち着く……」
「ははっ……。甘えん坊さんだね……」
俺は笑いながら呟く。すると、王子は顔を上げて言った。
「いいじゃないか……。私は君のことが好きなんだから……」
「うん……。俺も大好きだよ……」
俺は王子にキスをする。王子は満足げに微笑んでまた抱きついてきた。
「ミノル……。もっと……」
「はいはい……。王子は本当にキスが好きなんだね……」
俺は呆れたように言う。すると、王子は少し恥ずかしそうにしていた。
「すまない……。その……ミノルと触れ合っているとすぐにキスしたくなってしまうんだ……」
「んんっ……。別に謝ることじゃないけどさ……」
そんなことをはっきりと言われると恥ずかしくなってしまう。俺は話題を変えることにした。
「ところで、今日は何か予定はあるの?」
俺はベッドの上で仰向けになりながら尋ねる。王子は首を横に振った。
「今日は特にないよ。お休みをもらったから、ミノルと一緒に過ごしたいな……」
「わぁ、良かった……。じゃあ、このままゆっくりしない?」
「そうだね……。じゃあ、もう少しこの体勢のままで……」
王子はそう言って、さらに体を密着させる。
それから1時間ほど、俺達はベッドの上でだらだらしていた。
「はぁ……。幸せだ……。こんなに穏やかな時間を過ごせるなんて……」
「そうだね……。俺も今すごく幸せだよ……」
2人でそう言って笑う。王子は俺の胸の中に顔を押し付けていた。
「ミノル……。本当にありがとう……。私を受け入れてくれて……」
「お礼なんていらないよ……。だって、俺も王子のこと好きなんだもん……」
「ミノル……。愛している……」
「うん……。俺もだよ……」
俺は王子に答える。すると、王子は嬉しそうに頬ずりしていた。俺は王子の背中をポンポン叩く。
「よしよし……。王子は可愛いなぁ……」
「ミノル……。私を子供扱いするのはやめろ……」
「あはは……。だって、実際に王子の方が年下だからね」
俺は王子の頭を撫でながら話す。王子は不服そうな表情をしていた。
「むぅ……。しかし、1つ違いなだけじゃないか……」
ゲーム設定では詳細な年齢が分からなかったので、王子の年齢を聞いてみたのだ。そこで、俺の1つ年下だと判明したのだった。
「まぁそうだけどさぁ……」
俺は笑って返す。王子はため息をついた後に話を続けた。
「まったく……調子の良い奴だ……。まあ、そういうところも好きなんだがな……」
「うう、王子……」
すぐに恥ずかしいことを言ってくる。王子には勝てないな……。
そんなことを考えていると、王子がこちらを見上げてきた。
「ミノル……。またシたい……」
「えっ、今から……!?」
俺は驚いて聞き返してしまう。王子は真剣な眼差しで見つめてきた。
「駄目か?また君と繋がりたいんだ……」
こんな顔で王子に頼まれたら、断ることなんて出来るわけがない。それに……、俺も王子とまたシたい……。
「うーん……じゃあ、次は別の体位でやってみようか?」
王子にやってもらってばかりでは申し訳ないので、提案してみる。すると、王子は満面の笑みを浮かべた。
「本当かい!?」
王子は嬉しそうに声を上げる。そして、勢いよく飛びついてきた。
「わぁっ、王子、いきなりビックリするだろ……」
「ふふっ……。すまなかったな。それで、どんなプレイをしてくれるんだ?」
「えっ!?それはだな……」
俺は王子の言葉に戸惑う。王子は期待した目で俺のことを見ていた。
(参ったな……。まさか、こんな風にせがまれるとは……)
俺は心の中で苦笑する。正直、経験がないので、どういう風にしたらいいか分からないのだ……。
「どうした?ミノル。早く教えてくれないか?」
「いや……。その……。うーん……」
俺は必死で考え込む。すると、王子が不安げに尋ねてきた。
「ミノル……。やっぱり嫌なのか……?」
「違う!全然そんなことない!」
俺は慌てて否定する。王子は安堵の表情を浮かべた。
「良かった……。では、何で悩んでいるんだ?もしかして、私が下手だからか……?」
「それも違うって……」
俺は首を横に振る。それからしばらく悩んだ後、思い切って聞いてみることにする。
「あのさ……、王子……。こういう時、具体的に何をすればいいのかよく分かんなくて……」
「ああ、なるほど……」
王子は納得した様子を見せる。そして、少し考えた後に答えてくれた。
「そうだな……。でも、私はミノルがしてくれることなら、なんでも嬉しいよ」
「王子……。分かったよ……。ちょっと待ってくれ……」
俺は覚悟を決めると、王子を押し倒す。そして、王子の上に馬乗りになった。
「ミノル……。何をするつもりなんだ?」
「今度は俺の好きなようにさせてくれないか?」
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