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27.朝になっても終わらないんですが!?(2) *

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「おっきい……」
「すまない……。興奮してしまって……」
王子は恥ずかしそうにしている。王子のこんな様子が見られるのは嬉しい。
「ふふ、嬉しいよ。じゃあ、動かすね……」
「あっ……」
ゆっくりと手を動かすと、王子は小さく声を漏らした。
俺は顔を王子の股間へと近づけていく。
「ミノル……。舐めてくれるのか……?」
「うん……。王子に気持ち良くなって欲しいから……」
「うぅ……。そんなことを言われたら我慢出来なくなってしまう……」
王子が呟くが、俺は気にせず、王子の大きなものをくわえ込んだ。王子の味が口に広がる。
「んっ……」
「ああ……。ミノル……。気持ち良いよ……」
「ん……、王子……。俺も凄くドキドキする……」
王子のものは大きすぎて全部入りきらなかったが、それでも一生懸命舌を使って刺激を与えた。
「はぁ……。ミノル……。君は凄いな……。私のをこんなに美味しそうにしゃぶってくれるなんて……」
「んっ……。王子こそ……。こんなに大きくしてくれてありがとう……」
俺はそう言ってさらに激しく吸い上げる。王子はビクッと震えた。段々とスピードを上げていく。王子はその度に体を震わせていた。
「ミノル……。そろそろ限界だ……」
「いいよ……。俺の口の中に出して……」
「ミノル……!くっ……!出る……!」
王子の精液が勢いよく放たれる。俺はそれを全て飲み干していった。
「んぐっ……。ぷはぁ……」
「ミノル……。大丈夫かい?」
「うん……。はぁ……、たくさん出たね……。凄い量……」
王子のものに付いている白濁色の液体を見る。とても濃厚だ。俺は舌を出して、それを残さず丁寧に舐め取る。独特の味だが、王子のものだと思うと好きな味になっていた。まだ少し残っているような気がしたので、最後に先端を吸い上げる。
「ちゅぱっ……。ん……、美味しかった……」
「ミノル……。ありがとう……」
王子はそう言って俺の頭を撫でてくれた。
「ふふ……。それより、まだ元気みたいだね……」
俺はそう言いながら再び大きくなった王子のモノを眺める。王子は照れくさそうにしていた。
「すまない……。ミノルの姿を見ていたらまた興奮してしまったようだ……」
「えへへ、嬉しいよ……」
俺はそう言いながら王子に抱きつく。王子も優しく抱きしめてくれた。
「ミノル……。キスしよう……」
「ん……」
俺たちは再び唇を重ねる。
「ねぇ、王子……。王子と繋がりたい……」
「嬉しいよ……。私もミノルと一つになりたい……」

確認のため、俺は自分の秘所に指で触れてみた。昨日王子が出したものがまだ入っていて、十分に濡れている。いつでも受け入れる準備が出来ていた。
俺は王子に覆い被さると、ゆっくりと腰を落としていく。
「んっ……!王子の大きいよぉ……」
「ミノルの中も熱いよ……。それに、締め付けてくる……」
王子は俺をギュッと強く抱きしめた。俺もそれに応えるように王子にしがみつく。
痛みもあったが、それ以上に快感の方が強かった。
やがて全てが収まると、互いに見つめ合う。
「はぁ、繋がれたね……」
「あぁ、嬉しいよ……」
王子は幸せそうな顔をしている。俺も嬉しくなってきた。
「動くよ……」
俺はゆっくりと動き始める。最初はぎこちなかったが、だんだん慣れてきた。
「んっ、はあ……。王子……、どう……?」
「気持ちいいよ……。ミノルは上手いな……」
王子は褒めてくれる。俺はさらに激しく動いていった。
「ああっ、んっ、ああん……。はあ……、王子……、気持ち良い……?」
「あぁ……。気持ち良いよ……。ミノル……、好きだ……!」
王子は余裕なさげに答える。その様子が可愛くて、俺はますますやる気が出てきた。
俺は必死になって王子を求める。王子も俺に合わせて腰を動かし始めた。その度に快感で頭がおかしくなりそうになる。
「あっ、あっ……。気持ち良すぎる……」
「私も同じだ……。こんな感覚は初めてだ……」
俺はさらにペースを上げていった。それに合わせて、王子の呼吸も荒くなっていく。
そして、ついに限界を迎えようとしていた。
「はぁっ、王子……、俺、そろそろイキそう……。一緒にイキたい……」
「ミノル……。私も、限界だ……!」
2人で絶頂を迎えようと、必死になって身体を動かす。すると、王子のものがビクンと脈打った。
「出すぞ……。受け止めてくれ……!」
「あっ、出して!俺の中に全部ぶちまけて……!」
「ああっ、ミノル……、愛してる……!!」
「ああぁぁーっ!!イクゥウウッ!!!」
俺達は同時に盛大に果てる。俺の中で温かいものが広がっていくのを感じた。
「あぁ……。王子のがいっぱい出てる……」
俺は中を締め付けて、最後の一滴まで搾り取ろうとする。王子はビクンと震えたあと、脱力した。
「はぁ……。はぁ……。ミノル……。愛している……」
「俺もだよ……。王子……」
俺は王子のものをゆっくり引き抜くと、王子の隣に横になる。2人で裸のまま寄り添っていた。
「ミノル……。こんなに幸せな日は初めてだ……」
「ふふっ……。これからもっと楽しい日々が始まるかもね……」
俺は笑いかける。王子は嬉しそうに微笑んでいた。
「ミノル……。ずっと私の側に居てくれるか?」
「当たり前じゃないか……。俺はずっと王子と一緒に居るよ」
もう、元の世界に未練は無かった。もし戻れることになったとしても、王子と一緒に居ることを選ぶだろう。
まぁ、一度戻ってまたこっちに来ることが可能なのであれば、仕事の引継ぎと家族に挨拶くらいはしたいけれど。
「ミノル……。嬉しいぞ……。絶対に離さないからな……」
「俺だって……。何があっても王子から離れないよ」
俺はそう言うと王子のことを強く抱きしめる。王子もそれに応えるように力を込めた。
「ミノル……。大好き……」
「俺も大好きだよ……」
「ミノル……。ミノル……」
「王子……」
見つめ合うと口づけを交わす。それから、何度もお互いを求め合った。
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