俺が聖女なわけがない!

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【24】濃密!?結ばれる二人の熱い夜④*

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王子は俺の両手をベッドに押さえつけると、そのまま唇を重ねてきた。舌を入れられて口内を犯されていくような感覚に、下半身がずくりと疼く。
「ん……んぅ……」
鼻にかかったような甘い声が漏れてしまった。すると、王子は嬉しそうな表情を浮かべてさらに激しく攻め立ててくる。歯列をなぞられ上顎を舐められると、背筋がぞくぞくとした感覚に襲われた。飲み込みきれない唾液が口の端から流れ落ちて首筋を伝っていくのを感じる。それさえも快感として拾い上げてしまい、頭がおかしくなりそうだった。
王子はゆっくりと唇を離すと、今度は俺の首筋に舌を這わせてきた。首筋から鎖骨にかけてねっとりと舐め上げられていく感覚に、体がビクビクと跳ねる。
「あっ……んんっ……」
思わず漏れてしまった声に恥ずかしくなって顔を背けると、王子は俺の耳元に唇を寄せてきた。そして低く掠れた声で囁くように問いかけてくる。
「ルセル……気持ちいい?」
その声だけで背筋がゾクゾクした。俺は小さくコクリとうなずく。すると王子はクスッと小さく笑い、再び唇を重ねてきた。舌を入れられて口内を犯されていく。
「んむ……んっ……」
まだ苦みの残る口の中を、王子の舌が動き回る。濃厚な口付けにうっとりしていると、王子の手が俺の下半身に触れた。驚いて、思わず体がビクッと跳ねてしまう。
「あ……っ」
さっきすでに一度射精しているにも関わらず、俺のそこは再び硬さを取り戻しつつあった。先端からはまた雫が溢れ始めているのが分かる。
「ルセル……可愛い」
それをそっと握られると、それだけで腰が跳ね上がるほどの刺激に襲われた。
「やっ……あっ……」
王子はそんな俺の反応を楽しみつつ、先走りの液を指ですくって、その指をさらに下へと滑らせる。そして、俺の後孔に指を這わせてきた。
「ひゃっ……!」
初めて感じる異物感に、思わず変な声が出てしまう。しかし、王子は手を止めることなくそのまま指を中へと押し進めてきた。緊張で体がこわばってしまうが、それも最初だけだった。
「んっ……あぁっ」
初めて異物を受け入れるそこは狭くてきつかったが、ゆっくりと出し入れを繰り返しながら徐々に奥へと侵入してくる。
やがて指が完全に根元まで入ると、王子はその指を中でぐるりと回した。その刺激だけで頭が真っ白になりそうになる。
「あっ……ああっ……」
無意識のうちに腰が動いてしまうのを止められない。そんな俺を見て、王子はふっと微笑みを浮かべた。
「ルセル、気持ちいいんだね?」
そんなことを言われてしまい、恥ずかしくて顔が熱くなってしまう。だが、同時に嬉しさも感じていた。王子の手で拓かれていくことが、この上なく嬉しかったのだ。俺は小さくうなずいてから口を開いた。
「アルティス……続けて……」
恥ずかしさに消え入りそうな声でそう言うと、王子は俺の額に優しくキスをしながら微笑む。そしてゆっくりと指を引き抜いたかと思うと、今度は二本同時に挿入してきた。
「ああっ……!」
先ほどよりも強い圧迫感に思わず声を上げると、王子は心配そうに顔を覗き込んでくる。
「大丈夫?」
そう問いかけてくる王子に俺はコクリとうなずいた。すると王子は再びゆっくりと指を動かし始める。最初は異物感しか感じなかったこの行為が、徐々に快感を覚え始めていた。
「あっ……ああっ……」
自分の口から漏れているとは思えないほど高い声が出てしまうのを抑えられない。王子はそんな俺の様子を満足げに見つめている。
「ルセル……感じてるの?」
その問いに俺は素直にうなずくことしかできなかった。すると王子は嬉しそうに微笑んでから、さらに激しく指を動かしてきた。その指の動きに合わせて腰が揺れ動くのを止められない。
「ふあっ……ああっ」
指が敏感な部分を掠めた瞬間、俺は大きく背中をしならせた。それを見て王子は笑みを深くし、執拗にそこばかりを責め立ててくる。
「だ、だめっ……! そこ、ばっかりぃ……」
あまりの快感に涙声で訴えるが、聞き入れてもらえない。それどころかさらに激しく動かされる始末だ。
「ここが気持ちいいの?」
そう尋ねられても答えられるはずもなく、ただひたすらに喘ぐことしかできない。
「あぁっ、あぁんっ……!」
もはや声を抑えることもできず、ただひたすらに声を上げる。それでもなお、王子は手を緩めようとはしない。むしろ激しさを増していくばかりだ。
「ひぁっ……ああっ!」
あまりの快感に頭の奥がチカチカする。限界が近いことを悟った俺は必死に訴えかけた。
「お願い、もうダメぇ……っ! 出ちゃうからぁ……!」
すると、王子は一度指の動きを緩めてくれた。しかし、ゆっくりと引き抜こうとするその動きにも感じてしまう。
「あはぁ……っ」
ずるりと引き抜かれる瞬間、思わず声が出てしまった。その刺激にすら感じてしまい、腰がビクビクと跳ね上がる。
「ルセル……」
王子は切羽詰まった声で名前を呼びながら俺の膝裏に手を回し、両脚を左右に広げた。そして再び熱を帯びて硬くなったそれを、俺の後孔に押し当ててきたのだ。
(あ……)
これから行われるであろう行為を想像して、思わず唾を飲み込む。緊張と興奮が入り交じった感情で、頭がいっぱいだった。
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