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「お待ちどうさま~」
銘花病院を退院してから 本日やっと 店を開け、朝食を出す事が出来た。
店だけなら開ける事も出来たのだけど、仕入れとか諸々の理由で朝食を提供するのは病院を退院してから一週間 程掛かっ た。
お陰で厄介だったヒートが何事もなくすっかり引っ込み、現在の体調は万全。
ゆったりと休養も 出来た ので良かったと思っている。常連客とも連絡を取って客離れ等は特になく、常連さんから心配されてしまった。心配されついでに見合い話を持って来られた時は驚いたが、丁寧にお断りをすると逆に相手から「頑張ってね」と言われ、何時もよりも商品を購入していってくれたのには何とも言えなかった。
何故かというと、断った理由が「気になる人が居るので」なので。
…お察しください。
ぐぁぁぁ照れる!
色々あったけれど、休養を取った分はお仕事を今日から頑張ればいいってことで。
唯一心配 だったのは、実家の幼馴染から送られて来たメールの内容だった。
『ヒムカさん離婚したって』
「-は?」
ヒムカって何?いや誰?
年月が 経 ち、すっかり忘れ果てて居た俺の脳味噌はヒムカって今の宮崎県?もしくは何かのキャラクターの名前?としか思えなかった。
地方のキャラクターって咄嗟に頭に浮かぶのはお米のキャラクターとかお城や遺跡のキャラクターな辺り、実家がド田舎の弊害?
単に他に知らないというのもあるともいう。
『ほら、地元で有名なαとΩのカップルだよ』
「あ、ああ」
そう言えばそんな名前だったっけ?
運命の番だけど遠くから見ているだけの【他人】だった俺は、相手のことは苗字しか知らなかったことを思い出した。
番相手が居るのに色々なことを知っても仕方が無いと諦めたせいでもある。
『何でも女性Ωの方が運命って奴に会っちゃったみたいでさ』
「え、でも結婚していたよね?番契約していたらフェロモンとか番相手以外には感じない筈だけど」
『うーんそれが良く分からないんだよな~』
確かにβなら分かり難いの かも知れない 。
『田舎であっという間に噂が広がっちゃってさ。ヒムカさん居辛くなって都会に行ったって言うから、お前気を付けろよ』
「はあ」
『 お前Ωだし、同郷だからって狙われるかも知れないじゃないか』
「ないだろ」
『何言ってるんだ。都会に住んでいてお金を持って居るし、お前可愛いんだからほんとーに気を付けろ。これ忠告だからな』
「忠告ってさぁ…」
可愛いってなんだ、可愛いって。
と思ったが、相手は俺が中学の時のまま会って居ないのを思い出す。
「小林さん?」
朝食セットをカウンターに乗せたまま、ぼーっと先程の幼馴染とのメールのやり取りを思い出していたら嵯峨さんが此方を不思議そうに覗いて来た。
銘花病院を退院してから 本日やっと 店を開け、朝食を出す事が出来た。
店だけなら開ける事も出来たのだけど、仕入れとか諸々の理由で朝食を提供するのは病院を退院してから一週間 程掛かっ た。
お陰で厄介だったヒートが何事もなくすっかり引っ込み、現在の体調は万全。
ゆったりと休養も 出来た ので良かったと思っている。常連客とも連絡を取って客離れ等は特になく、常連さんから心配されてしまった。心配されついでに見合い話を持って来られた時は驚いたが、丁寧にお断りをすると逆に相手から「頑張ってね」と言われ、何時もよりも商品を購入していってくれたのには何とも言えなかった。
何故かというと、断った理由が「気になる人が居るので」なので。
…お察しください。
ぐぁぁぁ照れる!
色々あったけれど、休養を取った分はお仕事を今日から頑張ればいいってことで。
唯一心配 だったのは、実家の幼馴染から送られて来たメールの内容だった。
『ヒムカさん離婚したって』
「-は?」
ヒムカって何?いや誰?
年月が 経 ち、すっかり忘れ果てて居た俺の脳味噌はヒムカって今の宮崎県?もしくは何かのキャラクターの名前?としか思えなかった。
地方のキャラクターって咄嗟に頭に浮かぶのはお米のキャラクターとかお城や遺跡のキャラクターな辺り、実家がド田舎の弊害?
単に他に知らないというのもあるともいう。
『ほら、地元で有名なαとΩのカップルだよ』
「あ、ああ」
そう言えばそんな名前だったっけ?
運命の番だけど遠くから見ているだけの【他人】だった俺は、相手のことは苗字しか知らなかったことを思い出した。
番相手が居るのに色々なことを知っても仕方が無いと諦めたせいでもある。
『何でも女性Ωの方が運命って奴に会っちゃったみたいでさ』
「え、でも結婚していたよね?番契約していたらフェロモンとか番相手以外には感じない筈だけど」
『うーんそれが良く分からないんだよな~』
確かにβなら分かり難いの かも知れない 。
『田舎であっという間に噂が広がっちゃってさ。ヒムカさん居辛くなって都会に行ったって言うから、お前気を付けろよ』
「はあ」
『 お前Ωだし、同郷だからって狙われるかも知れないじゃないか』
「ないだろ」
『何言ってるんだ。都会に住んでいてお金を持って居るし、お前可愛いんだからほんとーに気を付けろ。これ忠告だからな』
「忠告ってさぁ…」
可愛いってなんだ、可愛いって。
と思ったが、相手は俺が中学の時のまま会って居ないのを思い出す。
「小林さん?」
朝食セットをカウンターに乗せたまま、ぼーっと先程の幼馴染とのメールのやり取りを思い出していたら嵯峨さんが此方を不思議そうに覗いて来た。
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