ある日突然Ωになってしまったけど、僕の人生はハッピーエンドになれるでしょうか

柚ノ木 碧/柚木 彗

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閑話 とあるグループLINE2

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杏花音「キタキタキター!」
一華 「まぁ、なんですの?」
舞  「んん?もしかして!」
楓  「にゅ?」
杏花音「なんと!」
舞  「なになに?」
楓  「杏花音ちん、デートのお誘いならOKだよ!」
杏花音「ちゃうがな」
楓  「OH…速攻で断られた」
一華 「早く教えて~」
舞  「もしかして、もしかするのですの!?」
杏花音「ふっふっふ」
一華 「引き伸ばしは程々にお願いいたしますわ」
楓  「…(メッチャスルーされたがな!)」
杏花音「なんと!」
舞  「何かわかりましたわ」
楓  「え、まじか」
一華 「あらまぁ」
杏花音「まだ言っていないのだけど…」
舞  「他にないでしょう?」
杏花音「だーよねー」
楓  「まじかと言ったがわからん!」
一華 「上に同じくですわ」
杏花音「皆聞いてきいて~!優樹君と皇君がお付き合いすることになりましたー!目出度い!愛でたい!イエ~イ!パチパチパチ!!」
楓  「まじかああああああ!」
舞  「あら!おめでとうですわ!」
一華 「お赤飯炊かないと!」
楓  「それ、何か違う気がするけど、お赤飯炊いたら欲しい」
一華 「ふふふ、身内でお祝いです!所で確かですの?」
杏花音「京夏兄さんからの情報だから確かデース!し・か・も!今日は朝からデートしているらしいよん☆ただ、速攻で皇君、優樹君を怒らせてしまったらしいけど」
楓  「ナンテコッタイ!よし、優樹君を慰めに行こう」
一華 「ふふ、デートの邪魔は駄目ですよ楓ちゃん」
舞  「ですです」
楓  「はひ。姫にはサカライません」
舞  「あら、誰が姫なのかしらん?」
楓  「ガクブル」
一華 「まぁまぁ」
杏花音「そんな一時に、一枚の(キャンピングカーで、料理している優樹の写真)現場写真投入☆」
楓  「ぐおおお」
舞  「すっかり新妻っぽい出で立ちですわね」
一華 「可愛いわ~このエプロン姿」
杏花音「そうして、現在の皇君が此方です(皇の写真)」
楓  「ぶwwしょげているwww」
一華 「あsdfghjkl;’」
杏花音「え」
舞  「くぁwせdrftgyふじこlpかしら?一華ちゃんもしかして」
一華 「ごめんなさい、今うちのルリコシボタンインコがキーの上を爆走していきましたの~!」
杏花音「成程納得。って、インコちゃん爆走してキーを叩いていったのか…」
楓  「Aのキーから”キーまで突っ走って最後にEnterキーを押して、いえ踏んで行ったのか。可愛らしい。写真あったら見せて~、あと名前も教えて☆」
一華 「さくらですわ(写真)」
舞  「可愛い~!」
楓  「おお、嘴が綺麗だ」
杏花音「さくらちゃんか~メスなのかな?」
一華 「……………オス、です」
楓  「おうふ」
杏花音「おうふ」
舞  「インコって性別わかりにくいですものね」
一華 「わかってくれます!?」
舞  「ええ、私も幼少時判別出来なくって…」
杏花音「スズメもわからないものね」
楓  「すずめ」
舞  「すずめ」
楓  「そう言えば、しょげている皇君の姿に何故かすずめが重なる件」
杏花音「ぶはw」
舞  「うふふ」
一華 「ふふ」
楓  「ええい、しょげてないでさっさと謝ってラブラブしなさいっ!!と伝えておいて~」
杏花音「OK!兄さんに伝えておくわ~」
楓  「んじゃ、私からは皇君にとっとと謝らないと天誅しちゃうぞ!とメールしとこ。天誅内容は…優樹君の学食での好物一覧を見せぬ、と。」
一華 「あら?皇君のアドレス聞いたの?と言うか、好物一覧って…何時作ったの」
楓  「うんにゃ~マネージャーさんの高峰さんの方。あの人結構甘党だからね、昨日店に来た時にお互い連絡先知っていた方が良いかと思って聞いておいた。好物一覧はお店でのリサーチも兼ねて。Ωの子ってグルメちゃんが多いからね、どうしてもチェックしちゃう。勿論杏花音も、ゲヘヘへ」
舞  「あらまぁ、高峰さん口説くの?」
楓  「無理」
一華 「即答ねぇ」
楓  「友人には良いけど、配偶者としては見れないから。お母さんみたいな気分になっちゃうし」
舞  「…確かにね」
杏花音「汚れ部屋製造機だったものね」
楓  「そそ」
一華 「製造機と言うより、掃除機でしたら宜しかったのに」
楓  「だよね~掃除機ならお店のバイト君で雇ったのに」
杏花音「あくまでも恋人対象では無い、と」
舞  「男性としてもみていない、と」
一華 「なんだか不憫」
楓  「これが高峰さんと言う人種である」
杏花音「何ていう不憫な高峰さん…」



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