乙女ゲームの期限は過ぎ、気が付いたら三年後になっていました。

柚ノ木 碧/柚木 彗

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【来店】

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「いやぁ助かったぜ、イケメンの兄ちゃん!」

「ホントだぜ!」

「やばかった~!俺コレが無かったら死ぬしか無いかと思った!」

「俺なんて母ちゃんに殺されるわ!」

「俺の場合は下手したら次の給料日まで…考えたくねぇ」

「何時もと同じじゃねぇーかよっ!」


 ガッハッハとニキ様の座る席の前には「奢りだ!」と言われ、常連のオジサン達から出された『お礼代わり』の大ジョッキ5杯分。

 え?多くない?

 全部飲める?幾ら何でも無理でしょコレ?

 と思ったが「ガハハハ!」と大笑いをして上機嫌にニキ様を囲んでお礼を言っている面子はコレぐらい、給料が入った時の飲み方を思い出すと朝飯前な気がする。

 とは言え世知辛い世の中。

 給料前にはホソボソとジョッキ一杯で我慢しているのを何度も見ているので、豪快に飲む姿は想像出来にくい。

 特に既婚者のオジサン方達は酒豪の印象が薄い。

 …完全に尻に敷かれているのだろうなぁ。


「…何だか悪いな」


 あの量飲めるのかな?と思って心配して居たが、ジョッキを目の前にして顔色を変えず飄々としているあたり、飲みきれるのだろう。

 …多分。

 それとも先程痴漢&スリを捕らえた騎士達が此方に寄って来ているのを見越して、とかかな?今店の入口で数名の騎士達がお客に事情を聞いているようだし。


「私からもお礼。さっきは有難う、助かったわ」


 流石にジョッキ五杯の面子に更に追加で六杯目では可愛そうだと、簡単だけどお腹に詰め込めるものをと思い、厨房に行った際に適当に作って来た。一応この食堂ではウェイトレスをしているが、開店する前に店の仕込みを手伝って居たりするから腕はまぁまぁだと思う。

 ちなみに先程パン屋の店主が持って来た硬めのパンをスライスし、卵と玉ねぎが入ったディップを乗せ、この地方で取れた猪の魔物の肉をハムにしたモノを乗せたカナッペ。

 お手軽だけど、このメニューは前世の記憶から引き出した私のお手製。


「おお!レナちゃんのお手製だな!」

「レナちゃんコレまだ材料ある!?オジサンも食べたいっ」

「オジサンもこれ1つ!」

「お兄さんも!」

「てめぇオッサンじゃねぇーか!」

「そういうお前もな!」

「俺も!」

「はいはい、毎度~♪」


 他の常連客に見られ、あっという間に注文殺到。

 確かに手軽なサイズで酒の肴にピッタリだし、何より大した手間がかからない。

 うん、よし。店長と相談して今後お店の新たなメニューとして採用して貰おうかな?出来たらピリ辛なのも欲しい所だし、通常と辛めの二種類ってことでどうかなぁ。

 出来たらマヨネーズが欲しい所だけど、この町の飼い鳥の卵は栄養豊富で高価。だから安価の魔物の卵の黄身から出来ないかしら?この辺りも店長と要相談かな?冒険者に頼んで定期的には無理だとしても、時折でいいから店のメニューとして出してみたい。








 次々とリクエストが上がる声に伝票を取り、レナが常連客の合間をゆったりと歩いて厨房に下がって行く最中。


「やべ、手作り…」


 オジサン達から「イケメン」と呼ばれた男から漏れた小さな声は、食堂の喧騒に飲まれてレナには届かなかった。






 * * *







 あの日から何日か過ぎ。何故かニキ様はこの食堂に週に2~3日通って来ている。

 この人って乙女ゲームの知識と噂話程度でしか知らないが、第二王子の側近では無かったのだろうか。現国王に使えているこの国の騎士、しかも騎士団長の一人息子だから、王都であり国王が住むロメインに居るとばかり思っていたのだけど。

 実家はモイスト領土にあることは乙女ゲームの知識から把握済みなので、帰省した際にもしかしたら見かけることが出来ないかな?とは思っていたけど、こんなにも頻繁に会えるとは思って居なかった。




 唐突だが、私はニキ様のご実家を見たことがある。

 正確には其処に行き着くまでの道程だけど。


 御上りさん宜しく、モイスト領に来た当初真っ先に観光したのがその場所。

 だからと言ってストーカーってワケじゃないからね!?

 所謂聖地巡礼ですよ。

 前世で言うところの推しの聖地だもの。しかも生家!コレは見ないと駄目でしょ!折角推しの実家があるモイスト領まで来たのだし!

 まぁ下心はあるのだけど。あわよくばご実家の玄関の扉が開いて中が覗けないかなーって、ね?一般庶民で民間人である下々の者としては気になるのですよ。


 え?元男爵家令嬢じゃないかって?

 しかも三男のジーニアスが伯爵家当主じゃないかって?


 いやいや、私自身今は只の庶民ですよ。

 しかも現在は普通のウェイトレスです。

 おまけに実家は男爵家とは言えドが付いちゃう貧乏だったので、下手するとアレイ領の中で一番貧乏だったかも知れない。上の兄達はまだマシな状態だったかも知れないけど、私達姉妹は貧乏クジ引かされていたもの。主にくそオヤジとクソ長男のせいで。


 あの野郎共、もし何処かで見掛けたらその横っツラ引っ叩いてやる。

 と言うのは末っ子オルブロンと私共通の誓いである。

 オルブロンはついでに長男には男性の象徴を撲殺すると宣言していたから、何かしら妙なことがあったのかも知れない。

 長男カイデン。

 私の前に現れるのはいいが末妹の前に現れるのは止めたほうがイイ。少なくともオルブロンは手加減しないし、言ったことは実行するから。嗚呼でもその前に私が身体強化してボコボコにしちゃうかも知れないけど、それは甘んじて感受してね。デュシー姉さんの分もキッチリ始末するからさ。二人分だからその分キツイからね?

 勿論拒否なんぞする前にやるから覚悟してね。

 うふふ…


 我ながら心の闇深いわ~。

 まぁ叶えられるかどうかはわからないけどね。


 さて。

 お貴族様のお屋敷の中とか玄関とかエトセトラ。見たい、みたいぞー!

 勿論ニキ様の生家だからなのだけど。これが私腹を肥やした中年豚野郎とかクソ爺とかだったらスルー1択だし、何より此処まで見に来たりはしない。

 だがしかし。訪れた際ガッシリとした門が閉ざされていて、玄関どころか生い茂った木々やら植物やら、館自体全く見えなかった。


 くっそ~生家見てみたかったぞ!

 その代り同族が見られて吃驚した。

 何せニキ様の実家の館までは一本道だったのにも関わらず、中心街から外れた通りを真っ直ぐ行くと何故か沢山の人集り。しかも皆、暢気に物見遊山状態。

 え、なにこれお祭り?と思ったら、一本道の両側には沢山の露店。それがずーと…いや、道の途中にある騎士達の詰め所、かな?そこまで店がズラッと並んでいた。

 しかも市場ではなく、土産物専門。

 もしかして…


「そこ行くお姉さん!見ていかない?モイスト領名物、かも知れない?!騎士人形!」


 え?かも知れないって何それ?

 名物ではないってことじゃ?どうみても人気…なさそうだし。少なくとも呼びかけてくる男性の店の前には人が誰も居ない。

 悪いけど、むしろ不人気よね?

 等と声に出さないで心の中で思っていると、


「バカ言え年頃の可憐なお嬢さんがそんな無骨なモン買うかよ!そこ行くお嬢さんどうだい?騎士団の紋章が入った木彫りのプレートだよ!」


 いやそれもどうかと思うのだけど…などと思って居たら、木彫りのプレートを掲げていた人をぐいっと避けて、身を乗り出して来た女性がニヤリと笑み、


「うら若い女の子が騎士人形なんて買うわけないさね!無論木彫りプレートなんてもんもねっ!てワケでお嬢ちゃん腹減ってないかい?オバサン特性の串刺し肉一本どうだい?今なら80ゴルでいいよ!塩とオバサン特性甘辛いタレの二種類あるよ!」

「馬鹿野郎!騎士団長であるアルビオン様の騎士人形だぞ」

「お前の下手な人形なんぞウチのガキが夜中に見たら泣き出しちまわぁ」

「ぐ…」

「ははは、悪いことは言わないよ、騎士人形はやめて以前作っていたシチューを売ればいいじゃないか。あれはとても美味かったぞ」

「やっぱり俺には木彫りの才能がないか…」

「そうそう。お前は料理の腕があるからな」

「ぐぅぅっ」


 悪いけど三人固まって何故か大声で井戸端会議のように呼び込みをしている店員達が話し込んで居る隙きにと、音を立てずにその場を離れた。同じく数名の呼び込みされていた数名の観光客らしき人達もその場からサササッと姿を消していった。

 皆考えることは同じである。

 この領地に来たばかりなのにも関わらず、直ぐに仕事にありつけたとは言え、財布が寂しい状態の私には余計無駄な出費は極力避けたいのですよ。ゴメンね。





 まぁそんなワケで、第一回目聖地巡礼はある意味失敗に終わった。

 モイスト家なんぞ影も欠片も見られませんでした。

 はぁ、残念至極。

 ニキ様のご実家手前がまさかの観光地と化して居たのは乙女ゲームにも情報として載ってなかったし…ん?と言うことは、他の攻略対象者のご実家も観光地と化していたりして!?うわ、それなら是非見てみたい。

 ケイン・ノスタルジア・ジアス様のお父様なんてこの国の魔法大臣だからさぞかし大きな屋敷だろうし、それにユウナレスカ・アナジスタ様はこの国の第二王子様!

 …あ。

 第二王子様だから王城がご実家か。

 それ考えたら普通に王都に行けば見られるから観光地っていうのは…どうなのだろう?その変の情報知らないのよね。おまけに王都に行けばジーニアス兄さんに捕まりそうだし。折角庶民として生活を謳歌しているのに、貴族として戻るのは嫌だわ。


 …ほんと、元妾なんて身分にしてくれちゃってゲシュウめ。

 恨み辛みはナントやら。


 はぁ、あーもうっ!ヤダヤダ!

 暗い過去のことなんて消し去れ!飛び消されろー!


 よし。記憶から消去っ!

 ゲシュウ?そんなヤツ知らん!!!

 世間的?そんなもんコッチから話さなければ無問題。

 私ってば実家とゲシュウが【アレ】な状態だったから、貴族席に在籍している筈のくせに極貧生活長かったし、見た目も何処からどうみても一般市民にしか見えない。

 悲しいぐらい断言出来るわ。


 元男爵令嬢なんて身分には決して見えないわよ。髪の艶や手等働いているせいかイマイチだし、手入れをしたくても高級な品等手に入らないから果物の種子から出た油をお湯に入れて最後に洗って居るだけだもの。

 きっと貴族のご令嬢なんてもっともっと匂いの良い手や髪に良い品を使っている筈よね。でもさ、此処モイスト領の果物の種子って結構いい匂いがして、特に柑橘系の果物の種子は私の肌質に合うのか、艷やかになって来て居る。

 勿論果物の種は食堂のゴミに出されるモノから譲って貰っているので金銭が掛からなくて大助かりなのだけど、以前よりも、前世で使っていた品よりも良い気がする。

 き、気のせいかな?

 それに最近、パン屋の女将さんから「秘訣を教えて!」と言われて驚いた。


 …もしかしてこの世界、種子から油が出るってコト知らないのかしら?




 閑話休題。

 兎に角、再度ニキ様のご実家見学リベンジィィィ!と等と思っておりました。

 そうしたら、ですよ。


 …。

 あのね、推しメン通い過ぎだろぅううううっ!

 いや、もうね。週に二~三回来ているなーって思っていたら、ほぼ毎日来ている時があるのですけども!?と言うか月曜日から木曜日までほぼ毎日来ているよね!?

 暇なの!?

 お陰様で近頃ウェイトレスをしているこの店には騎士団の人が居ると評判になり、同時に治安も良くなりチラホラと常連客も増えて来て店長達がご機嫌状態。更には騎士団が在籍しているせいか良からぬことを企む客も減り、前から居た料金を踏み倒す客も減り益々店長達の機嫌が良い。

 お蔭で私の賃金も少し上がって、此方もウハウハな気分。


 これなら散々心配かけて何百枚も手紙を送って来るジーニアス兄さん、それにジーニアス兄さんよりも少ないけど、季節の変わり目には贈り物を送って来るディラン兄さん、それに子供が大きくなって来て手がかかるわと微笑ましい(代筆者はジーニアス兄さんかな?)デュシー姉さん、それと第二子を妊娠中のシドニー姉さんに何か買って上げることが出来るかも知れない。

 勿論オルブロンにもね。

 モーリー母さんにも何か贈って上げたいけど、うーん…お金足りるかなぁ…。


 当然推しメンであるニキ・モイスト様が常連客になっている店と知られ、当然の結果、ニキ様狙いっぽい色っぽいお姉様…女性客も増え、正直此方は鬱陶しい。

 何故か私に牽制して来るし。

 一度は何故か足を引っ掛けて来ようとしたけど、私の顔を見てから目線が下に向いて、それから何故かとある部分を黙って見てから徐にスッと足を退けてくれた。

 何故だ。

「く…負けた」とかって言って自分の胸元を見てからテーブルに突っ伏して居たけど、あれは一体何だったのだろう?お姉さんの胸も立派なのに。


 …もしかして偽モノだったのだろうか…


 それは兎も角、コッチはお仕事だって言うのに時折うっとおしい視線も女性客から感じる時もあるのだけど、大抵は何とかなっている。それは常連客のオジサマ達が私のことを可愛がってくれるからだと思う。

 決して時折暴れだした酔っぱらいを店から投げ付け、表に飛ばして居るからという訳では無いと思う。だってコレもお仕事のウチですからね?誰ですか、用心棒件ウェイトレスだなんて言う人は。

 その分店長がお給金弾んでくれるから、コッチは真面目にお仕事しているだけなのですよ。

 生活のタメなのです。


 その様な状態の食堂ですが、何処にでもツワモノが居るもので。

 さり気なくニキ様を見ようと、出来たら誘おうと狙っているあざとい女性達は多いのだけど、気がつくと何時の間にか他の騎士達が誘導しているのかな?ニキ様の姿を遮ったり、時にはその女性達をお持ち帰りしたりして居る。

 こうしてみると結構騎士達もあざとい。


 と言うかニキ様にくっついて来る騎士って大抵決まっているよね?で、さり気なく迫ってきている風な女性に話し掛け、何時の間にか意気投合して二人で姿を消している。

 漁夫の利ですか?

 あ、違った。争っていないや。

 残されたニキ様はその様子を苦笑しながら見守り、自身はゆったりと食事をしてノンビリとお酒を一杯だけ飲み干してから帰宅する。

 来店する時間帯はその都度違っているけど、最近は閉店する時間帯より1時間前ぐらいに来ることが多い気がする。

 仕事大変なのかな?

 それとも何か任務でもあるのかしらね?

 とは思っているのだけど、所詮一般市民の私には何も分からない。


「レナ、何時ものと何か腹に収まるもの頼む」

「はーい」


 ふと考え事をしていたら、考え事をしていた当人が来店して来た。
 って、あれ?


「それと、こいつにも何か」

「あー酷い!こいつって何さ~!」


 …あの、もしかして?

 嫌に元気な声。

 記憶の中にある『彼』はもっと幼くて、しかも可愛らしい絵姿。身長だってもっと小さくて、でも目の前の彼は記憶の『彼』とは違い、歳を重ねた姿。


「お前って飲めないだろ」

「酷いな~っ!ニキみたいに酒豪では無いだけだよ!普通の人並には飲めるんだよ!」

「へえ、それなら勝負するか?」

「やめて~!死ぬから!倒れるから!ヤダよ僕、倒れた原因が『食堂で飲み過ぎ』だなんて!末代までの恥だよ!」

「ははは、大丈夫、そんなのはケインだけだから」

「だから嫌だってば!」


 ケイン・ノスタルジア・ジアス様ご来店ーーーっ!?


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