悪役令嬢の祖父に転生しました!・・・え?マジで!?

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5 謁見っ!

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「お久しぶりでございます陛下。この度は我が家の不祥事に大しての寛大なご処置ありがとうございました」
「久しいなグロよ。我が国最高の魔法の使い手である貴公を手放すのは惜しいからな」

本当に、ほ・ん・と・う・に・・・面倒なことに俺は今回の件で国王陛下に謁見に来ていた。

可愛い孫を置いて仕事とか嫌なことこの上ないのだが・・・ソーン公爵家がそのまま残るなら後に可愛い孫のリリアナに託すことになる可能性もあるのでやることはやっておかねば。

まあ、俺としては別にリリアナに無理に家督を継ぐことを強制はしないつもりだ。リリアナには自分のやりたいことをやって欲しいので、場合によってはソーン公爵家の爵位を陛下に返してリリアナを自由にしてもいいと思ってる。

もちろん言うほど容易くはないだろうけど・・・可愛い孫の未来のためなら老い先短いこの命を使い切る覚悟はある。まあ、ここ数日でリリアナが前よりも愛おしく感じてるのが1番の理由だけど。

もうね、めっちゃ可愛いのよ。子供や嫁どころか前世恋人もいなかった俺だけど・・・初孫が可愛すぎてヤバい!仕事の時間以外はリリアナとの時間にあててるけど控えめに甘えてくる姿にキュンキュンしてしまって・・・あぁ、早く帰って孫を愛でたいなぁ。

「魔術師団長も貴公のことを聞いて私に対して進言をしてきたほどだ。まあ、私も魔術師団長も一時とはいえ貴公の指導を受けたからな。昔のようにグロ爺と呼んでも構わないか?」
「陛下のご自由に」

そう、国王陛下と魔術師団長・・・まあ、魔法が使える騎士団みたいな組織が魔術師団と呼ばれてるのだけど、その組織の団長はかつてのグローリーさんの教え子なのだ。

わりと昔から老け顔で、陛下の指導の時も陛下には「グロ爺」と呼ばれていのだけど・・・というか、皆してグログロ言うのやめてくれないなかなぁ・・・

「それにしても、貴公がいきなり動いたことには驚いたぞ」
「そうですか?」
「うむ。確かにソーン公爵家で不審な動きがあるのは把握していたが・・・貴公は魔法のことで頭がいっぱいだと思っていたからな」

客観的に見るとヤバい爺さんだよねぇ・・・まあ、いいけど。

「私ももう歳ですので。老い先短いこの命を孫に使いたいと思ったまでです」
「そうか・・・変わったなグロ爺」

しばらく頷いてから陛下は思い出したように言った。

「ところで今回の件の見返りというわけではないが・・・私の子供にも魔法を教えては貰えないだろうか?」
「構いませんが・・・私でよろしいのですか?」

全然良かないわ!仕事増やすなっちゅうのに!・・・うん、わかってる。いくら俺がKYでも言葉にはしないさ。

「貴公にこそ頼みたいのだ。外聞のことを心配してるなら大丈夫だろう。この国の者ならむしろ貴公から教わることに意義はないはすだ。なにしろ貴公は”賢者”なのだからな。それに・・・こういう時でないと貴公は引き受けないだろうからな」

まあ、確かに近年は時間の無駄と断ってたからなぁ・・・こういう時に前のグローリーさんの行いが裏目に出てくる。

「かしこましました。ちなみにどなたに教えればよろしいのでしょうか?」
「上の子は留学と既に嫁いでるからな・・・。貴公には第2王子のルクスと第3王子のミレニア・・・あとは第2王女のエリィを頼みたい」

多すぎだろ・・・というかサラッと攻略対象が入ってるし。確か第2王子のルクスが乙女ゲーム『はにわ』のメインの攻略対象の王子のはずだ。

うわぁ・・・嫌だなぁ。自分から孫のヤンデレ化のキーパーソンに会わなきゃダメとか・・・まあ、でもリリアナが必ずしも惚れるとは限らないし、王子だって別にリリアナのことゲームでは好いてはなかったし大丈夫かな?と、思ってたこの時の俺をわりと真剣に殴りたい。





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