君と家族

yui

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プロローグ

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少しだけ、俺の話を聞いてほしい。
俺の名前は里山海斗(さとやまかいと)高校2年生だ。
家庭環境があまり良くないことを除けばごく普通の男子高校だと自負している。

俺には彼女がいる。
ある意味リア充かもしれない。
彼女の名前は椎名結香(しいなゆいか)。
家庭的でクラスでも人気の女子だ。
茶がかった長い髪と、抜群のスタイル、そして、彼女のもつ母性的なオーラが世の男どもにはたまらないようだ。
・・・無論、恋人の俺も同じだ。

きっかけは、彼女の告白だった。
ある日、校舎裏にラブレターという古典的な方法でまんまと呼び出された俺はそこで彼女に告白された。
あれは・・・高校1年生の頃かな?

付き合うようになって、俺は彼女にどんどん魅了された。
喜怒哀楽の激しい彼女は見ていて飽きなくて、一緒にいるのが、楽しかった。

俺には、両親がいない。
いや、正確には、幼い頃に事故で亡くしたのだ。それ以来、親戚のなかを渡り歩いて、今俺は独り暮らしをしている。
・・・まあ、よくある話で、親戚には俺は邪魔者なのだろう。
幸いにも両親が俺のために残したお金があるが、俺はバイトと、親戚からの少ない援助でなんとか生活している。


・・・とまあ、長々話したけど、家庭環境以外は普通の高校生なのだ。

ここまで、話して何が言いたいって?

「ほう。君が海斗くんかね?」
「うふふ・・・イケメンよね。」

里山海斗16才。何故か、彼女の両親とご挨拶してます。
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