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3 可愛いものは可愛いのだから仕方ない(キリっ)
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「ヴィルヘルム。体調がすぐれなかったりしないか?」
リアとイチャイチャ(一方的かもだけど)しながら庭園を回って、その後戻ってからリアとアスター公爵と公爵夫人を見送った後、俺は何故か父上に心配されていた。まあ、何故かはわかるけど······
「ご心配なく。むしろ可愛い婚約者に私の中の知らない私が芽生えてしまってるくらいです」
「·····それは本当に大丈夫なのか?」
「ふふ、ヴィルったらすっかりリアちゃんにメロメロなのねぇ」
母上の方はわりと楽観的にそう言うので頼もしく感じる。まあ、やっぱり流石王妃と言うべきだろうか?
「ところでお聞きしたいのですが·······私とリアの式はいつ挙げるのですか?」
「······順当にいけば学園を卒業してからになるが·······」
「遅すぎます。少なくとも学園入学前には結婚したいです」
「まあ、早いに越したことはないわねぇ。一応貴方は王太子なんだし。でも、リアちゃんの気持ちも考えなきゃダメよ?」
驚きっぱなしの父上とは違い母上はちゃんとそんな嬉しいことを言ってくれた。なので俺はそれに頷いて答えた。
「わかってます。ですから、リアが納得してくれれば学園入学前·····最低でも5年後には結婚させて欲しいです」
「ふふ、わかったわ」
「それと·······世継ぎは早い方がいいですよね?」
「あら?もうそこまで考えてるの?」
というか、リアを乙女ゲームから切り離すにはこれが1番だろうという結論に至った。ヒロインには会わせずにその前に結婚して子作りして家庭を作る。もちろんリアが拒めば違うプランにするが·······俺としてもリアが嫌がることはしたくないが、早くリアを俺色に染めたい欲求も強いので仕方ない。
これが転生前のキモヲタフェイスならそんな無茶はしないが·····リア好みのイケメンで好感度もそれなりなら冒険する価値はある。
「それと、父上。なるべく早く王位を継がせてください」
「·······本気か?」
「そのための努力は惜しみません。婚約者が出来てから良い方向に変わったと言われたいですしね」
「······わかった。考えておこう」
「ありがとうございます」
「ということは、リアちゃんの王妃教育も頑張らないといけないわねぇ」
「リアは頑張り屋だと思いますが、辛そうなら私が支えます。ですので母上は出来る限りの教育をお願いします」
「わかったわ」
そうして王族の方では意見がとりあえず纏まった。そして残すはアスター公爵家とリア本人の反応だが······まあ、それはその気になるように俺が頑張るべきだろう。
もし断られた場合は、プランBを使うしかないが·······これは出来れば使いたくないので頑張ってリアをメロメロにすることにする。まあ、リアと関わると多分俺の方がメロメロにされるだろうからそこは仕方ない。
そうしてその日から俺のリア攻略&乙女ゲーム対策の日々が始まるのだった。
リアとイチャイチャ(一方的かもだけど)しながら庭園を回って、その後戻ってからリアとアスター公爵と公爵夫人を見送った後、俺は何故か父上に心配されていた。まあ、何故かはわかるけど······
「ご心配なく。むしろ可愛い婚約者に私の中の知らない私が芽生えてしまってるくらいです」
「·····それは本当に大丈夫なのか?」
「ふふ、ヴィルったらすっかりリアちゃんにメロメロなのねぇ」
母上の方はわりと楽観的にそう言うので頼もしく感じる。まあ、やっぱり流石王妃と言うべきだろうか?
「ところでお聞きしたいのですが·······私とリアの式はいつ挙げるのですか?」
「······順当にいけば学園を卒業してからになるが·······」
「遅すぎます。少なくとも学園入学前には結婚したいです」
「まあ、早いに越したことはないわねぇ。一応貴方は王太子なんだし。でも、リアちゃんの気持ちも考えなきゃダメよ?」
驚きっぱなしの父上とは違い母上はちゃんとそんな嬉しいことを言ってくれた。なので俺はそれに頷いて答えた。
「わかってます。ですから、リアが納得してくれれば学園入学前·····最低でも5年後には結婚させて欲しいです」
「ふふ、わかったわ」
「それと·······世継ぎは早い方がいいですよね?」
「あら?もうそこまで考えてるの?」
というか、リアを乙女ゲームから切り離すにはこれが1番だろうという結論に至った。ヒロインには会わせずにその前に結婚して子作りして家庭を作る。もちろんリアが拒めば違うプランにするが·······俺としてもリアが嫌がることはしたくないが、早くリアを俺色に染めたい欲求も強いので仕方ない。
これが転生前のキモヲタフェイスならそんな無茶はしないが·····リア好みのイケメンで好感度もそれなりなら冒険する価値はある。
「それと、父上。なるべく早く王位を継がせてください」
「·······本気か?」
「そのための努力は惜しみません。婚約者が出来てから良い方向に変わったと言われたいですしね」
「······わかった。考えておこう」
「ありがとうございます」
「ということは、リアちゃんの王妃教育も頑張らないといけないわねぇ」
「リアは頑張り屋だと思いますが、辛そうなら私が支えます。ですので母上は出来る限りの教育をお願いします」
「わかったわ」
そうして王族の方では意見がとりあえず纏まった。そして残すはアスター公爵家とリア本人の反応だが······まあ、それはその気になるように俺が頑張るべきだろう。
もし断られた場合は、プランBを使うしかないが·······これは出来れば使いたくないので頑張ってリアをメロメロにすることにする。まあ、リアと関わると多分俺の方がメロメロにされるだろうからそこは仕方ない。
そうしてその日から俺のリア攻略&乙女ゲーム対策の日々が始まるのだった。
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