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7 ふぉぉぉ!(ワタシハタエタ)

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「うん、この紅茶美味しいね」

せっかくなのでという事で、今はリアと2人でお茶を楽しんでいた。俺のそのセリフにリアは少し照れながら微笑んで言った。

「わ、私もこれが大好きなんです······ヴィル様にも気に入って貰えて嬉しいです」

えへへと笑うリア。もうね、何もかもが可愛すぎる。あざとい所が一切なくて可愛いとかもうなんなの?リアってば天使の生まれ変わりか何かなのかな?

「今度来る時はリアが好きなお菓子も持って来ようと思うんだけど·····何かリクエストはあるかな?」
「そんな、私は特に·····でも、ヴィル様の持ってきて下さるものなら何でも好きです」

·······ふぉぉぉ!ねぇねぇ、見てこれ!うちの嫁マジエンジェル!いや、まだ婚約者だけど、それでもこんなこと言うなんて可愛すぎる!

「そうか······私もリアが大好きだよ」
「ふぇ!?」
「ん?ああ、すまない。本音が隠せなくてね」
「す、すき········えへへ··········」

動作の一つ一つがもう尊すぎる·······ヤバいな。本気でオオカミさんへのカウントダウンが順調過ぎる。このままだとガチで早い段階でリアを食べてしまいそうだ。まあ、そうなってもいいように下準備はするが······初めてが外は難易度高いよね。しかも自宅はねぇ。

「リア。もしもだけど·······私との結婚がかなり早くになったらどうする?」
「ヴィル様と結婚·······」
「うん、私の婚約者から私の妻へと関係が変わるのだけど······どうかな?」
「とっても嬉しいです。でも、私なんかがヴィル様のお嫁さんでいいか少しだけ不安······ふぇ?」

あまりの可愛らしさに思わず立ち上がって頬にキスをしていた。何故唇ではないかといえば······焦らしの一環だ。最初は唇のキスでインパクトをつけた。そして少し難易度の低めの頬へのキス。案の定リアはキョトンとしてから何が起こったのか理解して顔を真っ赤にして言った。

「ヴ、ヴィル様······い、いまの······」
「すまない。本当に可愛くてね。でも、私のお嫁さんはリア以外には有り得ない。だから······素直な気持ちを聞かせて欲しいな」

そう聞くとしばらく狼狽えていたリアは赤い顔で下を向くとポツリと言った。

「う、嬉しい·····です······」
「うん。ありがとう」

言質は取った。無理矢理とか言うのはなしね?でも······リアさん少し可愛すぎやしませんかね?ひょっとしてリアは俺を萌え殺す術を持ってるのだろうか·······だとしたら益々リアが愛おしくなるじゃないか!

リアたんマジ天使(キリリッ)。

そんなことは言葉にせずイケメンヴィルヘルムさんをやりつつリアを可愛がるのだった。

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