乙女ゲームの本編前に悪役令嬢を孕ませて破滅フラグを回避する!

yui

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20 子供の頃の宝物って大半はゴミ(ただしリア関係は全て宝石クラス)

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「ふむふむ·······なるほど」

じっと見つめるのはリアがこの前俺のベットで乱れた時に残した髪の毛の1本。綺麗な銀色のそれをじっくりと眺めながら思わず呟く。

「髪の毛拾って何をするべきか迷うが·······匂い嗅ぐ位ならセーフか?」

うん、変態なのは今更仕方ない。リアに会えない時間の過ごし方で1番手っ取り早いのはリアの一部を愛でること。だからこそこの髪の毛が合法的に手に入ったことには大きな意味がある。

「こんな姿リアには見せられないなぁ·······」

いや、リア以外でもイケメンヴィルヘルムさんの評価を落とすことになりかねない。とはいえ、欲望に逆らえないのは人間の摂理だよね。

あーもう、早くリアと結婚したい!結婚してイチャイチャチュッチュってしてリアと子作りしたい!一日中リアを愛でるだけの簡単なお仕事ないかなぁ········

コンコン

ササッとリアの髪の毛を厳重に宝物箱に入れて速やかに鍵を何重にもかけて隠す。

「空いてるから入ってきてくれ」

あたかも忙しいように読みかけの本を読むふりをしていると、ガチャっと扉を開けて入ってきたのは、我が妹で第1王女のシャルロッテ・グリム。現在5歳の我が妹は部屋に入ってくるとちょこちょこと俺に駆け寄ってきて言った。

「お兄さま······お邪魔だった?」
「いや、丁度休憩してたところだ。どうかしたのか?」
「········あのね、ご本読んで欲しいの」
「いいけど······ルーイじゃなくていいのかい?」

いつもは年の近いルーイと仲良くしてるイメージが強いのでそう聞くとシャルロッテは少しだけ寂しそうに言った。

「ルーイお兄さま、忙しいって·······」
「······そうか、わかったよ」

大方先日俺が父上を説き伏せて納得させた絵に夢中なのだろう。妹には悪いことをしたと思いつつ頷くとシャルロッテは嬉しそうに俺の膝に座って本を広げた·······いや、なんで膝?

「ルーイとはいつもこうして読んでるの?」
「うん、ダメ?」
「ダメではないけど·······家族と好きな人以外には簡単にこんなことしちゃダメだよ」
「なんで?」
「シャルロッテが可愛い女の子だからです」
「可愛いの?」
「まあ、お兄ちゃんの1番は婚約者のリアだけど、シャルロッテも可愛いよ」
「えへへ·······」

うん、なんか妹も可愛いと思えるのは単純かな。まあ、でもこれがリアなら膝の上にいたら息子さんが大暴走しそうなので我慢せねば。あぁ、リアに会いたい········
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