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プロローグ
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「あれ?」
それに気づいたのは偶然だった。
いつものように森の中を歩いていると人の気配を微かに感じて俺はそちらに向かった。
場所は魔の森と呼ばれるベリーハードな山奥・・・普通に考えたら人がいるわけがない場所に俺は住んでいるのだが、そこに俺以外の人がいるとわかって興味本位で森を進んでいく。
時々出てくる魔物を一撃で倒して俺はそちらに近づくとーーーそこには女の子が倒れていた。
ボロボロのドレスに身を包んだ銀髪の綺麗な女の子・・・俺はその女の子に既視感を抱きながらもそっと近づいてみた。
「あの・・・大丈夫?」
声をかけるが返事はない。脈と呼吸を確認すると生きてるようだけど、気絶してるのかな?
「とりあえず・・・このまま放置したら魔物に殺されるだろうしーーー連れて帰るか」
流石にこのまま見なかったことにするのは忍びなかったので俺はその女の子を抱き上げて家に戻った。
3年前ーーー俺、時雨遥(しぐれはるか)は異世界転移してこの場所に着いた。
いつも通り学校からの帰り道だったのだが・・・突然魔方陣が現れて俺はそのまま地球・・・日本からこの世界に着いた。
最初はいきなりの展開に困惑したが・・・チュートリアルとチートがあったので、特に困ることはなく、また、召喚されたはいいけど誰にも何も言われないので、召喚された場所であるここ・・・通称『魔の森』と呼ばれる魔物の巣窟で暮らしている。
うん、RPGとかの魔物のイメージと多分同じだからその辺の説明は省くけど・・・そんな場所に一軒家をもって暮らして早3年・・・時々くる来客以外にはほとんど人に合わずにのんびりと暮らしていた時に俺は彼女ーーー悪役令嬢であるルナに出会ったのだった。
それに気づいたのは偶然だった。
いつものように森の中を歩いていると人の気配を微かに感じて俺はそちらに向かった。
場所は魔の森と呼ばれるベリーハードな山奥・・・普通に考えたら人がいるわけがない場所に俺は住んでいるのだが、そこに俺以外の人がいるとわかって興味本位で森を進んでいく。
時々出てくる魔物を一撃で倒して俺はそちらに近づくとーーーそこには女の子が倒れていた。
ボロボロのドレスに身を包んだ銀髪の綺麗な女の子・・・俺はその女の子に既視感を抱きながらもそっと近づいてみた。
「あの・・・大丈夫?」
声をかけるが返事はない。脈と呼吸を確認すると生きてるようだけど、気絶してるのかな?
「とりあえず・・・このまま放置したら魔物に殺されるだろうしーーー連れて帰るか」
流石にこのまま見なかったことにするのは忍びなかったので俺はその女の子を抱き上げて家に戻った。
3年前ーーー俺、時雨遥(しぐれはるか)は異世界転移してこの場所に着いた。
いつも通り学校からの帰り道だったのだが・・・突然魔方陣が現れて俺はそのまま地球・・・日本からこの世界に着いた。
最初はいきなりの展開に困惑したが・・・チュートリアルとチートがあったので、特に困ることはなく、また、召喚されたはいいけど誰にも何も言われないので、召喚された場所であるここ・・・通称『魔の森』と呼ばれる魔物の巣窟で暮らしている。
うん、RPGとかの魔物のイメージと多分同じだからその辺の説明は省くけど・・・そんな場所に一軒家をもって暮らして早3年・・・時々くる来客以外にはほとんど人に合わずにのんびりと暮らしていた時に俺は彼女ーーー悪役令嬢であるルナに出会ったのだった。
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