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2章
閑話
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Side:光
「何度やっても同じだ…」
唯都と義樹が買い物に行っている間、僕はある所にハッキングをしていた。
「どうだ、刈谷?」
部屋に入ってきた茶髪の人は東正先輩だ。
風紀の副委員長を務めている、学院ではトップクラスに入る実力者だ。
「何度やっても同じですよ。この前に渡した情報以上は何もないです……ただ……」
「どうした?」
俺がモニターに映し出したのはとある場所の地図。
「書いてある住所を調べたのですが、今は空き家になっているらしくて…」
「この書類は偽造かもしれない……か。」
パサり、と東正先輩が机に置いたのは唯都の経歴書。
学院に入る時に記入する書類だ。
「はい…理事長か保護者の志野羅都さんという方に聞いてみないと…」
「保護者か…血がつながってないのか?」
「すみません、そこまでは…。」
「悪いな、刈谷。紅月先輩が調べて欲しいって頼まれたんだよ。」
僕が唯都と友達と知っている東正先輩は数日前に頼んできた。
唯都のことを調べて欲しい。と。
「大丈夫です。僕はこれでも受けた依頼は私情を挟まないことで有名な情報屋をやっているんですよ。
一度義樹のことも調べたこともありますし。ところで、紅月先輩はなんで唯都のことを?」
「俺もわからん。ただ、調べて欲しいとしか言われなかったからな。…どこかで会ったんだろうよ。」
「なるほど。」
「そうか、情報はそこまで出てこないか。
あとの手段は…そうだ、刈谷は人の思考を読むことが出来るんだったな?」
「はい。それが?」
「志野唯都の心は読めたのか?」
「いえ…暗闇しか見えませんでした。しかも、普通とは別で…」
「どういうことだ?」
義樹には言わなかったが唯都の心は思考を読まれないようにしている人達とは違った暗闇が広がっていたんだ。
暗闇でももっと暗いものが渦巻いているような…
そう説明すると先輩はそうか…とうなずく。
「俺は会ったことがないから何も言えないが…紅月先輩に伝えておく。ありがとう、刈谷。」
「いえ。」
東正先輩は受け取った書類をもって出ていった。
それを見送ると僕はもう一度パソコンに向き直った。
「紅月先輩が唯都に興味を持ったか……。
これはもっと調べる必要があるな……
キングにも報告しないと。」
カタカタカタっとメールを手早く打ち時計を確認する。
そろそろ2人が帰ってくる頃だろう。
椅子から立ち上がると唯都達の部屋に向かった。
“キング・イグリード”
志野唯都にコウレンの生まれ変わりが接近。対象の可能性は不明。引き続き調査します。
”シャイン”
「何度やっても同じだ…」
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「大丈夫です。僕はこれでも受けた依頼は私情を挟まないことで有名な情報屋をやっているんですよ。
一度義樹のことも調べたこともありますし。ところで、紅月先輩はなんで唯都のことを?」
「俺もわからん。ただ、調べて欲しいとしか言われなかったからな。…どこかで会ったんだろうよ。」
「なるほど。」
「そうか、情報はそこまで出てこないか。
あとの手段は…そうだ、刈谷は人の思考を読むことが出来るんだったな?」
「はい。それが?」
「志野唯都の心は読めたのか?」
「いえ…暗闇しか見えませんでした。しかも、普通とは別で…」
「どういうことだ?」
義樹には言わなかったが唯都の心は思考を読まれないようにしている人達とは違った暗闇が広がっていたんだ。
暗闇でももっと暗いものが渦巻いているような…
そう説明すると先輩はそうか…とうなずく。
「俺は会ったことがないから何も言えないが…紅月先輩に伝えておく。ありがとう、刈谷。」
「いえ。」
東正先輩は受け取った書類をもって出ていった。
それを見送ると僕はもう一度パソコンに向き直った。
「紅月先輩が唯都に興味を持ったか……。
これはもっと調べる必要があるな……
キングにも報告しないと。」
カタカタカタっとメールを手早く打ち時計を確認する。
そろそろ2人が帰ってくる頃だろう。
椅子から立ち上がると唯都達の部屋に向かった。
“キング・イグリード”
志野唯都にコウレンの生まれ変わりが接近。対象の可能性は不明。引き続き調査します。
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