聖剣におまかせ!~元聖剣の女の子に振り回される俺~

ぱぴっぷ

文字の大きさ
29 / 48
第二章

見てぇ♥️

しおりを挟む
「「「先生~、おはようございま~す♥️」」」

「みんなおはよう♪ 今日は実技の時間よ! 相手役は~♪」

「ど、どうも……」

「私の可愛い孫のハル坊で~す♥️」

「「「や~ん♥️ 可愛い~♥️」」」

「…………ハル? 鼻の下伸びてるわよ?」

「…………」


 やっぱりこんな事じゃないかと思ったよ……




 昨日リージアばあちゃんに手伝いをして欲しいと言われたときにイヤな予感がしたが、見事的中した。

 リージアばあちゃんはサキュバスの中でも有名人で、サキュバスクイーンなんて呼ばれてる。

 そしてそんなリージアばあちゃんは、女性としての魅力を上げたい女の子に教えを請われ、みんなに女性の魅力や色気を上げる授業をしている。

 そしてその成果を俺を使って、発表させようとしているのだ。

 なぜ俺なの? と思うだろうが、理由は大体分かる。
 ただ単に、みんなに孫の俺を見せびらかしたいだけだ……今だって抱きついて来てるし……

「ハニー! 次はワシがハルをハグする番じゃよ!」

「ダーリン、今日は家に帰るまでガマンよ♥️」

「ちぇっ! ハニーはズルいのぅ……」

「ハル! そんなスケベな顔して!」

「な、何だよ! そんな顔してないし……」

「いいえ、してるわ! いやらしい!」

「はいは~い、2人とも夫婦ゲンカは帰ってからにしてね~♪」

「「ふうっ!?」」

 みんなクスクス笑ってるし恥ずかしい……

「冗談はこのくらいにして、実技始めるわよ! じゃあまずあなた!」

「はい!」

「それじゃあ始めて♪」

「よろしくね♪」

「よ、よろしく……」

「あ~、今日は暑いわね~♪ チラッ♥️」

「……」

「一枚脱いじゃおっかな~♪ チラッ♥️」

「……」

「…………」

「はい、そこまで! 次はあなた!」

「肩凝っちゃったな~♪ マッサージしてぇ♥️」

「……」

「もうちょっと下……もうちょっと、あぁ~ん♥️ そこそこぉ~♥️ いいわぁ♥️ 素敵♥️」

「……」

「……何なのよ、これ……」

「いいわよ! 最後はあなた!」

「あ~ん、虫に刺されちゃった~♥️ ちょっと見てちょうだい♥️」

「……」

「おしりのぉ~♥️ ここら辺刺されてぇ♥️ もっとよく見てぇ♥️ もっと……もっと見てぇ~♥️」

「……」

「……ただのチジョじゃない!」

「はい! みんなよかったわよ♥️ これで彼氏や旦那さんは、もうメロメロよ♥️」

「「「ありがとうございます、先生♥️」」」

「でも先生……」

「どうしたのかしら?」

「お孫さんには全然効いてないみたいなんですけど……」

「あら? そんな事ないわよ?」

「でも……お孫さんのお孫さん、全然反応してないみたい……」

「いいえ大丈夫よ♥️ ただハル坊は英才教育されて、ちょっと特殊なのよ♪ ね?ソフィアちゃん♥️」

「わ、わ、私は、べ、べ、べ、別に何も!」

「ウフフっ♪ そういう事にしといてあげるわ♥️」

「こういうとこが苦手なのよね……ハルも何か言いなさいよ! ってハル?」

「あ、あぁ……とりあえず終わり?」

「みんな~、今日はこれでおしまいよ♪ 後はみんな家で自主練習するか、実戦してみてね~♥️」

「「「は~い♥️」」」

「どうしちゃったのハル?」

「えっ!? い、いや何でもないよ!」

「そう……」

「ウフフっ♥️」


 リージアばあちゃんの手伝いが終わり、家に帰ってきた俺達。
 俺はちょっと疲れたからと、1人で横になってゴロゴロしていた。

「何でだろう……」

 リージアばあちゃんの生徒さん達……
 彼女達は確かに凄く魅力的だった、でも……

「……寝よ……」

 確かに魅力的だったが、俺はただ恥ずかしかっただけで……もしキース兄ちゃんだったら、鼻血出して倒れるだろうな……

 でも俺の頭の中にはあいつしか……



「ハル坊? ウフフっ♥️ お・き・て♥️」

「むぐ? もがもごもぐ~!」

「あ~ん♥️ 喋ったらくすぐったいわ♥️」

「ぷはっ! リージアばあちゃん! 普通に起こしてよ!」

「ハル坊の寝顔、可愛くって♥️」

 可愛いからって、たっぷんプリンを顔に押し付けないでよ! ……と言おうとしたが……

「ハル坊とソフィアちゃんにプレゼントがあるから、ちょっとリビングへ来てね♪」

「プレゼント?」

「じゃ、早くリビングにおいでね♪」

 俺とソフィアに? とりあえずリビングに向かう。

「ハル~♪じいちゃんの横においで~♪」

「ダーリン! そういうのは後で! ハル坊、ソフィアちゃん、あなた達にこれをあげるわ♪」

「これは……」

「指輪?」

「その指輪はペアリングなんだけど、それをお互いに着けていると、どんなに離れていても会話が出来る魔法がかかっているのよ♪」

「そんな珍しい魔法がかかった指輪なんてもらってもいいの!?」

「ええ♪ 私達の家に伝わる指輪だけど、ハル坊達が持っていて欲しいの♪」

「そんな指輪を? ……分かった! 大切にするよ!」

「それじゃあせっかくだし試してみましょう? ハル坊は家から出てちょっと離れたら、この指輪に話しかけてみて?」

「分かった! ちょっと行ってくる!」

「ウフフっ、走って行っちゃって♪ 喜んでもらえてよかったわ♪」

「リージアさん、コテツさん。こんな高価な物……」

「いいのよソフィアちゃん♪ それにこの指輪は、普通の人同士じゃあ使えないのよ♪ ある条件を満たさないと……」

「ある条件って?」

「それはね? ……お互い深く想い合ってないと、指輪の魔法は発動しないのよ♪」

「ええっ!? そんな! じゃあ……」

「ソフィアちゃん、これで声が聞こえたら、もうちょっとハルとの関係、踏み込む勇気出るんじゃない?」

「そんな……私……」



「おーい! ソフィア? 聞こえるー?」

「!!!」

「ソフィア? おーい!」

「…………ハル? 聞こえるわよ」

「おぉ! すげぇ! こっちも聞こえた!」

「……スゴいわね♪」

「ああ! それじゃあ、そっちに戻るよ!」

「気を付けてね」

「ウフフっ♪ ソフィアちゃんよかったわね♥️」

「……はい♪」




 指輪を貰ったあと、夕飯を食べて風呂に入って寝た。
 リージアばあちゃんが風呂に入ってきたり、コテツじいちゃんが寝るときに添い寝すると言い出したり大変だったが、何とかやり過ごし、そして朝になった。

 朝食を食べ、昼過ぎに家を出て街に帰ろうかと話をしていると……

「……ハル!」

「えっ!? 姉ちゃん!?」

「ママが!」

 ……母さん?

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件

こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。

【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに

千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」 「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」 許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。 許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。 上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。 言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。 絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、 「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」 何故か求婚されることに。 困りながらも巻き込まれる騒動を通じて ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。 こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?

音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。 役に立たないから出ていけ? わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます! さようなら! 5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!

再婚相手の連れ子は、僕が恋したレンタル彼女。――完璧な義妹は、深夜の自室で「練習」を強いてくる

まさき
恋愛
「初めまして、お兄さん。これからよろしくお願いしますね」 父の再婚によって現れた義理の妹・水瀬 凛(みなせ りん)。 清楚なワンピースを纏い、非の打ち所がない笑顔で挨拶をする彼女を見て、僕は息が止まるかと思った。 なぜなら彼女は、僕が貯金を叩いて一度だけレンタルし、その圧倒的なプロ意識と可憐さに――本気で恋をしてしまった人気No.1レンタル彼女だったから。 学校では誰もが憧れる高嶺の花。 家では親も感心するほど「理想の妹」を演じる彼女。 しかし、二人きりになった深夜のキッチンで、彼女は冷たい瞳で僕を射抜く。 「……私の仕事のこと、親に言ったらタダじゃおかないから」 秘密を共有したことで始まった、一つ屋根の下の奇妙な生活。 彼女は「さらなるスキルアップ」を名目に、僕の部屋を訪れるようになる。 「ねえ、もっと本気で抱きしめて。……そんなんじゃ、次のデートの練習にならないでしょ?」 これは、仕事(レンタル)か、演技(家族)か、それとも――。 完璧すぎる義妹に翻弄され、理性が溶けていく10日間の物語。 『著者より』 もしこの話が合えば、マイページに他の作品も置いてあります。 https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/658724858

処理中です...