聖剣におまかせ!~元聖剣の女の子に振り回される俺~

ぱぴっぷ

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第二章

3人揃って……

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 パンツを被った変態3人組……

 頭が追い付かない……

 デジャヴ……いや、トラウマだ。


「何やってんの姉ちゃ……」

「……私の名前はマスク・ド・パンツ!」

「わたくしの名前はパンツ・プリンセス!」

「私の名前はジャスティス・パンツ!」

「3人揃って……」



「「「ブラザー☆パンティーズ!!!」」」




 ダサい! 超絶ダサい!!!

 もう身内だと思われたくないから、こっち見ないで!


「……ハル、いや……そこのキミ達、ここは危ないから逃げなさい!」

「あら? クリスの弟さんですわ! どうしたんですの?」

「えっ!? あの子がクリスの弟さん!? 18歳って言ってたから、もっと大きいのかなって思ってたけど、ちっちゃくて可愛い顔してるね!」

「……話は後にしよう? でもハルが可愛いのは否定しない」

「「「「…………」」」」


 グダグダじゃねーか! あとちっちゃいのはほっとけ!

「それで何で逃げなくてはいけないのですか?」

「……ハル? 何で敬語なの?」

「礼儀正しい弟さんですわね!」

「クリスだって気付いてないんじゃない?」

「もういいから! 話進まないから!」


 姉ちゃんだって分かってるよ! 関わりたくないから他人のふりしてんだよ!

「……それで、何で逃げなきゃいけないの?」

「……そうだった、この里の男性達が洗脳されて、この里に襲いかかって来そうなの」

「大変ですわよ! わたくし達では足止め出来ませんでしたわ!」

「人数多いし、あれじゃあ……ねぇ?」

「洗脳!? それでこの里に戻って来てるの!? マズイよ! みんな避難させないと……」

「あの……うちの里の人が洗脳って?」

「……男性達を騙して連れて行って洗脳した犯人を私達は追っていたんだけど、間に合わなかった……」

「わたくし達が見つけた時にはもう……」

「ごめんね、私達がもうちょっと早ければ……」

「とにかく! 早くみんなを連れて逃げよう! 姉ちゃん達が敵わないんだったら……」

「……姉ちゃんじゃない、マスク・ド・パンツ!」

「わたくしはパンツ・プリンセス!」

「私はジャスティス・パンツ!」

「3人揃って……」

「それもういいから! 早く逃げないと、って言ってるだろ!」

「……せっかく3人で考えたのに……」

「決めポーズも練習しましたのに……」

「掛け声も揃い始めたのに……」

「邪魔してごめんね! でもふざけてる場合じゃないから!」

「「「ふざけてない!」」」

「あ、はい」

 もう相手にしてるのめんどくさい!
 姉ちゃんの友達も中々の変態だな!


「「「うぉー!」」」

「……しまった! もう来たの?」

「あれが里の……」

 集団で走ってきたのは、里の男性達だろう。
 みんな狐耳でしっぽが生えている、でも様子がおかしく、みんな目が血走っている。

「何なの、この人達!? ハル! 様子が変よ!」

「イナホさん! 危ないから僕の後ろに隠れるでござる!」

「……コン太さん、カッコいい……♥️」

「どうするんだよ! 姉ちゃん達がふざけてるから!」

「……ふざけてない! でもどうしよう……この人達に私達の攻撃は効かない……」

 迫ってくる里の男性達……

 しかし里の女性達は……

「ああ! 旦那様! 私に……私に何かおっしゃって~!」

「私達、あなた達がいないと何していいか分からないの~!」

「何でもいいの! いつもの様に命令して!」


 女性達の方から向かって行ってしまった。


「「「うぉー! お、お、お」」」

「お?」

「「「お、お、お」」」

「?」

「「「俺、た、ち、を」」」

「俺達を?」

「「「俺達をー!」」」

「!?」

「「「いじめてくれー!!!」」」

「はぁぁ!?」

 何言ってんのこの男達!? いくら洗脳されてるからって!

「俺を罵ってくれ!」

「分かりました旦那様! では……このブ
タ!!」

「ああ♥️ ありがとうございます!」

「俺をこのムチで叩いてくれ!」

「かしこまりました! えい!」

「ひぃぃー♥️ ありがとうございます!」

「俺はこのロウソクを……」

「命令ですね!? いきます!」

「あつぅー♥️ ありがとうございます!」



 ……カオス、カオスだ……

 洗脳されておかしくなった里の男性と、命令されたい女性、上手く噛み合ってしまってる!

 でもこれは見たくない! ……そうだ! イナホは大丈夫か!?


「父様! 母様! 止めて、お願い!」

「そうだ! 私は馬だ! 遠慮なく尻を叩いてくれ!」

「あなた、分かりました! さあ走りなさい!」

「くぅ! ヒ、ヒヒーン♥️」

「もっと速く!」

「ヒヒーン♥️ ヒヒーン♥️ ありがとうございます!」

「2人とも止めてー!!!」

 信じられないものを見てしまい、泣き崩れるイナホ、そしてどうしていいか分からないが、必死にイナホを慰めるコン太。

 ソフィアは顔を真っ赤にしてプルプル震えてるし、俺はあまりの事に開いた口が塞がらない。

 姉ちゃん達は……まあ見た目パンツを被った3人組……変態だから、同類だな。

 この状況どうすればいいんだ……すると


「ほーっほっほ! いいですよあなた達、私が教えたかいがありましたよ♪」

「……お前は!」

「ついに姿をあらわしましたわね!」

「私達の……敵!」

「姉ちゃん!?」

「おやおや、誰かと思えばあなた達は!」

「……あなた達の企み、私達が阻止する!」

「ち、ちょっと待って! 姉ちゃん! コイツは!?」

「この男は……」





「自己紹介が遅れましたね♪ 私は秘密結社H・Tの幹部……エムドゥと申します♪」
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