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プニプニするんじゃありません!
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輝衣の両親にテレビ電話をする少し前……
「はぁ…… んっ、お腹いっぱい……」
「それは良かったよ…… ところで時間は大丈夫なのか?」
「んっ、へへっ、学校終わって少し落ち着いてから電話するって言ったから大丈夫だよ」
もしかしておだんごを食べる時間も考えて、わざと遅い時間にしたんじゃないのか?
「ふぅっ…… これ、桃太はどうだった?」
輝衣はそう言いながら、おだんごを美味しく食べるための物を指で摘まんで自分の顔の前で左右に振っている。
「どうって言われても…… 食べ終わったんだから早く捨てたら?」
「えぇー! でもぉ…… 何か勿体なくない?」
輝衣、プニプニするんじゃありません!
「いいから捨てなさい」
「はぁーい…… へへっ、桃太ぁ、キスして?」
はいはい……
「んっ、へへへっ…… あぁ、二人きりっていうのもいいな!」
そういえば輝衣と二人きりでおだんごを食べさせたのって初めてか?
こっそりつまみ食い程度ならあるけどその場合、すぐ他の二人にバレるしな。
「でも、みんな一緒が一番だけどな! だからしっかりと頼んだぞ、桃太」
「ああ」
本当に大丈夫か? 輝衣が言うには挨拶さえしてしまえば、後は大丈夫だと言ってたけど…… その自信がどこからきてるのかがいまいち分からない。
「んふふっ…… ちゅっ」
あっ、コラっ! もうすぐ時間だろ? 止めなさい。
「そうだったな、へへっ、じゃあパソコンの準備をして…… あっ、桃太はそのまま座ってろよ?」
「いや、そのままって…… ズボン……」
「いいからいいから! パソコンを置いたテーブルをこっちに持ってきて…… これでベッドに座ったまま電話出来るから、楽でいいだろ? んふっ……」
……輝衣、何を企んでるんだ?
「もう時間だ! 準備はいいか?」
お、おい! ちょっとまだ……
◇
『……ダブルピースの責任だよ』
くっ! 輝衣…… 何を楽しそうに笑いながら味見をしてるんだ!
「あ、あの…… それは…… はぅっ!」
『あれだけダブルピースをさせて、まさか責任を取らないなんて言わないだろうな?』
『お父さん、輝衣だって悪いんだから、そんな責めないの!』
『いや、しかしだな…… もう少し上品だと思っていた輝衣があんなダブルピースをするなんて、男の責任だろ!』
『何を言ってるのよ! あんただってあたしに散々ダブルピースさせてたくせに!』
『か、母さんは自分からダブルピースしてただろ!』
「まあまあ、お父もおっ母も落ち着けって!」
『輝衣! おめぇどこ行ってたんだ! また画面の下から現れて…… そんな探し物が見つからないなんて、ちゃんと(部屋を)綺麗にしてるのか!?』
「ちゃんと(おだんご)綺麗にしてるよ! すみずみまで! 余すところなく! へへっ、あっ、まだ綺麗にし足りないかも……」
『話の途中でお掃除を始めるんじゃない! やっぱり汚くしているんじゃないか』
「あん? 汚いわけ…… んっ、ないだろ?」
『……ふん、まあいい! で、桃太くん、答えを聞きたいんだが』
いや、もう何が何だか分からない状況になっちゃってるんだけど! っ、あっ…… 輝衣、止め……
「輝衣さんは…… 僕にも、団子屋にも、必要、っ、なんです! だから…… お願いします! 輝衣さんを…… くっ!」
輝衣、食べ物で遊ぶんじゃない! 遊ぶくらいならひと思いに一気に食べてくれ!
「んへへっ…… んっ、どうしよっかなぁー? ちゃんとお父の質問に答えてから、かな?」
くぅぅっ! ああ、もう!
「輝衣、お(だんごを食べて)下さい!!」
『あらあら、まあ!』
『輝衣を…… 下さい、だと?』
うぅっ!! い、いってしまった……
『輝衣を下さいと言ったな!? よし! 認めよう! わははっ!!』
はふぅ…… へっ?
『あのおてんば娘の輝衣を貰ってくれる男が現れるとはなぁ! 良かったな、輝衣!』
「んぷっ…… んくっ…… お父、ありがとう! へへへっ、桃太! だから言っただろ大丈夫だって、お父もおっ母もこっちに残る事を半分認めてくれてたんだよ、ただ最後に桃太の口からちゃんと聞きたいって言うからさ」
おい、じゃあ俺がこんな緊張する必要なかったんじゃないか?
「へへっ、でも…… あたしを下さい、だって…… へへへっ! 桃太、もう返品出来ないからな?」
「……返品なんてするわけないだろ? ずっと一緒に居てもらうからな?」
「……うん! ずっと一緒に居るから、よろしくな、桃太」
その後、輝衣の両親と卒業後の事を話し合い、色々と雑談もした後、通話を切った。
「んふっ! おっ母、今度あたしの実家にみんなで遊びに来いって言ってたな」
「もしかして千和と美鳥の事も話してあったのか?」
「ああ! 話したというか…… みんなでダブルピースしている写真も送っておいたからな!」
おい! それは色々とマズいって!
最近は親とか知り合いにそういう写真を送るのが流行ってるのか!? そんな訳ないよな?
「んふっ、おっ母が『みんな満腹そうにダブルピースしてるわね』って言ってたな」
それでも輝衣がこっちに残るのを許してくれるってどういう事だよ……
「とりあえずは怒られなくて良かったけど、もう両親にああいう写真を送るは止めてくれよ?」
「へへっ、分かったよ! んへへっ……」
「な、何笑ってるんだよ」
「これであたしも桃太の愛人の一人になれたなぁって……」
愛人!? それは聞こえが悪いからやめて欲しいんだけど。
「恋人よりも上、だけどお嫁さんは…… ちいとみいもいるからな、みんな同列にするなら愛人が一番しっくりくるだろ?」
いや、言いたい事は分かるけど、それでも……
「とにかく! これで卒業してもみんなと一緒に居られるんだ! 早く帰って報告しないとな」
「そうだな……」
「何か言いたそうだなぁ…… あっ! もしかして、またおだんご食べさせたくなったのか!?」
……帰るぞ! これ以上はさすがにマズい。
「だよな…… 特にちいはすぐ気付くから」
「また今度、二人で食べよう」
「うん! へへっ」
そして、後片付けをしてから二人で俺の家に帰ろうと輝衣の住むアパートから出ると……
「輝衣……」
「なっ、なんでここに居るんだ?」
アパートを出てすぐ、道路の端に見知らぬ男性が立っていて、輝衣に話しかけてきた。
「……その男は誰だよ」
「お前には関係ないだろ!」
近付いてきた爽やかそうな見た目のイケメンが、俺の姿を確認して睨み付けてきたり
「輝衣、この人知り合いか?」
「……あの二股バカヤローの元カレだよ」
ああ、コイツが輝衣の言っていた…… でもその元カレが輝衣に今更何の用なんだ?
「俺は別れるとは言ってない! あれは
…… 魔が差したんだ! 俺が本当に好きなのは輝衣なんだよ……」
「……うるせー!! 浮気しといて都合の良いこと言ってんじゃねー! あたしはもうお前なんかこれっぽっちも好きじゃねーんだよ! それにちゃんと別れるって話し合っただろ!? その時ギャルは好きじゃないとも言ってたよな!?」
「出会った頃の輝衣が好きだったという意味で、あれは……」
「ふん! とにかくお前なんてもう嫌いだ、顔も見たくない! ……それに、あたしにはもう大切な人がいるんだ! 今、両親に挨拶したところなんだから、なっ? 桃太」
そこで俺に振られても…… いや、ここは輝衣の…… 彼氏としてガツンと言わないと!
「うるさい! こんな冴えない男のどこが……」
「冴えないだと!? 桃太を馬鹿にすんじゃねー!!」
おい輝衣! いくらなんでも物を投げたら駄目…… ぺちょっ、って聞こえたけど、何を投げたの?
「ひぃぃっ! な、何だ、これ…… うげっ!!」
「へへっ、さっきおだんごを食べた時のやつだ! こんなにたっぷりおだんごを食べさせてもらう仲なんだから、お前はもう邪魔をするな! しっ、しっ!」
おい! それ、おだんごを美味しく食べるための物じゃないか! しかも使用済み! 捨てなさいって言ったよね!?
「あの輝衣が…… こんなのを持ち歩く女になったなんて……」
「今度また近付いてきたら…… もっと投げてやるからな!」
いや、その前に持ち歩くな。
「ビ、ビ○チなんて、こっちから願い下げだ! ふん!!」
そう言って輝衣の元カレは逃げるように立ち去っていった。
何しに来たんだよ……
「どうせ二股相手にフラれたからあたしとよりを戻そうとか考えてたんだろ? はぁっ、あんなクズに引っ掛かったあたしって、本当にバカだな…… でも、そのおかげで桃太と出会えて…… へへへっ!」
とりあえず帰ろう…… よく分からないけど凄く疲れた……
「はぁ…… んっ、お腹いっぱい……」
「それは良かったよ…… ところで時間は大丈夫なのか?」
「んっ、へへっ、学校終わって少し落ち着いてから電話するって言ったから大丈夫だよ」
もしかしておだんごを食べる時間も考えて、わざと遅い時間にしたんじゃないのか?
「ふぅっ…… これ、桃太はどうだった?」
輝衣はそう言いながら、おだんごを美味しく食べるための物を指で摘まんで自分の顔の前で左右に振っている。
「どうって言われても…… 食べ終わったんだから早く捨てたら?」
「えぇー! でもぉ…… 何か勿体なくない?」
輝衣、プニプニするんじゃありません!
「いいから捨てなさい」
「はぁーい…… へへっ、桃太ぁ、キスして?」
はいはい……
「んっ、へへへっ…… あぁ、二人きりっていうのもいいな!」
そういえば輝衣と二人きりでおだんごを食べさせたのって初めてか?
こっそりつまみ食い程度ならあるけどその場合、すぐ他の二人にバレるしな。
「でも、みんな一緒が一番だけどな! だからしっかりと頼んだぞ、桃太」
「ああ」
本当に大丈夫か? 輝衣が言うには挨拶さえしてしまえば、後は大丈夫だと言ってたけど…… その自信がどこからきてるのかがいまいち分からない。
「んふふっ…… ちゅっ」
あっ、コラっ! もうすぐ時間だろ? 止めなさい。
「そうだったな、へへっ、じゃあパソコンの準備をして…… あっ、桃太はそのまま座ってろよ?」
「いや、そのままって…… ズボン……」
「いいからいいから! パソコンを置いたテーブルをこっちに持ってきて…… これでベッドに座ったまま電話出来るから、楽でいいだろ? んふっ……」
……輝衣、何を企んでるんだ?
「もう時間だ! 準備はいいか?」
お、おい! ちょっとまだ……
◇
『……ダブルピースの責任だよ』
くっ! 輝衣…… 何を楽しそうに笑いながら味見をしてるんだ!
「あ、あの…… それは…… はぅっ!」
『あれだけダブルピースをさせて、まさか責任を取らないなんて言わないだろうな?』
『お父さん、輝衣だって悪いんだから、そんな責めないの!』
『いや、しかしだな…… もう少し上品だと思っていた輝衣があんなダブルピースをするなんて、男の責任だろ!』
『何を言ってるのよ! あんただってあたしに散々ダブルピースさせてたくせに!』
『か、母さんは自分からダブルピースしてただろ!』
「まあまあ、お父もおっ母も落ち着けって!」
『輝衣! おめぇどこ行ってたんだ! また画面の下から現れて…… そんな探し物が見つからないなんて、ちゃんと(部屋を)綺麗にしてるのか!?』
「ちゃんと(おだんご)綺麗にしてるよ! すみずみまで! 余すところなく! へへっ、あっ、まだ綺麗にし足りないかも……」
『話の途中でお掃除を始めるんじゃない! やっぱり汚くしているんじゃないか』
「あん? 汚いわけ…… んっ、ないだろ?」
『……ふん、まあいい! で、桃太くん、答えを聞きたいんだが』
いや、もう何が何だか分からない状況になっちゃってるんだけど! っ、あっ…… 輝衣、止め……
「輝衣さんは…… 僕にも、団子屋にも、必要、っ、なんです! だから…… お願いします! 輝衣さんを…… くっ!」
輝衣、食べ物で遊ぶんじゃない! 遊ぶくらいならひと思いに一気に食べてくれ!
「んへへっ…… んっ、どうしよっかなぁー? ちゃんとお父の質問に答えてから、かな?」
くぅぅっ! ああ、もう!
「輝衣、お(だんごを食べて)下さい!!」
『あらあら、まあ!』
『輝衣を…… 下さい、だと?』
うぅっ!! い、いってしまった……
『輝衣を下さいと言ったな!? よし! 認めよう! わははっ!!』
はふぅ…… へっ?
『あのおてんば娘の輝衣を貰ってくれる男が現れるとはなぁ! 良かったな、輝衣!』
「んぷっ…… んくっ…… お父、ありがとう! へへへっ、桃太! だから言っただろ大丈夫だって、お父もおっ母もこっちに残る事を半分認めてくれてたんだよ、ただ最後に桃太の口からちゃんと聞きたいって言うからさ」
おい、じゃあ俺がこんな緊張する必要なかったんじゃないか?
「へへっ、でも…… あたしを下さい、だって…… へへへっ! 桃太、もう返品出来ないからな?」
「……返品なんてするわけないだろ? ずっと一緒に居てもらうからな?」
「……うん! ずっと一緒に居るから、よろしくな、桃太」
その後、輝衣の両親と卒業後の事を話し合い、色々と雑談もした後、通話を切った。
「んふっ! おっ母、今度あたしの実家にみんなで遊びに来いって言ってたな」
「もしかして千和と美鳥の事も話してあったのか?」
「ああ! 話したというか…… みんなでダブルピースしている写真も送っておいたからな!」
おい! それは色々とマズいって!
最近は親とか知り合いにそういう写真を送るのが流行ってるのか!? そんな訳ないよな?
「んふっ、おっ母が『みんな満腹そうにダブルピースしてるわね』って言ってたな」
それでも輝衣がこっちに残るのを許してくれるってどういう事だよ……
「とりあえずは怒られなくて良かったけど、もう両親にああいう写真を送るは止めてくれよ?」
「へへっ、分かったよ! んへへっ……」
「な、何笑ってるんだよ」
「これであたしも桃太の愛人の一人になれたなぁって……」
愛人!? それは聞こえが悪いからやめて欲しいんだけど。
「恋人よりも上、だけどお嫁さんは…… ちいとみいもいるからな、みんな同列にするなら愛人が一番しっくりくるだろ?」
いや、言いたい事は分かるけど、それでも……
「とにかく! これで卒業してもみんなと一緒に居られるんだ! 早く帰って報告しないとな」
「そうだな……」
「何か言いたそうだなぁ…… あっ! もしかして、またおだんご食べさせたくなったのか!?」
……帰るぞ! これ以上はさすがにマズい。
「だよな…… 特にちいはすぐ気付くから」
「また今度、二人で食べよう」
「うん! へへっ」
そして、後片付けをしてから二人で俺の家に帰ろうと輝衣の住むアパートから出ると……
「輝衣……」
「なっ、なんでここに居るんだ?」
アパートを出てすぐ、道路の端に見知らぬ男性が立っていて、輝衣に話しかけてきた。
「……その男は誰だよ」
「お前には関係ないだろ!」
近付いてきた爽やかそうな見た目のイケメンが、俺の姿を確認して睨み付けてきたり
「輝衣、この人知り合いか?」
「……あの二股バカヤローの元カレだよ」
ああ、コイツが輝衣の言っていた…… でもその元カレが輝衣に今更何の用なんだ?
「俺は別れるとは言ってない! あれは
…… 魔が差したんだ! 俺が本当に好きなのは輝衣なんだよ……」
「……うるせー!! 浮気しといて都合の良いこと言ってんじゃねー! あたしはもうお前なんかこれっぽっちも好きじゃねーんだよ! それにちゃんと別れるって話し合っただろ!? その時ギャルは好きじゃないとも言ってたよな!?」
「出会った頃の輝衣が好きだったという意味で、あれは……」
「ふん! とにかくお前なんてもう嫌いだ、顔も見たくない! ……それに、あたしにはもう大切な人がいるんだ! 今、両親に挨拶したところなんだから、なっ? 桃太」
そこで俺に振られても…… いや、ここは輝衣の…… 彼氏としてガツンと言わないと!
「うるさい! こんな冴えない男のどこが……」
「冴えないだと!? 桃太を馬鹿にすんじゃねー!!」
おい輝衣! いくらなんでも物を投げたら駄目…… ぺちょっ、って聞こえたけど、何を投げたの?
「ひぃぃっ! な、何だ、これ…… うげっ!!」
「へへっ、さっきおだんごを食べた時のやつだ! こんなにたっぷりおだんごを食べさせてもらう仲なんだから、お前はもう邪魔をするな! しっ、しっ!」
おい! それ、おだんごを美味しく食べるための物じゃないか! しかも使用済み! 捨てなさいって言ったよね!?
「あの輝衣が…… こんなのを持ち歩く女になったなんて……」
「今度また近付いてきたら…… もっと投げてやるからな!」
いや、その前に持ち歩くな。
「ビ、ビ○チなんて、こっちから願い下げだ! ふん!!」
そう言って輝衣の元カレは逃げるように立ち去っていった。
何しに来たんだよ……
「どうせ二股相手にフラれたからあたしとよりを戻そうとか考えてたんだろ? はぁっ、あんなクズに引っ掛かったあたしって、本当にバカだな…… でも、そのおかげで桃太と出会えて…… へへへっ!」
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