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今が一番、幸せ (美鳥 輝衣 葵)
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◇
「なぁ、みい…… 二人とも風呂に入ってるけど長くないか?」
そうですね…… あれだけ作っていたからおだんごを食べている訳ではないと思うんですけど。
「……つまみ食いでしょうか」
ちょっとくらいは食べているかもしれませんね、でも……
「二人きりでイチャイチャしてるんでしょうね、たまにはいいんじゃないですか?」
千和ちゃんは桃太さんの幼馴染み、いくら桃太さんが私達を平等に愛してくれているとしても、長年桃太さんの事を支えてきたのは千和ちゃんですから、私達より少しくらいは優遇されたっていいと思います。
「ちいだもんな、しゃーないか」
「ええ、千和さんですからね」
そんな風に言っている輝衣ちゃんだってちょっぴりお口が悪いですけど、周りを良く見ているというか、桃太さんと私達の間を上手く取り持ってサポートしてくれる健気で優しい子。
特に桃太さんがおだんごを食べさせている時のサポートが凄いんです。
葵ちゃんは男性とお付き合いした経験がないらしいので、桃太さんとのお付き合いを楽しんでいる姿が初々しくて、見ていると思わず笑顔になってしまいます。
二人とも魅力的な女性で、ちゃんと桃太さんに愛されてますから…… 今は我慢しましょうね?
うふふっ、でも二人とも桃太さん達の様子が気になってそわそわしていますね…… 可愛いです。
「はぁ…… あたしも桃太達が出たら風呂入ろう」
「ではご一緒してもいいですか? わたくしも色々とベタベタして……」
「うふふっ、じゃあ私も一緒にいいですか?」
「あぁ、三人で入るかー」
◇
「わっ! みんな起きてたの?」
風呂から出てきたのを見計らって、入れ替わりで脱衣場に入ろうとしたらあたし達を見たちいが驚いた顔をしていた。
片手にタオルを持っているから桃太の身体を拭いている途中だったみたいだな。
「あたし達もベタベタだからな」
「ふふっ、三人で入ることにしましたの」
「二人は先に寝ててもいいですからね」
チラッと見た感じ、つまみ食いはしてないみたいだ。
ただ、ちいが満足そうな顔をしているから十分イチャイチャできたんだろうな。
「ごめんね、じゃあ桃くん、先にお布団に入って待ってよう?」
おう、いけいけ! イチャイチャの続きでもしてな。
「羨ましいですわ……」
あおは最近仲間になったばかりだからな。
大丈夫だ、そのうち二人きりになる機会は訪れるから。
それにしても……
みいはスラッとして足も長いし桃もプリプリ、大福サイズだがスタイル抜群。
対してあおは…… 肌は真っ白でちいと並ぶスイカにちいより大きい桃、みいとは違うタイプだがスタイル抜群。
それに比べてあたしは……
どれをとっても普通、肌も日サロで焼いたから黒くて、並んで立つとちょっぴり女としての自信がなくなる。
「ため息なんてついてどうしたんですの?」
「いや、何でもない……」
大玉スイカ、凄い……
「あんまり見ないで下さいまし…… 千和さんと比べると形も悪いですし、ヘタも大きめで……」
「そんな事ないですよ? 千和ちゃんのスイカとはまた別の良さがありますから…… 桃太さんを見ていれば分かりますよね?」
確かに…… あおのスイカを美味しそうに食べているもんな。
ちいのと食べ比べしたり……
「うふふっ、でも桃太さんは好き嫌いがないですから、大福だってリンゴだって美味しそうに食べてくれます、特に桃なんか……」
そうだな…… さっきもみいとあたしの桃を並べて交互に食べてたもんな。
食べ方がまた上手なんだよ、ああ、思い出しただけでよだれが垂れてきそう。
ダメだダメだ! 桃太が大変だから今日はもうおしまい! 早く風呂に入ってみんなでくっついて寝るぞ。
「うふふっ、ありがとうございます」
せっかく三人で風呂に入ってるんだからと、お互いに身体を洗い合う。
あたしはみいの背中を流してるんだが、スキンケアやボディケアをしっかりしているから、みいの肌はスベスベだ。
あたしとちいもみいに教えてもらって最近やっているが、肌が触れ合う機会が多いし、大切さが分かった気がする。
その他にも大人っぽいメイクやファッションなども教えてくれるし、あたし達にとって、みいはお姉さんみたいな存在だ。
年齢的にはあおが一番年上だけど、あおは仕事以外は何というか…… ポンな所が目立つからなぁ。
「ひゃっ! ……もう、輝衣ちゃん?」
へへっ、手が滑った…… 一度言ってみたかったんだよな。
「あん! ダメですよ、イタズラしちゃ……」
……撮影するためなのか、ここもツルツルスベスベ。
「あたしもしようかな?」
「ないほうが楽は楽ですよ、今度一緒に行きますか?」
「うーん、桃太に相談してから決めるか」
あたしにとって一番は桃太に喜んでもらう事だから。
そのくらい、あたしは桃太の事が大好きなんだ。
◇
女の子同士でのお風呂、しかも洗いっこまで…… 初めての経験過ぎて、最初は戸惑ってしまいましたが、慣れというのは恐ろしいですわ。
目の前では美鳥さんと輝衣さんがお互いの身体を隅々まで洗ってますし。
劇的に変わった日常、賑やかで楽しい毎日…… 今まで生きてきた中で一番自由で一番幸せですわ。
「も、もう! お返しです!」
「ひぁぁっ! ダ、ダメだって!」
あらあら、楽しそうですわね。
「うふふっ、気持ち良いですか? ……輝衣ちゃん」
「あっ、気持ち良いけど…… 洗い方が…… んっ、みいどうした? ……あぁ、へへっ」
お、お二人とも、わたくしを見てますけど、どうしましたの、
へっ? わ、わたくしは洗わなくても結構ですわよ!? ひっ! やっ、や、めて下さいまし!
…………
……た、大変な目に合いましたわ。
特にスイカの洗浄に時間をかけてましたわね。
「おぉ、スイカが浮いてる!」
「す、凄い迫力ですね」
またスイカを弄んでますわ…… まあお二人なら良いですけど。
重たくて邪魔でしかなかったスイカ、会社での仕事中や取引先など、歩いているだけでチラチラと見られて嫌な気分でしたが、そんなスイカを桃太様が美味しそうに食べてくれるので、今では持っていて良かったと思ってますわ。
それにしても…… 最初の出会いは『吉備団子店を鬼島グループの物にするため』という最悪な出会いでしたのに、皆さんがこんなわたくしに優しくしてくれている事に驚いています。
桃太様が居ない時、千和さん達に理由を訪ねてみても『お団子だよ』と言われるだけ、わたくしにはさっぱり分かりませんが、桃太様のお団子は…… 美味しいですわ。
桃太様のお団子を食べてから、愛する人とまるで姉妹のような三人ができ、関係ないかもしれませんがお父様の体調が奇跡的に良くなり、不仲だと思っていた両親が実はラブラブだった事が分かりました。
仕事も順調ですし体調も良い。
体調に関しては…… いっぱい食べて、いっぱい運動してますからね。
「うふふっ」
な、何ですの、美鳥さん? わたくしを見て笑って……
「へへへっ」
輝衣さんまで! わたくし、何か変な事しました?
「いえ、幸せそうな顔をして笑っていましたから」
「ああ、幸せそうだぞ」
……わたくし、そんな顔をしてますの?
でも…… ええ、今が一番、幸せですわ。
「なぁ、みい…… 二人とも風呂に入ってるけど長くないか?」
そうですね…… あれだけ作っていたからおだんごを食べている訳ではないと思うんですけど。
「……つまみ食いでしょうか」
ちょっとくらいは食べているかもしれませんね、でも……
「二人きりでイチャイチャしてるんでしょうね、たまにはいいんじゃないですか?」
千和ちゃんは桃太さんの幼馴染み、いくら桃太さんが私達を平等に愛してくれているとしても、長年桃太さんの事を支えてきたのは千和ちゃんですから、私達より少しくらいは優遇されたっていいと思います。
「ちいだもんな、しゃーないか」
「ええ、千和さんですからね」
そんな風に言っている輝衣ちゃんだってちょっぴりお口が悪いですけど、周りを良く見ているというか、桃太さんと私達の間を上手く取り持ってサポートしてくれる健気で優しい子。
特に桃太さんがおだんごを食べさせている時のサポートが凄いんです。
葵ちゃんは男性とお付き合いした経験がないらしいので、桃太さんとのお付き合いを楽しんでいる姿が初々しくて、見ていると思わず笑顔になってしまいます。
二人とも魅力的な女性で、ちゃんと桃太さんに愛されてますから…… 今は我慢しましょうね?
うふふっ、でも二人とも桃太さん達の様子が気になってそわそわしていますね…… 可愛いです。
「はぁ…… あたしも桃太達が出たら風呂入ろう」
「ではご一緒してもいいですか? わたくしも色々とベタベタして……」
「うふふっ、じゃあ私も一緒にいいですか?」
「あぁ、三人で入るかー」
◇
「わっ! みんな起きてたの?」
風呂から出てきたのを見計らって、入れ替わりで脱衣場に入ろうとしたらあたし達を見たちいが驚いた顔をしていた。
片手にタオルを持っているから桃太の身体を拭いている途中だったみたいだな。
「あたし達もベタベタだからな」
「ふふっ、三人で入ることにしましたの」
「二人は先に寝ててもいいですからね」
チラッと見た感じ、つまみ食いはしてないみたいだ。
ただ、ちいが満足そうな顔をしているから十分イチャイチャできたんだろうな。
「ごめんね、じゃあ桃くん、先にお布団に入って待ってよう?」
おう、いけいけ! イチャイチャの続きでもしてな。
「羨ましいですわ……」
あおは最近仲間になったばかりだからな。
大丈夫だ、そのうち二人きりになる機会は訪れるから。
それにしても……
みいはスラッとして足も長いし桃もプリプリ、大福サイズだがスタイル抜群。
対してあおは…… 肌は真っ白でちいと並ぶスイカにちいより大きい桃、みいとは違うタイプだがスタイル抜群。
それに比べてあたしは……
どれをとっても普通、肌も日サロで焼いたから黒くて、並んで立つとちょっぴり女としての自信がなくなる。
「ため息なんてついてどうしたんですの?」
「いや、何でもない……」
大玉スイカ、凄い……
「あんまり見ないで下さいまし…… 千和さんと比べると形も悪いですし、ヘタも大きめで……」
「そんな事ないですよ? 千和ちゃんのスイカとはまた別の良さがありますから…… 桃太さんを見ていれば分かりますよね?」
確かに…… あおのスイカを美味しそうに食べているもんな。
ちいのと食べ比べしたり……
「うふふっ、でも桃太さんは好き嫌いがないですから、大福だってリンゴだって美味しそうに食べてくれます、特に桃なんか……」
そうだな…… さっきもみいとあたしの桃を並べて交互に食べてたもんな。
食べ方がまた上手なんだよ、ああ、思い出しただけでよだれが垂れてきそう。
ダメだダメだ! 桃太が大変だから今日はもうおしまい! 早く風呂に入ってみんなでくっついて寝るぞ。
「うふふっ、ありがとうございます」
せっかく三人で風呂に入ってるんだからと、お互いに身体を洗い合う。
あたしはみいの背中を流してるんだが、スキンケアやボディケアをしっかりしているから、みいの肌はスベスベだ。
あたしとちいもみいに教えてもらって最近やっているが、肌が触れ合う機会が多いし、大切さが分かった気がする。
その他にも大人っぽいメイクやファッションなども教えてくれるし、あたし達にとって、みいはお姉さんみたいな存在だ。
年齢的にはあおが一番年上だけど、あおは仕事以外は何というか…… ポンな所が目立つからなぁ。
「ひゃっ! ……もう、輝衣ちゃん?」
へへっ、手が滑った…… 一度言ってみたかったんだよな。
「あん! ダメですよ、イタズラしちゃ……」
……撮影するためなのか、ここもツルツルスベスベ。
「あたしもしようかな?」
「ないほうが楽は楽ですよ、今度一緒に行きますか?」
「うーん、桃太に相談してから決めるか」
あたしにとって一番は桃太に喜んでもらう事だから。
そのくらい、あたしは桃太の事が大好きなんだ。
◇
女の子同士でのお風呂、しかも洗いっこまで…… 初めての経験過ぎて、最初は戸惑ってしまいましたが、慣れというのは恐ろしいですわ。
目の前では美鳥さんと輝衣さんがお互いの身体を隅々まで洗ってますし。
劇的に変わった日常、賑やかで楽しい毎日…… 今まで生きてきた中で一番自由で一番幸せですわ。
「も、もう! お返しです!」
「ひぁぁっ! ダ、ダメだって!」
あらあら、楽しそうですわね。
「うふふっ、気持ち良いですか? ……輝衣ちゃん」
「あっ、気持ち良いけど…… 洗い方が…… んっ、みいどうした? ……あぁ、へへっ」
お、お二人とも、わたくしを見てますけど、どうしましたの、
へっ? わ、わたくしは洗わなくても結構ですわよ!? ひっ! やっ、や、めて下さいまし!
…………
……た、大変な目に合いましたわ。
特にスイカの洗浄に時間をかけてましたわね。
「おぉ、スイカが浮いてる!」
「す、凄い迫力ですね」
またスイカを弄んでますわ…… まあお二人なら良いですけど。
重たくて邪魔でしかなかったスイカ、会社での仕事中や取引先など、歩いているだけでチラチラと見られて嫌な気分でしたが、そんなスイカを桃太様が美味しそうに食べてくれるので、今では持っていて良かったと思ってますわ。
それにしても…… 最初の出会いは『吉備団子店を鬼島グループの物にするため』という最悪な出会いでしたのに、皆さんがこんなわたくしに優しくしてくれている事に驚いています。
桃太様が居ない時、千和さん達に理由を訪ねてみても『お団子だよ』と言われるだけ、わたくしにはさっぱり分かりませんが、桃太様のお団子は…… 美味しいですわ。
桃太様のお団子を食べてから、愛する人とまるで姉妹のような三人ができ、関係ないかもしれませんがお父様の体調が奇跡的に良くなり、不仲だと思っていた両親が実はラブラブだった事が分かりました。
仕事も順調ですし体調も良い。
体調に関しては…… いっぱい食べて、いっぱい運動してますからね。
「うふふっ」
な、何ですの、美鳥さん? わたくしを見て笑って……
「へへへっ」
輝衣さんまで! わたくし、何か変な事しました?
「いえ、幸せそうな顔をして笑っていましたから」
「ああ、幸せそうだぞ」
……わたくし、そんな顔をしてますの?
でも…… ええ、今が一番、幸せですわ。
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