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なぜチラリと俺の下半身の方を見たんだ?
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うつ向いたまま喋らない親父は母さんに任せる事にして、とりあえず俺は両親に三人を紹介した。
「雉岡美鳥です、モデルとグラビアアイドルをしています」
「さ、猿ヶ澤輝衣です! 桃太と同じクラスで、今は吉備団子店でアルバイトをさせてもらってます」
「鬼島葵ですわ、鬼島グループの副社長をしていますわ」
「「「よろしくお願いします(わ)」」」
チラリと親父が顔を上げたが、俺と目が合うとまたうつ向いてしまった。
母さんはというと……
「千和ちゃん、本当にいいの? 三人とも違うタイプの美人だけど……」
「大丈夫ですよ、桃くんはみんな平等に扱ってくれますから」
「びょ、平等…… 桃ちゃんって凄い…… モテるのね」
母さん『凄い……』の後、なぜチラリと俺の下半身の方を見たんだ?
「美人で気立ての良い千和ちゃんがお嫁に来てくれると思って満足してたけど、世の中何があるか分からないわねぇ…… 皆さん、桃ちゃんはお団子の事しか頭にないけど、そんな桃ちゃんにも良い所はいっぱいあるから、どうかよろしくお願いします」
母さん!? 深々と頭を下げて…… どちらかといえば母さんが四人に俺の事をお願いしているよな。
「そんなお義母様、頭を上げて下さい、留守中に勝手に家に出入りさせてもらってますし、私達の方が頭を下げなければならないのに」
「あたしなんか許可も得ずに同棲を決めちゃいましたし」
「わたくしもここに住むつもりで勝手に増築工事を始めてしまいましたのよ?」
「うふふっ、大丈夫よ、ぜーんぶ千和ちゃんが細かく連絡をくれていたから、ねっ、千和ちゃん?」
「えへへっ、私もせっかくの旅行中に何度も連絡してごめんなさい」
「いいのよ、それよりも新しいお団子の売り上げが良いみたいね? 食べてみたいわぁ…… あっ、それから美鳥ちゃんのテレビでうちの店の宣伝している切り抜き動画も見たわよ? ありがとね、んっ、このみかん美味しい! これ、輝衣ちゃんの実家のみかんよね? ご両親にお礼しないと! あと葵ちゃん? 私達の部屋もリフォームしてくれるんですって? ありがとね、出来れば防音をしっかりしてほしいなぁ、あっ、あと……」
母さんのおしゃべりが止まらない!
よく千和のおばさんや近所のおばちゃん達とも長話をしているもんなぁ。
女性同士だと盛り上がるのか、母さんを含め五人で話し出し、止まらなくなっている。
仲良くは出来そうだし、認めてくれたって事でいいんだよな? さて、それじゃあ……
「……親父、いつまでうつ向いてるんだ?」
「…………」
「はぁ…… 連絡も来ないから何かあったのかと思ったじゃないか、心配かけやがって……」
「…………」
「……旅行、楽しかったか?」
「…………うん」
「良かったな、でも疲れただろ? しばらくは店に出ないでゆっくりしてろよ、千和と輝衣が手伝ってくれているし、休みの日には美鳥や葵も手伝ってくれるから店は大丈夫だからさ」
「…………怒ってない?」
「……そりゃ、さっきまで怒ってたけど、みんな楽しそうに喋っているのを見てどうでも良くなったよ」
「…………桃太、心配かけてごめんね」
「ああ、もういいよ、それより…… おかえり」
「……ただいま」
ようやく顔を上げ、申し訳なさそうに笑った親父。
そんな俺達の姿を五人が、子供が仲直りするのを優しく見守る母親のような目をしていたのが少し笑えた。
◇
葵さんが用意したオードブルを冷蔵庫から取り出し、レンジで温めてからテーブルに並べる。
色々あったけど、せっかくみんな揃っているんだからパーティーをしようと思い、私達は準備に取りかかった。
「お義母さん、想像してたより優しかったな」
「初めて会ったのに、もう『娘のような存在』だなんて言われちゃいましたね」
「同棲も認めてもらえましたし、もう何も障害はありませんわね」
「「「…………」」」
『障害はない』この言葉を聞いて、みんな一瞬動かしていた手が止まった。
障害がなくなる、つまり計画進行中の『生おだんご大盤振る舞い計画第二弾』が実現に近付いたということ。
「う、うふふっ、マネージャーさんに仕事の調整を頼んでおかないといけないですね」
「あ、あたしは…… 特に何もないけど、エステにでも行ってみるかなぁ」
「……もしもし? あそこをいつでも利用出来るよう整備をお願いしますわ」
えへへっ、みんな急に慌ただしくなってきたね?
でも…… やっとかぁ。
お母さんには桃くんの家に泊まり込みになる前から伝えてあるからいいとして、お父さんはビックリしちゃうだろうな。
最低桃くんが卒業するまではと試食で我慢していたけど、その必要もなくなる。
生おだんごを食べて……
体調は一応整えておこうと決意した私は、自分のお腹をそっと撫でた。
◇
「あ、朱凛!? もう面会時間は過ぎたはずだぞ? それにその格好は……」
「おほほっ、わたくしは今、虎雄さん専用ナースの朱凛ですわ! ……さて、調子はどうですかー? ふふっ」
今日は葵にトラブルがあって、その手助けをしなければいけなくなったから来れそうにないと聞いていたのだが、消灯時間を迎えてすぐ、ナース服を着た朱凛が突然病室に現れた。
しかもピチピチだし、ミニスカートだし…… 胸のボタンが留められてない。
「止めなさい、誰か来たら怒られるぞ?」
「ふふん、わたくしは今、ナースだから大丈夫ですわ! ……まあ、虎雄さん?」
大丈夫じゃないから! どうして仕事はバリバリなのにこういう所はポンコツなんだ! ……そういうギャップにやられたんだけど。
コラッ! 布団の中に手を入れないで!
「ふふっ、ありましたわ…… 虎雄さん、布団の中に凶器を隠してますわね? 病院にこんな危険な物を持ち込んだらダメですわよ?」
くっ! きょ、凶器じゃない、相棒だから!
「まあ! ふふっ、お上手ですこと…… でも、没収ですわ」
いくら何でも没収は出来ないだろ! っていうか、こんな時間に病院に忍び込んだり、ピチピチナースコスプレをしたり…… 朱凛らしくない強引さだな。
「……何かあったのかい?」
心配になるほど何かに焦っているというか…… 違和感がある。
「……誰も彼もわたくしの目の前で見せつけてくるんですの! わたくしだってこれでも我慢してますのに!」
うぅっ! 何を怒っているんだ? その前に没収する手を離して!
「駄目ですわ! 虎雄さん、金棒法違反で逮捕ですわ!」
警察!? ナースじゃなかったの!?
……そして、謎は謎のまま、めちゃくちゃ没収された。
◇
「あっ、お母様にお礼を言うのを忘れてましたわ!」
「それ、今思い出したの?」
「ええ、おだんごを見て思い出しましたわ!」
何でおだんごを見て思い出すんだよ……
みんな色々あって疲れたと思うから、親父達の帰省を祝うパーティーも早めに切り上げ休む事にした。
親父達も自分の部屋に入って行ったので、俺達も部屋に戻って寝る準備をしていた。
今日は家に親父達がいるのでお夜食は無しだろうと思っていたのだが……
「お礼は明日で、んっ…… いいですわ、それより桃太様ぁ……」
葵が我慢出来ずにおだんごを取り出し、食べ始めてしまった。
「では次は私が食べますね? うふふっ……」
「葵さん、美味しく食べられるように手伝ってあげる……」
「あたしはスイカをつまみ食いするかな? へへっ……」
「んっ、美味しい、美味しいですわぁ、桃太様の、おだんごぉっ」
お夜食を食べているのに気付かれないようこっそりと食べさせる。
千和と輝衣は葵の用意したスイカを左右から食べ、美鳥は桃を味わっている。
みんなで集まって食べるのがまた美味しいみたいで、葵は『美味しい』と繰り返している。
色々な悩みや不安が解消し食べるのもいつもより美味しく感じる、ずっとみんなで食べていたいな……
そしてお腹いっぱいになるまで食べた俺達は、疲れが溜まっていたのか眠気に襲われ、片付けた後そのままぐっすり眠ってしまった。
「雉岡美鳥です、モデルとグラビアアイドルをしています」
「さ、猿ヶ澤輝衣です! 桃太と同じクラスで、今は吉備団子店でアルバイトをさせてもらってます」
「鬼島葵ですわ、鬼島グループの副社長をしていますわ」
「「「よろしくお願いします(わ)」」」
チラリと親父が顔を上げたが、俺と目が合うとまたうつ向いてしまった。
母さんはというと……
「千和ちゃん、本当にいいの? 三人とも違うタイプの美人だけど……」
「大丈夫ですよ、桃くんはみんな平等に扱ってくれますから」
「びょ、平等…… 桃ちゃんって凄い…… モテるのね」
母さん『凄い……』の後、なぜチラリと俺の下半身の方を見たんだ?
「美人で気立ての良い千和ちゃんがお嫁に来てくれると思って満足してたけど、世の中何があるか分からないわねぇ…… 皆さん、桃ちゃんはお団子の事しか頭にないけど、そんな桃ちゃんにも良い所はいっぱいあるから、どうかよろしくお願いします」
母さん!? 深々と頭を下げて…… どちらかといえば母さんが四人に俺の事をお願いしているよな。
「そんなお義母様、頭を上げて下さい、留守中に勝手に家に出入りさせてもらってますし、私達の方が頭を下げなければならないのに」
「あたしなんか許可も得ずに同棲を決めちゃいましたし」
「わたくしもここに住むつもりで勝手に増築工事を始めてしまいましたのよ?」
「うふふっ、大丈夫よ、ぜーんぶ千和ちゃんが細かく連絡をくれていたから、ねっ、千和ちゃん?」
「えへへっ、私もせっかくの旅行中に何度も連絡してごめんなさい」
「いいのよ、それよりも新しいお団子の売り上げが良いみたいね? 食べてみたいわぁ…… あっ、それから美鳥ちゃんのテレビでうちの店の宣伝している切り抜き動画も見たわよ? ありがとね、んっ、このみかん美味しい! これ、輝衣ちゃんの実家のみかんよね? ご両親にお礼しないと! あと葵ちゃん? 私達の部屋もリフォームしてくれるんですって? ありがとね、出来れば防音をしっかりしてほしいなぁ、あっ、あと……」
母さんのおしゃべりが止まらない!
よく千和のおばさんや近所のおばちゃん達とも長話をしているもんなぁ。
女性同士だと盛り上がるのか、母さんを含め五人で話し出し、止まらなくなっている。
仲良くは出来そうだし、認めてくれたって事でいいんだよな? さて、それじゃあ……
「……親父、いつまでうつ向いてるんだ?」
「…………」
「はぁ…… 連絡も来ないから何かあったのかと思ったじゃないか、心配かけやがって……」
「…………」
「……旅行、楽しかったか?」
「…………うん」
「良かったな、でも疲れただろ? しばらくは店に出ないでゆっくりしてろよ、千和と輝衣が手伝ってくれているし、休みの日には美鳥や葵も手伝ってくれるから店は大丈夫だからさ」
「…………怒ってない?」
「……そりゃ、さっきまで怒ってたけど、みんな楽しそうに喋っているのを見てどうでも良くなったよ」
「…………桃太、心配かけてごめんね」
「ああ、もういいよ、それより…… おかえり」
「……ただいま」
ようやく顔を上げ、申し訳なさそうに笑った親父。
そんな俺達の姿を五人が、子供が仲直りするのを優しく見守る母親のような目をしていたのが少し笑えた。
◇
葵さんが用意したオードブルを冷蔵庫から取り出し、レンジで温めてからテーブルに並べる。
色々あったけど、せっかくみんな揃っているんだからパーティーをしようと思い、私達は準備に取りかかった。
「お義母さん、想像してたより優しかったな」
「初めて会ったのに、もう『娘のような存在』だなんて言われちゃいましたね」
「同棲も認めてもらえましたし、もう何も障害はありませんわね」
「「「…………」」」
『障害はない』この言葉を聞いて、みんな一瞬動かしていた手が止まった。
障害がなくなる、つまり計画進行中の『生おだんご大盤振る舞い計画第二弾』が実現に近付いたということ。
「う、うふふっ、マネージャーさんに仕事の調整を頼んでおかないといけないですね」
「あ、あたしは…… 特に何もないけど、エステにでも行ってみるかなぁ」
「……もしもし? あそこをいつでも利用出来るよう整備をお願いしますわ」
えへへっ、みんな急に慌ただしくなってきたね?
でも…… やっとかぁ。
お母さんには桃くんの家に泊まり込みになる前から伝えてあるからいいとして、お父さんはビックリしちゃうだろうな。
最低桃くんが卒業するまではと試食で我慢していたけど、その必要もなくなる。
生おだんごを食べて……
体調は一応整えておこうと決意した私は、自分のお腹をそっと撫でた。
◇
「あ、朱凛!? もう面会時間は過ぎたはずだぞ? それにその格好は……」
「おほほっ、わたくしは今、虎雄さん専用ナースの朱凛ですわ! ……さて、調子はどうですかー? ふふっ」
今日は葵にトラブルがあって、その手助けをしなければいけなくなったから来れそうにないと聞いていたのだが、消灯時間を迎えてすぐ、ナース服を着た朱凛が突然病室に現れた。
しかもピチピチだし、ミニスカートだし…… 胸のボタンが留められてない。
「止めなさい、誰か来たら怒られるぞ?」
「ふふん、わたくしは今、ナースだから大丈夫ですわ! ……まあ、虎雄さん?」
大丈夫じゃないから! どうして仕事はバリバリなのにこういう所はポンコツなんだ! ……そういうギャップにやられたんだけど。
コラッ! 布団の中に手を入れないで!
「ふふっ、ありましたわ…… 虎雄さん、布団の中に凶器を隠してますわね? 病院にこんな危険な物を持ち込んだらダメですわよ?」
くっ! きょ、凶器じゃない、相棒だから!
「まあ! ふふっ、お上手ですこと…… でも、没収ですわ」
いくら何でも没収は出来ないだろ! っていうか、こんな時間に病院に忍び込んだり、ピチピチナースコスプレをしたり…… 朱凛らしくない強引さだな。
「……何かあったのかい?」
心配になるほど何かに焦っているというか…… 違和感がある。
「……誰も彼もわたくしの目の前で見せつけてくるんですの! わたくしだってこれでも我慢してますのに!」
うぅっ! 何を怒っているんだ? その前に没収する手を離して!
「駄目ですわ! 虎雄さん、金棒法違反で逮捕ですわ!」
警察!? ナースじゃなかったの!?
……そして、謎は謎のまま、めちゃくちゃ没収された。
◇
「あっ、お母様にお礼を言うのを忘れてましたわ!」
「それ、今思い出したの?」
「ええ、おだんごを見て思い出しましたわ!」
何でおだんごを見て思い出すんだよ……
みんな色々あって疲れたと思うから、親父達の帰省を祝うパーティーも早めに切り上げ休む事にした。
親父達も自分の部屋に入って行ったので、俺達も部屋に戻って寝る準備をしていた。
今日は家に親父達がいるのでお夜食は無しだろうと思っていたのだが……
「お礼は明日で、んっ…… いいですわ、それより桃太様ぁ……」
葵が我慢出来ずにおだんごを取り出し、食べ始めてしまった。
「では次は私が食べますね? うふふっ……」
「葵さん、美味しく食べられるように手伝ってあげる……」
「あたしはスイカをつまみ食いするかな? へへっ……」
「んっ、美味しい、美味しいですわぁ、桃太様の、おだんごぉっ」
お夜食を食べているのに気付かれないようこっそりと食べさせる。
千和と輝衣は葵の用意したスイカを左右から食べ、美鳥は桃を味わっている。
みんなで集まって食べるのがまた美味しいみたいで、葵は『美味しい』と繰り返している。
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