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エプロンの下はもう水着
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鬼ヶ島に着いたのは正午近くで、俺達は別荘に用意されている大量の食材の中から軽く食べられそうな物を作る事にした。
千和と美鳥はパスタ作り、輝衣と葵はサラダを用意しているみたいだ。
じゃあ俺は何をしているかって? 俺は……
「桃くん、頑張ってねー?」
「……ああっ、ま、任せとけ!」
ご飯の後、少し休んでから海で遊ぶために、俺は外で浮き輪やビーチボールなどを必死に膨らませている。
それにしてもこんなに膨らませる必要はあるのか?
人数分のドーナツ型の浮き輪の他に、ボートみたいなやつからイルカの形の物まで様々な浮き輪を四人に頼まれた。
特に葵があれこれ用意して欲しいと俺の前に持ってきてお願いしてきた結果がこれ…… 別にいいんだけどさ。
どうも子供の頃からぼっちだった葵は、友達とこうして遊んだり旅行したりというのに憧れていたらしい。
張り切り過ぎて目に付く物を色々買って用意したみたいだから、どうせなら全部使って遊びたいんだろうな。
「桃太様ー! もうそろそろ完成しますわよー!」
満面の笑みでこちらに大きく手を振っている葵の姿を見ると、出会った頃の見下したような顔をした葵とは同一人物とは思えない……
仕事中のツンとした凛々しい顔つきの葵も良いが、無邪気な子供のような笑顔の葵も可愛くて良い。
とにかく、葵は知れば知るほど可愛い人なんだと分かった。
もちろん千和や美鳥や輝衣もそれぞれ違う可愛さがあるから…… そんな四人に好きになってもらえた俺はかなりの幸せ者だな。
「ああ! 今戻るよー!」
エプロン姿の葵…… 海へ行くのが楽しみなのか、エプロンの下はもう水着になっている。
見る角度によっては水着が見えなくて、なんというか……
「えへっ、桃くん、葵さんに見惚れてるよ?」
「ああ、しかもスケベな顔をしてるぞ」
「うふふっ、桃太さんらしいですね」
そう言う他の三人もエプロンの下にもう水着になっていて、目のやり場に困る。
「そんなじっくり見られると照れてしまいますわ」
「もう、桃くんったらぁ」
「そんなに見たいならいいぞ、ほら」
「うふふっ、桃太さんにならどんなに見られてもいいですよ」
そりゃスタイル抜群の四人がそんな格好をしていたら見ちゃうよ、困るなぁ……
食事中もエプロン姿のまま食卓に座っているので、みんなが用意してくれた昼食を食べつつチラチラと見ていると、目が合ってクスクスと笑われる。
「えへへっ、桃くん、そんなよそ見をしてるとミートソースをこぼしちゃうよ?」
「あら、口の横にソースが付いてますわ……」
隣に座っていた葵が俺の口元に付いたソースをペロリと舐めた。
それを見た三人は……
「桃太! サラダのドレッシングも付いてるぞ…… んーっ、ちゅっ」
「あぁっ! 桃太さん、口に…… えっとレタスが付いてます! ……んっ」
美鳥、さすがにレタスは無理があるだろ…… んっ!
「……桃くん、口からパスタが出てるよ? んっ、ちゅるっ、んんっ」
パスタ!? そんな訳ないだろ! ……んんっー!! く、口の中まで吸われるぅぅっ!!
「ぷはっ、パスタの味がするね、えへへっ、ごちそうさま!」
「あたしもパスタ食べる!」
「私も食べます!」
「あぁん、もうわたくしにも残しておいて下さいましぃ!」
いや、普通にパスタを食べた方が味がすると思うんだけど…… こうなったら全員の気が済むまでさせないとあとで揉めそうだし、されるがままが一番良いと俺は学習したんだ、だからもう好きにして!
昼食を済まし、少し休憩した後みんなで外に出た。
別荘を出るとすぐ目の前には綺麗な白い砂浜と透き通るような水色の海、そして……
「桃くぅん、サンオイル塗ってぇー?」
綺麗に皮を剥いたスイカが二玉と大きな桃……
「わたくしもお願いしますわぁー!」
「へへっ、あたしも頼むよ」
「わ、私もお願いできますか?」
スイカが更に二玉、リンゴと大福が二個ずつ、そして大きな桃が三つ追加された。
みんな綺麗に皮を剥いた状態になっている…… どうして?
「えへへっ、この島には私達しかいないんだよ? みんなで相談してちょっと大胆になってみようかなぁって」
先ほどまであったフルーツを保護する物は取られ、たわわに実ったフルーツはそのまま食べられそうな状態だ。
「ねぇ、早く塗ってよぉ……」
……あの、こういうのってシートの上で寝た状態で背中に塗る、とかじゃないの?
四人は笑顔で横一列になって立っているけど、もしかしてこのまま塗ってもらおうとしている?
「全身塗ってもらうならこの方が早いでしょ?」
「そ、そうですわね…… でも優しくお願いしますわ」
「何かドキドキするな!」
「さすがにちょっと恥ずかしいかもしれません……」
いやいや、それはさすがに……
「ひゃん! 塗るなら声掛けてからにしてよぉ……」
たっぷりと容器からサンオイルを手に出し、千和の身体に広げるように塗っていく。
ついでにフルーツ達にも念入りに塗る…… 塗る…… ヌルヌルして面白いな!
「こ、こらぁっ、桃くん遊んでるでしょ?」
おおっ、食べ頃のスイカや桃もオイルで更に美味しそうに見えるぞ! 手触りも…… これはなかなか良い。
「あぁん…… オイル塗るのも、上手だよぉ」
「も、桃太様! わたくしにも早く塗って下さいまし!」
言われなくても塗ってあげるから、ほら、腕を上げて?
「んっ! そ、そこは日焼けしづらい場所だと、思いますわよ?」
皮を剥いたスイカの下側も丁寧に塗らないと! 傷んだら食べられなくなるだろ?
「そ、それはそうですけど…… ひっ! わ、脇はいいですわよ!」
「おい! 遊んでないであたしにも塗れ!」
はいはい、輝衣は元々肌を焼いているから…… やっぱり! オイルを塗ると日焼けした肌が更に映えるな!
「へへっ、でも最近は室内に居る事が多かったから少し白くなってきてた…… ひゃっ! お、おい! 桃の割れ目は要らないって!」
桃だって保護するものがないとちょっとした事で傷んじゃうし、やっておいた方がいいって。
「言いたいことは、んっ、分かるけど…… ちょっと丁寧過ぎないかぁっ?」
「や、やっぱり私は自分で塗りますね…… うふふっ…… あん!」
こらこら、駄目だろちゃんと後ろの方も塗らないと、俺が手伝ってあげるから……
「はうっ! そっちは後ろじゃないですよ? 桃太さんが後ろから塗っているだけ…… いやんっ、大福の豆までしっかり塗らないで下さぁい!」
いやいや、せっかくの綺麗な豆がこんがり焼けたら大変だろ? 任せておけって。
「えへへっ、桃くん、結局ノリノリで塗ってる」
「こうなることは分かってましたわ……」
「まったく…… これだから桃太は」
「も、もう十分ですから! 大福に塗り過ぎですぅぅっ!」
ジッとしていると日差しが暖かくて気持ち良く、動けば少し汗ばむくらいの個人的には丁度良い気温、海は少し冷たいが足を入れるくらいなら問題ない。
「えーい! 美鳥さん、行ったよ!」
「はい、葵ちゃん!」
「わわっ! ……きゃっ! 砂で足が取られてしまいましたわぁ」
「はははっ! 桃が砂だらけだぞ!」
プライベートビーチの浅瀬に近い砂浜で、五人でビーチボールで遊んでいる。
最初は浮き輪を持って海へと駆け出した四人は、海に足を入れた瞬間、意外と冷たかったのかすぐにUターンして、俺が座っていたビーチパラソルの方に戻ってきた。
海に入るのは厳しそうなのでどうしようか悩んでいたのだが、一番楽しみにしていてはしゃいでいた葵がものすごく落ち込んでいたので、せっかくだからとビーチボールで遊ぶ事にしたのだが……
揺れるリンゴ、暴れるスイカ達、大福は…… うん、ほどほどに揺れている。
フルーツキャップがない皮を剥いた状態のフルーツ達が、四人が跳ねたり走ったりするたびにプルプル…… 誰もいないからって開放的になり過ぎ!
「あぁん、桃太様ぁ……」
はいはい……
転んだりして砂がフルーツに付くたびに俺に払わせるんだけど、それなら保護すればいいような気がするのは俺だけか?
でも様々なフルーツを持った美女達が楽しそうに遊んでいる姿は目の保養になるな。
「桃くーん、スイカに砂がぁ……」
「桃太、リンゴも!」
「桃太さん、桃に付いちゃいましたぁ」
入れ替わり立ち替わりフルーツの砂取り…… 単純作業だが責任重大な仕事をこなしているような気分になりつつ、なんだかんだ楽しんでしまっている俺だった。
千和と美鳥はパスタ作り、輝衣と葵はサラダを用意しているみたいだ。
じゃあ俺は何をしているかって? 俺は……
「桃くん、頑張ってねー?」
「……ああっ、ま、任せとけ!」
ご飯の後、少し休んでから海で遊ぶために、俺は外で浮き輪やビーチボールなどを必死に膨らませている。
それにしてもこんなに膨らませる必要はあるのか?
人数分のドーナツ型の浮き輪の他に、ボートみたいなやつからイルカの形の物まで様々な浮き輪を四人に頼まれた。
特に葵があれこれ用意して欲しいと俺の前に持ってきてお願いしてきた結果がこれ…… 別にいいんだけどさ。
どうも子供の頃からぼっちだった葵は、友達とこうして遊んだり旅行したりというのに憧れていたらしい。
張り切り過ぎて目に付く物を色々買って用意したみたいだから、どうせなら全部使って遊びたいんだろうな。
「桃太様ー! もうそろそろ完成しますわよー!」
満面の笑みでこちらに大きく手を振っている葵の姿を見ると、出会った頃の見下したような顔をした葵とは同一人物とは思えない……
仕事中のツンとした凛々しい顔つきの葵も良いが、無邪気な子供のような笑顔の葵も可愛くて良い。
とにかく、葵は知れば知るほど可愛い人なんだと分かった。
もちろん千和や美鳥や輝衣もそれぞれ違う可愛さがあるから…… そんな四人に好きになってもらえた俺はかなりの幸せ者だな。
「ああ! 今戻るよー!」
エプロン姿の葵…… 海へ行くのが楽しみなのか、エプロンの下はもう水着になっている。
見る角度によっては水着が見えなくて、なんというか……
「えへっ、桃くん、葵さんに見惚れてるよ?」
「ああ、しかもスケベな顔をしてるぞ」
「うふふっ、桃太さんらしいですね」
そう言う他の三人もエプロンの下にもう水着になっていて、目のやり場に困る。
「そんなじっくり見られると照れてしまいますわ」
「もう、桃くんったらぁ」
「そんなに見たいならいいぞ、ほら」
「うふふっ、桃太さんにならどんなに見られてもいいですよ」
そりゃスタイル抜群の四人がそんな格好をしていたら見ちゃうよ、困るなぁ……
食事中もエプロン姿のまま食卓に座っているので、みんなが用意してくれた昼食を食べつつチラチラと見ていると、目が合ってクスクスと笑われる。
「えへへっ、桃くん、そんなよそ見をしてるとミートソースをこぼしちゃうよ?」
「あら、口の横にソースが付いてますわ……」
隣に座っていた葵が俺の口元に付いたソースをペロリと舐めた。
それを見た三人は……
「桃太! サラダのドレッシングも付いてるぞ…… んーっ、ちゅっ」
「あぁっ! 桃太さん、口に…… えっとレタスが付いてます! ……んっ」
美鳥、さすがにレタスは無理があるだろ…… んっ!
「……桃くん、口からパスタが出てるよ? んっ、ちゅるっ、んんっ」
パスタ!? そんな訳ないだろ! ……んんっー!! く、口の中まで吸われるぅぅっ!!
「ぷはっ、パスタの味がするね、えへへっ、ごちそうさま!」
「あたしもパスタ食べる!」
「私も食べます!」
「あぁん、もうわたくしにも残しておいて下さいましぃ!」
いや、普通にパスタを食べた方が味がすると思うんだけど…… こうなったら全員の気が済むまでさせないとあとで揉めそうだし、されるがままが一番良いと俺は学習したんだ、だからもう好きにして!
昼食を済まし、少し休憩した後みんなで外に出た。
別荘を出るとすぐ目の前には綺麗な白い砂浜と透き通るような水色の海、そして……
「桃くぅん、サンオイル塗ってぇー?」
綺麗に皮を剥いたスイカが二玉と大きな桃……
「わたくしもお願いしますわぁー!」
「へへっ、あたしも頼むよ」
「わ、私もお願いできますか?」
スイカが更に二玉、リンゴと大福が二個ずつ、そして大きな桃が三つ追加された。
みんな綺麗に皮を剥いた状態になっている…… どうして?
「えへへっ、この島には私達しかいないんだよ? みんなで相談してちょっと大胆になってみようかなぁって」
先ほどまであったフルーツを保護する物は取られ、たわわに実ったフルーツはそのまま食べられそうな状態だ。
「ねぇ、早く塗ってよぉ……」
……あの、こういうのってシートの上で寝た状態で背中に塗る、とかじゃないの?
四人は笑顔で横一列になって立っているけど、もしかしてこのまま塗ってもらおうとしている?
「全身塗ってもらうならこの方が早いでしょ?」
「そ、そうですわね…… でも優しくお願いしますわ」
「何かドキドキするな!」
「さすがにちょっと恥ずかしいかもしれません……」
いやいや、それはさすがに……
「ひゃん! 塗るなら声掛けてからにしてよぉ……」
たっぷりと容器からサンオイルを手に出し、千和の身体に広げるように塗っていく。
ついでにフルーツ達にも念入りに塗る…… 塗る…… ヌルヌルして面白いな!
「こ、こらぁっ、桃くん遊んでるでしょ?」
おおっ、食べ頃のスイカや桃もオイルで更に美味しそうに見えるぞ! 手触りも…… これはなかなか良い。
「あぁん…… オイル塗るのも、上手だよぉ」
「も、桃太様! わたくしにも早く塗って下さいまし!」
言われなくても塗ってあげるから、ほら、腕を上げて?
「んっ! そ、そこは日焼けしづらい場所だと、思いますわよ?」
皮を剥いたスイカの下側も丁寧に塗らないと! 傷んだら食べられなくなるだろ?
「そ、それはそうですけど…… ひっ! わ、脇はいいですわよ!」
「おい! 遊んでないであたしにも塗れ!」
はいはい、輝衣は元々肌を焼いているから…… やっぱり! オイルを塗ると日焼けした肌が更に映えるな!
「へへっ、でも最近は室内に居る事が多かったから少し白くなってきてた…… ひゃっ! お、おい! 桃の割れ目は要らないって!」
桃だって保護するものがないとちょっとした事で傷んじゃうし、やっておいた方がいいって。
「言いたいことは、んっ、分かるけど…… ちょっと丁寧過ぎないかぁっ?」
「や、やっぱり私は自分で塗りますね…… うふふっ…… あん!」
こらこら、駄目だろちゃんと後ろの方も塗らないと、俺が手伝ってあげるから……
「はうっ! そっちは後ろじゃないですよ? 桃太さんが後ろから塗っているだけ…… いやんっ、大福の豆までしっかり塗らないで下さぁい!」
いやいや、せっかくの綺麗な豆がこんがり焼けたら大変だろ? 任せておけって。
「えへへっ、桃くん、結局ノリノリで塗ってる」
「こうなることは分かってましたわ……」
「まったく…… これだから桃太は」
「も、もう十分ですから! 大福に塗り過ぎですぅぅっ!」
ジッとしていると日差しが暖かくて気持ち良く、動けば少し汗ばむくらいの個人的には丁度良い気温、海は少し冷たいが足を入れるくらいなら問題ない。
「えーい! 美鳥さん、行ったよ!」
「はい、葵ちゃん!」
「わわっ! ……きゃっ! 砂で足が取られてしまいましたわぁ」
「はははっ! 桃が砂だらけだぞ!」
プライベートビーチの浅瀬に近い砂浜で、五人でビーチボールで遊んでいる。
最初は浮き輪を持って海へと駆け出した四人は、海に足を入れた瞬間、意外と冷たかったのかすぐにUターンして、俺が座っていたビーチパラソルの方に戻ってきた。
海に入るのは厳しそうなのでどうしようか悩んでいたのだが、一番楽しみにしていてはしゃいでいた葵がものすごく落ち込んでいたので、せっかくだからとビーチボールで遊ぶ事にしたのだが……
揺れるリンゴ、暴れるスイカ達、大福は…… うん、ほどほどに揺れている。
フルーツキャップがない皮を剥いた状態のフルーツ達が、四人が跳ねたり走ったりするたびにプルプル…… 誰もいないからって開放的になり過ぎ!
「あぁん、桃太様ぁ……」
はいはい……
転んだりして砂がフルーツに付くたびに俺に払わせるんだけど、それなら保護すればいいような気がするのは俺だけか?
でも様々なフルーツを持った美女達が楽しそうに遊んでいる姿は目の保養になるな。
「桃くーん、スイカに砂がぁ……」
「桃太、リンゴも!」
「桃太さん、桃に付いちゃいましたぁ」
入れ替わり立ち替わりフルーツの砂取り…… 単純作業だが責任重大な仕事をこなしているような気分になりつつ、なんだかんだ楽しんでしまっている俺だった。
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