姉さんにおまかせ!~弟のパンツを被る私~

ぱぴっぷ

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許さん!

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 あれから秘密結社H・Tは現れてない。

 私達は街の見回りを強化してH・Tを追っていたが、姿どころか噂すら聞かない。

「H・Tのやつら全然現れないじゃない! せっかくチーム名も決めポーズも出来たのに!」

「そうですわね! でも平和なのはいい事ですわよ?」

「……でも、嵐の前の静けさかも……」

「もー! 不吉な事言わないでよ!」

「クリス、まったくもうですわ!」

「……ごめんごめん、じゃあもうそろそろ今日の見回りはおしまいにしよ?」



「ただいま~!」

「あっ! おかえりお姉ちゃん!」

「いい子にしてた? 今日は何してたの?」

「えっとね~♪ 今日は新しく出来た友達と遊んでたよ!」

「そうなんだ! 良かったね♪」

「それで友達と遊んでたら……狐みたいな耳の人がいて、友達になったの!」

「狐耳……? それで、その友達と何して遊んでたの?」

「まだ遊んでないよ! 明日遊ぶ約束してるんだ! 何だっけ? ……えいちてぃーをするんだっけ?」

「H・T……? H・Tって言ったの!?」

「うん! よくわかんないけど、友達が面白そうって!」

「どこで待ち合わせてるの!?」

「えっ!? 街外れの公園だけど……お姉ちゃん……恐いよ……」

「ああ! ごめんね! お姉ちゃん恐くないよ!」

「うん……」

「あっ! お腹空いたよね? ご飯作るから待っててね? 今日はハンバーグにしよっか♪」

「えっ!? ハンバーグ!? わーい♪」

「ふふっ♪ じゃあ待っててね♪」

「はぁーい!」


 H・T……ってやっぱり、秘密結社H・Tの事だよね? 街外れの公園……明日クリス達と行ってみよう!

 私の可愛い弟を誑かして……許さん! 

 私はベッドで眠る弟を抱き締めながら、H・Tへの怒りを燃やしていた……

 次の日、クリスとニナに事情を話した私は、弟が話していた公園の隅で待ち伏せをしていた。

「弟さんの言ってたのは本当ですの? それらしき人は見当たらないですわよ?」

「確かにH・Tって言ってたみたいなんだけど……」

「……狐耳っていうのも気になる」

 しばらく待ち伏せてるが特に変な人はいない。

 すると弟が友達と遊びに来た。
 弟の他に男の子が3人いて、みんなで公園を駆け回って遊んでいる。

 良かった……急に街に引っ越す事になったから、知らない土地で友達が出来るか心配だったけれど、みんな仲良く遊ぶ姿を見たら安心した。

「弟さん、楽しそうに遊んでますわね♪」

「うん、安心したよ♪」

「……良かったね♪」

 弟の遊ぶ姿にほっこりしてると、向こうの方から3人の大人の男が歩いてきた。

「あれは……」

「狐耳ですわ!」

「……それに真ん中の男、あの時の……」

「「「エムドゥ!」」」

 弟達に近付くエムドゥ、弟達も気付き近付いて行く……あのままじゃあ危ない!

 私達は戦闘になってもいいように、パンツを被り走り出す!

「ほーっほっほ♪ ボク達? お兄さん達と一緒にもっと楽しい事をしに行きませんか?」

「楽しい事!? してみた~い!」

「僕も行きた~い♪」

「僕は……お姉ちゃんに知らない人に付いていっちゃダメだって言われてるから……」

「いいじゃん! 一緒に行こうぜ!?」

「でも……」

 私の言いつけ守って……本当にいい子ね♪ そんな弟を……エムドゥ、やっぱり許さん!!

「エムドゥ! そこまでよ!」

「おや? あなた達……どこかで会いましたか?」

「……私の名前はマスク・ド・パンツ!」

「わたくしの名前はパンツ・プリンセス!」

「私の名前はジャスティス・パンツ!」

「3人揃って……」

「「「ブラザー☆パンティーズ!!!」」」 

 決まった! 練習しといて良かった! 
 呆気にとられるエムドゥ達と弟達。

「ブラザー☆パンティーズ……あなた達からはとてつもないH・P変態パワーを感じますね! 私達の味方……ではないようですね」

「おい、パンツ被った奴が来たぞ!」

「しかも男の人のパンツだよ!」

「あれ? あのパンツ、僕も持ってるよ!」

「変態さんだー!!!」

 エムドゥと向かい合う私達、弟達を避難させないと! ってパンツに気付いた!? だけど私だってバレてないみたいね……みんなを守る為にお姉ちゃん頑張るからね!

「あなた達! 危ないから逃げて!」

「おい! 逃げようぜ!」

「うん!」

「あの声……気のせいかな?」

「危ない奴が危ないって言ってるぞ!」

 逃げて行く弟達、これで被害がなくて済む!

「……エムドゥ! こんな小さな子達まで……それにその狐耳の人達は……」

「ほーっほっほ♪ それは言うわけにはいかないですね~♪ 近い内に分かるでしょう♪」

「それならここで捕まえますわ!」

「「「いくわよ!!!」」」
 
 私達は魔法と剣撃でエムドゥを攻撃する。
 クリスとニナの魔法での攻撃の間を、縫うように私は駆けてエムドゥを斬りつける!

 エムドゥは手も足も出ないようだ。
 一気に畳み掛けようと思ったその時……

「弱い……弱いですねぇ! もっと……もっと強くしてくれないと、私は気持ちよくならないですよ♪」

「……効いてないの!?」

「クリス! ノイン! 3人でいきますわよ!」

「ニナ! 分かったわ!」

「……了解!」

「「「シューティング・シスター!!!」」」

 エムドゥに私達の攻撃が当たった!
 ……これならどう!? 


「ほーっほっほ♪ 今のは気持ち良かったですよ! さあもっと来てください♪」

「そんな……」

「わたくし達の攻撃が……」

「……もうフレグランス・パワー弟のパンツのニオイが……」

「もう終わりですか? ……がっかりですねぇ、じゃあ私もいきますよ!」

「くっ!」

「エムドゥ・エム!!!」


「「「きゃあーー!!」」」

 エムドゥが放った、縄で私達をメッタ打ちにする攻撃に、私達は一撃で吹き飛ばされる……

「あぁ……あなた達なら私を気持ち良くしてくれると思ったんですが……期待外れですね」

「うぅ……まだ……やれますわ……」

「お姉ちゃんが負けるなんて……」

「……姉は……強くなきゃいけない……」

「はぁ……お前達! もう行きますよ! 無駄な時間でした」

 そしてエムドゥと狐耳の人達は、私達の前からいなくなった。

 私達はエムドゥに手も足も出なかった……

 悔しい……! 

 この日、私達ブラザー☆パンティーズは秘密結社H・Tに負けたのだ……
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