バッドステータス『発情』を持つ女冒険者とパーティーを組んだ結果……

ぱぴっぷ

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―おまけ2― 女王!! (リチャード、村長の息子視点)

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 俺の名前はリチャード、牛の群れのボスだ。
 ワイフ達と子供ベイビー達に囲まれのんびり暮らしている。

「お~いモー助! 牛舎に戻って来~い!」

 誰がモー助だ! 俺の名前はリチャードと言っているだろ! ……まったく。

 アイツはこの牧場の主の息子、しばらく見なかったが最近また見かけるようになった。
 弱そうな人間だがブラッシングが上手なので俺の子分として認めてやっている。

「レオ~! お義母さんが呼んでるぞ~?」

 あっ! あれは…… 女王クイーン!! 
 よく分からないがどうやら子分の妻のようで、両腕には2人の王子を抱えている。

 最初に見かけた時はビビったぜ…… 圧倒的な強者のオーラが出ていたからな。
 羊やニワトリ達と会議を重ねた結果、女王には逆らわないようにしようと決めたんだ。

「分かりました! ……クレアさん?」

「何で私が来ると動物達が腹を見せて寝転がるんだ?」

「……きっとクレアさんの事が好きなんじゃないですかね?」

「わははっ、そうかそうか! モー助、よしよし!」

 だからリチャード……あ、ありがとうございます! 
 ……ふぅ、これだけ服従のポーズを見せておけば家族の命は安全だろう。

 そういえば最近、俺達の生活する所と牧場の主の家の間に見慣れない小屋が出来た。
 普段は誰も出入りしていないし何なんだ? ……まさか! 女王に逆らったらあの中に入れられて厳しい罰を与えられるとか…… お、恐ろしい!! 大丈夫だぞ子供達、父がお前達を守ってやるからな!

 そんな事を考えつつもいつも通りのんびり暮らしていたある日……

 な、何だ!?

 牛舎でウトウトしていると外からモンスターの鳴き声……のようなものが聞こえてきた。

 恐る恐る外を覗いてみると…… モンスターはいない。
 多分あの小屋の中から鳴き声がしている……

「イヤぁぁぁっ!! ダメダメダメぇぇぇぇ~!!」

 この声は女王!! 苦しそうな声だ……あの中で何が起こっているんだ!? 

「ダメなら止めますか?」

 俺は耳がいいから聞き分けられるが、子分の声もしてきた。

「やぁぁ…… 分かってるくせにぃ…… レオのイジワル」 

「冗談ですよ……じゃあもっと激しく動きますからね!」

 あぁ! 女王の悲鳴と肉を叩くような音がする! ……子分が女王に罰を与えているのか!?

「あぁぁっ!! レオ! レオ!」

「クレアさん!!」

 悲鳴というか……喜んでいる? あの女王を子分が…… 子分って弱そうに見えて実は強者なのか? 

 そして聞き耳を立てていたらいつの間にか俺の側に妻達がすり寄って来ていた。
 な、何だ妻達よ…… えっ、発情した!? そんな時期じゃないだろ…… 切ないから助けて? みんななのか!! ……仕方ない、妻達よ! 今助けてやるからな!!

 ……ふぅ~、モテるオスはツラいな。

 その後、しばらくして妻達は新たな子供を産み、何故かは分からないが羊やニワトリ達の子供も増え、俺達の生活は賑やかになった。


 …………
 …………


 俺はこの村の村長の息子。
 去年、幼馴染の嫁と結婚して幸せな毎日を送っている。
 
 この村には若者が少ないっていうのもあるけど、それにしても俺の嫁は村1番の美人だと思う。

 だが1年前、もう1人の幼馴染であるレオが美人な女性を嫁にして村へと帰ってきた、しかも子供まで作って。

 あの泣き虫レオがな……

「ねぇ……ねぇってば!」

「あ、あぁ悪い、どうした?」

「お義父さんが呼んでるよ」

 親父が? とりあえず実家に向かうとそこには親父とレオ、そしてあの都会美人なレオの嫁も一緒にいた。

 ……都会の女性っていつもあんなハレンチな格好をしているのか? タンクトップにホットパンツ……巨大な胸とお尻がこれでもかって主張しているじゃないか! ……痛たっ!! 

「あなた?」

 よ、嫁が睨みながら俺を見ている! 大丈夫だぞ? 俺はお前一筋だから! プックリと膨らんだ慎ましい胸もあまり伸びなかった身長も……ぎゃっ!! 脇腹をつねらないで! 

 グラマラスなレオの嫁とは違い、俺の嫁はどちらかというと子供体型……都会言葉でいうと合法ロリとか言うらしいが……俺はそんな嫁が大好きなんだ!

 とにかく親父の話を聞く事にした。
 ……村の近くで暴れトカゲの群れを見かけた!? 暴れトカゲってあの凶暴なモンスターだろ? そんなモンスターが村に現れたら……って、レオとレオの嫁さんが楽しそうに話をしている。

 ……懐かしい? 2人で初めて依頼を受けたモンスター? レオの奴、泣き虫のくせに冒険者になると言って村を出ていったんだがちゃんと冒険者していたんだな。
 私達にかかれば楽勝? ……ふん! 俺だって今までこの村を守ってきたんだ! そんなのは俺に任せておけ! ……あの、聞いてる? 急にイチャイチャしないでもらえるかな? 腕を絡めて見つめ合って……俺達がいるのにキスをしている!! ……お2人さん、ちょっとキスが長くないですか? 俺の嫁も真っ赤な顔をしているからそろそろ止めてもらえます?

 とにかく! 今は村を脅かすモンスターをどうするかが先だから…… えっ、装備を取ってくる? いや、念入りに作戦会議をしてだな…… あっ、帰っちゃった…… 

 帰りながらもイチャイチャしてるし…… んっ、どうした? 手を繋ごうって? ……はははっ、やっぱり俺の嫁は可愛いなぁ、これくらい控えめなのがいいんだよ! 見習えレオの嫁!


 マジっすか、これがビキニアーマー……痛い痛い!! 見とれてないから! お前のほうが可愛いから! 愛してる! いや、そんな照れられたらこっちも照れる……
 
 露出狂かと疑うくらいなレオの嫁と、軽装に変な筒を持ったレオと一緒に暴れトカゲの様子を見に村の外に出ている。
 ちなみに俺の嫁も一緒だ、浮気の心配をしているらしい…… 心配しなくても大丈夫だから! 

 んっ? ……暴れトカゲだ! 大きくて鋭い爪だ、あんなので引っかかれたら…… あっ、レオ!

 いきなり筒を構え何かを発射、それに合わせてレオの嫁が暴れトカゲに向かっていった!

 俺達は危ないから村に戻れだと!? ……嫁もいるし避難を……

 結局、離れた木陰から見守っていたが、レオの嫁は強かった。
 レオも嫁をサポートをして、2人の呼吸が合っていたので暴れトカゲの群れは瞬殺されてしまった。

「レオくんの奥さんスゴいね」

「あ、あぁ……」

 そしてレオが暴れトカゲを解体しているみたいだが、レオの嫁が……ビキニアーマー脱いでる!

「ふふふっ、レ~オ?」

「クレアさ……わぁっ! 何してるんですか!」

「う~ん『発情』かも~! レオ~、た・す・け・て?」

「……もう『発情』は消えたじゃないですか、しかも棒読みだし」

「こうしてモンスターを狩った後にするのも懐かしくないか? だから~、ねぇ、イチャイチャしよ?」

「はぁ……もう、そんな可愛く言われたら断れないじゃないですか!」

 ……レオの嫁が全部脱い……わっ、目隠しされた! そ、そんなに怒らないでくれよ!

 嫁に目隠しをされ、その場から動けなくなった。
 レオ夫婦が濃厚なイチャイチャをしている音を聞かされ、俺達夫婦は何とも言えない気分に。

「わっ…… あ、あんな風に!? えっ? ヤダ……すごい……」

 俺の嫁はバッチリ見ているみたい…… それにしてもレオの嫁、最中の声がエロいな。

 レオ夫婦が帰った後に俺達もコッソリ帰宅したのだが…… 

「私達も……」

 その日の夜は初めてと言っていいくらい、かなり積極的に絡んできた嫁に寝かせてもらえず、疲れはしたがますます嫁の事が好きになった1日になった。

 そして数ヵ月後……

「あなた……赤ちゃん出来たわ!」

 レオ夫婦に負けじとイチャイチャした結果、俺達夫婦にも待望の赤ちゃんが出来た。

 それ以降、何故か俺達の村ではベビーブームが起き、数年後の今では村にたくさんの子供達の笑い声が響いている。
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