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5-1 俺のちんこを見てくれ!!!
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チュンチュン……
翌朝の日曜日は、スズメの声で目が覚めた。
目覚まし時計はまだ鳴らない時間だ。
俺は起き上がり、カーテンを開ける。
もうすぐ9月だというのに、まだまだ夏を感じさせる晴天だった。
今朝は俺の股間問題が解決して、清々しい気持ちで朝を迎えられた。
俺は踊りだすような足取りでいつものようにトイレに向かった。
──ショロロ……
あれ?
なんか違う……
恐る恐る自分の股間をのぞき込んだ。
おい……
おい、おい……
嘘だろ?
「ピンポーン」
そして俺は、今朝も優成の家のインターホンを押している。
もはや、毎朝の日課になってきている。
「ピンポーン」
もう3日目。
さすがの俺もサンダルを履き違えるほどの動揺はない。
ただ、このおかしな現象に昨日より気持ちがざわついている。
それにしても……アイツ、全く出て来ない!!
「ピンポンピンポンピンポーン」
──ガチャ
「うるさ……」
「もう!早く出ろよおおお!!!」
優成に腕を引っ張られ、玄関に無理やり入れられた。
「あのね、今何時だと思ってんの……」
「6時です……」
「日曜の6時にピンポンピンポンピンポン……テメーは目覚まし時計か!!!」
俺は優成のツッコミを完全に無視して、サンダルも脱がずにすがりついた。
「優成……」
「俺、お前の次のセリフ、なんかわかる気がするわ……」
優成の眉間のシワが、渓谷のように深くなっている。
それでも俺は気にしない。
そんなことよりも、とにかく……
「俺のちんこを見てくれ!!!」
「……だろーな」
俺たちは今日もお馴染みのソファに座り、お馴染みのコーヒーを飲んでいた。
優成がハァ……と、ため息をついてから確認を始める。
「つまり、また戻ったってこと?」
「うん」
「……女に?」
「うん……しかも、また無毛」
何故かまんこになるとパイパン仕様になる、俺の股間。
いったい何が起きてるんだ?
宇宙人の気まぐれに弄ばれてる?
──もう絶対にUFOダサいなんて思わないので、ちんこと陰毛を返してください。
俺は天井に向かって神に祈るように、宇宙人にお願いをした。
──それから、返すときは少し大きめのちんこに変えて戻してください。こんなに弄んだんだ。ちょっとは誠意を見せてください。
俺が強気のお祈りをしている横で、優成も静かに下を向いて考えているようだった。
俺が頼れるのはお前だけなんだ……。
なんとかしてくれ。
「世利、今日予定はある?」
「ないけど……?」
「じゃあ、一緒に出かけるぞ」
優成はそう言って、立ち上がった。
何かを決意したような真剣な顔をして……。
俺は茶化すこともしないで、頷いた。
優成の行動に、何か解決の糸口があるような気がしたんだ。
翌朝の日曜日は、スズメの声で目が覚めた。
目覚まし時計はまだ鳴らない時間だ。
俺は起き上がり、カーテンを開ける。
もうすぐ9月だというのに、まだまだ夏を感じさせる晴天だった。
今朝は俺の股間問題が解決して、清々しい気持ちで朝を迎えられた。
俺は踊りだすような足取りでいつものようにトイレに向かった。
──ショロロ……
あれ?
なんか違う……
恐る恐る自分の股間をのぞき込んだ。
おい……
おい、おい……
嘘だろ?
「ピンポーン」
そして俺は、今朝も優成の家のインターホンを押している。
もはや、毎朝の日課になってきている。
「ピンポーン」
もう3日目。
さすがの俺もサンダルを履き違えるほどの動揺はない。
ただ、このおかしな現象に昨日より気持ちがざわついている。
それにしても……アイツ、全く出て来ない!!
「ピンポンピンポンピンポーン」
──ガチャ
「うるさ……」
「もう!早く出ろよおおお!!!」
優成に腕を引っ張られ、玄関に無理やり入れられた。
「あのね、今何時だと思ってんの……」
「6時です……」
「日曜の6時にピンポンピンポンピンポン……テメーは目覚まし時計か!!!」
俺は優成のツッコミを完全に無視して、サンダルも脱がずにすがりついた。
「優成……」
「俺、お前の次のセリフ、なんかわかる気がするわ……」
優成の眉間のシワが、渓谷のように深くなっている。
それでも俺は気にしない。
そんなことよりも、とにかく……
「俺のちんこを見てくれ!!!」
「……だろーな」
俺たちは今日もお馴染みのソファに座り、お馴染みのコーヒーを飲んでいた。
優成がハァ……と、ため息をついてから確認を始める。
「つまり、また戻ったってこと?」
「うん」
「……女に?」
「うん……しかも、また無毛」
何故かまんこになるとパイパン仕様になる、俺の股間。
いったい何が起きてるんだ?
宇宙人の気まぐれに弄ばれてる?
──もう絶対にUFOダサいなんて思わないので、ちんこと陰毛を返してください。
俺は天井に向かって神に祈るように、宇宙人にお願いをした。
──それから、返すときは少し大きめのちんこに変えて戻してください。こんなに弄んだんだ。ちょっとは誠意を見せてください。
俺が強気のお祈りをしている横で、優成も静かに下を向いて考えているようだった。
俺が頼れるのはお前だけなんだ……。
なんとかしてくれ。
「世利、今日予定はある?」
「ないけど……?」
「じゃあ、一緒に出かけるぞ」
優成はそう言って、立ち上がった。
何かを決意したような真剣な顔をして……。
俺は茶化すこともしないで、頷いた。
優成の行動に、何か解決の糸口があるような気がしたんだ。
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