水魚の交わり

夜千流

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格好つけの本気

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新たな性行を覚えた事で私とフィガロの繋がりは、より深いものになった

座っているフィガロの上に脚を大きく開いて後ろ向きに座らされた所謂、乱れ牡丹という体位で交わる
後孔にフィガロの陰茎を受け入れ、女陰を指で愛撫された
一度潮吹きを覚えた『ソコ』は、フィガロの愛撫を受ける度に、まるで泉のように愛液が滴る
私の身体がいやらしくなるに連れ、フィガロは喜んでくれるし、遊女としては正しいのだろうが…武家の娘として淑やかにあれ、と育てられた幼き日を思うと恥じらいを捨て去る事はできない
亀頭で直腸を突かれ、膣を指で掻き回されると堪らず『ソコ』は飛沫を上げた
後孔の収縮に合わせて『ナカ』はフィガロの精で満たされる

深く交わった後、フィガロは必ず優しく私の身体を労ってくれる
そういうところが、堪らなく愛おしいのだ

私の誕生日が近づいてきたある日、私とフィガロとヒースクリフは、ファウスト達が泊まっている茶屋で談笑していた
その帰り道…とある妓楼で火災が発生していた
妓楼の中には遊女が一人取り残されているらしい
それを聞いたフィガロは、遊女を助ける為に妓楼の中へ入っていく
私はフィガロの後を追い掛けようとしたが、危険だとヒースクリフに止められてしまった
私を羽交い締めにするヒースクリフを振り払おうと藻掻くが…普段、どれだけ美しい着物を纏ってお淑やかに振る舞っていても、ヒースクリフは男性である
女である私が、力で敵うはずもない
必死でフィガロの名を呼ぶが…彼は中々現れず、火の手はどんどん広がっていく…
フィガロを失ってしまうかもしれない恐怖に、私は涙が止まらない

しばらくして…
意識のない遊女を抱えたフィガロが妓楼から出て来た
彼は酷い火傷を負っていたが、遊女はなんとか守り切ったようだ
遊女を楼主に引き渡すと、フィガロは私の元へ戻って来た

私は涙ながらに「どうしてこんな無茶をしたんですか?」と、フィガロに問うた
するとフィガロは、「きみの前で格好つけたかったんだよ」と答えた

どうやら騒動の発端は、過酷な環境に耐えられなかった遊女達が楼主に抗議する為に妓楼に火を放ったのだという…
それからは遊郭全体の労働環境が見直され、以前よりは若干遊女達の待遇が改善した

なにはともあれ…フィガロが生きて帰ってきてくれた事が、なにより嬉しい
私はフィガロの火傷の手当をしながら、彼と共にいられる今に心から感謝した
そして、いよいよ私の誕生日が来る…
それは、水揚げの儀が迫っている事を意味していた
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