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180話
元々重たい空気でしたが、私の発言のせいでより重たい空気が部屋の中に流れてしまいましたわ。
あら?ですが、私は何もおかしいことは言っていないと思いますが........。
そんな空気になるんでしたら最初からやらなければいいことだと思いませんか?
なんて思っていると、急に子息様が
「皇妃様の言う通りです。急な訪問、申し訳ありません」
と頭を下げましたわ。
まぁ!このような常識のない人たちと一緒にいるから似たような人だと思いましたが、違いますのね。
そう思いながらチラッとサーラ様とブリントン侯爵を見ると2人は、顔色を悪くさせたまま、カタカタと震えていますわ。
この2人、前回の時とは別人のように変わりましたわね。
あれほど自信家で面倒な人達でしたのに、一体何があったんでしょう?
そう思っていると、アルフレッド様もゆっくりと私の隣に座ってきましたわ。
なんだか変なタイミングでしたが、ずっと立っているのもおかしい話なので、まぁ、良いでしょう。
それに、アルフレッド様が座らないと話も進みませんからね。
なんて思いながら、私の後ろに立っていたユリに
「ユリ、お茶の用意をお願いしても良いかしら?」
そう言って苦笑すると、ユリは一瞬驚いた顔をしましたがすぐに
「かしこまりました」
と言って部屋を後にしましたわ。
普通に考えて、急に来た人をおもてなしする必要もない、とユリは思ったんでしょうね。
私だって、謝罪がなかったらお茶なんて出さずに帰ってもらう予定でしたわ。
ですが、子息様はしっかりと頭を下げて謝罪してくれたので、仕方ありません。
そんなことより......先ほどからアルフレッド様が一言も言葉を発しませんわね。
顔色を悪くさせて、前に座っている2人のようにカタカタと震えていますが、この子息は一体何者ですの?
そう思いながら隣に座るアルフレッド様に
「黙ったままだと話が進みませんわよ?」
となるべく小声で話しかけましたが部屋の中が静まり返っているので、皆に聞こえているでしょうね。
ですが、このまま黙っているわけにもいきませんし。
私の言葉にアルフレッド様は
「わ、わかっている........だが...........」
と顔色を悪くさせたまま言葉を詰まらせていますわ。
はぁ.........後で何があったのか、聞いておいた方が良さそうな状況ですわね。
正面の2人も借りてきた猫のように大人しく座っていますし........こんな状況はこの国に来てから初めてなのでなんだか気味が悪いですわ。
なんて思いながら
「何がったのかわかりませんが、このままだと埒が明かないので私が話をしますわよ?」
と話をする許可をもらいましたわ。
これにはアルフレッド様も一瞬驚いた顔をしましたが、すぐに
「あ.......あぁ.......よろしく頼む」
と何とも言えないような返事が返ってきましたが、とにかく今は話を聞くのが優先ですわ。
あのアルフレッド様をこのような状態にしてしまう子息......なんだか面白いですわね。
そう思いながら、子息様に向かってこう話しかけましたわ。
「さて、本日はどのような話をしに来ましたの?」
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