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28話
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ブレイドとの楽しいお茶会も早くも終わり、やっとのことで客室に案内をしてもらうことが出来ましたわ。
まぁ、やっとのこと、なんて言いましたが、ブレイドとの会話を楽しんでいたので待ち時間なんて気にならなかったんですけどね。
ただ......正直、今までユーリ達が何をしているのか、気になっていたので、客室に移動、と聞いて少し嬉しくなりましたわ。
ユーリ達も、ここに逃げてきて良かった、と思ってくれていたら良いんですが..........。
なんて思いながら、セバスに連れられて客室へと向かいましたわ。
あ、ブレイドはもう少ししたら、さっきも話をしていた噂の婚約者がお見えになる、とかで慌てて準備に向かいましたのよ。
「セリスティアが来たせいですっかり忘れていたよ」
と苦笑していましたが、私は悪くありませんわよね?
あ、いや、確かに連絡もなしに急に来たのは悪かったと思いますわ。
ですが、婚約者が来ることを忘れていたのはブレイドですもの。
私のせいだけではありませんよね?
なんて思いながら、鼻の下を伸ばしながら婚約者様の話をしていたブレイドのことを思い出しましたわ。
ブレイドの婚約者様は、明るくて活発な方らしいですの。
自分の持っていないものを持っているような令嬢なんだ、と言ったときのブレイドの表情は、本当に婚約者様のことを大事に思っているんだ、と伝わってきましたわ。
........私にはそのように大事な存在、といえる人がいないので、本当に羨ましかったですわ。
そんなことを思い出しているうちに、客室の前に到着しましたわね。
セバスが、急に黙り込んでいた私に気を遣って
「セリスティア様?どこかお体の調子が.......?」
と顔を覗き込むように尋ねてきましたわ。
もう腕を伸ばせば客室の中、というような状況なんですけどね。
そんなに心配になるような表情をしていたのかしら?
なんて思いながら、セバスに
「ごめんなさい。なんでもありませんわ」
出来るだけ優しく微笑みながらそう言いましたが、セバスは納得してくれないみたいですわ。
私の顔をチラチラと見ながら、様子を窺っているみたいですわ。
な、なんでそんなに疑っているのかはわかりませんわね。
そんなに信用できないかしら?
そう思っていると、一通り私の顔をジロジロを見終わったんでしょう。
セバスが
「それならいいんですが......。ここまで長かったでしょうし、何かございましたらすぐにセバスに申し付けてくださいね」
と言ってニッコリと微笑みましたわ。
そんなセバスに
「えぇ、ありがとう。でもユーリ達も連れてきているんだし大丈夫よ」
と苦笑すると、私の言葉にセバスも
「それもそうですね」
と納得してくれましたわ。
と、とにかく、変に誤解されて医者を読んだりの大事にならなくて良かったですわ。
セバスも変に疑い深くなっているので、やましいことは何もありませんが誤解されないように気を付けないといけませんわね。
そう思いながら、客室の扉を開けましたわ。
まぁ、やっとのこと、なんて言いましたが、ブレイドとの会話を楽しんでいたので待ち時間なんて気にならなかったんですけどね。
ただ......正直、今までユーリ達が何をしているのか、気になっていたので、客室に移動、と聞いて少し嬉しくなりましたわ。
ユーリ達も、ここに逃げてきて良かった、と思ってくれていたら良いんですが..........。
なんて思いながら、セバスに連れられて客室へと向かいましたわ。
あ、ブレイドはもう少ししたら、さっきも話をしていた噂の婚約者がお見えになる、とかで慌てて準備に向かいましたのよ。
「セリスティアが来たせいですっかり忘れていたよ」
と苦笑していましたが、私は悪くありませんわよね?
あ、いや、確かに連絡もなしに急に来たのは悪かったと思いますわ。
ですが、婚約者が来ることを忘れていたのはブレイドですもの。
私のせいだけではありませんよね?
なんて思いながら、鼻の下を伸ばしながら婚約者様の話をしていたブレイドのことを思い出しましたわ。
ブレイドの婚約者様は、明るくて活発な方らしいですの。
自分の持っていないものを持っているような令嬢なんだ、と言ったときのブレイドの表情は、本当に婚約者様のことを大事に思っているんだ、と伝わってきましたわ。
........私にはそのように大事な存在、といえる人がいないので、本当に羨ましかったですわ。
そんなことを思い出しているうちに、客室の前に到着しましたわね。
セバスが、急に黙り込んでいた私に気を遣って
「セリスティア様?どこかお体の調子が.......?」
と顔を覗き込むように尋ねてきましたわ。
もう腕を伸ばせば客室の中、というような状況なんですけどね。
そんなに心配になるような表情をしていたのかしら?
なんて思いながら、セバスに
「ごめんなさい。なんでもありませんわ」
出来るだけ優しく微笑みながらそう言いましたが、セバスは納得してくれないみたいですわ。
私の顔をチラチラと見ながら、様子を窺っているみたいですわ。
な、なんでそんなに疑っているのかはわかりませんわね。
そんなに信用できないかしら?
そう思っていると、一通り私の顔をジロジロを見終わったんでしょう。
セバスが
「それならいいんですが......。ここまで長かったでしょうし、何かございましたらすぐにセバスに申し付けてくださいね」
と言ってニッコリと微笑みましたわ。
そんなセバスに
「えぇ、ありがとう。でもユーリ達も連れてきているんだし大丈夫よ」
と苦笑すると、私の言葉にセバスも
「それもそうですね」
と納得してくれましたわ。
と、とにかく、変に誤解されて医者を読んだりの大事にならなくて良かったですわ。
セバスも変に疑い深くなっているので、やましいことは何もありませんが誤解されないように気を付けないといけませんわね。
そう思いながら、客室の扉を開けましたわ。
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