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37話
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さて、ディアが部屋から出て行った後、ユーリは私に詳しく話を聞くこともなく、普段通りに
「そういえば、手紙がきた、と聞きましたが、どうでしたか?」
と質問してきてくれましたわ。
正直、ここでディアのことを聞かれても反応に困っていたので本当にありがたいですわ。
流石ユーリですわね。
なんて心の中で思いながら
「それがね......」
と手紙の大体の内容を話しましたわ。
特にユーリには婚約している時からデール様のことを話していたので、隠す必要もなくデール様が私の居場所を聞いている、ということを話すと
「うわぁ......なんだか気持ちが悪いですね。隣国まで来ておいて正解だったのかもしれませんよ」
ユーリは肩を擦りながら、私にそう言ってきましたわ。
きっと想像してみただけでも気持ちが悪かったんでしょう。
それは私も同じ意見ですわ。
なんて思いながらユーリの言葉に
「やっぱりそうよね」
とだけ言って苦笑しましたわ。
はぁ......本当にデール様に関しては何を考えているのか全く分かりませんのよね。
だって、あちらからの婚約破棄で、私はそれを受け入れただけ、ですもの。
それに、婚約者、と言ってもそれらしいことはしていませんしね。
なんだかんだで一回も2人でパーティーに参加したこともなかったですわ。
なので、私に執着するのであれば、その理由がわからないといいますか......。
一度は考えるのを止めたデール様のことですが、一度気になるとどうしても考えてしまいますわね。
やっぱり一時は婚約者だった、ということもあってでしょうか?
なんて思っていると、急にユーリが勢いよく顔を上げたかと思ったら
「ところでお嬢様。話は全く変わりますが、ずっとこのお屋敷で半年も過ごすつもりですか?」
と私に聞いてきましたわね。
まぁ、伯父様との約束が半年、ということでお世話になるつもりではいますが........ユーリは何を思ってその質問をしましたの?
と思って、
「.......というと?」
と聞いてみましたわ。
すると
「実際、今の時点で暇ですよね?やることがないですよね?」
そう言ってきたユーリは、なぜか楽しそうといいますか....嬉しそうに前のめりになっていますわ。
暇ですよね?と聞かれたら答えなんて1つしかありませんわよね。
だって、暇なんですもの。
ただ、ユーリに対して、そのまま
「暇ですわね」
なんてことは言えないので
「ま、まぁ.......ここでもメイドとして仕事をしているユーリ達には申し訳ないけど、確かに暇しているわ」
と言って苦笑しましたわ。
ほら、ユーリやミリア、ディアもネイトもしっかりとお屋敷で仕事をしていますのよ?
だから少し申し訳ない、といいますか。
素直に暇です!なんて言えなかったんですのよね。
ですが、ユーリはそんなことなんて特に気にすることもなく、前のめりの姿勢はそのままで
「そうですよね!ほら!何かしましょうよ!」
と楽しそうにそう言ってきましたわ。
何かしましょう、ですか。
確かに、何か出来ることが1つでもあったら私も時間つぶしにもなりますし、新しい趣味ができるかもしれませんわよね。
ただ、皆が仕事をしている邪魔にはならないようなことが一番だと思うので、必然的に行動するのがお屋敷の外で、ということになってしまいますが.......。
「そういえば、手紙がきた、と聞きましたが、どうでしたか?」
と質問してきてくれましたわ。
正直、ここでディアのことを聞かれても反応に困っていたので本当にありがたいですわ。
流石ユーリですわね。
なんて心の中で思いながら
「それがね......」
と手紙の大体の内容を話しましたわ。
特にユーリには婚約している時からデール様のことを話していたので、隠す必要もなくデール様が私の居場所を聞いている、ということを話すと
「うわぁ......なんだか気持ちが悪いですね。隣国まで来ておいて正解だったのかもしれませんよ」
ユーリは肩を擦りながら、私にそう言ってきましたわ。
きっと想像してみただけでも気持ちが悪かったんでしょう。
それは私も同じ意見ですわ。
なんて思いながらユーリの言葉に
「やっぱりそうよね」
とだけ言って苦笑しましたわ。
はぁ......本当にデール様に関しては何を考えているのか全く分かりませんのよね。
だって、あちらからの婚約破棄で、私はそれを受け入れただけ、ですもの。
それに、婚約者、と言ってもそれらしいことはしていませんしね。
なんだかんだで一回も2人でパーティーに参加したこともなかったですわ。
なので、私に執着するのであれば、その理由がわからないといいますか......。
一度は考えるのを止めたデール様のことですが、一度気になるとどうしても考えてしまいますわね。
やっぱり一時は婚約者だった、ということもあってでしょうか?
なんて思っていると、急にユーリが勢いよく顔を上げたかと思ったら
「ところでお嬢様。話は全く変わりますが、ずっとこのお屋敷で半年も過ごすつもりですか?」
と私に聞いてきましたわね。
まぁ、伯父様との約束が半年、ということでお世話になるつもりではいますが........ユーリは何を思ってその質問をしましたの?
と思って、
「.......というと?」
と聞いてみましたわ。
すると
「実際、今の時点で暇ですよね?やることがないですよね?」
そう言ってきたユーリは、なぜか楽しそうといいますか....嬉しそうに前のめりになっていますわ。
暇ですよね?と聞かれたら答えなんて1つしかありませんわよね。
だって、暇なんですもの。
ただ、ユーリに対して、そのまま
「暇ですわね」
なんてことは言えないので
「ま、まぁ.......ここでもメイドとして仕事をしているユーリ達には申し訳ないけど、確かに暇しているわ」
と言って苦笑しましたわ。
ほら、ユーリやミリア、ディアもネイトもしっかりとお屋敷で仕事をしていますのよ?
だから少し申し訳ない、といいますか。
素直に暇です!なんて言えなかったんですのよね。
ですが、ユーリはそんなことなんて特に気にすることもなく、前のめりの姿勢はそのままで
「そうですよね!ほら!何かしましょうよ!」
と楽しそうにそう言ってきましたわ。
何かしましょう、ですか。
確かに、何か出来ることが1つでもあったら私も時間つぶしにもなりますし、新しい趣味ができるかもしれませんわよね。
ただ、皆が仕事をしている邪魔にはならないようなことが一番だと思うので、必然的に行動するのがお屋敷の外で、ということになってしまいますが.......。
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