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87話 アーリアside
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私は早速、お父様からもらった紙を見ながら、早速子息達に会うことが出来ないか、と手紙を送ったわ。
まぁ、大体の内容は、婚約者を探しているんだけど、ぜひ貴方になって欲しいので、一度お話をしませんか?という私の割には相当遠慮気味にしておいたの。
というのも、やっぱり男性って最初からガツガツ来られるのよりも、一歩引いて大人しい令嬢が好み、という人が多いと記憶しているのよね。
今までは私の方から攻めすぎちゃった、という反省点もあるし、結構自信がある手紙を書けたと思っているわ。
そもそも、私ほどの美少女からの手紙なんだから皆、すぐに返事を書いて送ってくるでしょう。
そう思いながら、待つこと3日が経過した。
もうすでに全員の子息達に手紙が届いているはずなのに、20通送った中の1通も返事がない、という現状。
.........流石にあり得ないと思わない!?
だって、この私がわざわざ手間をかけて直筆で手紙を書いたのよ?
文字にも私の可憐さが滲み出ていただろうし、全員が無視だなんてありえないわ!
そう思った私は、とりあえずお父様に聞きに行こうと思って、前回同様
「お父様!紙に書いてあった住所は全て合っているのよね!?」
と言いながらノックもせずに勢いよく執務室の扉を開けると、お父様は大きく目を見開いて
「当たり前だろう!それより入ってくる前はノックをしなさい!」
と怒ってきたけど、今はどうでも良いわ!
当たり前だろう、ということは住所が合っている、と言うことで良いのよね!?
住所が合っているのに返事が来ない、ってどういうことなのよ!
セリスティアの時なんて、手紙を送った次の日には返事が来ていたじゃない!
それなのに私の時は返事が遅いなんて、おかしいわ!
私がそう思っているうちにも、お父様は大きくため息をつきながら
「何も貴族との結婚にこだわらなくても良いんじゃないか.....?」
と呟いたのが聞こえてきたわ。
でも、家の跡継ぎなのに平民と結婚......なんて聞いたことがないもの。
だから、ちゃんと貴族の婚約者を決めないと....。
あ..........!そうだわ!
きっと、今までパーティーにも参加していなかった私から急に手紙が来て驚いているのよね!
返事は書きたいけど、私がどんな令嬢なのかわからず考えているとか.......もしくは、私のような美少女から手紙が来て逆に返事に困っているのかもしれないわね。
まぁ、だとしたら私が美少女なのが悪いから仕方がないわね。
皆、私に返事を書いたんだけど照れちゃって送ることが出来ず、もどかしい気持ちになっているに違いないわ!
そうよ....そうよね!
皆照れているか、恥ずかしがっているだけで実際は私に会いたいと思っているはずよ。
あ......それがわかったなら、少し手間だけど私が皆の家に会いに行けば解決するじゃない!
アポイントもなしに行くのは迷惑だ、と思われるかもしれないけど、きっと私だったら皆受け入れてくれる!
そう思った私は、部屋の中から数枚のドレスを抱えて急いで家を後にした。
本当はしっかりと準備していきたいところだけど、急がないといけないもの。
皆、待っていて!
まぁ、大体の内容は、婚約者を探しているんだけど、ぜひ貴方になって欲しいので、一度お話をしませんか?という私の割には相当遠慮気味にしておいたの。
というのも、やっぱり男性って最初からガツガツ来られるのよりも、一歩引いて大人しい令嬢が好み、という人が多いと記憶しているのよね。
今までは私の方から攻めすぎちゃった、という反省点もあるし、結構自信がある手紙を書けたと思っているわ。
そもそも、私ほどの美少女からの手紙なんだから皆、すぐに返事を書いて送ってくるでしょう。
そう思いながら、待つこと3日が経過した。
もうすでに全員の子息達に手紙が届いているはずなのに、20通送った中の1通も返事がない、という現状。
.........流石にあり得ないと思わない!?
だって、この私がわざわざ手間をかけて直筆で手紙を書いたのよ?
文字にも私の可憐さが滲み出ていただろうし、全員が無視だなんてありえないわ!
そう思った私は、とりあえずお父様に聞きに行こうと思って、前回同様
「お父様!紙に書いてあった住所は全て合っているのよね!?」
と言いながらノックもせずに勢いよく執務室の扉を開けると、お父様は大きく目を見開いて
「当たり前だろう!それより入ってくる前はノックをしなさい!」
と怒ってきたけど、今はどうでも良いわ!
当たり前だろう、ということは住所が合っている、と言うことで良いのよね!?
住所が合っているのに返事が来ない、ってどういうことなのよ!
セリスティアの時なんて、手紙を送った次の日には返事が来ていたじゃない!
それなのに私の時は返事が遅いなんて、おかしいわ!
私がそう思っているうちにも、お父様は大きくため息をつきながら
「何も貴族との結婚にこだわらなくても良いんじゃないか.....?」
と呟いたのが聞こえてきたわ。
でも、家の跡継ぎなのに平民と結婚......なんて聞いたことがないもの。
だから、ちゃんと貴族の婚約者を決めないと....。
あ..........!そうだわ!
きっと、今までパーティーにも参加していなかった私から急に手紙が来て驚いているのよね!
返事は書きたいけど、私がどんな令嬢なのかわからず考えているとか.......もしくは、私のような美少女から手紙が来て逆に返事に困っているのかもしれないわね。
まぁ、だとしたら私が美少女なのが悪いから仕方がないわね。
皆、私に返事を書いたんだけど照れちゃって送ることが出来ず、もどかしい気持ちになっているに違いないわ!
そうよ....そうよね!
皆照れているか、恥ずかしがっているだけで実際は私に会いたいと思っているはずよ。
あ......それがわかったなら、少し手間だけど私が皆の家に会いに行けば解決するじゃない!
アポイントもなしに行くのは迷惑だ、と思われるかもしれないけど、きっと私だったら皆受け入れてくれる!
そう思った私は、部屋の中から数枚のドレスを抱えて急いで家を後にした。
本当はしっかりと準備していきたいところだけど、急がないといけないもの。
皆、待っていて!
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