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24話
しおりを挟む私が心の中で、色んなことを思っているうちに、応接室の前に到着しましたわね。
扉の前ではすでに陛下が中で待っているんでしょう。
メイドが待機していて、私の着ている服が崩れていないか、しっかりと確認をしてくれましたわ。
まぁ、ドレスの時とは違って崩れる様な部分もないんですけどね。
ですが、確認があることで自信をもって部屋の中に入ることが出来るので、ありがたいですわ。
なんて思っているうちに、カイロス様、そしてディーヴァンの確認も終わって
「さて、じゃあ行くよ」
という言葉に小さく頷きましたわ。
今回が初めて会う、という訳でもないのに緊張するのは、やっぱり国の一番偉い人に会うからなんでしょうかね?
陛下は凄く優しい人だ、とわかってはいますが、不思議と緊張してしまいますわ。
カイロス様は応接室の中に入ると、
「アリスティア嬢とディーヴァンを連れてきました」
そう言ってサッと私とディーヴァンが陛下に見える様に、と移動をしましたわ。
そのおかげで、私とディーヴァンにはしっかりと陛下の姿が見えていますが......部屋の中を見渡しても第一王子の姿はありませんわね。
まぁ、だからと言って何かがあるわけでもありませんが、第二王子がいるのに第一王子を呼ばないのはなんといいますか......おかしいですわよね。
なんて思っていると、陛下は
「おぉ!疲れただろう。とりあえず座り給え」
そう言って正面の椅子に座るよう、促してきましたわ。
なので、私とディーヴァン、それぞれ椅子に座って陛下達の方をみましたが......陛下はまたきんにくがついたような気がしますわね。
バジューリアー王国の陛下と年齢はあまり変わらないはずなのに、流石といいますか.......10歳ほど若く見えますわ。
このまま鍛え続けると、最高齢で竜騎士になることも可能なんじゃないでしょうか?
そんなことを思いながら、陛下に言われた通り椅子に座ると、早速
「それで?手紙には内容が書いていなかったからまだ把握はしていないが、わざわざ来たということはそれなりに大変なことになっている、ということだろう?」
真剣な表情でそう言われたので
「お父様からこの手紙を渡して欲しい、と頼まれましたわ。私も中を見ていないので、内容はわかりませんがこれに全て書いていると思います」
鞄の中から、受け取った手紙を陛下に差し出すと、すぐに手紙を受け取って内容の確認をしてくれましたわ。
......それにしても、手紙の内容は一体何が書かれているんでしょう?
封筒の厚さを考えると、そんなに多い枚数は入っていない、とは思っていますが、起こった出来事のことを考えたら2枚や3枚では収まらないですわよね?
なんて思いながら陛下の方を見ると、早くも読み終わったのか
「ふむ......」
と言いながら、一度読んだ手紙を読み返していますわね。
表情は.......なんだか険しいような、無表情のような、で何を考えているのかはわかりませんわ。
一体何を考えているのか........ついでに内容のことも言ってくれると嬉しいですわよね。
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