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僕の恋~レニー視点
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僕の恋は、珍しいビンクの髪の令嬢で、とても可愛いらしい人だ。意外と強気で、虐めにも負けない人。
偶々出くわした僕には、事情なんて分からないが、何があったにせよ、虐めは良くない。
何にせよ、濡れたままでは風邪を引く。
タオルを渡した僕に戸惑いながらもお礼を言った。…声まで可愛いんだな。恐らくその瞬間、恋に落ちたのだと思う。
今日はリリー嬢が階段で追いかけられていた。丁度昇る途中にいた僕も悪いんだけど、僕を避けようとして、リリー嬢が落ちそうになった…咄嗟に腕を掴んで止めたけど、追いかけていた令嬢達は皆落ちてしまった。
ほんの数段だから精々打ち身程度だろうけど、ある意味自業自得だろう。
抱き上げたリリー嬢は柔らかくて、びっくりする程軽かった。
無防備に眠るリリー嬢…本当は触れたくて堪らなかった。
返して貰ったタオルには、リリー嬢の残り香が…ほんのり甘い、心がざわつく香り。リリー嬢の笑顔を思い出して、胸が切なく疼いた…あんなに可愛いのに、婚約者もいないなんて…
リリー マゴット嬢は一人娘。マゴット男爵は手広く交易を行う人で、隣国とも交易をしてる。
所謂成金貴族だけど、そんな事僕はどうでもいい。実家は兄の物だし、丁度僕も商売で身を立てようと思っていた所だ。
リリー嬢と一緒になれたら、願ったり叶ったりだ。
偶々出くわした僕には、事情なんて分からないが、何があったにせよ、虐めは良くない。
何にせよ、濡れたままでは風邪を引く。
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今日はリリー嬢が階段で追いかけられていた。丁度昇る途中にいた僕も悪いんだけど、僕を避けようとして、リリー嬢が落ちそうになった…咄嗟に腕を掴んで止めたけど、追いかけていた令嬢達は皆落ちてしまった。
ほんの数段だから精々打ち身程度だろうけど、ある意味自業自得だろう。
抱き上げたリリー嬢は柔らかくて、びっくりする程軽かった。
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