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新たな恋
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「ん…?あっ!レニー様!」
「良かった。大丈夫?」
窓からは夕日が差し込んでいる。え!もう夕方?
「ずっと付いていて下さったのですか?」
「ええと…午後の授業は受けたよ?それと…他の令嬢達は、怪我もあって…まあ色々とあったみたいだね?それで、謹慎になって」
「それって…」
「彼女達の婚約者が、様子がおかしいと調べていたみたいで、だから僕の証言だけじゃないんだけどね」
そうだよね…乙女ゲームを知らない人にとっては異常な行動。
私に対する虐めも、知れ渡ってもおかしくない頃だ。
「あ…!タオル、ありがとうございました」
なかなか会えなくて、渡しそびれてしまっていた。
「覚えていてくれたんだね。ね…どうしてリリー嬢は虐められていたんだろう?僕も訊かれたけど、接点といえば噴水に落とされた時だけだし」
「さあ…?私にも分かりません。彼女達の婚約者とも接点がありませんし」
頑張ってフラグは折りまくったのだ。好感度はゼロだろう。
「っ!ごめんなさい。レニー様の婚約者様が誤解なさってしまいますわね!私はもう大丈夫ですので、ありがとうございました」
「いや…これといった特徴もない子爵家次男に、簡単に婚約者が見付かる訳ないからね…リリー嬢こそ、聞きたい事があったとはいえ、男性と二人きりにさせてしまって、済まない」
特徴がないだなんて…珍しい金色の瞳は、とても優しい色をたたえている。
「私も、そういった方はいませんわ…それに寝ている女性に不埒な真似をする方とは思えません」
「信じてくれてありがとう。正直、手を出したくても勇気がなかっただけなんだ…リリー嬢はとても可愛いし、魅力的だから」
なっ…!そ、その不意打ちは卑怯だわ!前世から恋愛経験値の少ない私にとっては、赤くなった顔を抑える事すら不可能だもの。
確かにリリーは可愛い。何たってヒロイン補正がかかってるのだし、ふわふわのピンクの髪も、外で活発に訓練していた肌も、日焼けする事なく白い。
でも…謹慎となったのなら、当分はあの高笑いを聞かないで済むのね…良かった。
「良かった。大丈夫?」
窓からは夕日が差し込んでいる。え!もう夕方?
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「それって…」
「彼女達の婚約者が、様子がおかしいと調べていたみたいで、だから僕の証言だけじゃないんだけどね」
そうだよね…乙女ゲームを知らない人にとっては異常な行動。
私に対する虐めも、知れ渡ってもおかしくない頃だ。
「あ…!タオル、ありがとうございました」
なかなか会えなくて、渡しそびれてしまっていた。
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頑張ってフラグは折りまくったのだ。好感度はゼロだろう。
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