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亜空間の事
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「そういえば、私の亜空間については何か聞いてますか?」
「何もない薄暗い空間だとか?今まで聞いた事もないスキルだね」
「まあ…今は色々とありますけどね」
頂いた絨毯、ベッド。仕切りの向こう側には庭。台所にはシステムキッチン。お風呂はユニットバスだ。
「これは…凄いな。そして、外とは完全に遮断されてるみたいだ」
「火を吹く牛を倒したら、レベルが上がって、色々と出来るようになったんですよ」
スマホを操作して、奥に部屋を作る…もう一つ作ろう。この絨毯のある部屋は居間として、ベッド等は一旦アイテムボックスへ。私用の部屋に、移す。
ポーション類を作る部屋もあった方がいいかな。良く使う薬草は、出しておいた方が使いやすい。
「火を吹く牛って…ファイアーバッファロー?それを、サヤカが倒したの?」
「私が…っていうか、水のスキルしかなかったから、窒息死を狙ったんですけど、そこで火を吹くから…水蒸気爆発で、事故死ですね」
「あー…それ程高温な火力を放ったなら、上位種のキングバッファローかな?」
「怖かったから、鑑定する余裕もなかったし…首から下は残ってますけど…食べられますよね?」
「ついでに捌き方も教えてやるよ。それにしても、驚いたな」
外に出て、解体用ナイフで切り分けてくれた。私も少しは出来た。牛肉と思えば怖くないし。
ついでに剣捌きを見て貰った。アッシュさんは、その辺で拾った棒。私は鞘付きの剣だ。
結果…散々ダメ出しされて、今のままでは、ゴブリンすら倒せないだろうと。ただ、短剣術のスキルは取れたので、無駄にはならなかった。
でもこのままだと次の日筋肉痛確定なので、自作のポーションを飲んだ…うえ…不味い。そりやあ材料は草だもんね…ただ、痛みが緩和されているから、効いたのだろう。
(サヤカ!美味しい肉が手に入ったからアイテムボックスに入れて!)
というか、どこから念話してるの?結構遠そうだ。
マシロも連れて行ったから、あっちはあっちで、訓練してくれたんだと思うけど。
アッシュさんにも聞こえていたみたいで、馬で向かう事になった。
私には方角しか分からない。アッシュさんに馬の上に引き上げて貰い、前に乗る。
「うわ…高くて怖いです。ゆ…ゆっくりでお願いします」
しっかり掴まっていたから流石に落ちる事はなかったけど、かなり揺れて怖かった。
スローペースで小一時間。森の手前には、ドや顔の2人がいた。
「うわ…カラフルな鳥と、猪?…って、蛇!」
「へえ。ボーダースネークか。高級品だね」
「なら、売ろう!」
(えー?料理して欲しいな!それはマシロが倒したんだよ?マシロは魔法の才能があるね)
「まあ…キングバッファローもあるし、収入とギルドの貢献度を上げないと、サヤカのランクも上がらないし」
鉄級、若しくは銅級冒険者位になっておかないと、まめに依頼をこなさないとならないから大変らしい。
確かに、ヒーリング草の納品だけでは生活していけない。宿代がかからなくても、防具の一つも持っていない私では後々不安しかない。
「でも、チョコ達が倒した魔物を納品しても、私の力じゃないし」
「従魔を従えているのも主の実力のうちだからね。まあ…チョコ殿には協力頂いてるって所があるかもしれないけど」
(違うよ。切っ掛けはサヤカの力だったかもしれないけど、今はちゃんとサヤカの従魔だよ)
「ありがとう。2人共大切な私の家族だよ」
「あれ。俺は仲間外れ?」
「えっと…師匠?」
「ふふふ。いいね。師匠」
まだ弟子を取れるような腕でもないけど、その位の関係の方がこちらとしても気が楽だ。
話し合って、鳥だけはこちらで引き取る事にした。肉も美味しいし、羽は矢に使う。サヤカが弓を使うかは分からないけど、今後水魔法が役立つかは分からないからね。
キングバッファローの皮はサヤカの膝までを守れるブーツにする予定だ。
お城で貰ったブーツはくるぶし丈までしかなく、防具としては不安がある。
それが出来上がった時点で、ダンジョンに潜る計画をしている。
ダンジョンの1階層は大概スライムで、核が手に入れば一時付与にも使えるし、浅い階層でのレベル上げにも役立つからね。
ダンジョンはどの国にも一つや2つはあって、国や町の発展に役に立っている。
ダンジョンの話をしたら、チョコが張り切って、行きたいって騒いだけど、まずは鞍、防具、そして私がある程度は戦えるようにならないと危険だ。
(ダンジョン行こうよ!サヤカなら、ボクやマシロが守るから大丈夫!)
「何でそんなにダンジョン行きたいの?」
(野良のダンジョンでもない限り、魔物だけでは入れないし、ダンジョンなら普通なら逃げてしまう魔物も向かってくるからね!)
いやいや、もうレベル上げする必要はないんじゃ?
(そんな事はないよ?魔境にはもっと強い魔物もいるだろうし、強くなりたいんだ)
バトルジャンキー?生きていく為には狩りも必要だけど、チョコに関しては充分な気もする。
「まあ…ぼちぼちね」
猪よりも、蛇の方が高く売れた。レア度が関係してるみたいだけど、シマヘビはうちの近くにはたくさんいた。毒はなかったけど、食べた事はない。
ボーダーな蛇にも毒はないけど、太さも長さも私が知ってるのと違う。
…蒲焼きにすると美味しいらしい。これだと何人分作れるのだろう?
…スープにされるらしい…うん。私は要らないよ?
「サヤカの目が死んでる」
「あはは…ごめんね?マシロ。でも牛肉で美味しいの作ってあげるからね」
今見た事は忘れよう…美味しくても、蛇は食べる物じゃないよね!
牛ステーキ丼はとっても美味しかった!
「何もない薄暗い空間だとか?今まで聞いた事もないスキルだね」
「まあ…今は色々とありますけどね」
頂いた絨毯、ベッド。仕切りの向こう側には庭。台所にはシステムキッチン。お風呂はユニットバスだ。
「これは…凄いな。そして、外とは完全に遮断されてるみたいだ」
「火を吹く牛を倒したら、レベルが上がって、色々と出来るようになったんですよ」
スマホを操作して、奥に部屋を作る…もう一つ作ろう。この絨毯のある部屋は居間として、ベッド等は一旦アイテムボックスへ。私用の部屋に、移す。
ポーション類を作る部屋もあった方がいいかな。良く使う薬草は、出しておいた方が使いやすい。
「火を吹く牛って…ファイアーバッファロー?それを、サヤカが倒したの?」
「私が…っていうか、水のスキルしかなかったから、窒息死を狙ったんですけど、そこで火を吹くから…水蒸気爆発で、事故死ですね」
「あー…それ程高温な火力を放ったなら、上位種のキングバッファローかな?」
「怖かったから、鑑定する余裕もなかったし…首から下は残ってますけど…食べられますよね?」
「ついでに捌き方も教えてやるよ。それにしても、驚いたな」
外に出て、解体用ナイフで切り分けてくれた。私も少しは出来た。牛肉と思えば怖くないし。
ついでに剣捌きを見て貰った。アッシュさんは、その辺で拾った棒。私は鞘付きの剣だ。
結果…散々ダメ出しされて、今のままでは、ゴブリンすら倒せないだろうと。ただ、短剣術のスキルは取れたので、無駄にはならなかった。
でもこのままだと次の日筋肉痛確定なので、自作のポーションを飲んだ…うえ…不味い。そりやあ材料は草だもんね…ただ、痛みが緩和されているから、効いたのだろう。
(サヤカ!美味しい肉が手に入ったからアイテムボックスに入れて!)
というか、どこから念話してるの?結構遠そうだ。
マシロも連れて行ったから、あっちはあっちで、訓練してくれたんだと思うけど。
アッシュさんにも聞こえていたみたいで、馬で向かう事になった。
私には方角しか分からない。アッシュさんに馬の上に引き上げて貰い、前に乗る。
「うわ…高くて怖いです。ゆ…ゆっくりでお願いします」
しっかり掴まっていたから流石に落ちる事はなかったけど、かなり揺れて怖かった。
スローペースで小一時間。森の手前には、ドや顔の2人がいた。
「うわ…カラフルな鳥と、猪?…って、蛇!」
「へえ。ボーダースネークか。高級品だね」
「なら、売ろう!」
(えー?料理して欲しいな!それはマシロが倒したんだよ?マシロは魔法の才能があるね)
「まあ…キングバッファローもあるし、収入とギルドの貢献度を上げないと、サヤカのランクも上がらないし」
鉄級、若しくは銅級冒険者位になっておかないと、まめに依頼をこなさないとならないから大変らしい。
確かに、ヒーリング草の納品だけでは生活していけない。宿代がかからなくても、防具の一つも持っていない私では後々不安しかない。
「でも、チョコ達が倒した魔物を納品しても、私の力じゃないし」
「従魔を従えているのも主の実力のうちだからね。まあ…チョコ殿には協力頂いてるって所があるかもしれないけど」
(違うよ。切っ掛けはサヤカの力だったかもしれないけど、今はちゃんとサヤカの従魔だよ)
「ありがとう。2人共大切な私の家族だよ」
「あれ。俺は仲間外れ?」
「えっと…師匠?」
「ふふふ。いいね。師匠」
まだ弟子を取れるような腕でもないけど、その位の関係の方がこちらとしても気が楽だ。
話し合って、鳥だけはこちらで引き取る事にした。肉も美味しいし、羽は矢に使う。サヤカが弓を使うかは分からないけど、今後水魔法が役立つかは分からないからね。
キングバッファローの皮はサヤカの膝までを守れるブーツにする予定だ。
お城で貰ったブーツはくるぶし丈までしかなく、防具としては不安がある。
それが出来上がった時点で、ダンジョンに潜る計画をしている。
ダンジョンの1階層は大概スライムで、核が手に入れば一時付与にも使えるし、浅い階層でのレベル上げにも役立つからね。
ダンジョンはどの国にも一つや2つはあって、国や町の発展に役に立っている。
ダンジョンの話をしたら、チョコが張り切って、行きたいって騒いだけど、まずは鞍、防具、そして私がある程度は戦えるようにならないと危険だ。
(ダンジョン行こうよ!サヤカなら、ボクやマシロが守るから大丈夫!)
「何でそんなにダンジョン行きたいの?」
(野良のダンジョンでもない限り、魔物だけでは入れないし、ダンジョンなら普通なら逃げてしまう魔物も向かってくるからね!)
いやいや、もうレベル上げする必要はないんじゃ?
(そんな事はないよ?魔境にはもっと強い魔物もいるだろうし、強くなりたいんだ)
バトルジャンキー?生きていく為には狩りも必要だけど、チョコに関しては充分な気もする。
「まあ…ぼちぼちね」
猪よりも、蛇の方が高く売れた。レア度が関係してるみたいだけど、シマヘビはうちの近くにはたくさんいた。毒はなかったけど、食べた事はない。
ボーダーな蛇にも毒はないけど、太さも長さも私が知ってるのと違う。
…蒲焼きにすると美味しいらしい。これだと何人分作れるのだろう?
…スープにされるらしい…うん。私は要らないよ?
「サヤカの目が死んでる」
「あはは…ごめんね?マシロ。でも牛肉で美味しいの作ってあげるからね」
今見た事は忘れよう…美味しくても、蛇は食べる物じゃないよね!
牛ステーキ丼はとっても美味しかった!
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