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プロローグ
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とある王国の謁見の間で開かれた婚約パーティー。
広々とした煌びやかなこの空間で突如として告げられた婚約破棄。
そんな彼女の名はユリア・アルバレア。
辺境の領地を有する公爵令嬢と名高く、若年ながらもかなりのやり手だと噂される人物。
常々仮面を着けていることから仮面令嬢と呼ばれていたりもする。
そんなユリアに王国は、頭が上がらないはずだった。
資金の援助はもちろんのこと、商業ギルドを立ち上げ、生活必需品や娯楽施設や物の販売までもを独自で築き上げた。それによって傾きつつあった王国の経済は右肩上がり。
他国からの観光客に難民、商人たちがこぞってこの王国に足を運ぶ。
だからこそ王国は彼女――アルバレア家に支えられているといっても過言ではない。
それほどにも実績があり、貢献しているのだ。
しかし唐突な第一王太子が告げた婚約破棄宣言。
しかしユリアは驚くどころか、なんの感情も表には出さずその場を立ち去った。
まるで、自分には関係のない、といった素振り。
それも当然。
とっくの前にユリアは人生のターニングポイントを迎え、大きな幸せを手にしていたのだから。
ここから語られるのは、そんな仮面令嬢と呼ばれたユリア・アルバレアとその婚約者――クレンの第二の人生。
いわゆる、二人にとって本当の幸せを手にする物語。
広々とした煌びやかなこの空間で突如として告げられた婚約破棄。
そんな彼女の名はユリア・アルバレア。
辺境の領地を有する公爵令嬢と名高く、若年ながらもかなりのやり手だと噂される人物。
常々仮面を着けていることから仮面令嬢と呼ばれていたりもする。
そんなユリアに王国は、頭が上がらないはずだった。
資金の援助はもちろんのこと、商業ギルドを立ち上げ、生活必需品や娯楽施設や物の販売までもを独自で築き上げた。それによって傾きつつあった王国の経済は右肩上がり。
他国からの観光客に難民、商人たちがこぞってこの王国に足を運ぶ。
だからこそ王国は彼女――アルバレア家に支えられているといっても過言ではない。
それほどにも実績があり、貢献しているのだ。
しかし唐突な第一王太子が告げた婚約破棄宣言。
しかしユリアは驚くどころか、なんの感情も表には出さずその場を立ち去った。
まるで、自分には関係のない、といった素振り。
それも当然。
とっくの前にユリアは人生のターニングポイントを迎え、大きな幸せを手にしていたのだから。
ここから語られるのは、そんな仮面令嬢と呼ばれたユリア・アルバレアとその婚約者――クレンの第二の人生。
いわゆる、二人にとって本当の幸せを手にする物語。
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