47 / 193
ダクア編
第47話 この後胃痛で倒れ伏した
しおりを挟む「あ、朝日ぞ染みる……」
「きっもちわりぃ……」
徹夜&魔力不足&体調不良で私とペインが死にかけでぐだっと体から力を抜いた。
子爵邸の中庭をぐっちょりと濡らす水。
割れた石畳。
被害は少ないが無いとは言えない器物破損。
目がとてもチカチカする。
持ちうる全ての魔力使ってウォーターボール使いまくったから、魔力切れ待ったナシだ。
「お前魔力量中々にバケモノだよな……」
「ペインこそ、良くもまぁ難易度の高き魔法ぞ同時行使可能ですぞね……」
あまりの気持ち悪さにしゃがみ込んだペイン。
私は魔力とかで気持ち悪くないけど、徹夜がしんどすぎて気持ち悪い。今すぐ寝たい。魔力不足でダルいし。
執事だったシュランゲはびしょ濡れの状態で意識を失っている。ソレを私兵団の団長さんと副団長さんが縛っていた。
自害させないように何かを噛ませている。早いとこ奴隷契約結んだ方がこちら側の情報漏らさないしいいだろう。今度こそ、誰にも殺されないように。
「ラウトぉ……」
「はぁ……」
ペインが名前を呼べばパーティーメンバーの男の人がため息を吐きながら片手で抱え上げた。
「視界がぐるぐるする……」
緊張状態が解けたからか本当に気持ち悪そうに体を預けていた。
……いいなぁ。
「ライ」
「断る」
「返事が早きぃ!」
怪我人に対してなんという!
あっそうだ怪我していたんだった。額が、額がとても痛い。まだ血も止まらないし。
人間、頭は血液沢山あるんだな。
優しさの欠けらも無いコンビにぶすくれているとリーヴルさんが頬に手を当てポソッと呟いた。
「私、力持ちの殿方って好みなのよね……」
「おらリィン抱えるぞ」
「手のひらの返す方」
左手を負傷しているおっさんは、私を片手でポンと軽く投げた後
普通に抱え上げた。
うっわまじか。おっさん私を片手で転がせれるのか。
「お前軽いな」
ライアーの肩に頭を凭れかけ、はぁ~と深いため息を吐く。
とりあえず、依頼は達成した。と、思う。
謎はまだあるけど、全てに首を突っ込むつもりは無い。
眠くて眠くて仕方ないから、もうこのまま寝てしまおうか。子爵邸からダクアまで少し距離があるし。
「冒険者諸君」
そう思っていたら子爵本人が口を開いた。団長さん達が後処理をしているせいからサーチさんが傍で控えている。
「今回はありがとう。正式な依頼に出来ないのが痛い所だが、本当に感謝しているよ」
そうして、貴族当主が頭を下げた。
この人……本当にプライドが高いな……。
普通に考えたら簡単に頭を下げる人ってプライドに低く見えるけど、貴族当主であり私の身分を知っている者として考えれば『国民の功績を否定することなく感謝できる高貴な人』として、私の目に映る。
「執事さん、居なくなるすて、多分大変ですけど」
アイテムボックスから止血の布を取り出して額に当てる。
「子爵が死なずすてよかった」
本当に。
ほんっっとーに。
シュランゲの狙いが指揮形態や事件処理の混乱を招くことだと分かった今、1番狙われていたのは子爵本人の生命だ。
頭が潰れれば組織は混乱を起こす。
家長としてのし上がっていたシュランゲなら、グリーン領を支配することも可能にしただろう。
恐らく、彼の長年に渡る行為の狙いはそれだ。
……スタンピードを起こした理由は分からないけど。
「良ければ子爵邸で泊まっていってくれないか。今回の功績者をその状態で帰すのは、流石に沽券に関わる」
お言葉に甘えまーす!
そりゃもう! めっちゃくちゃ甘えます!
正直すぐ寝たいんだよね!
「ローバスト、彼女達の案内を」
「はっ」
「あ、子爵。全員同じ部屋で良きです。ペイン達もそれで構いませぬ?」
多分子爵は個室を用意すると思う。私の身分を知ってるから。
でもバラバラになるのはちょっと避けたいから先に言っておこう。
「いや……別にいいけど……。お前、庶民なのによく言えるよな」
ペインが驚いた様子で言う。
まぁ、辺境伯令嬢ですから。護衛も居ない中他領の屋敷に泊まるレディの意見は取り入れるでしょ。
「あ、リィン耳貸せ」
ペインが眉間を抑えながら私を向いてそう言った。お互い抱えられている状態なので、案内してくれる団長さんを追いながらも運搬係が近寄ってくれる。
充分内緒話が出来る距離にまで近付くとペインが身を乗り出して顔を近付けた。
「──あの白蛇。嘘ついてたぜ」
「まことに!?」
一体どこでだ。
というか、別に疑っていたわけじゃかないけどペインって本当私の視界で見てたんだな。
「お前、スタンピードも盗賊もあいつの仕業かって聞いただろ?」
「うん」
めちゃくちゃ笑われたやつね。
……。
…………ってまさか!
私は嘘に気付いて目を見開くとペインが肯定するように頷いた。
「自分が裏工作したって認めてたけど、あいつ嘘ついてた」
じゃあまさか……まだトリアングロの人間が関わっていた……?
シュランゲは、もしかして『黒幕』を庇うために自分を売ったんじゃ。
「まぁ、子爵邸に敵がいねぇのは確かだろ」
言葉を濁して伝えられた言葉。
『子爵の私兵団の情報を操作したのは間違いなくシュランゲだった』という意味。
うん、依頼は達成した。
というか。
「既に起こるしたことぞ追うすても意味無きですか」
「それなんだよな」
スタンピードを起こすこと、も。
奴隷盗賊の口封じ、も。
全て実行された後なんだよ。
この実行した事柄が実害の前兆とかなら調べたりする気は起きたんだろうけど。全て先を許してしまった状態で、さらに言えば被害を最小限に抑え終わった後なんだよね。
先手を許したのは腹立つけど。
「なぁリィン。もしかしてなんだが」
運搬係同士の距離感を普通に戻せば、ライアーが私にだけ聞こえる音量で呟いた。
「今回の黒幕、死んでねェか?」
「え?」
「お前、盗賊の戦利品の中から仮面取り出しただろ」
そう言われて思い返す。女狐としてスタンピードを止める時使った仮面は確かに盗賊の物だった。
「トリアングロ王国の軍人は全員動物の名前を貰ってるって聞くし。もしかしたらスタンピードを起こしたのが盗賊の中に居た狐で、シュランゲが口封じに殺した。……とか有り得るんじゃねェか?」
一つだけしかない仮面。確かに可能性は高いかもしれない。
「否定は出来ませぬが肯定も不可能です」
「……そうか」
少し落胆した様子のライアー。どうやら希望的観測で言ったらしい。
仮にライアーの言う通りスタンピードを起こしたのがシュランゲではない誰かとして、口封じをしたとする。
ならあの余裕の態度は少し気になる。
『起こした後』であるということを考えればおかしくは無いけど。
あくまでも予想でしか無いから黒幕が死んだと決めつけるのは早計だろう。
「あ゛~……気持ち悪ぃ……」
ウソを見抜く魔法を使わなくても分かるほど本音がペインの口から零れた。大丈夫? 魂まで零れてない? 生きてる?
「随分疲労しているな?」
「魔法ってそんな疲れるのか……」
魔法無知が同時に首を傾げた。
「ッッたり前だろ。体力使って剣を振るうのと同じで自分の魔力使って行使してんだからよぉ。それにこちとら視覚と聴覚リンクしてリィンの疑似体験してたんだ。こいつがぐるぐるへっちょこ向くわ後衛にも関わらず速攻攻撃喰らうわで自分の意思で見るのとは違って気持ち悪くて堪んねぇっての」
本当に死ぬほど気持ち悪くてムカムカしているのか普段被っている小生意気な少年の猫かぶりが剥がれている。
「しかも同時に魔法ぞ使うは死ぬほど魔力食う」
「それな」
サイコキネシスを使いながら攻撃魔法を使うのって地味に大変だ。落下しながら魔法使ってサイコキネシスで浮かび上がる方が魔力消費は少ない。
まぁ、怖すぎるからやりたくもないけど。
「でも魔法は大体同時行使も無詠唱も難易度高きという常識ぞあるですから対人戦だと意表を突くが可能なのですよね」
「そこがあるからなぁ。この国は大概の人間が一種類は魔法覚えるから余計に。俺の外見に騙されて舐めてかかる糞共とかさぁ……魔法でぶちのめすとそりゃもう面白くて」
ケヒヒヒ、と悪魔の様な笑い声を上げながらペインが過去の経験らしきものを漏らしている。
腕に抱えた悪魔の姿を見下ろしながら、ペインのパーティーメンバーの男……。ラウトさん? がため息を吐き出した。
「見ての通り、こいつは性格が悪い」
「奇遇だな。こっちも性格が悪い」
「否定はしねぇが失敬だなお前。俺、リーダーだぞ」
「ハイハイリーダー。大人しく死んでおけ」
ペイン達のパーティーって不思議だ。
リーダーとしてきちんとペインが動くけど、手網を握っているのが誰か分からない。
対等のようで他よりペインが上に立つ。でもペインは1番立場が弱い、様に見える。
あぁ、あれだ。
愛されてるってこう言うことだ。
全員がペインを愛していて、ペインは全員を信頼している。
そういえば月組も、メンバー全員がリーダーであるリックさんを捕獲するという目的があって一丸となっていたな。
チラリ、とライアーを見上げる。
「……ん?」
私の視線に気付いたのかライアーが私を見て首を傾げた。
コンビネーションは噛み合わないし性格も噛み合わない。怠惰であることが同じなだけの、どっちがリーダーとか無い完全対等のコンビ。
「ねえライアー」
「……なんだよ」
「これから、どうするです?」
水でキラキラと輝く視界。戦闘の残骸は朝の光を受けて虹を見せていた。
「お前と組んでるのも悪くはねぇな」
ライアーはそういった後、小さく呟いた。
「──利用価値があって」
「おいこらおっさん!」
腕の中で抗議をするとおっさんは鼻を鳴らした。
「だけどお前の思考回路はどうかと思う。シュランゲには激しく同情するわ、俺」
勝てば官軍です。
……今更だけど、勝手に中庭使ったりとか、あまりにも無礼だったな。
0
あなたにおすすめの小説
おっさん商人、仲間を気ままに最強SSランクパーティーへ育てる
シンギョウ ガク
ファンタジー
※2019年7月下旬に第二巻発売しました。
※12/11書籍化のため『Sランクパーティーから追放されたおっさん商人、真の仲間を気ままに最強SSランクハーレムパーティーへ育てる。』から『おっさん商人、仲間を気ままに最強SSランクパーティーへ育てる』に改題を実施しました。
※第十一回アルファポリスファンタジー大賞において優秀賞を頂きました。
俺の名はグレイズ。
鳶色の眼と茶色い髪、ちょっとした無精ひげがワイルドさを醸し出す、四十路の(自称ワイルド系イケオジ)おっさん。
ジョブは商人だ。
そう、戦闘スキルを全く習得しない商人なんだ。おかげで戦えない俺はパーティーの雑用係。
だが、ステータスはMAX。これは呪いのせいだが、仲間には黙っていた。
そんな俺がメンバーと探索から戻ると、リーダーのムエルから『パーティー追放』を言い渡された。
理由は『巷で流行している』かららしい。
そんなこと言いつつ、次のメンバー候補が可愛い魔術士の子だって知ってるんだぜ。
まぁ、言い争っても仕方ないので、装備品全部返して、パーティーを脱退し、次の仲間を探して暇していた。
まぁ、ステータスMAXの力を以ってすれば、Sランク冒険者は余裕だが、あくまで俺は『商人』なんだ。前衛に立って戦うなんて野蛮なことはしたくない。
表向き戦力にならない『商人』の俺を受け入れてくれるメンバーを探していたが、火力重視の冒険者たちからは相手にされない。
そんな、ある日、冒険者ギルドでは流行している、『パーティー追放』の餌食になった問題児二人とひょんなことからパーティーを組むことになった。
一人は『武闘家』ファーマ。もう一人は『精霊術士』カーラ。ともになぜか上級職から始まっていて、成長できず仲間から追放された女冒険者だ。
俺はそんな追放された二人とともに冒険者パーティー『追放者《アウトキャスト》』を結成する。
その後、前のパーティーとのひと悶着があって、『魔術師』アウリースも参加することとなった。
本当は彼女らが成長し、他のパーティーに入れるまでの暫定パーティーのつもりだったが、俺の指導でメキメキと実力を伸ばしていき、いつの間にか『追放者《アウトキャスト》』が最強のハーレムパーティーと言われるSSランクを得るまでの話。
底辺から始まった俺の異世界冒険物語!
ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。
しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。
おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。
漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。
この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる