29 / 60
第28話 比べられる二人
私はジェオール・アルバート・クラウゼル。
この国の第二王子で、次期宰相だ。
兄バレンドが王太子として国の将来を担うように、私は政務と国策の側で国を支える役割を負っている。
現在は、現宰相であり王弟の叔父・リォルド殿の元で修行中だ。
リォルド殿は、厳格で知識の深い人物だ。毎日、書類の山と政務の激しさの中で、私は重くのしかかるほどの訓練を受ける日々である。
一言で言えば、忙しい。
だが――それでも、王宮で起きることは把握しておく必要がある。
それが、政務を司る者の責務だ。
だから今日も、財政会議の傍に列席した。
財政会議の間。
重臣たちが並ぶ中、アマーリエ王女も同席している。
「私は、シュタインベルク王国の財政についても学んでおりますわ!」
アマーリエ王女が、自慢げに言う。
私は、眼鏡の奥で少し眉を上げた。
シュタインベルク王国の財政。
一つ目の問題だな、と思った。
「ほう」
重臣が、興味深そうに聞く。
「では、王女殿下。北方交易について、ご意見を」
「え? あ、ええと……」
アマーリエ王女は、言葉に詰まる。
その場が、静まる。
「……北方は、寒いですわ。だから、毛皮とかが取れますわね」
アマーリエ王女は、なんとか言葉を絞り出す。
重臣たちは、苦笑する。
「……そうですね」
私は――深くため息をつきたくなった。
だが、この場で言葉を出すのは、私の役割ではない。
「では、エレノア様。いかがでしょうか」
別の重臣が、エレノア嬢に向けて問いかける。
彼女は、静かに立ち上がる。
「北方交易については、リスク分散が重要です」
冷静に、具体的な提案を始める。
「現在の交易路に加え、東方諸国との新ルートを開拓することで、一つの交易路に依存しない構造を作ることが重要だと考えます」
「……東方諸国?」
重臣が、興味深そうに聞く。
「はい。東方諸国は、現在まだ交易の開拓余地があります」
エレノア嬢は、資料を提示する。
「現在の北方交易路の売上と、東方諸国との潜在的な交易規模を比較すると――」
数字が、明確に並べられる。
重臣たちは、真剣に聞き入る。
「……なるほど」
「確かに、リスク分散は重要だな」
「エレノア様の意見は、具体的で説得力がある」
私も――その提案の質に、率直に感心した。
エレノア嬢は、幼い頃からこれくらいの知識と思考力を持っていた。
レオニスの幼馴染として、何度か王宮にも足を運んでいた娘だ。
当時の私も、「この娘は、将来侯爵家をしっかりと背負って立つ器だな」と思った。
今やその確信は、さらに強まっている。
アマーリエ王女は――悔しそうに、エレノア嬢を睨む。
「むむむ……!」
私は、その様子を静かに観察した。
やはり、エレノア嬢の方が数段上だな。いや、比べるまでもないだろう。
財政会議が終わった後、王宮の社交の間では――。
「私のドレス、シュタインベルク王国の最高級品ですのよ!」
アマーリエ王女が、令嬢たちの前で自慢する。
私は、廊下の脇で報告書を読みながら、その会話が漏れてくるのを聞いていた。
「まあ、素敵ですわね」
「ええとても。お美しいです」
令嬢たちが、社交辞令で褒める。
「でしょう!? このドレスは――」
アマーリエ王女が、延々と語り続ける。
衣装のデザインや流行は、政務には全く関係がない、と私は思った。もちろん、女性の社交では重要な話題なのだろうが、彼女の話は一番人気のデザイナーが仕立てた最新のドレス、という情報しかないようだ。絹の産地や流通経路、作った職人だのの深い話まではしていない。「シュタインベルクのご領地で?」という質問は華麗にスルーしていた。
私は――別の方向に視線を向ける。
エレノア嬢が、少し離れた場所で、友人と話している。
「フローラ、そのブローチ、素敵ね」
「ありがとう。亡き祖母の形見なの」
「そう。大切にしているのね」
エレノア嬢の声は、温かい。
話している友人の表情も、明るい。
そして周りの令嬢たちも、自然と輪に加わっている。
アマーリエ王女の方では――令嬢たちが少しずつ、引いていく様子がある。
私は、静かに観察した。
人間関係は、政務と同じだ。
強制する者には、やがて人が離れていく。
「なぜ!? なぜ、私の方が高価なドレスを着ているのに!?」
アマーリエ王女の声が、大きくなる。
その声には、イライラが混じっている。
私は、報告書から目を上げて、アマーリエ王女を見る。
この娘、シュタインベルクで同じような失敗をしているのだろうな。
外交官から報告を受けた通りだ。
「ジェオール」
リォルド叔父上が、廊下から近づいてくる。
「……叔父上」
「財政会議の報告書、仕上がっているか」
「はい。ただ今」
私は、報告書を差し出す。
リォルド叔父上は、早々に目を通すと顔を上げた。
「……エレノア嬢の提案、きちんと盛り込んだか」
「はい」
「良い」
リォルド叔父上は、頷く。
「あの娘の提案は、国策にも取り入れるべきだな」
「同意しますが、アマーリエ王女の件が――」
「あの娘のことは、王に任せよ」
リォルド叔父上は、淡々と言う。
「お前の仕事は、政務だ」
「……はい」
私は、頷く。
その夜。
王宮の書斎に、バレンド兄上が入ってきた。
「ジェオール」
「兄上」
私は、書類から目を上げる。
兄上は、椅子に腰を下ろして、足を組む。
「今日の財政会議、見ていたか」
「はい」
「アマーリエ王女のこと」
「……はい」
私は、眼鏡を少し上げる。
「北方交易について、『寒いから毛皮が取れる』と言っていました」
兄上は――少し笑った。
「……そうだな」
「兄上、あれは……」
「面白かった」
「……兄上」
私は、少し厳しい顔をする。
「あれは、外国の王女が公の場で恥をかかされたのです。笑い事ではありません」
「わかっている」
兄上は、笑みを収める。
「だが、レオニスが『面倒だ』と言いながらも穏やかに対応しているのも見ていて面白い」
「兄上……」
「わかっているよ、ジェオール」
最近のレオニスは、エレノア嬢の影響か、笑顔が増えたように思う。
そして兄上は、静かに言う。
「これは外交問題だ。シュタインベルクとの関係も、慎重に扱う必要がある」
「……はい」
「だが――」
兄上は、少し眉を上げる。
「エレノア嬢の対応は、本当に素晴らしかった」
「……同意します」
私は、頷く。
「エレノア嬢は、幼い頃からあの程度の思考力を持っていた娘です」
「レオニスの幼馴染だからな」
兄上は、腕を組む。
「あの娘を見つけたのは、レオニスのセンスだな」
「……幼馴染なので、『見つけた』というよりは――」
「ずっとそばにいた?」
私は静かに頷いて、昔を思い出していた。
「レオニスは、幼い頃からエレノア嬢のことを見ていた」
私は――その言葉に、少し考える。
そう、レオニスはエレノア嬢のことをずっと見て来たのだ。
「……兄上」
「ん?」
「レオニスは、本当に幸せだと思います」
兄上は、豊かな笑みを浮かべた。
「……ああ。あの娘と得た幸せは、本物だな」
私は、書斎に戻った。
窓の外の夜の王宮を見つめながら、今日のことを整理する。
アマーリエ王女の言動は、政務的には問題になりうる。
だが――エレノア嬢の対応は、すべてを穏やかに収めていた。
「……エレノア嬢」
静かに名前を口にした。
「レオニスは、良い婚約者を持ったな」
私はそう思って、明日には提出する予定の報告書の続きに取り掛かった。
この国の第二王子で、次期宰相だ。
兄バレンドが王太子として国の将来を担うように、私は政務と国策の側で国を支える役割を負っている。
現在は、現宰相であり王弟の叔父・リォルド殿の元で修行中だ。
リォルド殿は、厳格で知識の深い人物だ。毎日、書類の山と政務の激しさの中で、私は重くのしかかるほどの訓練を受ける日々である。
一言で言えば、忙しい。
だが――それでも、王宮で起きることは把握しておく必要がある。
それが、政務を司る者の責務だ。
だから今日も、財政会議の傍に列席した。
財政会議の間。
重臣たちが並ぶ中、アマーリエ王女も同席している。
「私は、シュタインベルク王国の財政についても学んでおりますわ!」
アマーリエ王女が、自慢げに言う。
私は、眼鏡の奥で少し眉を上げた。
シュタインベルク王国の財政。
一つ目の問題だな、と思った。
「ほう」
重臣が、興味深そうに聞く。
「では、王女殿下。北方交易について、ご意見を」
「え? あ、ええと……」
アマーリエ王女は、言葉に詰まる。
その場が、静まる。
「……北方は、寒いですわ。だから、毛皮とかが取れますわね」
アマーリエ王女は、なんとか言葉を絞り出す。
重臣たちは、苦笑する。
「……そうですね」
私は――深くため息をつきたくなった。
だが、この場で言葉を出すのは、私の役割ではない。
「では、エレノア様。いかがでしょうか」
別の重臣が、エレノア嬢に向けて問いかける。
彼女は、静かに立ち上がる。
「北方交易については、リスク分散が重要です」
冷静に、具体的な提案を始める。
「現在の交易路に加え、東方諸国との新ルートを開拓することで、一つの交易路に依存しない構造を作ることが重要だと考えます」
「……東方諸国?」
重臣が、興味深そうに聞く。
「はい。東方諸国は、現在まだ交易の開拓余地があります」
エレノア嬢は、資料を提示する。
「現在の北方交易路の売上と、東方諸国との潜在的な交易規模を比較すると――」
数字が、明確に並べられる。
重臣たちは、真剣に聞き入る。
「……なるほど」
「確かに、リスク分散は重要だな」
「エレノア様の意見は、具体的で説得力がある」
私も――その提案の質に、率直に感心した。
エレノア嬢は、幼い頃からこれくらいの知識と思考力を持っていた。
レオニスの幼馴染として、何度か王宮にも足を運んでいた娘だ。
当時の私も、「この娘は、将来侯爵家をしっかりと背負って立つ器だな」と思った。
今やその確信は、さらに強まっている。
アマーリエ王女は――悔しそうに、エレノア嬢を睨む。
「むむむ……!」
私は、その様子を静かに観察した。
やはり、エレノア嬢の方が数段上だな。いや、比べるまでもないだろう。
財政会議が終わった後、王宮の社交の間では――。
「私のドレス、シュタインベルク王国の最高級品ですのよ!」
アマーリエ王女が、令嬢たちの前で自慢する。
私は、廊下の脇で報告書を読みながら、その会話が漏れてくるのを聞いていた。
「まあ、素敵ですわね」
「ええとても。お美しいです」
令嬢たちが、社交辞令で褒める。
「でしょう!? このドレスは――」
アマーリエ王女が、延々と語り続ける。
衣装のデザインや流行は、政務には全く関係がない、と私は思った。もちろん、女性の社交では重要な話題なのだろうが、彼女の話は一番人気のデザイナーが仕立てた最新のドレス、という情報しかないようだ。絹の産地や流通経路、作った職人だのの深い話まではしていない。「シュタインベルクのご領地で?」という質問は華麗にスルーしていた。
私は――別の方向に視線を向ける。
エレノア嬢が、少し離れた場所で、友人と話している。
「フローラ、そのブローチ、素敵ね」
「ありがとう。亡き祖母の形見なの」
「そう。大切にしているのね」
エレノア嬢の声は、温かい。
話している友人の表情も、明るい。
そして周りの令嬢たちも、自然と輪に加わっている。
アマーリエ王女の方では――令嬢たちが少しずつ、引いていく様子がある。
私は、静かに観察した。
人間関係は、政務と同じだ。
強制する者には、やがて人が離れていく。
「なぜ!? なぜ、私の方が高価なドレスを着ているのに!?」
アマーリエ王女の声が、大きくなる。
その声には、イライラが混じっている。
私は、報告書から目を上げて、アマーリエ王女を見る。
この娘、シュタインベルクで同じような失敗をしているのだろうな。
外交官から報告を受けた通りだ。
「ジェオール」
リォルド叔父上が、廊下から近づいてくる。
「……叔父上」
「財政会議の報告書、仕上がっているか」
「はい。ただ今」
私は、報告書を差し出す。
リォルド叔父上は、早々に目を通すと顔を上げた。
「……エレノア嬢の提案、きちんと盛り込んだか」
「はい」
「良い」
リォルド叔父上は、頷く。
「あの娘の提案は、国策にも取り入れるべきだな」
「同意しますが、アマーリエ王女の件が――」
「あの娘のことは、王に任せよ」
リォルド叔父上は、淡々と言う。
「お前の仕事は、政務だ」
「……はい」
私は、頷く。
その夜。
王宮の書斎に、バレンド兄上が入ってきた。
「ジェオール」
「兄上」
私は、書類から目を上げる。
兄上は、椅子に腰を下ろして、足を組む。
「今日の財政会議、見ていたか」
「はい」
「アマーリエ王女のこと」
「……はい」
私は、眼鏡を少し上げる。
「北方交易について、『寒いから毛皮が取れる』と言っていました」
兄上は――少し笑った。
「……そうだな」
「兄上、あれは……」
「面白かった」
「……兄上」
私は、少し厳しい顔をする。
「あれは、外国の王女が公の場で恥をかかされたのです。笑い事ではありません」
「わかっている」
兄上は、笑みを収める。
「だが、レオニスが『面倒だ』と言いながらも穏やかに対応しているのも見ていて面白い」
「兄上……」
「わかっているよ、ジェオール」
最近のレオニスは、エレノア嬢の影響か、笑顔が増えたように思う。
そして兄上は、静かに言う。
「これは外交問題だ。シュタインベルクとの関係も、慎重に扱う必要がある」
「……はい」
「だが――」
兄上は、少し眉を上げる。
「エレノア嬢の対応は、本当に素晴らしかった」
「……同意します」
私は、頷く。
「エレノア嬢は、幼い頃からあの程度の思考力を持っていた娘です」
「レオニスの幼馴染だからな」
兄上は、腕を組む。
「あの娘を見つけたのは、レオニスのセンスだな」
「……幼馴染なので、『見つけた』というよりは――」
「ずっとそばにいた?」
私は静かに頷いて、昔を思い出していた。
「レオニスは、幼い頃からエレノア嬢のことを見ていた」
私は――その言葉に、少し考える。
そう、レオニスはエレノア嬢のことをずっと見て来たのだ。
「……兄上」
「ん?」
「レオニスは、本当に幸せだと思います」
兄上は、豊かな笑みを浮かべた。
「……ああ。あの娘と得た幸せは、本物だな」
私は、書斎に戻った。
窓の外の夜の王宮を見つめながら、今日のことを整理する。
アマーリエ王女の言動は、政務的には問題になりうる。
だが――エレノア嬢の対応は、すべてを穏やかに収めていた。
「……エレノア嬢」
静かに名前を口にした。
「レオニスは、良い婚約者を持ったな」
私はそう思って、明日には提出する予定の報告書の続きに取り掛かった。
あなたにおすすめの小説
【完結】私を捨てて駆け落ちしたあなたには、こちらからさようならを言いましょう。
やまぐちこはる
恋愛
パルティア・エンダライン侯爵令嬢はある日珍しく婿入り予定の婚約者から届いた手紙を読んで、彼が駆け落ちしたことを知った。相手は同じく侯爵令嬢で、そちらにも王家の血筋の婿入りする婚約者がいたが、貴族派閥を保つ政略結婚だったためにどうやっても婚約を解消できず、愛の逃避行と洒落こんだらしい。
落ち込むパルティアは、しばらく社交から離れたい療養地としても有名な別荘地へ避暑に向かう。静かな湖畔で傷を癒やしたいと、高級ホテルでひっそり寛いでいると同じ頃から同じように、人目を避けてぼんやり湖を眺める美しい青年に気がついた。
毎日涼しい湖畔で本を読みながら、チラリチラリと彼を盗み見ることが日課となったパルティアだが。
様子がおかしい青年に気づく。
ふらりと湖に近づくと、ポチャっと小さな水音を立てて入水し始めたのだ。
ドレスの裾をたくしあげ、パルティアも湖に駆け込んで彼を引き留めた。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
最終話まで予約投稿済です。
次はどんな話を書こうかなと思ったとき、駆け落ちした知人を思い出し、そんな話を書くことに致しました。
ある日突然、紙1枚で消えるのは本当にびっくりするのでやめてくださいという思いを込めて。
楽しんで頂けましたら、きっと彼らも喜ぶことと思います。
【完結】婚約破棄を3時間で撤回された足枷令嬢は、恋とお菓子を味わいます。
青波鳩子
恋愛
ヴェルーデ王国の第一王子アルフレッドと婚約していている公爵令嬢のアリシアは、お妃教育の最中にアルフレッドから婚約破棄を告げられた。
その僅か三時間後に失意のアリシアの元を訪れたアルフレッドから、婚約破棄は冗談だったと謝罪を受ける。
あの時のアルフレッドの目は冗談などではなかったと思いながら、アリシアは婚約破棄を撤回したいアルフレッドにとりあえず流されておくことにした。
一方のアルフレッドは、誰にも何にも特に興味がなく王に決められた婚約者という存在を自分の足枷と思っていた。
婚約破棄をして自由を得たと思った直後に父である王からの命を受け、婚約破棄を撤回する必要に迫られる。
婚約破棄の撤回からの公爵令嬢アリシアと第一王子アルフレッドの不器用な恋。
アリシアとアルフレッドのハッピーエンドです。
「小説家になろう」でも連載中です。
修正が入っている箇所もあります。
タグはこの先ふえる場合があります。
真実の愛のお相手に婚約者を譲ろうと頑張った結果、毎回のように戻ってくる件
さこの
恋愛
好きな人ができたんだ。
婚約者であるフェリクスが切々と語ってくる。
でもどうすれば振り向いてくれるか分からないんだ。なぜかいつも相談を受ける
プレゼントを渡したいんだ。
それならばこちらはいかがですか?王都で流行っていますよ?
甘いものが好きらしいんだよ
それならば次回のお茶会で、こちらのスイーツをお出ししましょう。
【完結】都合のいい女ではありませんので
風見ゆうみ
恋愛
アルミラ・レイドック侯爵令嬢には伯爵家の次男のオズック・エルモードという婚約者がいた。
わたしと彼は、現在、遠距離恋愛中だった。
サプライズでオズック様に会いに出かけたわたしは彼がわたしの親友と寄り添っているところを見てしまう。
「アルミラはオレにとっては都合のいい女でしかない」
レイドック侯爵家にはわたししか子供がいない。
オズック様は侯爵という爵位が目的で婿養子になり、彼がレイドック侯爵になれば、わたしを捨てるつもりなのだという。
親友と恋人の会話を聞いたわたしは彼らに制裁を加えることにした。
※独特の異世界の世界観であり、設定はゆるゆるで、ご都合主義です。
※誤字脱字など見直して気を付けているつもりですが、やはりございます。申し訳ございません。教えていただけますと有り難いです。
【完結】要らないと言っていたのに今更好きだったなんて言うんですか?
星野真弓
恋愛
十五歳で第一王子のフロイデンと婚約した公爵令嬢のイルメラは、彼のためなら何でもするつもりで生活して来た。
だが三年が経った今では冷たい態度ばかり取るフロイデンに対する恋心はほとんど冷めてしまっていた。
そんなある日、フロイデンが「イルメラなんて要らない」と男友達と話しているところを目撃してしまい、彼女の中に残っていた恋心は消え失せ、とっとと別れることに決める。
しかし、どういうわけかフロイデンは慌てた様子で引き留め始めて――
虐げられた伯爵令嬢は獅子公爵様に愛される
高福あさひ
恋愛
リリム王国辺境伯エインズワース伯爵家の長女、ユーニス・エインズワース。伯爵令嬢であるはずなのに、生活は使用人以下で、まともに育てられたことはない。それでも心優しく強かに育った彼女は、ある日、隣国との国境である森で二人の怪我をした男性を見つけて……?※不定期更新です。2024/5/14、18話が抜けていたため追加しました。
【2024/9/25 追記】
次回34話以降は10/30より、他サイト様と同時の更新予定です。
【完結】愛され令嬢は、死に戻りに気付かない
かまり
恋愛
公爵令嬢エレナは、婚約者の王子と聖女に嵌められて処刑され、死に戻るが、
それを夢だと思い込んだエレナは考えなしに2度目を始めてしまう。
しかし、なぜかループ前とは違うことが起きるため、エレナはやはり夢だったと確信していたが、
結局2度目も王子と聖女に嵌められる最後を迎えてしまった。
3度目の死に戻りでエレナは聖女に勝てるのか?
聖女と婚約しようとした王子の目に、涙が見えた気がしたのはなぜなのか?
そもそも、なぜ死に戻ることになったのか?
そして、エレナを助けたいと思っているのは誰なのか…
色んな謎に包まれながらも、王子と幸せになるために諦めない、
そんなエレナの逆転勝利物語。
【完結】伯爵令嬢は婚約を終わりにしたい〜次期公爵の幸せのために婚約破棄されることを目指して悪女になったら、なぜか溺愛されてしまったようです〜
よどら文鳥
恋愛
伯爵令嬢のミリアナは、次期公爵レインハルトと婚約関係である。
二人は特に問題もなく、順調に親睦を深めていった。
だがある日。
王女のシャーリャはミリアナに対して、「二人の婚約を解消してほしい、レインハルトは本当は私を愛しているの」と促した。
ミリアナは最初こそ信じなかったが王女が帰った後、レインハルトとの会話で王女のことを愛していることが判明した。
レインハルトの幸せをなによりも優先して考えているミリアナは、自分自身が嫌われて婚約破棄を宣告してもらえばいいという決断をする。
ミリアナはレインハルトの前では悪女になりきることを決意。
もともとミリアナは破天荒で活発な性格である。
そのため、悪女になりきるとはいっても、むしろあまり変わっていないことにもミリアナは気がついていない。
だが、悪女になって様々な作戦でレインハルトから嫌われるような行動をするが、なぜか全て感謝されてしまう。
それどころか、レインハルトからの愛情がどんどんと深くなっていき……?
※前回の作品同様、投稿前日に思いついて書いてみた作品なので、先のプロットや展開は未定です。今作も、完結までは書くつもりです。
※第一話のキャラがざまぁされそうな感じはありますが、今回はざまぁがメインの作品ではありません。もしかしたら、このキャラも更生していい子になっちゃったりする可能性もあります。(このあたり、現時点ではどうするか展開考えていないです)