ジイチャン常にはやとちり

雄MAN

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一章 ジイチャン 異世界へ

第5話 飛ばす

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この世界の名はジングル


この世界にはイロイロなモノが住んでいた


そんなこの世界ジングルでは

ってこんなかたっくるしい言葉使いじゃ語りづらいな

気を取り直して


そんな世界ジングルに1人の男
早通塵(ハヤトチリ)常(ツネ)さんが、別の世界である地球の日本から転移してきたのさ

はてさて
ツネさんは異世界であるジングルを地球の中にある
1つの国だと思っているよーだが
どうなる事やら


またツネさんを見てみるかな



「それでは参りうか」

「あぁ
    お願いします」

「乗ってください」

タイヤが付いて無いオープンカーのようなモノがある

「コレにでいいんだよな」

「そうだよ」

「ドアが無いんだが?」

「こう乗るんだよ」
ザッパはオープンカーのようなモノに飛び乗った

「ほー」
常も飛び乗り
「ドアが無いんだな」

「そうだね
    アタシのはドア付けて無いんだ」

「そうか」

「飛び乗りの方がカッコいいだろ」

「それでか
    それだけでか」

「あぁ
    見た目もドア無しの方がカッコいいだろ」

「そういうもんか
    若いヤツの感性は分からん」

「ツネさんも若いだろ」

「俺は若くネエと言ってんだろ」

「ふーん
(ツネ様は長命種かな?)
    まぁとりあえず出発します」

「おう」

オープンカーは浮いた

「ザッパ
    この車スゲーな
    宙に浮いてるな」

「は
    あぁ
    ツネさんのいた国にもあったんじゃないてすか?」

「あったにはあったが
    まだまだ普及はしてなかったよ

    こんなスゲーの初めて乗ったよ」

「そうでったのか
    それは良かった」

「あぁ
    それでどれ位で街に着くんだ?」

「飛ばして良いのなら
    直ぐに着くんだが」

「あぁ
    良いぞ」

「それじゃ
    行くぞ」

「おう」



「はい到着」

「はっ
    早くねーか
    ってさっきまで無かったのに、目の前に街があんぞー」

「ですから
    飛ばして良いのならとお聞きしましたよね」

「あぁ
    確かに聞かれたな

    だが飛ばしてって
    スピードを上げるんだと思ってたんだよ
    どーなってんだよ」

「ウンウン
    なるほど

    これはですね
    距離を飛ばして来たんですよ」

「そんなコトが出来んのかコノ車は

    いつのまにかそんなコトが出来るモノが造られていたとはな
    便利な時代になったもんだなぁ」

「コレは結構昔からあるんだが
    一般的には普及して無いからな」

「そうなんかぁ
    俺が知らなかっただけかぁ」

「ココはツネさんからすれば異世界ですからね
    知らなくてもしょうがないですよ」

「そうなんかぁ
    異世界ってトコは科学の発達した
    科学先進国なんだな」

「なんで
(ジンパ様の御使い様だよな
異世界の事を国か何かしらと勘違いしてるな)

    とりあえず街に入りましょう」

「そうだな
    街に入んべ」

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