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一章 ジイチャン 異世界へ
第7話 入城
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「ツネ様
ここでひとまずお降りください」
「あぁ分かった」
常は車から降りた
「それにしてもデケエ城だな
近くで見ると全体が見えんな」
常は独り言を呟いていた
常の目の前には浮いている城があった
「ツネ様
付いてきてください」
ザッパは車から降りていて車を収納していた
「あぁ」
常はザッパの後を付いて行った
石のような物でできた体育館のような造りの二階建ての建物の横にその建物と同じ位の大きさの階段があり登った先に門があった
「よっ
お前が見張りなんて珍しいな」
「お帰りになられましたかザッパ様
御使い様がいらっしゃるのに挨拶しない訳にはいかないと思いまして」
額に一本角のある厳つい顔つきの長身でガタイの良い男とザッパは話していた
「そうだな
衛兵長(エイヘイチョウ)だものな」
「はい
それでソチラの御方が御使い様ですか?」
「あぁそうだ
王に面会してもらうため来て頂いた」
「やはりそうでしたか」
城や辺りを見ていた常のところへ衛兵長は向かった
「全体敬礼」
外にいた衛兵は全員敬礼をした
衛兵長は敬礼をやめた
「御使い様
お初にお目にかかります
ワタクシこの王都サンサイの衛兵長をしていますツワモ=ノーサと申します
お見知り置き下さい」
ツワモは深々と頭を下げた
「頭を上げてくれ」
「はいっ」
ツワモは頭を上げてビシッと姿勢を正した
「はぁー
やりづれーな」
常は小さな声で独り言を言った
「なんでしょうか
聞き取れなくて申し訳ありません」
ツワモはじっと常の目を見つめ、常の言動を見逃さないようにしていた
「独り言だよ
そんなに畏まらなくてもいいよ」
「はいっ
申し訳ありませんっ」
「常様
ツワモはいつもこんな感じなんですよ
堅物と申しますか」
「そうか
それじゃあな
俺は早通塵常だ
よろしくツワモ」
「お名前を教えて頂くだけで無く名前をお呼び頂きお言葉をかけて頂けるとは、ハヤトチリツネ様ありがとうございます」
ツワモは恍惚となり常を見つめていた
「そうか
それでココへ来てどうすんだザッパ」
「そうでしたね
ツネ様こちらへ」
「ああ」
「いってらっしゃいませ」
ツワモは敬礼をした
ザッパは常を連れ門に向かった
階段を登り門に着いたザッパと常
「少しお待ちください」
「なんで門だけあんだ?」
「お城に通じているんですよ」
ザッパと常は門から消えた
ツワモは常とザッパが門から消えても敬礼をしていた
周りの衛兵もツワモが敬礼をしていたので敬礼をしていたというより
「いつまですんだ」
「ザッパ様達が来てからずっとしてるよな」
「衛兵長俺達の事忘れてるだろ」
と最初の敬礼からずっとしていた
常達が中へ入ってから暫くして
「衛兵さん達動かないね」
「何かの訓練かな」
街の子供達が見物していた
「あっ
敬礼やめい」
ツワモは敬礼をやめた
衛兵達も敬礼をやめた
「訓練終了とする
各自、持ち回りにもどれい」
キビキビと衛兵達は持ち回りに移動した
「やっと動けたー」
「あって言ってたよな」
「ザッパ様といたのは誰だろな」
「わからんがザッパ様より偉い人なのは間違いなないな」
衛兵は持ち回りに戻ると愚痴等を言っていた
「なんの訓練だったんだろーね」
「動かない訓練かなー」
「終わっちゃったから行こう」
「そうだね」
子供達はどこかへ行った
「敬礼が早く終わったのは子供達のおかげだな」
「そうだな」
「おかげだな」
衛兵達は子供達に感謝していた
子供達が見物していなければ、どれだけ長く敬礼をしていたかわからなかった
ここでひとまずお降りください」
「あぁ分かった」
常は車から降りた
「それにしてもデケエ城だな
近くで見ると全体が見えんな」
常は独り言を呟いていた
常の目の前には浮いている城があった
「ツネ様
付いてきてください」
ザッパは車から降りていて車を収納していた
「あぁ」
常はザッパの後を付いて行った
石のような物でできた体育館のような造りの二階建ての建物の横にその建物と同じ位の大きさの階段があり登った先に門があった
「よっ
お前が見張りなんて珍しいな」
「お帰りになられましたかザッパ様
御使い様がいらっしゃるのに挨拶しない訳にはいかないと思いまして」
額に一本角のある厳つい顔つきの長身でガタイの良い男とザッパは話していた
「そうだな
衛兵長(エイヘイチョウ)だものな」
「はい
それでソチラの御方が御使い様ですか?」
「あぁそうだ
王に面会してもらうため来て頂いた」
「やはりそうでしたか」
城や辺りを見ていた常のところへ衛兵長は向かった
「全体敬礼」
外にいた衛兵は全員敬礼をした
衛兵長は敬礼をやめた
「御使い様
お初にお目にかかります
ワタクシこの王都サンサイの衛兵長をしていますツワモ=ノーサと申します
お見知り置き下さい」
ツワモは深々と頭を下げた
「頭を上げてくれ」
「はいっ」
ツワモは頭を上げてビシッと姿勢を正した
「はぁー
やりづれーな」
常は小さな声で独り言を言った
「なんでしょうか
聞き取れなくて申し訳ありません」
ツワモはじっと常の目を見つめ、常の言動を見逃さないようにしていた
「独り言だよ
そんなに畏まらなくてもいいよ」
「はいっ
申し訳ありませんっ」
「常様
ツワモはいつもこんな感じなんですよ
堅物と申しますか」
「そうか
それじゃあな
俺は早通塵常だ
よろしくツワモ」
「お名前を教えて頂くだけで無く名前をお呼び頂きお言葉をかけて頂けるとは、ハヤトチリツネ様ありがとうございます」
ツワモは恍惚となり常を見つめていた
「そうか
それでココへ来てどうすんだザッパ」
「そうでしたね
ツネ様こちらへ」
「ああ」
「いってらっしゃいませ」
ツワモは敬礼をした
ザッパは常を連れ門に向かった
階段を登り門に着いたザッパと常
「少しお待ちください」
「なんで門だけあんだ?」
「お城に通じているんですよ」
ザッパと常は門から消えた
ツワモは常とザッパが門から消えても敬礼をしていた
周りの衛兵もツワモが敬礼をしていたので敬礼をしていたというより
「いつまですんだ」
「ザッパ様達が来てからずっとしてるよな」
「衛兵長俺達の事忘れてるだろ」
と最初の敬礼からずっとしていた
常達が中へ入ってから暫くして
「衛兵さん達動かないね」
「何かの訓練かな」
街の子供達が見物していた
「あっ
敬礼やめい」
ツワモは敬礼をやめた
衛兵達も敬礼をやめた
「訓練終了とする
各自、持ち回りにもどれい」
キビキビと衛兵達は持ち回りに移動した
「やっと動けたー」
「あって言ってたよな」
「ザッパ様といたのは誰だろな」
「わからんがザッパ様より偉い人なのは間違いなないな」
衛兵は持ち回りに戻ると愚痴等を言っていた
「なんの訓練だったんだろーね」
「動かない訓練かなー」
「終わっちゃったから行こう」
「そうだね」
子供達はどこかへ行った
「敬礼が早く終わったのは子供達のおかげだな」
「そうだな」
「おかげだな」
衛兵達は子供達に感謝していた
子供達が見物していなければ、どれだけ長く敬礼をしていたかわからなかった
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