ジイチャン常にはやとちり

雄MAN

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一章 ジイチャン 異世界へ

第9話 面会2

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ザッパ「国王様
    御使い様をおつれしました」

額に一本角があり銀色の髪の長い妖艶な若い女がいた
「そうかご苦労」

ザッパ「ありがとうございます」

「御使い様はザッパの担当区画に居られたか
    して今は御使い様は応接室におられるのだな」

ザッパ「はい
    応接室にて休憩なさっております」

「そうか
    それでは御使い様に謁見せねばな
    タクラン、ザッパ行くぞ」

タクラン  ザッパ「はい」
ザッパとタクランと呼ばれた妙齢の額に三本角があり白い髪を腰の辺りまである女が国王の後に続いた

「お待ちください」
周りにいた女達が止めた

「なんだ」

「我々もお供いたします」

「バカをいうな
    大勢で行っては御使い様に迷惑であろう」

「・・すみません」

「行くぞ」


「ザッパ
    御使い様の御名前はなんと申すのだ」

ザッパ「御使い様の御名前はハヤトチリツネ様と申します
    ツネ様が名前にあたり、ハヤトチリ様が苗字にあたるとの事でした」

「そうか
    御使い様の御名前はハヤトチリツネ様か」

タクラン「その御使い様のハヤトチリツネ様御一人だったのだよねザッパ」

ザッパ「はいそうです
    ハヤトチリツネ様御一人でした」

タクラン「今回の御使い様は御一人のようですね国王様」

「そうだな
    ジンパ様が御送りしてくださったのだから御使い様のハヤトチリツネ様御一人でなさることという事なのだろう」

ザッパ「ハヤトチリツネ様なのですが長命種なのかと思われます」

「どういうことだ
    御使い様であるハヤトチリツネ様を調べたのか」

タクラン「そうだぞ
    そうならば不敬だぞ」

ザッパ「いえ調べた訳では無いのですが」

「ならばなんだ」

ザッパ「見たかんじが若いのですがハヤトチリツネ様御自分で若くないと仰っておられたので」

「なるほどな
    たしかにそれならば長命種なのかもな
    だが、御使い様として来られた御方の中には若返りをした御方もいたと聞くからな」

タクラン「たしかに」

ザッパ「そうなのですか
    あと御使い様はコチラに来たことで少し混乱?しておるようです」

「混乱?と何故に疑問系なんだ」

ザッパ「混乱ではなく素のままでそうなのかなと
    そういう御方なのかなと」

「不敬だぞ」

ザッパ「すみません
    ですが先にお知らせしておこうと思いまして」

「・・
    まぁ
    急に異世界へと来たのだからな」

タクラン「まぁ
    まずはお会いしませんと」

「そうだな」


ザッパが応接室の扉をノックする

ハヤ「はい」
ハヤは扉を開けた

ザッパ「ご苦労様」
「ハヤが御相手してくれていたのか」
タクラン「ご苦労様
    もう下がっていいですよ」

ハヤ「ありがとうございます
    ミヤビーシャ様もおられます」
「なにっ」
タクラン「国王様
    今は御使い様がおられますから」
血相を変えて室内に入ろうとする国王を止めるタクランであった

「そうだな
    すーはー
    落ち着いた大丈夫だタクランありがとう」

タクラン「それならば良かった」

ザッパ「ハヤ頼みがあるのだが」

ハヤ「はい」


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