ジイチャン常にはやとちり

雄MAN

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二章 常にハヤとチリ時々・・

第13話 何処

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常「んっ?」

ハヤ「ここは?」

チリ「あわわわ」

常「林の中か?
    森の中かだな」

ハヤ「そうですね
    なんづぇこんな事に?」

常達は鬱蒼とした森の中にいた

チリ「たぶんですけど

    ここは死の島だと思います」

常「しのしま」

ハヤ「なしでそったらとごろに?
    っていうがなしでそんな事チリさんは分かんですが?」

チリ「チリの能力です
    マップがでるんですよ」

ハヤ「マップが?」

チリ「はい
    チリと二回言えば急いでる時でも出るんです
    すんごおいでしょ」

常「ほー
    凄いな」

ハヤ「それっ
    それのせいじゃねーですかっ」

チリ「はあ?」

ハヤ「あんの部屋で能力使いますたよね」

チリ「使ったというか
    能力が出てしまったといか」

ハヤ「はぁー
    それのせいですよつ
    こんの状態になった原因はっ」

チリ「どうい」

ハヤ「どういうもこういうもねぇっ
    外部の人が能力使うと何処かへ飛ばされるんですよっ

    近くにいる人も一緒にっ」

チリ「ええっー

    そんなっ

    しらなかったですよー」

常「ちょっと待て
    何かいるな    獣か?」

ハヤ「そおですた
    ここは死の島ですたね

    どこかに隠れるところありませんかね?」

チリ「うんー

    少し離れてますが何かいますね

    それならば
    マップで何処かへ隠れるところを探しますね」

常「そんな事もできんのか」

ハヤ「ツネ様は体調は大丈夫ですか?」

常「あぁ大丈夫だが
    着替えたいな」
常は寝巻きのままだった

ハヤ「体調が良くて良がっだです」


チリ「こちらへ着いてきて下さい」



国王サイド


タクラン「どうした?」

「それがっ
    御使い様がいなくなりました」

タクラン「なっんだと」

「御使い様の部屋から光りが出たと思ったのですが
    部屋の中を見ましたら御使い様は部屋におりませんでした
    それと付き添いのハヤもおりませんでした」

タクラン「部屋の中で光ったのか

    んー
    近衛兵長と副長を呼べ」

「はいっ」

近衛兵は呼びに向かった

タクラン「何処へ飛んで行ったんだ御使い様は?」
タクランは国王の執務室へ戻った

シュレイン「何かあったのか?」

タクラン「御使い様がいなくなりました」

シュレイン「なっなにー
    何処へ?
    何故にー」

タクラン「国王
    国王落ち着いて」

シュレイン「御使い様ー
    ハヤトチリツネ様ー」
シュレインは変な動きでノタマッテいる

タクラン「落ち着けーい
    バカ国王っ」
タクランはシュレインへデコピンをした

シュレイン「いっつあ
    痛いぞタクラン
    っとそれどころではヌアイハー
    御使い様は
    ハヤトチリツネ様は何処へ行かれたんだ?」

タクラン「まだ何処へ行かれたんだか分かりませんし
    どうなったかも分かりません」

シュレイン「無事に見つけるぞ」

タクラン「はい
    近衛兵長達を呼びました」

シュレイン「そうか」


執務室の扉にノックがされた


タクラン「入ってくれ」

執務室の扉が開いた

「近衛兵長達をお連れしました」

タクラン「ご苦労
    下がっていいぞ」

「失礼します」

近衛兵が部屋から出ると何人かが入ってきた

「失礼します

    何かありましたか?」
青色の髪の坊主頭で額に角が三本ある伸長が2mを越すガタイの良い軽装の鎧を着た女が聞いた

タクラン「あぁ
    緊急自体だ    ソフィー近衛兵長」

シュレイン「御使い様がいなくなられた」

ザッパ「ハヤトチリツネ様が?」

「何故?」
「ええー」

ザッパと残りの二人も慌てていた

ソフィー「御使い様がいなくなられたとは?」

タクラン「まずは落ち着け」

シュレイン「落ち着いておられるかー
    すぐに御使い様の
    ハヤトチリツネ様の捜索にあたれー」

ソフィー「はい
    ではすぐに」
近衛兵長達は部屋から出ようとした

タクラン「またんかっ

    シュレインー落ち着けー
    無闇に捜索にあたってどうする

    それに近衛兵全員を捜索に充てる訳にもいかんだろ」

ザッパ「ナハハ
    ですよねー」

ソフィー「さすれば如何に?」

シュレイン「私も行くぞっ」

タクラン「落ち着けーい」
タクランはシュレインへデコピンをした

シュレイン「いっつあ
    またもやデコピンをしたな
    国王である私にー」

タクラン「すみません国王
    落ち着いてもらうためです」

シュレイン「うんむー

    まぁあれだ
    私も少しは悪かったかな」

タクラン「ありがとうございます

    それでは・・」

捜索をするにあたり話し合いが始まった
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