オケ!うまずたゆまずちんたらと

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3章

ドワーフ国

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宿屋に帰って、みんなとの会話もそこそこに俺は、ベットへ直行。
無理だ。俺の頭では理解できん。
途中から、俺の思考は飛んでいた。
なんなら、ほとんど飛んでいた。
カンよすまん。
ほとんどクレアに丸投げだったわ。お手上げだわ。と思考を手放した。



次の日目が覚めると、クレアから念話。
((ハロルド、起きた!?
街行くから準備して降りてきて))
((了解))
と急いで準備して階下へ。
みんな集まっていて、何やら相談!?している。
「ハロルド、私とマチルダは、洋服見に行ってくるねぇ」
と女2人で出ていってしまった。
「ハロルド様、私達は武器屋に行きましょう」
「お、おう」
なんだ!?昨日の報告は、クレアがしてくれた感じかな!?
まぁ、結局はクレアに任せっきりだったし‥
カンは、察してくれたのかな。
マチルダには、どこまで話したのかな!?
状況が読めんがカンについて行こう!
俺の剣、いいのがあるといいなぁ。
と俺は浮かれていたから全然気づかなかったが、カンは挙動不審な怪しい人と成り果てていた。


武器屋につき、中へ入ると
誰もいない。誰もいないがテンションMaxの俺は構わず俺の剣を探す。
と、奥からズングリむっくりのおじさん惨状!
俺を見てフンと鼻で笑い後ろのカンに視線を移す。
「何を探してる!?」
と話しかけていた。
「私のではなく、ハロルド様の大剣を探しています」
と、俺をみていう。
「竜人の癖に、人間に支えてんのか!?
うちには、人間に売る品はないぞ」
と語尾を強くする。
「ハロルド様が人間に見えるのですか!?
それではこの店はハズレですね」
と鼻で笑い返す。
何を言っているのかと、いう顔で店を追い出された。
テンションダダ下がりだ。
とにかく、他の武器屋を探そうと周りを見るとちらちらと道ゆく人に見られていた。
「どうするんだ!?カン」
「私の下調べが甘かったようです。
申し訳ありません」
とにかく、一度宿屋に戻り受け付けで王都一の職人を紹介してもらった。
めっちゃ、近いやん。
宿屋の裏手、一本入った路地にその店はあった。
看板は外れてかろうじて下がっている。
いいのか!?これ!?
とりあえず入ろうとカンを見る。
カンは、俺の視線に気づくと首を縦に振り入って行った。俺もその後に続く。
入って、俺はびっくりだ。
店の中は雑然としており、並べてあるのは下級、中級冒険者が扱う獲物ばかり。
俺の大剣あるかなぁと不安に思って眺めていると裏からカーン、カーンと、いい音聞こえるじゃん。
あるわ。ここに俺の剣あるわ。と確信。
「すみません。散らかってて。
いらっしゃいませ。チェックの武器屋へ」
と可愛らしい声で貫禄のある女将さん的な方が裏から出てきた。
「どうも。冒険者のハリーと言います。
大剣を探しているのですが」
「あら、大剣ですか!?
失礼ですがそちらのお兄さんがお求めですか!?」
と、カンに言う。
「いえ、私ではなく‥」
と言葉を濁す。
「あらあら。申し訳ありません。
ちょっとお待ちくださいね」
と裏へ消えていった。
少しして、出てきたドワーフを見て俺は言葉を失う。
「大剣を探してるって!?」
と、出てきた男は‥‥
「チェイス!!」
と俺は大声で叫んでいた。
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