オケ!うまずたゆまずちんたらと

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3章

獣王国

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昨日はかなりの衝撃的な事実を2つも‥
とりあえずクレアが来るのを待とう。
コンコン、「失礼します」
カンだ。「どうした!?」
「これからの予定を、クレア様とお話になったらスグに発てるよう、今日は買い出しに行って参ります」
「わかった。頼んだ」
それからしばらくしてクレアが入ってくる。
「迎えにきたわ。カンは!?」
「買い出しに行ったよ。クレア、この後どうする!?」
「神獣様の元へ」
「違う。この先の話だ。クレア、体きついのか!?」
フフと含み笑いをして
「心配してくれてたの!?」
「当たり前だろ!気づいてやれなくてごめん」と、謝りつつ下を向いてしまった。
「わかってるわ。早くアンに会いたいでしょ。ソフィーにもね。私は大丈夫。後2、3日頂戴。体調もそれまでには戻るわ」
「魔国に入る前に、神亀様のとこによるか!?ヴィのところでもいいし」
クレアの顔が綻ぶ。
「ヴィに会えるの!?」
「決まりだな!神亀様のとこで休ませてもらってからヴィの所!」
「えー、ヴィのところに直行よ!」
「ヴィのとこついてもすぐ神域に引き込めば会えないんじゃないのか!?」
「大丈夫!神域から神域には、飛べるの。
行ったことのある神域にならね」
そんな便利機能があったのか。すげぇ~。「てことはさ、クレアはここからティア様のところ帰ってろよ。
俺とカンは、船でヴィのところまで行くから」
「そうか、その手があったわ」
クレア久しぶりにご機嫌だ。
よかった。元気出してもらわないと、調子出ないよなぁ。
「神獣様待ってるから早く行こ」
「そうだな」
クレアに手を取られ神獣様の神域へ

「初めまして。竜王国皇子 ハロルドと申します」
神獣様は、ケモ耳キラキラ王子だ。
やはり、神に近いお方というのは皆さまキラキラだ。 

「よく来てくれた。一昨日は申し訳ないことをした。すまない」
「いえ。お気になさらず。こちらも礼儀に欠けておりました。申し訳ない」
と、2人で頭を下げる。
となりでクレアが笑ってる。
「ところで私の子は、元気にしているだろうか」
「はいとても元気です」
「そうか、元気か」
その後ナッツの話をうんうんと優しくうなづき笑顔で聞いてくれていたのだがそのときはやってきた。
「していつ返してくれるのだ」
途端に冷や汗が出る。
どうしよう。何と答えよう。
「神獣様、ナッツは」と答えに詰まってしまう。
神獣様もその先を今か今かと待っておられる。
「神獣様、ナッツのは、選んじゃったの」
「して、そのものは」
「私の孫」
眉間に皺を寄せ難しい顔をする神獣様。
「していつ返す」
「とりあえずはエルフ国の問題を片付けないと難しいと思うわ」
「俺も、妻と子に会いたいのですが帰れないのです」
「なんと、そのようなことになっていたのか。我が迎えに行かねばなるまいな」
「危険です。番様と同じ目に」
悲しそうな目でクレアを見ている。

「そうか」

「なるべく早く、解決できるよう模索中です」
「あの森にいれば大丈夫」
「あぁ。もう少しの辛抱だな」
そして、その後のことはクレアが念話を飛ばして連絡を入れると神獣様と約束をしていた。
俺も早く会いたいが、神獣様はまだ見ぬ子なのだ。気持ちはハヤるが‥
ソフィーパパ頑張るぞ!
そこでクレアとは一旦別れ、ヴィのところで合流することにして地上に戻る。
部屋に戻るとカンが待っていた。
クレアとの話をし、俺とカンは明日獣王国を出発することにした。



































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