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第2章「新たな地、灯ノ原」
第13話「目覚め~そして新たな地へ~」
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どれくらいの時間が経ったのか、若矢は意識を取り戻した。彼の視界には晴れ渡った青い空が映し出されている。その明るさに目が眩みそうだった。起き上がろうとするが全身に鈍い痛みが走り、思わず呻き声を上げる。
「う……っ!」
(あれ……? 俺……何してたんだっけ)
若矢は記憶の糸を辿り、自分が何をしていたかを思い出そうとする。
(そうだ……船に乗っていて、海賊団と遭遇して……)
「そうだ! みんなはっ!? あの隕石は!?」
若矢は痛みを堪えながら、周囲を見渡す。そこは気を失う前と同様にどこまでも広がる大海原だったが、とても無数の隕石が落下したとは思えないほど穏やかだった。
「ラムル……ファブリスさん……! エレーナ! リズさん! カルロッテさん! みんなっ! どこにいるんだっ!?」
若矢は必死に仲間たちの名前を呼ぶが、返事はない。
「まさか……俺以外みんな死んじゃったのか……?」
と、絶望に打ちひしがれそうになっている時だった。
「おぉ、気が付いたかの? まだ体が痛むはずじゃ。もうしばらく横になっておいたほうがよいぞ」
という老人の声が聞こえ、若矢はその声がした方を振り向く。
そこには丸々とした体をした、猫の獣人が立っていた。話し方や声から年齢はかなり高めなのかもしれない。猫の獣人は、若矢に近づいてくると、彼の隣に腰を下ろす。
「あの……ここは……? 俺以外のみんなは……」
と若矢が尋ねると、猫の獣人は思案するように腕組みをする。
「ふむ……みんなとは誰のことじゃ? ワシはお前さんが1人で海に漂っているところを引き揚げたんじゃよ」
「え、じゃあ、他のみんなは……」
「すまんが、ワシには分からんのう。少なくとも近くにお前さんの仲間らしき姿も気配もなかったはずじゃ」
と猫の獣人は少し申し訳なさそうに言う。
若矢は、それを聞くと悲しみを隠すことができずに俯いてしまった。それを見た猫の獣人はさらに続ける。
「何があったのか話してもらえんか? 少しでも力になれるかもしれんぞ」
若矢はしばらく沈黙した後、ゆっくりと話し出す。
別の世界からやって来た者であること、魔王を倒し、勇者とその仲間のパーティーに加わったこと、簡単なクエストに向かう途中の船で無数の隕石を落下させる光る生物に遭遇し、それとぶつかったことによって気を失ったこと。
猫の獣人は黙って話を最後まで聞き終えると、ゆっくりとうなずきながら言った。
「そうか……それは辛かったのう」
猫の獣人の言葉に、若矢は目に涙を浮かべる。
「俺は……みんなを守れなかった……また……」
と若矢は呟く。
「お前さんは1人でその隕石とやらを砕いて船を守ろうとしたんじゃろ? それは誇ってよいことじゃよ」
猫の獣人の言葉に、若矢は首を横に振ると、
「でも、守れなかったら意味がないんです……」
と言葉を詰まらせるのだった。
猫の獣人は優しく微笑みながら言葉を続ける。
「気休めかもしれんが、きっと他の仲間たちも生きておるはずじゃ。ワシらの乗るこの船は今、ユェントン地方の灯ノ原、大堺へ向かっておる。情報も多く集まる港町じゃし、そこに行けば何か分かるかもしれんぞ」
若矢は彼の優しい声色に、少しだけ心が軽くなったような気がした。
「はい……ありがとうございます……。あ、申し遅れました、俺の名前は牛方若矢と言います」
「牛方若矢くん……か。お前さんの名前は、今向かっている灯ノ原の民たちの名に近い気がするのぅ」
と猫の獣人はあごひげを撫でながら不思議そうに言うのだった。そしてその後思い出したように、自らも名を名乗るのだった。
「あぁ、すまんすまん。ワシの名を名乗っとらんかったな。ワシはニャット族のラグーという者じゃ。よろしくな」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
お互いに挨拶を済ませると、若矢は再び横になる。
「さあ、今はゆっくりと休むがよいぞ。ワシが見守っておいてやるからな」
ラグーの言葉に甘えて、若矢は安心して眠りにつくのだった。
そして、再び目を覚ましたのはそれから数時間後のことだった。
「おぉ若矢くん、起きたか? そろそろ着く頃じゃよ」
とラグーの声がして、若矢は起き上がって海を見渡す。
船の行く先に港のような町が見えた。あれが灯ノ原なのだろうか……と思いながら眺めている間に、どんどんと陸地が近づいてくる。
「もうすぐ着岸じゃ。準備をしておくのじゃよ」
ラグーが若矢に声をかける。
「あ、はい!分かりました!」
「まずはこの町の情報が集まる場所を探すのじゃ」
灯ノ原の町に入った若矢たちは、まず最初に冒険者ギルドを訪ねることに決めた。そこで何か情報が得られるかもしれないと思ったからだ。
冒険者ギルドでは、まだ昼過ぎだというのに多くの冒険者たちが酒を酌み交わしていた。皆一様に酔っており、中には寝ている者すらいるほどだった。
受付まで進むと、若い受付嬢の女性が対応してくれた。彼女の衣装は和服で、集まっている冒険者たちの姿の多くも時代劇で見るような装いをしており、若矢はまるで江戸時代にでもタイムスリップしたような感覚がした。
彼女は若矢たちの姿を見ると笑顔を浮かべながら尋ねる。
「いらっしゃいませ! 本日はどのようなご用件でしょうか?」
「うむ。実はこの少年が少しこの辺りの人たちに話を聞きたいと申しておるのじゃが、案内してやってくれんかのう?」
とラグーが言うと、受付嬢は笑顔で答える。
「はい! かしこまりました!」
その言葉を聞いてうなずくと、ラグーは若矢の方を振り返る。
「若矢くん、ワシは市場で孫と合流することになっておる。ここでお別れじゃが、明日まではこの町にいるつもりじゃ。何か困ったことがあれば、東鰊という宿屋に訪ねてくるんじゃよ」
「はい! 助けていただいたうえに本当に親切にありがとうございます!」
と若矢は頭を下げながら礼を言うと、ラグーも優しく微笑んで手を振ってくれる。そして彼は冒険者ギルドを出ると、市場の方へと歩いていったのだった。
若矢がその後ろ姿を見送り終えると、受付嬢は彼に声をかけた。
「話を聞きたいとのことでしたよね? 差し支えなければ、どのような話を聞きたいのか簡単に教えていただけますか?」
ある人たちを探している、と若矢は彼女に伝えた。
「なるほど、人探しですか……。ですが勇者ファブリスさんとそのご一行の情報については、このギルドにはまだ伝わってきていません。それだけの数の隕石が降り注いだのならもっと大騒ぎになっていると思うのですが……」
若矢の話を聞き終えた受付嬢は考えるように、手を口元に当てて呟く。
「この冒険者ギルドには外界地方を飛び回っている人が何人かいるので、今日来ている人たちにも聞いてみるといいかもしれません。……あ、酔っぱらって絡んで来る冒険者もいるので気を付けてください」
彼女の助言を受けた若矢は、ギルド内の人たちに片っ端から話を聞いていくことにする。受付嬢の言っていた通り酔っぱらっている冒険者が多く、中には一緒に飲まないか、と絡んでくる者もいたがなんとか一人一人の話を繋ぎ合わせていった。
その結果分かったのは、まず魔王と戦った勇者であるにも関わらずファブリスたちについて知っている人がいなかったということ。このユェントン地方の灯ノ原は、最近まで大規模な鎖国を行っていたこともあって、世界の情報の伝達が遅いということ。近く灯ノ原の首都である江城に、帝国の要人とその護衛が大勢でやって来るため、その時に世界の様々な情報が入って来るかもしれないということ。
「ファブリスさんやみんな、ラムルの情報を集めるのはここだと難しそうだな……」
と若矢は自分に言い聞かせるように呟く。だが、完全に情報を得る術が絶たれたわけではないことが唯一の救いであった。
(江城……か。ここはやっぱりラグーさんに話を聞いてみよう……)
受付嬢と冒険者たちに礼を告げてギルドを出ると、ラグーの言っていた市場を抜けた東にある宿屋「東鰊」を探すことにするのだった。
「う……っ!」
(あれ……? 俺……何してたんだっけ)
若矢は記憶の糸を辿り、自分が何をしていたかを思い出そうとする。
(そうだ……船に乗っていて、海賊団と遭遇して……)
「そうだ! みんなはっ!? あの隕石は!?」
若矢は痛みを堪えながら、周囲を見渡す。そこは気を失う前と同様にどこまでも広がる大海原だったが、とても無数の隕石が落下したとは思えないほど穏やかだった。
「ラムル……ファブリスさん……! エレーナ! リズさん! カルロッテさん! みんなっ! どこにいるんだっ!?」
若矢は必死に仲間たちの名前を呼ぶが、返事はない。
「まさか……俺以外みんな死んじゃったのか……?」
と、絶望に打ちひしがれそうになっている時だった。
「おぉ、気が付いたかの? まだ体が痛むはずじゃ。もうしばらく横になっておいたほうがよいぞ」
という老人の声が聞こえ、若矢はその声がした方を振り向く。
そこには丸々とした体をした、猫の獣人が立っていた。話し方や声から年齢はかなり高めなのかもしれない。猫の獣人は、若矢に近づいてくると、彼の隣に腰を下ろす。
「あの……ここは……? 俺以外のみんなは……」
と若矢が尋ねると、猫の獣人は思案するように腕組みをする。
「ふむ……みんなとは誰のことじゃ? ワシはお前さんが1人で海に漂っているところを引き揚げたんじゃよ」
「え、じゃあ、他のみんなは……」
「すまんが、ワシには分からんのう。少なくとも近くにお前さんの仲間らしき姿も気配もなかったはずじゃ」
と猫の獣人は少し申し訳なさそうに言う。
若矢は、それを聞くと悲しみを隠すことができずに俯いてしまった。それを見た猫の獣人はさらに続ける。
「何があったのか話してもらえんか? 少しでも力になれるかもしれんぞ」
若矢はしばらく沈黙した後、ゆっくりと話し出す。
別の世界からやって来た者であること、魔王を倒し、勇者とその仲間のパーティーに加わったこと、簡単なクエストに向かう途中の船で無数の隕石を落下させる光る生物に遭遇し、それとぶつかったことによって気を失ったこと。
猫の獣人は黙って話を最後まで聞き終えると、ゆっくりとうなずきながら言った。
「そうか……それは辛かったのう」
猫の獣人の言葉に、若矢は目に涙を浮かべる。
「俺は……みんなを守れなかった……また……」
と若矢は呟く。
「お前さんは1人でその隕石とやらを砕いて船を守ろうとしたんじゃろ? それは誇ってよいことじゃよ」
猫の獣人の言葉に、若矢は首を横に振ると、
「でも、守れなかったら意味がないんです……」
と言葉を詰まらせるのだった。
猫の獣人は優しく微笑みながら言葉を続ける。
「気休めかもしれんが、きっと他の仲間たちも生きておるはずじゃ。ワシらの乗るこの船は今、ユェントン地方の灯ノ原、大堺へ向かっておる。情報も多く集まる港町じゃし、そこに行けば何か分かるかもしれんぞ」
若矢は彼の優しい声色に、少しだけ心が軽くなったような気がした。
「はい……ありがとうございます……。あ、申し遅れました、俺の名前は牛方若矢と言います」
「牛方若矢くん……か。お前さんの名前は、今向かっている灯ノ原の民たちの名に近い気がするのぅ」
と猫の獣人はあごひげを撫でながら不思議そうに言うのだった。そしてその後思い出したように、自らも名を名乗るのだった。
「あぁ、すまんすまん。ワシの名を名乗っとらんかったな。ワシはニャット族のラグーという者じゃ。よろしくな」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
お互いに挨拶を済ませると、若矢は再び横になる。
「さあ、今はゆっくりと休むがよいぞ。ワシが見守っておいてやるからな」
ラグーの言葉に甘えて、若矢は安心して眠りにつくのだった。
そして、再び目を覚ましたのはそれから数時間後のことだった。
「おぉ若矢くん、起きたか? そろそろ着く頃じゃよ」
とラグーの声がして、若矢は起き上がって海を見渡す。
船の行く先に港のような町が見えた。あれが灯ノ原なのだろうか……と思いながら眺めている間に、どんどんと陸地が近づいてくる。
「もうすぐ着岸じゃ。準備をしておくのじゃよ」
ラグーが若矢に声をかける。
「あ、はい!分かりました!」
「まずはこの町の情報が集まる場所を探すのじゃ」
灯ノ原の町に入った若矢たちは、まず最初に冒険者ギルドを訪ねることに決めた。そこで何か情報が得られるかもしれないと思ったからだ。
冒険者ギルドでは、まだ昼過ぎだというのに多くの冒険者たちが酒を酌み交わしていた。皆一様に酔っており、中には寝ている者すらいるほどだった。
受付まで進むと、若い受付嬢の女性が対応してくれた。彼女の衣装は和服で、集まっている冒険者たちの姿の多くも時代劇で見るような装いをしており、若矢はまるで江戸時代にでもタイムスリップしたような感覚がした。
彼女は若矢たちの姿を見ると笑顔を浮かべながら尋ねる。
「いらっしゃいませ! 本日はどのようなご用件でしょうか?」
「うむ。実はこの少年が少しこの辺りの人たちに話を聞きたいと申しておるのじゃが、案内してやってくれんかのう?」
とラグーが言うと、受付嬢は笑顔で答える。
「はい! かしこまりました!」
その言葉を聞いてうなずくと、ラグーは若矢の方を振り返る。
「若矢くん、ワシは市場で孫と合流することになっておる。ここでお別れじゃが、明日まではこの町にいるつもりじゃ。何か困ったことがあれば、東鰊という宿屋に訪ねてくるんじゃよ」
「はい! 助けていただいたうえに本当に親切にありがとうございます!」
と若矢は頭を下げながら礼を言うと、ラグーも優しく微笑んで手を振ってくれる。そして彼は冒険者ギルドを出ると、市場の方へと歩いていったのだった。
若矢がその後ろ姿を見送り終えると、受付嬢は彼に声をかけた。
「話を聞きたいとのことでしたよね? 差し支えなければ、どのような話を聞きたいのか簡単に教えていただけますか?」
ある人たちを探している、と若矢は彼女に伝えた。
「なるほど、人探しですか……。ですが勇者ファブリスさんとそのご一行の情報については、このギルドにはまだ伝わってきていません。それだけの数の隕石が降り注いだのならもっと大騒ぎになっていると思うのですが……」
若矢の話を聞き終えた受付嬢は考えるように、手を口元に当てて呟く。
「この冒険者ギルドには外界地方を飛び回っている人が何人かいるので、今日来ている人たちにも聞いてみるといいかもしれません。……あ、酔っぱらって絡んで来る冒険者もいるので気を付けてください」
彼女の助言を受けた若矢は、ギルド内の人たちに片っ端から話を聞いていくことにする。受付嬢の言っていた通り酔っぱらっている冒険者が多く、中には一緒に飲まないか、と絡んでくる者もいたがなんとか一人一人の話を繋ぎ合わせていった。
その結果分かったのは、まず魔王と戦った勇者であるにも関わらずファブリスたちについて知っている人がいなかったということ。このユェントン地方の灯ノ原は、最近まで大規模な鎖国を行っていたこともあって、世界の情報の伝達が遅いということ。近く灯ノ原の首都である江城に、帝国の要人とその護衛が大勢でやって来るため、その時に世界の様々な情報が入って来るかもしれないということ。
「ファブリスさんやみんな、ラムルの情報を集めるのはここだと難しそうだな……」
と若矢は自分に言い聞かせるように呟く。だが、完全に情報を得る術が絶たれたわけではないことが唯一の救いであった。
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