32 / 120
4章「哀れな死者たちの世界」
ミラの地下牢
しおりを挟む
【ダンジョン詳細】ミラの地下牢
『ダンジョン属性』
メイン属性:闇 サブ属性:大地,氷
『難易度』
☆9
『出現モンスター系統&レベル帯』
・アンデッド(レイス&ダークスピリット系)【500~591】
・アンデッド(ボーン・グール系)【418~493】
・カラークリスタル系【307~380】
『階層』
全1階層
『条件など、ほか備考』
・他ダンジョンへの連結アリ
・人数制限:1パーティ(6人)まで
・光・聖属性魔法使用禁止
―通路の両側には名前通り厳つい鉄格子が嵌められた地下牢が立ち並び、ウォォォォオオ…と何かの哭き声とも聞こえる風のうねりが辺りに木霊する。
鉄格子ももう錆つき、朽ちかけていて造られてからの年月を窺わせる。
「もうこのダンジョンはフロアは1つだけだ。…秘境は大丈夫か…」
「走ってでも行けますよね?」
「そんな危ない考え方は賛同しかねるのだが…」
「ある意味事実ではある。が、無闇に走れば罠の餌食だぜ?」
ダンジョン入り口にあるセーフティエリアにて小休止を取る4人。因みにヒビキはライアに紋章術をやって見せているところだ。そうしながら、エヴァンとフレイの間で交わされた会話に割り込む。
右手でカラフルな紋章を宙に描いて見せながら、慣れた手つきで左手でウィンドウを開き、エヴァンに飛ばす。
ウィンドウの淡い光と、魔力で描かれた複雑な幾何学的模様の紋章が放つ光が辺りを照らす中に幾つかの視線が交差した。
そのウィンドウには、【魔力探知波】により自動地図化された【ミラの地下牢】の全容図が表示されていた。
「いつの間に取ったんですか」
「ん?ちょっと片手間に」
「……………もう気にしない事にします」
いくらこのダンジョンが縦に長い構造ではないといっても、片手間で全容を走査できる者はそうそういない。
5人の魔導機人の内1人とでも接する時には常識を捨てろ。特にプレイヤー間で語られる、彼ら自身が与り知らぬ噂である。
改めてその真実性を実感しながら、エヴァンは闇に包まれた通路の先を見やった。
―暫く経つ。
小休止を止め、4人は立ち上がって先へと歩き出す。
両側に立ち並ぶ地下牢の奥の薄暗がりから、何かが不躾に見てくる視線を幾つも感じる。
黒いフードの下から覗く紅血色の双眸は油断なく左右を見渡し、地下牢の奥にいる何かの存在と通路の先を警戒している。
牢の奥には無数のレイスやグールが蹲っており、こちらを見てきはするものの襲ってくる気配はない。
で、通路の先はというと……
「カラークリスタルか。体色と同じ属性の攻撃をすると反射されるから注意しろよ!」
六角柱型、正八面体型、正四面体型などの形をした、カラフルな水晶が十数体、ふよふよと浮遊している。
色は赤、青、黄、緑、茶、白、黒、紫など、バリエーションに富む。
クリスタルの中央には体色と同色の単眼が嵌っているのだが、その単眼は特に動く様子はない。
「やつらの攻撃方法は単眼からのレーザービーム、タックル、あと極稀に自爆してくる!レーザーはバリエーションがあるから気を付けろ!」
「了解です」
「わかった」
「了承した!」
…実はカラークリスタル族自体のステータスは、あまり強くはない。故にレーザーやタックルのダメージは防御さえある程度できていれば問題ないぐらいでしかない。自爆だけは即死の危険があるが、滅多に使ってくることはない。
……あくまで普通のモノはさして警戒する必要はない。
「もう少しで全部壊せます!」
「了承した!」
「………………ちょっと聞いてくれ!奥の方からすげえ勢いでモンスターの反応が近づいてくる!……間違いねぇ、クリスタルビットだ!」
ヒビキの大声を聞いた瞬間、全員の表情が強張った。
…カラークリスタルの上位種、クリスタルビット。平たく書くと、「自動反撃水晶」となる。ダンジョンの宝物庫などの門前によくいる、ゴーレムに似た自動防御装置の様な役割をもつモンスターであり普通は自ら攻撃しに大きく移動したりはしない。
しかし、数秒後に現れた浮遊し自走する水晶の球体は間違いなくクリスタルビットのものだ。
それも十近い数いる。
主な能力は、
・自身と同属性&反属性の完全反射
・武器と魔法を扱う
・極稀に自爆(巻き込まれたプレイヤーの防御力を大きく突き抜ける威力)
である。
なかなかに厄介な相手で、何故そう評されるのかというと。
「こいつ、武器を使ってくる!?」
「しかも同時に複数…」
各ピットの周囲には剣や槍、斧などの複数の武器が浮かび、同時に2つ3つが振るわれてくる。
「核が中にあるから、それさえ砕けば動かなくなるぞ」
風を纏わせた双刀で滑らかにピットを核ごと断ち切りながら、ヒビキが言った。
ピットの周囲に浮かぶ武器群は全て国宝級や唯一級程度であり、超遺物級の前では全て意味を成さない。
両側の牢の鉄格子を足場にして立体的に飛び回り、次々とピットを撃破してドロップアイテムに変えていく。
やがて辺りには何もいなくなった。
「アイテムボックスの容量がそろそろ心配になってきました…」
「《ボックス容量拡張》を取っておけばよかったか?」
ゲーマーの宿阿である。ちょっとでも便利に思うとスキルは欲しくなるものだ。
「…次の小休止で色々しておくか。アイテム消費にもなるし」
「…?」
罠など意にも介さず、その歩を進める。
「…………ん?」
「どうした?」
「……この先、下降通路前の大部屋に【隠蔽】で身を隠すモンスターがいる様です。数は3体、正体不明表示です」
「どれどれ……確かにあるな」
地図に映るマーカーは、半透明の赤色。これは【隠蔽】などで身を隠しているモンスターを示すもの。
ちなみに【索敵】で表示されるモンスターのマーカーだが、本人がその対象に遭遇したことが無い未遭遇モンスターの場合は正体不明表示となる。
ヒビキの【索敵】にも引っ掛かったその反応の詳細は、
「Lv452の【マッドダークウルフ】だとさ」
「3体全部?」
「その通り」
「ふむ」
この会話の間にも彼ら4人は歩を進めており、やがてそのモンスターが待ち構える大部屋の入り口へと到達した。
大部屋の両側の壁にも牢の鉄格子が嵌められており、その景色をよく目を凝らしてみてみると確かに3か所程僅かに景色が歪んで見える。
「擬態を解く間もなく焼き殺してやろう」
そう息巻くフレイは魔炎を噴き上げる【灰燼の猛炎剣】を振るう。
「自分はまあ自分のやり方でやらせてもらいますよ」
魔矢を放つのではなく、【猛炎オイル】を3つほど的確な位置に放るエヴァン。
「俺は俺で行くわ」
紋章で強化された双刀を既に抜き放っているヒビキは数歩で勢いをつけた後、トンッと軽い足音を残し掻き消える。
…ほぼ同時に、【隠蔽】による擬態を解く間も与えられなかった哀れなゾンビ狼たちは1体はフレイの剣の魔炎に焼き殺され、1体はエヴァンの道具の餌食となり、1体は攻撃を認識する間もなく真っ二つに断ち切られた。
黒いガラスとなって四散し消え去るのを見届けず、4人は部屋の奥にあった「下降通路」へと歩を進めた。
―さて、残るダンジョンは後1つ。墓地の様子はどうなっていることやら…?
『ダンジョン属性』
メイン属性:闇 サブ属性:大地,氷
『難易度』
☆9
『出現モンスター系統&レベル帯』
・アンデッド(レイス&ダークスピリット系)【500~591】
・アンデッド(ボーン・グール系)【418~493】
・カラークリスタル系【307~380】
『階層』
全1階層
『条件など、ほか備考』
・他ダンジョンへの連結アリ
・人数制限:1パーティ(6人)まで
・光・聖属性魔法使用禁止
―通路の両側には名前通り厳つい鉄格子が嵌められた地下牢が立ち並び、ウォォォォオオ…と何かの哭き声とも聞こえる風のうねりが辺りに木霊する。
鉄格子ももう錆つき、朽ちかけていて造られてからの年月を窺わせる。
「もうこのダンジョンはフロアは1つだけだ。…秘境は大丈夫か…」
「走ってでも行けますよね?」
「そんな危ない考え方は賛同しかねるのだが…」
「ある意味事実ではある。が、無闇に走れば罠の餌食だぜ?」
ダンジョン入り口にあるセーフティエリアにて小休止を取る4人。因みにヒビキはライアに紋章術をやって見せているところだ。そうしながら、エヴァンとフレイの間で交わされた会話に割り込む。
右手でカラフルな紋章を宙に描いて見せながら、慣れた手つきで左手でウィンドウを開き、エヴァンに飛ばす。
ウィンドウの淡い光と、魔力で描かれた複雑な幾何学的模様の紋章が放つ光が辺りを照らす中に幾つかの視線が交差した。
そのウィンドウには、【魔力探知波】により自動地図化された【ミラの地下牢】の全容図が表示されていた。
「いつの間に取ったんですか」
「ん?ちょっと片手間に」
「……………もう気にしない事にします」
いくらこのダンジョンが縦に長い構造ではないといっても、片手間で全容を走査できる者はそうそういない。
5人の魔導機人の内1人とでも接する時には常識を捨てろ。特にプレイヤー間で語られる、彼ら自身が与り知らぬ噂である。
改めてその真実性を実感しながら、エヴァンは闇に包まれた通路の先を見やった。
―暫く経つ。
小休止を止め、4人は立ち上がって先へと歩き出す。
両側に立ち並ぶ地下牢の奥の薄暗がりから、何かが不躾に見てくる視線を幾つも感じる。
黒いフードの下から覗く紅血色の双眸は油断なく左右を見渡し、地下牢の奥にいる何かの存在と通路の先を警戒している。
牢の奥には無数のレイスやグールが蹲っており、こちらを見てきはするものの襲ってくる気配はない。
で、通路の先はというと……
「カラークリスタルか。体色と同じ属性の攻撃をすると反射されるから注意しろよ!」
六角柱型、正八面体型、正四面体型などの形をした、カラフルな水晶が十数体、ふよふよと浮遊している。
色は赤、青、黄、緑、茶、白、黒、紫など、バリエーションに富む。
クリスタルの中央には体色と同色の単眼が嵌っているのだが、その単眼は特に動く様子はない。
「やつらの攻撃方法は単眼からのレーザービーム、タックル、あと極稀に自爆してくる!レーザーはバリエーションがあるから気を付けろ!」
「了解です」
「わかった」
「了承した!」
…実はカラークリスタル族自体のステータスは、あまり強くはない。故にレーザーやタックルのダメージは防御さえある程度できていれば問題ないぐらいでしかない。自爆だけは即死の危険があるが、滅多に使ってくることはない。
……あくまで普通のモノはさして警戒する必要はない。
「もう少しで全部壊せます!」
「了承した!」
「………………ちょっと聞いてくれ!奥の方からすげえ勢いでモンスターの反応が近づいてくる!……間違いねぇ、クリスタルビットだ!」
ヒビキの大声を聞いた瞬間、全員の表情が強張った。
…カラークリスタルの上位種、クリスタルビット。平たく書くと、「自動反撃水晶」となる。ダンジョンの宝物庫などの門前によくいる、ゴーレムに似た自動防御装置の様な役割をもつモンスターであり普通は自ら攻撃しに大きく移動したりはしない。
しかし、数秒後に現れた浮遊し自走する水晶の球体は間違いなくクリスタルビットのものだ。
それも十近い数いる。
主な能力は、
・自身と同属性&反属性の完全反射
・武器と魔法を扱う
・極稀に自爆(巻き込まれたプレイヤーの防御力を大きく突き抜ける威力)
である。
なかなかに厄介な相手で、何故そう評されるのかというと。
「こいつ、武器を使ってくる!?」
「しかも同時に複数…」
各ピットの周囲には剣や槍、斧などの複数の武器が浮かび、同時に2つ3つが振るわれてくる。
「核が中にあるから、それさえ砕けば動かなくなるぞ」
風を纏わせた双刀で滑らかにピットを核ごと断ち切りながら、ヒビキが言った。
ピットの周囲に浮かぶ武器群は全て国宝級や唯一級程度であり、超遺物級の前では全て意味を成さない。
両側の牢の鉄格子を足場にして立体的に飛び回り、次々とピットを撃破してドロップアイテムに変えていく。
やがて辺りには何もいなくなった。
「アイテムボックスの容量がそろそろ心配になってきました…」
「《ボックス容量拡張》を取っておけばよかったか?」
ゲーマーの宿阿である。ちょっとでも便利に思うとスキルは欲しくなるものだ。
「…次の小休止で色々しておくか。アイテム消費にもなるし」
「…?」
罠など意にも介さず、その歩を進める。
「…………ん?」
「どうした?」
「……この先、下降通路前の大部屋に【隠蔽】で身を隠すモンスターがいる様です。数は3体、正体不明表示です」
「どれどれ……確かにあるな」
地図に映るマーカーは、半透明の赤色。これは【隠蔽】などで身を隠しているモンスターを示すもの。
ちなみに【索敵】で表示されるモンスターのマーカーだが、本人がその対象に遭遇したことが無い未遭遇モンスターの場合は正体不明表示となる。
ヒビキの【索敵】にも引っ掛かったその反応の詳細は、
「Lv452の【マッドダークウルフ】だとさ」
「3体全部?」
「その通り」
「ふむ」
この会話の間にも彼ら4人は歩を進めており、やがてそのモンスターが待ち構える大部屋の入り口へと到達した。
大部屋の両側の壁にも牢の鉄格子が嵌められており、その景色をよく目を凝らしてみてみると確かに3か所程僅かに景色が歪んで見える。
「擬態を解く間もなく焼き殺してやろう」
そう息巻くフレイは魔炎を噴き上げる【灰燼の猛炎剣】を振るう。
「自分はまあ自分のやり方でやらせてもらいますよ」
魔矢を放つのではなく、【猛炎オイル】を3つほど的確な位置に放るエヴァン。
「俺は俺で行くわ」
紋章で強化された双刀を既に抜き放っているヒビキは数歩で勢いをつけた後、トンッと軽い足音を残し掻き消える。
…ほぼ同時に、【隠蔽】による擬態を解く間も与えられなかった哀れなゾンビ狼たちは1体はフレイの剣の魔炎に焼き殺され、1体はエヴァンの道具の餌食となり、1体は攻撃を認識する間もなく真っ二つに断ち切られた。
黒いガラスとなって四散し消え去るのを見届けず、4人は部屋の奥にあった「下降通路」へと歩を進めた。
―さて、残るダンジョンは後1つ。墓地の様子はどうなっていることやら…?
0
あなたにおすすめの小説
ミックスブラッドオンライン・リメイク
マルルン
ファンタジー
ある日、幼馴染の琴音に『大学進学資金』の獲得にと勧められたのは、何と懸賞金付きのVRMMOの限定サーバへの参加だった。名前は『ミックスブラッドオンライン』と言って、混血がテーマの一風変わったシステムのゲームらしい。賞金の額は3億円と破格だが、ゲーム内には癖の強い振るい落としイベント&エリアが満載らしい。
たかがゲームにそんな賞金を懸ける新社長も変わっているが、俺の目的はどちらかと言えば沸点の低い幼馴染のご機嫌取り。そんな俺たちを待ち構えるのは、架空世界で巻き起こる破天荒な冒険の数々だった――。
癒し目的で始めたVRMMO、なぜか最強になっていた。
branche_noir
SF
<カクヨムSFジャンル週間1位>
<カクヨム週間総合ランキング最高3位>
<小説家になろうVRゲーム日間・週間1位>
現実に疲れたサラリーマン・ユウが始めたのは、超自由度の高いVRMMO《Everdawn Online》。
目的は“癒し”ただそれだけ。焚き火をし、魚を焼き、草の上で昼寝する。
モンスター討伐? レベル上げ? 知らん。俺はキャンプがしたいんだ。
ところが偶然懐いた“仔竜ルゥ”との出会いが、運命を変える。
テイムスキルなし、戦闘ログ0。それでもルゥは俺から離れない。
そして気づけば、森で焚き火してただけの俺が――
「魔物の軍勢を率いた魔王」と呼ばれていた……!?
癒し系VRMMO生活、誤認されながら進行中!
本人その気なし、でも周囲は大騒ぎ!
▶モフモフと焚き火と、ちょっとの冒険。
▶のんびり系異色VRMMOファンタジー、ここに開幕!
カクヨムで先行配信してます!
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
もふもふと味わうVRグルメ冒険記 〜遅れて始めたけど、料理だけは最前線でした〜
きっこ
ファンタジー
五感完全再現のフルダイブVRMMO《リアルコード・アース》。
遅れてゲームを始めた童顔ちびっ子キャラの主人公・蓮は、戦うことより“料理”を選んだ。
作るたびに懐いてくるもふもふ、微笑むNPC、ほっこりする食卓――
今日も炊事場でクッキーを焼けば、なぜか神様にまで目をつけられて!?
ただ料理しているだけなのに、気づけば伝説級。
癒しと美味しさが詰まった、もふもふ×グルメなスローゲームライフ、ここに開幕!
親がうるさいのでVRMMOでソロ成長します
miigumi
ファンタジー
VRが当たり前になった時代。大学生の瑞希は、親の干渉に息苦しさを感じながらも、特にやりたいことも見つからずにいた。
そんなある日、友人に誘われた話題のVRMMO《ルーンスフィア・オンライン》で目にしたのは――「あなたが求める自由を」という言葉。
軽い気持ちでログインしたはずが、気づけば彼女は“ソロ”で世界を駆けることになる。
誰にも縛られない場所で、瑞希は自分の力で強くなることを選んだ。これは、自由を求める彼女のソロ成長物語。
毎日22時投稿します。
スキル【幸運】無双~そのシーフ、ユニークスキルを信じて微妙ステータス幸運に一点張りする~
榊与一
ファンタジー
幼い頃の鑑定によって、覚醒とユニークスキルが約束された少年——王道光(おうどうひかる)。
彼はその日から探索者――シーカーを目指した。
そして遂に訪れた覚醒の日。
「ユニークスキル【幸運】?聞いた事のないスキルだな?どんな効果だ?」
スキル効果を確認すると、それは幸運ステータスの効果を強化する物だと判明する。
「幸運の強化って……」
幸運ステータスは、シーカーにとって最も微妙と呼ばれているステータスである。
そのため、進んで幸運にステータスポイントを割く者はいなかった。
そんな効果を強化したからと、王道光はあからさまにがっかりする。
だが彼は知らない。
ユニークスキル【幸運】の効果が想像以上である事を。
しかもスキルレベルを上げる事で、更に効果が追加されることを。
これはハズレと思われたユニークスキル【幸運】で、王道光がシーカー界の頂点へと駆け上がる物語。
異世界帰りの少年は現実世界で冒険者になる
家高菜
ファンタジー
ある日突然、異世界に勇者として召喚された平凡な中学生の小鳥遊優人。
召喚者は優人を含めた5人の勇者に魔王討伐を依頼してきて、優人たちは魔王討伐を引き受ける。
多くの人々の助けを借り4年の月日を経て魔王討伐を成し遂げた優人たちは、なんとか元の世界に帰還を果たした。
しかし優人が帰還した世界には元々は無かったはずのダンジョンと、ダンジョンを探索するのを生業とする冒険者という職業が存在していた。
何故かダンジョンを探索する冒険者を育成する『冒険者育成学園』に入学することになった優人は、新たな仲間と共に冒険に身を投じるのであった。
【完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。
────────
自筆です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる