最強者のVRMMO活動記 ~トラブルに愛されるとあるプレイヤーのトラブルシューティング記~

火の無い灰

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10章「狩人たちの見る夢」

場にそぐわない訪問者

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―――――――――
狩人の夢に戻った後、幾らか持ち直しはしたものの未だ意気消沈気味のルクスとアカ。クロノは工房に籠って何やら作業に明け暮れているし、ヒビキは暇を持て余していた。

暫くするといつの間にか2人はベンチに座って何故か何とも言えない哀愁を漂わせだしたので、余計に声がかけづらかった。花壇に背をもたれ足をのばして座り、ぼーっと空を見ていると妙な音が耳に届く。

―――――ゴゴゴゴゴゴ……

(……………………?)

――――ぶわっ!

「!?!?」

少々間の抜けた音とともに、外の濃紫の煙海を突き破るようにして現れた1体の巨大な細身の竜。
幽暗じみた青白い炎を両翼に纏い、
水晶のように少し透けた綺麗な鱗と肉体をもっている。
不気味な赤い左右2つずつの竜眼が光る。
竜眼の上に更に左右1つずつ斜め配置に赤い宝玉が嵌まり、
滅尽龍よりかは遥かに細い角だが水晶のように青く鋭い。

青白い炎を両翼に纏っている時点で判別がつくが、古龍族の内の1体、冥灯龍である。地脈を流れる死んだ竜族や強いモンスターの生命エネルギーを自らの肉体に集積させており、”収束”の魔力を宿し、確かに隔絶された冥界にも自由に行き来できる世界渡りのできる古龍だが、何故この世界に現れたのか。

「……………!?」

冥灯龍はホバリングしたまま、念話がこちらに飛んできた。

『……………ちょっといいか?』
「あ……ああ、何の用だ?」
『手短に言う。堕ちた神共の封印の幾つかに綻びが見られる。といってもまだしばらく十分に抑えておけるだろうが、このまま何の措置も講じずに放置した場合綻びは広がり、封印は解けるだろう』
「…………おいおい、マジか」
『【光明の御使い】【過恨の豊穣者】【雷鳴の裁判者】【輪廻の壊乙女】を始めとした大体3分の1だ。最も問題なのは【光明の御使い】なのだが……………』
「ああ、天翼族の近くだったっけな、封印。まさか銀翼の奴らが意図的に解いたとか………」
『………そのまさかだ』
「やっぱりなあ」

―――堕ちた神、堕神。
正気を失い獣のように成り果てた彼らであるが、その力だけは神の名に相応しい強度を誇る。故に封印されていようと、極近い周囲に影響を及ぼすことがあった。封印が綻びていけばその浸食はより加速度的に進むだろう。周囲に存在する生き物の衝動に干渉し、衝動に呑み込まれた者を己の下僕として更に浸食を広げようとするのである。この浸食は魂に干渉するため、プレイヤーであっても対策なしでは防げないだろう。

そういったヒビキは視線を宙に戻す。その瞳は妙に人間味を失った光を宿していた。――――次の瞬間、視線を冥灯龍に戻した時にはいつの間にか
…深い紫の視線には絶対零度並みに冷たい冷気が乗っていた。

「【輪廻の壊乙女】の封印場所は確か冥界だったな。ベルニカなら何とかできる。…【過恨の豊穣者】の封印箇所は幸いと言っていいか、溶山龍と滅尽龍の領域、大地も熱で蕩けるあの中では木々は育たない。【雷鳴の審判者】も封印場所が瘴気の谷の近く、屍套龍なら余裕で抑え込める。【光明の御使い】は……これを使え」

今現在、リコード世界の各所に各々の領域を持つ古龍族は全部で9体。
「始源」の”溶山龍”。体格は最も大きく、火山そのものとしか思えないほどであり無限のエネルギーを生み出す。
「消滅」の”滅尽龍”。非常に太い二本角と鋭い針の生え揃う首や手に硬い鱗が特徴的で、攻撃力が異様に高い。
「繁栄」の”炎王龍”。炎妃龍と共に領域を構え、絶対的灼熱の赤い炎を纏う爆炎の帝王。
「流転」の”炎妃龍”。炎王龍と共に領域を構え、妖しく美しい青い炎を纏う灼熱の妃。
「停滞」の”溟晶龍”。風の赴くまま氷と水の領域を漂い、儚くも冷酷に敵を凍てつかせ、溺れさせる。
「昇華」の”鋼嵐龍”。途方もない硬さと体力を併せ持ち、防御力では図抜けて高く嵐を纏い攻撃を弾く。
「輪廻」の”爛輝龍”。地脈の黄金郷を領域とし、その魔力を蓄え貴重な物質を身体に纏う。
「頽廃」の”屍套龍”。瘴気の谷を領域とする、瘴気を力とする谷に散逸する屍たちの主。
「収束」の”冥灯龍”。地脈の収束地を領域とし、地脈に流れる膨大な生命エネルギーを力とする。

神の化身とまで謳われ、体格もさながら万が一領域外に出れば天災レベルの被害を引き起こすほどの魔力を内に宿している。人語を操るだけの高い知性も持っており、あまりに能力がデタラメすぎるのもあるが世界の動きを担っているため絶対に倒せない。

だが、彼らの領域に散逸する彼ら自身の鱗や爪の欠片などを始めとした素材は、一般人はもとより並みの冒険者は死ぬその時までお目にかかれないほどのとんでもない力を秘めた非常に貴重なものばかり。故にそれを狙いにくる欲の皮が突っ張った者は絶えず、なので彼らは領域に踏み込んではきたが性格的にも能力的にも好ましい者に友好の証たる「勲章」を贈ることにしたのだ。例えばエヴァンのような。

なお、「勲章」は、彼らを攻撃したり悪用したりすると効果を失い、2度ともらえなくなる。


宙に立てた人差し指を振り下ろすと、星の煌めきを宿す青い石が幾つかの欠片となって現れる。

『……感謝する。では……と言いたいところだが、そこの2人は大丈夫なのか?』

未だに何とも言えない哀愁を漂わせているルクスとアカのことだ。冥灯龍の4つの竜眼と気配が向けられても、それに気づかない…というか反応を示さない。流石に心配になってきた。

「――――――――――いい加減立ち直るべきだろうが!!しっかりしろ!」

それに続いてバチィン!!という頬を叩く音が2連続で鳴り響く。この世界のステータスで当て嵌めれば本来は技術/神秘(あと天然で血質)タイプの暗月神様だが、肉体的にはヒビキの身体を依り代にしているせいで筋力も高い。ヒビキより少し低く若い声が響く。

「「!?!?」」
「気持ちは分からんでもないが、いつまでも沈んでいるわけにもいかんだろう!」

その衝撃で我に返ったらしいルクスとアカ。ひっぱたかれた頬が少し赤い。アカの被っていた黒帽子が少しずれ、赤い瞳がちらりと見えた。が慌てて帽子を被り直し、瞳はまた帽子に隠れる。

「あ……ああ、すいませんでした…」
「…………すまん……」

意識が忘我の彼方から帰ってきた2人はずーんとした空気を纏いながらも、第一声で謝罪する。それをみた暗月神は一つ頷き、また精神の深層に戻っていった。

***

――――――
「…………?」
「ああ、クロノ。作業は終わったのか?」
「!」
「そうか」
「ならオレが次行く」
「了解」

作業を終えたらしいクロノが戻ってきて、今度はルクスが工房に向かう。アカは仕込み杖を変形展開し、刃のチェックをしている。ヒビキは消耗品と変形機構のチェックをしていた。細かな機構と向かいで仕込み杖を展開しているアカを交互に見ていると、不意にズキリと頭に痛みが走る。

「……………?」

脳裏に微かな声が響く。

――――『師よ、何故私はついていけないのですか!私も皆と共に戦います!』

――――『だめだ、***。お前まで死んでしまえば、――の悲願を果たせる者はいなくなってしまう。それだけは避けねばならん。無論……は全て殲滅するつもりだが、万が一生き残りが――――を生き返らせてしまえば我らの戦いは徒労に終わる…』

――――『そんなことがっ…』

――――『だからお前は待っていてくれ。もし我らが戻らず、――――が生き返ってしまった場合はそれを再び、………とともに完全に葬り去ってくれ……』

――――『…………必ず、戻ってきてください』

――――『…勿論、そのつもりだ』

…しかし、師も同胞も皆、いくら待てど暮らせど2度と帰ってくることはなかった…………

――――数か月後、「処刑隊は血族をほぼ滅ぼした、が代わりに全員が死亡した」という報が届き、教会工房所属の技術者たちが囲んで慰めたり励ましているのは、仲間と師の墓石の群の中で放心したように小さく孤独に蹲りすすり泣く、残された者の姿。その赤い瞳は虚ろで、光が無かった。

その後彼は狂った様に獣と血の狩人を狩り続けている…。「残された処刑人」たる彼の存在意義はもうそれしかないと言わんばかりに。

誰かと誰かの、会話の声。声だけだったが……片方は聞き覚えのある若い声だった。

「…………どうしました?」

気づいたアカが、首を傾げる。

「いや、ちょっとな……………………そういえばアカ、処刑隊について知ってるか?」
「俺も、あまり知りませんが……かなり昔に、ほぼ全戦力を以てカインハーストに攻撃を仕掛けたらしいです。それで殆どの穢れた血族と血の狩人を処刑するのに成功したものの、僅かに生き残った血の狩人が女王を生き返らせてしまった…………と。俺たちは女王を処刑するというより、周りにいた血の狩人を処刑する役目を今は負っています」
「その処刑隊は、どうなった…?」
「長たるローゲリウスも含めカインハーストにて悉く全員死亡したと以前聞きました。ただ、女王を封印することには成功したようですが………彼の遺体は穢れた血族の怨念によって城の守護者として使役されている、と……」

ぎりっ、という歯ぎしりの音が僅かに聞こえた。

(アルフレートは、彼自身の言い回しから見るに戦闘自体に参加していない……さっきの声と合わせて鑑みるに、処刑隊の遺志が絶えないように一人、残されたとみた方が正しいかもしれないな……)

アカが語った話は、以前アルフレートから聞いたものとほぼ同じだった。処刑隊であるアルフレートが伝聞形でこの話を語るということは、戦闘自体に参加していないとみて間違いなさそうだ。それに、この話をするときだけ彼の瞳の光はどうしようもなく暗く、空っぽになる。ただ、残すとしても何故彼1人だけを残したのかは分からない…。

「…………………次さ」

ヒビキは、話題の転換を図る。

「はい?」
「どこに行こうか」
「……禁域の森を抜けて、悪夢の辺境に入るか。実験棟に入るか……」
「……城はいいのか?」
「………彼も、行かせてあげたいですし……また会った後がいいかと」

アカのこの言葉で、アルデオと車輪と長柄鎌が飾られた墓石の前で祈る処刑隊装束のアルフレートの姿が、2人の脳裏に同時によぎった。仮説が正しいなら、彼が両肩に負っているものはいっそ哀れになるほどに多大で重い。

「じゃあ、これ終わったら悪夢の辺境とやらへ向かうか」
「…了解しました」

そしてヒビキは、作業を終えたルクスと入れ替わりで工房へ向かう。

***

戻ってきたルクスは、クロノと向い合せで座り込みアイテムボックスの整理を始めた。それをアカは離れた位置から見ている。そしてふと、胸に下げた星の瞳の狩人証を手に取り、はぁーっ、と長い溜息をつく。

(こんなもの、もう持っていても意味は無い……)

聖歌隊という組織自体が、もう存在していないのだ。しかし、捨てる気にもなれない。
そして医療教会に深く根を下ろしていた上位者への信仰心は、アカはもとよりルクスの心からももはや失せていた。仲間が、見守ってくれた人々が、軒並み奇妙な生命体バケモノに姿を変えていく、または変えられていく過程をその目で見せられたのだから、信仰心などもう起きようはずもない。

今のアカにとって唯一信頼できるのが、同じ聖歌隊の生き残りであるルクスだった。

(……こうなれば、血の狩人の断絶と月の上位者の悪夢への到達。何が何でもやり遂げてみせます)

アカは一人、決意を固めるのだった…。







******

【狩人メモ(By???)】
《始祖狩人》
悪夢世界が始まった時にいた、最初の狩人たち。正確には、最初の狩人ゲールマン、医療教会の始祖ルドウイーク、処刑隊の長ローゲリウス、連盟の長ヴァルトールの4人。現在の狩人たちとは違い、神秘値が低い代わりに血質値が高い傾向にあった。
だが今は、ヴァルトール以外の3人は全員死亡している。

また、初期狩人の内で一番名が知れているのはゲールマンの弟子の女狩人マリア。

《血の狩人》
穢れた血の女王と契約を結んだ狩人たちのこと。暫く前の処刑隊の大侵攻で殆どが死亡しているが、僅かに生き残った者が女王をまた復活させた。血質値と、他の狩人たち以上に様式美を重んじる傾向があり、彼らの使う武器は実用性もさながら意匠にも凝っている。

また、血の狩人は穢れた血の女王との契約により生じるのでまた新たに生じる可能性はある。

《聖歌隊》
医療教会の上位会派…………なのだが今はもう壊滅してしまっており、彼らが本拠を構えた聖堂街の上層は、獣と軟体動物と、そのどちらでもない奇妙な生命体が徘徊する廃墟と成り果ててしまっている。


【処刑隊に関するメモ(By???)】
医療教会の禁忌たる、穢れた血族、特にその女王を敵としている。暫く前に廃城カインハーストへ大侵攻をかけ、女王を含む穢れた血の貴族の全てと血の狩人の殆どを処刑するのに成功した。が、僅かに生き残った血の狩人が女王を復活させてしまい、結局彼らの悲願は達成されずに終わった…。

仲間の、師の、処刑隊の悲願を一身に背負うことになってしまった彼は、その悲願の達成を、そして怨念に憑かれた師の遺体を無事に祀ることができるのだろうか……?

それに、
(続きがあるようだが飛散した血が滲み読むことができない…)


【学び舎ビルゲンワースに関するメモ(By???)】
今はもう壊滅しており、教室棟は悪夢の中に取り込まれ、本棟も半ばまで侵されている。学長ウィレームは人として最高域の啓蒙に到達したらしいが、眠っているばかりでまともに話が通じる様子はない。
また、棟の各所にはかつての学徒たちが残したと思われるメモが、複数散逸している。そのすべてが、上位者に進化するための狂おしいまでの探究の痕跡であるようだ。見てみる価値はあるかもしれない。
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