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知り合い
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颯は大きな看板の前に立っていた。スマホを見てはしまいを繰り返す。スマホを閉じた画面を見ながら前髪を直す。深呼吸をして、横を通り過ぎる人たちを眺める。左奥から見覚えのある顔がこちらを見ながら歩いてくる。
手を上げ、挨拶をする。
「おはよう。八重」
「おはよう。弘人」
少し気まずい。
「行こうか。カフェでいい?」
「うん!」
弘人が「行こうか」と言って先導してくれる。
おしゃれなカフェに入り、弘人はコーヒーを颯は紅茶を頼んで、空いている席に座った。
颯が智寧に会って、次の日に早速弘人に連絡していた。
『おはよう。八重です。弘人のお姉さんから連絡先をもらいました。』
と送るとすぐに既読がついて、
『おはよう。良かったよ。それでいつ会う?』
と返ってきた。お互い暇な日を見つけ、会う日が決まった。
「元気にやっていたか?」
「うん。弘人も大丈夫だった?」
「まぁな・・。八重は、大学生か?」
「そうだよ。弘人は研究員?」
「神瀬の親から誘われていたんだけど、断ったんだ。今はコンビニバイトしながら就活中。」
「そっか……なんで断ったの?」
「自立したかったんだ、男学校の時もお世話になっていたから。」
「偉いね……。俺は男学校の謝礼金で大学に通ってるから。全然自立できてないや。」
「八重は俺とは違う。俺は男学校を退学になったから、結局は大学には通えなかった。八重が頑張ったからだよ。」
颯は頬を掻く。
「お待たせしました。コーヒーと紅茶です。」
途中店員さんが来て、頼んだものが置かれる。お辞儀をして応え、店員さんは離れる。
「弘人・・いま、お付き合いしてる人いる?」
紅茶のティーカップを手に取り、ティースプーンを持ちかき混ぜる。
「お付き合いしてる人はいないよ。」
「そっか……」
颯はティーカップに唇をつけて、一口飲む。
「あちっ!」
熱い紅茶で舌を火傷してしまった。
「大丈夫?」
弘人は笑いながら、水が入ったコップを近づけてくれた。今日、会って初めて笑った顔を見た。
「ありがとう。」
水を口に入れる。
「まだ熱かったね。」
「うん・・」
ティーカップを持ってふぅーふぅーと息をかける。
「八重はこの後何もないんだよね。」
「ないよ」
ヒリヒリする舌に氷を当てながら返事をする。
「じゃあさ、この後俺の家来ない?」
「まじか・・」
家だという建物を見上げる。
久しぶりに会って、まさか家に誘われるとは思わず声が漏れる。
弘人の家は、豪華ではないがボロくもない。
「上がって。」
「お邪魔します。」
家具が少ない。必要最低限のものだけが置かれているだけ。
「もっと物が置かれてるかと思ってた。」
「いらなくなって捨てるのがめんどくさいから、置物とかは買わないようにしてるんだ。」
「・・なるほど。」
弘人が「そこ座って」と言う。荷物を置いて座らせてもらう。
「何飲む?コーヒー、緑茶、あと酒。」
「なんでも・・」
「じゃあ酒でも飲むか。八重は強い方?」
「酔うまで飲んだことないから、わかんないや。弘人は強そう。」
「俺も結構強いと思う。最大で10本飲んでも倒れなかった。今度20本行ってみようと思って。」
弘人が缶ビールを、机に置いてくれる。
「いただきます」
乾杯と缶を合わせる。
ゴクゴクと音を鳴らしながら飲む。
「ぷはぁ!」
弘人の豪快な飲み方につい、かっこいいと思ってしまった。
「弘人は、家族と仲が悪いの?」
「兄弟仲はいい。両親とは仲が悪いな。俺の親は、俺達を飾りだと思っているんだ。親を目立たせるための道具だと。思い通りにいかないと、俺達にあたる。」
ちびちび酒を飲みながら話を聞く。
「八重の方はどうなんだ?」
「・・俺は両親がいないんだ。双子の兄が唯一の家族。兄は、男学校には行かずに地元の小学校に進んだからもう何年も会ってない。だから弘人の兄弟が少し羨ましいよ。」
酒の影響なのか、わからない。でももっと弘人と話したいと、質問がいっぱい頭に浮かんでくる。
「弘人の兄弟は、お姉さんだけ?」
「姉さんの前に兄さんがいて、俺の下に弟がいるんだ。」
「多いね。」
「八重の双子っていう関係も少し憧れるけどな。」
「そう?あんまり兄との記憶がないからわかんないんだけどね。」
「会いたいとは思わないのか?」
「今更だから。いつか会えたらなぁ、ぐらいかな。」
「そんなもんか。」
「俺はね。」
最初の気まずい雰囲気からすごく楽しく盛り上がっていた。
颯は3本目を飲み始めた時から酔いが回り始め、
「おれはぁ・・ずっと・・ひろとぉをまっていたんだお・・連絡くるかなぁって・・僕からおれに変えたのもひろとのぉ・・となりを堂々とあるけるとぉ・・おもって・・」
「八重。大丈夫か?」
颯はそのまま寝てしまう。弘人は頭を掻いてから、颯を担ぎベッドに寝かせた。
「・・・俺は八重のこと・・」
乱れている服。チラッと肌が見える。
「俺はダメだなぁ・・これは酒のせいだ。」
弘人は寝ている颯の服を脱がす。
弘人のスマホが鳴る。弘人は一旦手を止めてスマホを取る。電話だ。
「もしもし?」
『次はいつかな。』
「明日とかどうだ?金はこの前の倍出してくれるんだろ?」
『お前の実力次第だ。俺を楽しませてみろ。』
「期待しておいてくれ」
『じゃあ明日の21時にいつものホテルに。』
弘人はため息をついて、スマホの電源を落とす。
「俺は・・自立なんてできていない。八重。ごめん。約束守れなくて。」
服を脱がすのをやめ、机、キッチンを片付けて家を出た。
ものすごく、頭が痛い。痛みで目を開ける。ここは、弘人の家だ。
「ひろとっ!」
辺りを見ると弘人はいない。スマホで時間を確認すると8時。
「やばっ・・遅刻。」
リビングを覗いても弘人はいない。
「先、出たのかな。」
荷物を持って、家を出る。
「おはよう。もう出るのかい?」
家を出るとおばあちゃんに話しかけられた。
「えーっと。」
「私は、このアパートの大家だよ。この部屋、1日だけ使わせて欲しいって言われてね。昨日の夜遅くに、1人眠ってる人がいるから起きたら代わりに閉めて欲しいって頼まれたのよ。」
大家はそう言いながら颯が出てきた部屋の鍵を閉める。
「1日だけ・・?」
「そうなのよ。家を1日だけって私もびっくりしたのよ。そしたら1ヶ月分の家賃は払うからって。何に使ったの?これは聞いちゃダメねー」
おばあちゃんは颯の肩を叩く。
「・・それで、その人はどこに行きました?」
「ごめんなさいね。そこまでは知らないわ。」
「そうですよね。ありがとうございます。」
おばあちゃんに頭を下げて、急いで大学に向かう。
「颯ー、おそよー」
「あ、ああ・・」
友人が近くに来る。
「なんか落ち込んでるみたいだな。なんかあったのか?」
「・・・た、例えば、昔から片思いしていた人と久しぶりに会って家に誘われて一緒に酒を飲んで、楽しく話していたとするじゃん。次の日、起きた時にはその人がいなくて、家を出た時、大家さんにこの部屋1日だけ貸して欲しいって言われた部屋だったら・・お前、どうする?」
「や、やけに具体的だな。」
「例えば、例えばだからな!」
「お、おう・・」
友人は颯の隣に座り、
「颯には悪いけど、これは遊ばれてるな。」
顎に手を置いて名探偵の様に言う。
「・・お前には言われたくない」
ポロッと本音が出てしまったが、友人には聞かれていなかった。
「遊ばれてるかぁ・・・」
「1日だけってところが余計な。颯は本当の家だと思っていたんだろう。」
「・・物が少なかったよ。必要最低限だけって感じだった。なんて言うんだっけ、ミニマリスト?」
「そんなの遊ばれてたしかないだろ!てか、やっぱり本当にあったことなんだな。」
「あっ・・・。」
「失恋か。よし!俺が奢ってやろう。」
「いいのか?俺お前にミクちゃんとの失恋の時奢ってないけど。」
「まだ失恋してない。」
友人が、スマホを見せてくる。スマホ画面はミクちゃんとの会話。
『ごめんなさい。スマホをトイレに落としちゃって使えなくなっていたんです。やっと新しいものに変えられたので連絡しました。それと、お願いがあって・・私、明日誕生日なんです。それでこれが欲しくて』
ミクちゃんから黒の財布の写真が送られてきている。
「これ・・鴨にされてない?」
「な、なんてこと言うんだ!誕生日なんだから高いのをおねだりするのは当たり前だろ!」
「そうか・・じゃあ失恋した俺に昼食でも奢ってくれ。」
「おう、任せろ。」
弘人に颯は『昨日はありがとう。また会いたいんだけど暇な日教えて』と入れておいた。
手を上げ、挨拶をする。
「おはよう。八重」
「おはよう。弘人」
少し気まずい。
「行こうか。カフェでいい?」
「うん!」
弘人が「行こうか」と言って先導してくれる。
おしゃれなカフェに入り、弘人はコーヒーを颯は紅茶を頼んで、空いている席に座った。
颯が智寧に会って、次の日に早速弘人に連絡していた。
『おはよう。八重です。弘人のお姉さんから連絡先をもらいました。』
と送るとすぐに既読がついて、
『おはよう。良かったよ。それでいつ会う?』
と返ってきた。お互い暇な日を見つけ、会う日が決まった。
「元気にやっていたか?」
「うん。弘人も大丈夫だった?」
「まぁな・・。八重は、大学生か?」
「そうだよ。弘人は研究員?」
「神瀬の親から誘われていたんだけど、断ったんだ。今はコンビニバイトしながら就活中。」
「そっか……なんで断ったの?」
「自立したかったんだ、男学校の時もお世話になっていたから。」
「偉いね……。俺は男学校の謝礼金で大学に通ってるから。全然自立できてないや。」
「八重は俺とは違う。俺は男学校を退学になったから、結局は大学には通えなかった。八重が頑張ったからだよ。」
颯は頬を掻く。
「お待たせしました。コーヒーと紅茶です。」
途中店員さんが来て、頼んだものが置かれる。お辞儀をして応え、店員さんは離れる。
「弘人・・いま、お付き合いしてる人いる?」
紅茶のティーカップを手に取り、ティースプーンを持ちかき混ぜる。
「お付き合いしてる人はいないよ。」
「そっか……」
颯はティーカップに唇をつけて、一口飲む。
「あちっ!」
熱い紅茶で舌を火傷してしまった。
「大丈夫?」
弘人は笑いながら、水が入ったコップを近づけてくれた。今日、会って初めて笑った顔を見た。
「ありがとう。」
水を口に入れる。
「まだ熱かったね。」
「うん・・」
ティーカップを持ってふぅーふぅーと息をかける。
「八重はこの後何もないんだよね。」
「ないよ」
ヒリヒリする舌に氷を当てながら返事をする。
「じゃあさ、この後俺の家来ない?」
「まじか・・」
家だという建物を見上げる。
久しぶりに会って、まさか家に誘われるとは思わず声が漏れる。
弘人の家は、豪華ではないがボロくもない。
「上がって。」
「お邪魔します。」
家具が少ない。必要最低限のものだけが置かれているだけ。
「もっと物が置かれてるかと思ってた。」
「いらなくなって捨てるのがめんどくさいから、置物とかは買わないようにしてるんだ。」
「・・なるほど。」
弘人が「そこ座って」と言う。荷物を置いて座らせてもらう。
「何飲む?コーヒー、緑茶、あと酒。」
「なんでも・・」
「じゃあ酒でも飲むか。八重は強い方?」
「酔うまで飲んだことないから、わかんないや。弘人は強そう。」
「俺も結構強いと思う。最大で10本飲んでも倒れなかった。今度20本行ってみようと思って。」
弘人が缶ビールを、机に置いてくれる。
「いただきます」
乾杯と缶を合わせる。
ゴクゴクと音を鳴らしながら飲む。
「ぷはぁ!」
弘人の豪快な飲み方につい、かっこいいと思ってしまった。
「弘人は、家族と仲が悪いの?」
「兄弟仲はいい。両親とは仲が悪いな。俺の親は、俺達を飾りだと思っているんだ。親を目立たせるための道具だと。思い通りにいかないと、俺達にあたる。」
ちびちび酒を飲みながら話を聞く。
「八重の方はどうなんだ?」
「・・俺は両親がいないんだ。双子の兄が唯一の家族。兄は、男学校には行かずに地元の小学校に進んだからもう何年も会ってない。だから弘人の兄弟が少し羨ましいよ。」
酒の影響なのか、わからない。でももっと弘人と話したいと、質問がいっぱい頭に浮かんでくる。
「弘人の兄弟は、お姉さんだけ?」
「姉さんの前に兄さんがいて、俺の下に弟がいるんだ。」
「多いね。」
「八重の双子っていう関係も少し憧れるけどな。」
「そう?あんまり兄との記憶がないからわかんないんだけどね。」
「会いたいとは思わないのか?」
「今更だから。いつか会えたらなぁ、ぐらいかな。」
「そんなもんか。」
「俺はね。」
最初の気まずい雰囲気からすごく楽しく盛り上がっていた。
颯は3本目を飲み始めた時から酔いが回り始め、
「おれはぁ・・ずっと・・ひろとぉをまっていたんだお・・連絡くるかなぁって・・僕からおれに変えたのもひろとのぉ・・となりを堂々とあるけるとぉ・・おもって・・」
「八重。大丈夫か?」
颯はそのまま寝てしまう。弘人は頭を掻いてから、颯を担ぎベッドに寝かせた。
「・・・俺は八重のこと・・」
乱れている服。チラッと肌が見える。
「俺はダメだなぁ・・これは酒のせいだ。」
弘人は寝ている颯の服を脱がす。
弘人のスマホが鳴る。弘人は一旦手を止めてスマホを取る。電話だ。
「もしもし?」
『次はいつかな。』
「明日とかどうだ?金はこの前の倍出してくれるんだろ?」
『お前の実力次第だ。俺を楽しませてみろ。』
「期待しておいてくれ」
『じゃあ明日の21時にいつものホテルに。』
弘人はため息をついて、スマホの電源を落とす。
「俺は・・自立なんてできていない。八重。ごめん。約束守れなくて。」
服を脱がすのをやめ、机、キッチンを片付けて家を出た。
ものすごく、頭が痛い。痛みで目を開ける。ここは、弘人の家だ。
「ひろとっ!」
辺りを見ると弘人はいない。スマホで時間を確認すると8時。
「やばっ・・遅刻。」
リビングを覗いても弘人はいない。
「先、出たのかな。」
荷物を持って、家を出る。
「おはよう。もう出るのかい?」
家を出るとおばあちゃんに話しかけられた。
「えーっと。」
「私は、このアパートの大家だよ。この部屋、1日だけ使わせて欲しいって言われてね。昨日の夜遅くに、1人眠ってる人がいるから起きたら代わりに閉めて欲しいって頼まれたのよ。」
大家はそう言いながら颯が出てきた部屋の鍵を閉める。
「1日だけ・・?」
「そうなのよ。家を1日だけって私もびっくりしたのよ。そしたら1ヶ月分の家賃は払うからって。何に使ったの?これは聞いちゃダメねー」
おばあちゃんは颯の肩を叩く。
「・・それで、その人はどこに行きました?」
「ごめんなさいね。そこまでは知らないわ。」
「そうですよね。ありがとうございます。」
おばあちゃんに頭を下げて、急いで大学に向かう。
「颯ー、おそよー」
「あ、ああ・・」
友人が近くに来る。
「なんか落ち込んでるみたいだな。なんかあったのか?」
「・・・た、例えば、昔から片思いしていた人と久しぶりに会って家に誘われて一緒に酒を飲んで、楽しく話していたとするじゃん。次の日、起きた時にはその人がいなくて、家を出た時、大家さんにこの部屋1日だけ貸して欲しいって言われた部屋だったら・・お前、どうする?」
「や、やけに具体的だな。」
「例えば、例えばだからな!」
「お、おう・・」
友人は颯の隣に座り、
「颯には悪いけど、これは遊ばれてるな。」
顎に手を置いて名探偵の様に言う。
「・・お前には言われたくない」
ポロッと本音が出てしまったが、友人には聞かれていなかった。
「遊ばれてるかぁ・・・」
「1日だけってところが余計な。颯は本当の家だと思っていたんだろう。」
「・・物が少なかったよ。必要最低限だけって感じだった。なんて言うんだっけ、ミニマリスト?」
「そんなの遊ばれてたしかないだろ!てか、やっぱり本当にあったことなんだな。」
「あっ・・・。」
「失恋か。よし!俺が奢ってやろう。」
「いいのか?俺お前にミクちゃんとの失恋の時奢ってないけど。」
「まだ失恋してない。」
友人が、スマホを見せてくる。スマホ画面はミクちゃんとの会話。
『ごめんなさい。スマホをトイレに落としちゃって使えなくなっていたんです。やっと新しいものに変えられたので連絡しました。それと、お願いがあって・・私、明日誕生日なんです。それでこれが欲しくて』
ミクちゃんから黒の財布の写真が送られてきている。
「これ・・鴨にされてない?」
「な、なんてこと言うんだ!誕生日なんだから高いのをおねだりするのは当たり前だろ!」
「そうか・・じゃあ失恋した俺に昼食でも奢ってくれ。」
「おう、任せろ。」
弘人に颯は『昨日はありがとう。また会いたいんだけど暇な日教えて』と入れておいた。
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