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何も知らないまま
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朝、メールの着信音で目が覚める。スマホを手探りで取り、画面を見る。そこには神瀬直也と表示されていた。
颯は飛び起きる。
『朝早くに悪い。昨日は助かった。白斗から全部聞いた。ありがとう。』
『おはよう。白斗くんは無事?あの後は何もなかった?』
すぐに返すと、即既読になった。
『渋っていたけど、白斗が俺には 話してくれた。学校に相談して家の周りを警備してもらったよ。だから昨日は特に何もなかった。』
『それは良かった・・』
『白斗がお礼したいからまた暇な日来て欲しいって。もう、時間だからまた連絡する。』
手を振る蛍のスタンプが送られてきた。
そのままスマホを閉じる。
颯も大学の準備を始めた。
「なぁ、なぁ、いつまでいると思う?」
友人が友人に耳打ちをする。
「颯が来るまでじゃない?」
「えぇ・・」
颯がよく座っている席に十瑚玲司がなぜか座っている。いつも颯のそばに座る友人は座りづらくてちょっと離れた場所に座った。
「颯くんはいつ来るのかな?」
十瑚が笑みを浮かべながら友人の方を見る。
「朝は連絡無かったので・・後少しで来るんじゃないですか・・?」
十瑚の笑みが怖く感じる。
「せ、せんぱい~もう講義始まっちゃいますよ?ここにいていいんですか?」
「うん、今日は講義ないから。」
友人は、(講義ないなら家でゆっくりしててよ)と心の中で叫んだ。
颯は飛び起きる。
『朝早くに悪い。昨日は助かった。白斗から全部聞いた。ありがとう。』
『おはよう。白斗くんは無事?あの後は何もなかった?』
すぐに返すと、即既読になった。
『渋っていたけど、白斗が俺には 話してくれた。学校に相談して家の周りを警備してもらったよ。だから昨日は特に何もなかった。』
『それは良かった・・』
『白斗がお礼したいからまた暇な日来て欲しいって。もう、時間だからまた連絡する。』
手を振る蛍のスタンプが送られてきた。
そのままスマホを閉じる。
颯も大学の準備を始めた。
「なぁ、なぁ、いつまでいると思う?」
友人が友人に耳打ちをする。
「颯が来るまでじゃない?」
「えぇ・・」
颯がよく座っている席に十瑚玲司がなぜか座っている。いつも颯のそばに座る友人は座りづらくてちょっと離れた場所に座った。
「颯くんはいつ来るのかな?」
十瑚が笑みを浮かべながら友人の方を見る。
「朝は連絡無かったので・・後少しで来るんじゃないですか・・?」
十瑚の笑みが怖く感じる。
「せ、せんぱい~もう講義始まっちゃいますよ?ここにいていいんですか?」
「うん、今日は講義ないから。」
友人は、(講義ないなら家でゆっくりしててよ)と心の中で叫んだ。
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