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そのひゃく
ラス「一緒にベッドイン出来ればなぁ」
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ラスはリシェが愛用しているぬいぐるみのメンテナンス(一日振り二回目)をしながら、ううんと唸っていた。毎度このぬいぐるみを抱っこして眠っているのを思い出し、自分もぬいぐるみになれたらなぁとかおかしい事を考えてしまう。
もふもふと優しい感触に病みつきになってしまうのも無理もない。柔らかいのだから。
「はぁ」
いいなぁ、俺も先輩に抱っこされてみたい。
ちょっとしたやきもちも湧いてしまうものだ。
「…何だお前、帰ってたのか」
買い物から寮に戻ったリシェは、部屋の扉を開けながら言う。
ラスは抱きしめていたぬいぐるみから顔を離し、おかえりなさーいと笑顔を見せた。
「何を買ってきたんですか?」
「貯金箱がもういっぱいだったからな。新しいのを買ってきたんだ。いっぱい入る物を選んできた」
買ってきた品物を机に置く。
「へぇ…凄いですね。よく貯めたもんだ」
「だろう」
流石にあちこち回って疲れたな、と肩を押さえながら呟く。
ラスは慣れない場所に行くのって疲れますよねと同意した。
「どこに行っても人ばっかりでうんざりした。しばらく行かなくてもいいように色々買い溜めしてきたからな」
「俺を誘って行かないから…いつの間にか居なくなっちゃうんだもん」
「お前が一緒だと余計疲れるんだ」
ラスが甘えようとするも、リシェは冷たくあしらった。
一緒に行けば行ったで喧しいし、あちこち振り回されてしまうのが嫌なのだ。だからさっさと単独で学校から出て自分だけの用事を済ませてきた。
その方が気楽で、好きに動ける。
「先輩は意外に疲れやすいですからね…」
彼はぬいぐるみを抱っこしながらスッと立ち上がると、おもむろにリシェのベッドにぬいぐるみを寝かせる。
その後でよいしょと言いながら自分も入り込む。極めて自然に。
「………」
何をしているのか、とリシェは自分のベッドの横に立ち、普通に布団を被りだす相手を見下ろした。冷たく見下ろしているリシェを気にもせずに、ラスは心地良さそうに「はぁ」と一息つく。
リシェの匂いが染み付いている柔らかいベッド。
「何のつもりだ?」
頼んでもいないのに勝手に入るラスに、リシェはあからさまに嫌悪感を剥き出しにする。
片目だけ開け、ラスは「ん?」と反応した。
「疲れ気味の先輩に俺が出来る事は、先輩のベッドを暖める事くらいしかないなぁと思って…ほら、人肌って暖かいですからね」
「人肌…」
「そう、人肌ですよ。俺も先輩の体温を肌で感じたいなあって思います」
それはある意味、変態の発言。そう思うと、リシェはぞわりと背中に悪寒を感じてしまう。良くそんな考えが出てくるものだと。
苛立ち、リシェは自分のベッドに横になったまま寛いでいるラスに向けて「出ろ」と命令する。
「俺のベッドで勝手に寝るな」
「そ、そんな」
ラスは目を開け、寝たままでリシェを見上げて悲しげに声を放つ。前よりは長い付き合いになっているので少しは進展してもいいのではと思うのだが、リシェはそう思っていないのだろうか。
もだもだしていると、痺れを切らしたのかリシェは「退け!!」と怒り出した。
ばさりと布団が剥がされてしまう。
「せ、先輩!!」
「気持ち悪い奴だな!」
「俺は先輩ともっと仲良くなりたいのに!!それに百回目ですよこれが!少しは進みたいと思ってるのに!」
どこまで気持ち悪い行動をしてくるのだろうか。いくら仲良くなりたいと言ったとしても、これは流石に頭がおかしい。
しかも彼は一体何の話を交えているのだろう。たまに変な事を交えるが、無視する。無視するに限る。
悲鳴のような叫び声を上げるラスに対し、リシェはうるさいと一蹴した。
★★異世界学園の変な仲間たち3へ続く★★
読んで下さりありがとうございました!!
もふもふと優しい感触に病みつきになってしまうのも無理もない。柔らかいのだから。
「はぁ」
いいなぁ、俺も先輩に抱っこされてみたい。
ちょっとしたやきもちも湧いてしまうものだ。
「…何だお前、帰ってたのか」
買い物から寮に戻ったリシェは、部屋の扉を開けながら言う。
ラスは抱きしめていたぬいぐるみから顔を離し、おかえりなさーいと笑顔を見せた。
「何を買ってきたんですか?」
「貯金箱がもういっぱいだったからな。新しいのを買ってきたんだ。いっぱい入る物を選んできた」
買ってきた品物を机に置く。
「へぇ…凄いですね。よく貯めたもんだ」
「だろう」
流石にあちこち回って疲れたな、と肩を押さえながら呟く。
ラスは慣れない場所に行くのって疲れますよねと同意した。
「どこに行っても人ばっかりでうんざりした。しばらく行かなくてもいいように色々買い溜めしてきたからな」
「俺を誘って行かないから…いつの間にか居なくなっちゃうんだもん」
「お前が一緒だと余計疲れるんだ」
ラスが甘えようとするも、リシェは冷たくあしらった。
一緒に行けば行ったで喧しいし、あちこち振り回されてしまうのが嫌なのだ。だからさっさと単独で学校から出て自分だけの用事を済ませてきた。
その方が気楽で、好きに動ける。
「先輩は意外に疲れやすいですからね…」
彼はぬいぐるみを抱っこしながらスッと立ち上がると、おもむろにリシェのベッドにぬいぐるみを寝かせる。
その後でよいしょと言いながら自分も入り込む。極めて自然に。
「………」
何をしているのか、とリシェは自分のベッドの横に立ち、普通に布団を被りだす相手を見下ろした。冷たく見下ろしているリシェを気にもせずに、ラスは心地良さそうに「はぁ」と一息つく。
リシェの匂いが染み付いている柔らかいベッド。
「何のつもりだ?」
頼んでもいないのに勝手に入るラスに、リシェはあからさまに嫌悪感を剥き出しにする。
片目だけ開け、ラスは「ん?」と反応した。
「疲れ気味の先輩に俺が出来る事は、先輩のベッドを暖める事くらいしかないなぁと思って…ほら、人肌って暖かいですからね」
「人肌…」
「そう、人肌ですよ。俺も先輩の体温を肌で感じたいなあって思います」
それはある意味、変態の発言。そう思うと、リシェはぞわりと背中に悪寒を感じてしまう。良くそんな考えが出てくるものだと。
苛立ち、リシェは自分のベッドに横になったまま寛いでいるラスに向けて「出ろ」と命令する。
「俺のベッドで勝手に寝るな」
「そ、そんな」
ラスは目を開け、寝たままでリシェを見上げて悲しげに声を放つ。前よりは長い付き合いになっているので少しは進展してもいいのではと思うのだが、リシェはそう思っていないのだろうか。
もだもだしていると、痺れを切らしたのかリシェは「退け!!」と怒り出した。
ばさりと布団が剥がされてしまう。
「せ、先輩!!」
「気持ち悪い奴だな!」
「俺は先輩ともっと仲良くなりたいのに!!それに百回目ですよこれが!少しは進みたいと思ってるのに!」
どこまで気持ち悪い行動をしてくるのだろうか。いくら仲良くなりたいと言ったとしても、これは流石に頭がおかしい。
しかも彼は一体何の話を交えているのだろう。たまに変な事を交えるが、無視する。無視するに限る。
悲鳴のような叫び声を上げるラスに対し、リシェはうるさいと一蹴した。
★★異世界学園の変な仲間たち3へ続く★★
読んで下さりありがとうございました!!
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